ありそうで・・・なさそうなもの・・・冷やし麻婆!
- <全体> 北極イメージの激辛感とも違うコク深い肉味噌麻婆の迫力迫る!
- <タレ> 麻婆餡!確かに花椒アピールの切れ込み痺れが痛快!肉味噌&豆腐に麻婆独特のスパイス感滲む!
- <麺> 弾力に明るさを伝えつつ・・・しっかりタレに絡みつく平型多加水麺!
- <薬味他> 胡瓜のバキバキ歯応え!白髪ネギと大葉の風流さ!麻婆一色ではない楽しさ!
- <ライス割> 麻婆丼は冷えても旨いのだった!
- 総じまして「発見!冷やし麺の新世界!一回食っとけ麻婆好きなら!」
朝から出先へ直行し絞られたオレ・・・。トラブルには何を差し置いてもまず現地へ直行!というのが信条。とは言え、朝飯も喉を通らんかった上に、胃が痛くなる時間帯が長かったぜ。もう午前中で仕事終わった感じ。オフィスのある横浜方面へと向かい、蒲田でランチタイム!。
たしか「せい家」で冷やし担々麺があったはずだ。そう思い込んで突撃してみたら・・・無ぇって!!!。ランチまでショック!!!。ここで本能的に近場で思いついたのが「辛っとろ麻婆麺 あかずきん」さん。
担々麺の代替案としての麻婆麺だったが、実は元から無類の麻婆麺好きなオレ!。以下過去のまとめ。ご参考まで。
<全体> 北極イメージの激辛感とも違うコク深い肉味噌麻婆の迫力迫る!
しかし・・・「冷やし」の「麻婆麺」があったとは本当に偶然の発見でした!。もうそろそろ冷やし系連日連食はいいかな・・・なんて弱気を出していたものですから驚き。きっともう少し、冷やしを食い続けろという、ラーメン神の思し召しでしょうか。迷わずそれを食いましょう!。そしてそれはこんな麺顔でやってきました!。
おおお!たった「キュウリとラディッシュ」の2種がトッピングされるだけで、冷やし麺の感覚を呼び起こすものですねぇ~。器が冷やし向けにアレンジなのもないので、これはちょっと不思議な感覚。熱々麻婆の色合い感じさせながら、涼感を表現してるところが、何となくミスマッチ。それに麻婆餡も冷え冷えなんですねー。冷たい麻婆は人生初体験かもしれない。
そう言えば・・・このメニューでは事前の「辛味表」確認が無かった。あれは調理中に調整を施すのかしら。冷しは予め冷えた餡を作り置きしておかねばならず、調整不可な様子です。
<タレ> 麻婆餡!確かに花椒アピールの切れ込み痺れが痛快!肉味噌&豆腐に麻婆独特のスパイス感滲む!
おおお!正しく期待通りのハード系麻婆の刺激感!。冷えてもパンチとキレが素晴らしいです。町中華のそれとはまた違う本格的なスパイス感。そして・・・とろとろな餡のたるみと絡み方がナイス。山椒系のスパイスがふんだんで、花椒の痺れがシャープに広がる!。そして辣油もなかなかの投入量でキレッキレな唐辛子切れ味が存分です。テーブルセットに山椒セットがあったが・・・美味しく食べるならデフォルトでOK。鶏ガラベースまでは感じることはできませんが、ベースとなってる豆板醤とトーチのコクが分厚く感じさせます。
そう・・・コク深い。スパイス感で刺激させるだけでなく、「醤」のコクや塩気なども、本格的な発酵系の旨みと香りが肉厚と感じます。別にカレーじゃないんだが、それに近いインパクトも感じるんだが・・・気のせいか。
また挽肉と豆腐がいいね。挽肉は単に歯応えじゃなく、肉の旨味をしっかりと麻婆餡全体に吐き出してくれる一方で、逆に餡に絡みまくって肉味噌感を高めてくれる。そこに少し小さい賽の目切りな豆腐。ヒリヒリするほど刺激的な麻婆であっても、挽肉が甘味を与えてくれるし、豆腐のさっぱり感が刺激を吸い込んで抑えてくれる。通常の麻婆麺なら、豆腐は配膳と同時に小ライスの方へ移すんだが、冷やしの場合は無用のようです。豆腐の汁が滲み出て餡が溶けてシャバシャバに変化してしまうことはなし!。落ち着いて食えますな!。
<麺> 弾力に明るさを伝えつつ・・・しっかりタレに絡みつく平型多加水麺!
麺が冷え冷えなのに明るい弾力!。もう見るからに多加水麺で平型フォルム。微妙なうねうね感がありますが、表面はツルツルなので、麻婆餡が綺麗にからんで飴色に光り輝きます。とても絡むので食べるのが楽。つるつるでも餡がトロトロ粘りあるので、持ち上げは完璧です。中太麺の割にはズボボボっと妙に啜りやすい!。なので紙エプロン貰った方がいいっすよ。
また何よりも嬉しいのは、麺がきっちりと冷えている点。ひょっとして冷やし麺を食う時に、ここを一番に注目しているかもしれません。「ひやあつ」でない限り「ひやひや」系は徹底して冷たくすべし!と言うのが自分の心情でして、冷たい麺の風味良さ!引き締まった密度感とプリプリ感!腰つきのキレ!などをすっかり期待してしまう!。当然、ここまで冷やしを徹底されてれば、それら要素は完璧でして、大盛でも良かったくらいです。ライス割する前提でしたから抑えましたがー。とにかくナイスな麺!。
<薬味他> 胡瓜のバキバキ歯応え!白髪ネギと大葉の風流さ!麻婆一色ではない楽しさ!
思えばとてもシンプルなメニュー。具材と餡が一体化した麻婆餡なので。しかし、唯一見た目で冷やし系をアピールするキュウリとラディッシュは、歯応えとして見事です。特にキュウリ。全体的に「とろとろ」「もちもち」「にゅるにゅる」と言った丸みを感じるところに、口の中で雷鳴起こすような「バキバキ」「ぽきぽき」と言った尖りある感覚を表現。そこに白髪ねぎと糸唐辛子が、麻婆餡を絡ませながら巻き込まれるから、歯応えが複雑になり単調さなんて微塵も見当たらない!。麻婆とは言え、一色な歯応えではないわけだ!。
<ライス割> 麻婆丼は冷えても旨いのだった!
麻婆麺でライス割をしない手はないね。それがたとえ冷やしであっても。麻婆餡は冷えても旨いのを知ったからには、やらんと気が済まない。ひょっとして・・・これが一番旨かったかも(爆)。とは言え、熱々な飯を混ぜて麻婆感がぬくもり復活する部分は、より旨かったが!。こちらは、飯を100円、50円、30円と刻んだ設定なので、たとえ腹いっぱいであろうと、一口ライス割でもおススメします!。
総じまして「発見!冷やし麺の新世界!一回食っとけ麻婆好きなら!」
・・・と言う感想。そろそろ冷やし担々麺も毎日食い続けて1か月。冷やし全般だと2か月。ぼちぼち別のテーマを考えていたのだが・・・冷やし麻婆は続けるのは困難か(汗)。できることならそうしたいと思うほど、これはハマるぜ・・・。激しくおススメ!しておくと共に、とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!