「冷やし」をテーマに・・・汁なしと四川を追い求めた結果がここ!
- <酒> エビス生ビール:何と250円での提供なのだった!見過ごせず!
- <全体> 冷ややかさがしっかり伝わり・・・烈火のごときパンチ力が響きそう!
- <タレ> やはり本場四川の山椒パワー!花椒と青山椒の本格痺れで冷たい汗をかく!
- <麺> きっちり氷水締め!中細縮れ麺!しっかりした腰つきにクツクツした歯応えがナイス!
- <挽肉> 深いスパイス封じ込めと肉本来甘みがベストマッチ!
- <モヤシ> やはり落ち着く貴重な箸休め!冷やされた淡い甘みを楽しもう
- <ライス割> 迷わず麺皿へ投入!丁度良いヒタヒタ状態で山椒にむせながら食らう!
- 総じまして「本場の痺れ感!本格の冷やし感!本物の旨さにビールで乾杯!」
- YouTubeにまとめてみました!
先日、ラーメン業界の詳しい方々と話す機会があって、「冷やし中華」と「冷やしラーメン・冷やし麺」の境目って何なんだろうと意見交換みたいなことがありました。そこで明確な答えが出たわけじゃないけど、「汁なし系」と呼べる冷やしだったら「冷やし中華」でもいいんじゃないか?というのが一つの見解。そして「汁なし系」のレベルについては、通常の汁系に比べると「量は三分の一」以下が望ましいね・・・とのいうのがもう一つの見解。そんなわけで、「汁なし系」に近くて刺激度の高い「冷やし担々麺」をネットで探してみることにしました。
要するに「汁なし系」で「四川系」を中心に、冷やしをキーワードに探して見つかったのがこちら「香氣 四川麺条」さん。そして、通勤定期で便利な新宿経由でアクセルしやすい「経堂店」さんへと突撃してまいりました。・・・まだ空は梅雨気分なんだが、商店街は夏祭り気分なのがいいね!。
<酒> エビス生ビール:何と250円での提供なのだった!見過ごせず!
開店直後に紛れ込んで入店したが、そこそこすぐに席が埋まる。ほぼ駅前だからなのか、既に常連客をがっつりと捕まえているからか?。
あああ!本当に今回はクルマを使わずに来て良かった!。なんと250円ですよ生ビールが。ミニグラスなんかじゃなくて、しかもブランドはエビス!。これは絶対に飲むよね!山椒で痺れる前に、予想してなかったビールのサービス価格に痺れてしまいました!。
<全体> 冷ややかさがしっかり伝わり・・・烈火のごときパンチ力が響きそう!
まだ盛夏で気温上昇って感じでもないので、今回はゆっくりと泡を楽しみ味わうが如く、プレミアムなビールを味わうぜ。ゆっくりアロマを楽しんで、残り三分の一程度になったところで、配膳が完了。それはこんな麺顔でした。
おおお!これこれ!汁なし系担々麺の風貌に涼しげな様相。そこに本場四川のシビカラさが滲み出るような迫力。ガラスの器が夏の装いですが、水菜とモヤシで更に冷涼感を高めてます。赤とうがらしが一本だけ入ってますが、辛さのソウルを伝えるが如し。冷ややかさがしっかり伝わり・・・烈火のごときパンチ力を見た目ですでにひ響かせております!
また、白ごまの降りかかりで、シビカラのアクセルに少々のブレーキが掛かっているとも思える。また干しエビとナッツも何気にシビカラ以外の香り高さを感じさせます。
<タレ> やはり本場四川の山椒パワー!花椒と青山椒の本格痺れで冷たい汗をかく!
汁が少ないので、麺を端に寄せて確認してみますが、見た目はフツーの出汁に溶けた芝麻醤の感覚。辣油の影響力は漂うというより、既に全体的に溶けている感覚。なので濃ゆい胡麻色カラーというより、辣油が溶けたオレンジ色というイメージです。実際にこの部分だけ先に味わうと、確かに辛さが主張。確かにレベル的には「烈炎」という見出しも分からなくはないね。
ところが麺を攪拌したり、タレと具材を混ぜ返したりすると、いきなり隠れていたスパイスが押し寄せてくる。森に隠れた騎馬兵が一気に丘陵戦場に現れるが如し。攻め立てます!。久しびりに山椒の刺激にむせたかも。この山椒パワーが実に痛快でさすが担々麺専門店です。花椒の刺激がダイレクトにそそる!。今回はすげーなーっと思ってたら、どうもそれだけではなさそうだ。テーブルセットを見てわかるように「青山椒」も溶けている感覚なのです。痺れと辛さが花椒よりもハード・・・それが青山椒。どうやらダブルの痺れが攻め立てている様子。これにより、辣油も勢いを増し共闘モードでオレの舌を麻痺させてゆく・・・。
<麺> きっちり氷水締め!中細縮れ麺!しっかりした腰つきにクツクツした歯応えがナイス!
そして麺がまた興味深し。中太縮れ麺。こってり系の汁系ラーメンによく出てきそうな質感で、これがまたキンキンに冷えているから楽しめる。冷やすべきはちゃんと徹底して冷やす!これは絶対に氷水で引き締められた感じがありあり。口に当てるだけで冷たさを感じる一方、中に入れて味わうと灼熱の刺激がホットです。COOL & HOT。山椒を地肌にたんまりと貼り付けてくるわけですから!。
麺の香りが個性豊かなタレの中でも、埋没しませんねー。やや軽く芯でもあるのか?と思うほどクツクツとした歯ごたえだし、それが噛むたびに感触がおもろい!。またボコついた縮れフォルムだから、山椒のみならず挽肉等具材もよく引っ掛けてきますし、トータルな味わいとしてもいろいろ変化に富みます。啜りあげてもボコボコ縮れフォルムは、口元や内頬などを明確にタッチして駆け抜けますし、滑りまでアピール力抜群。これはよく選び抜かれた麺の味構成でしょう!。
<挽肉> 深いスパイス封じ込めと肉本来甘みがベストマッチ!
挽肉もスパイスが軽く染み込んでいるし、また醤の味付けが深く味は濃ゆい感覚。軽くしっとりた仕上がりですし、白飯に乗せて食うのがベストか?。また案外と汁を吸い込む傾向があり、後半以降になるとタレをばくばくと吸い込みます。そして最終的には肉味噌的な存在感となって落ち着く・・・。
また干しエビとナッツのカケラが、旨さを高めてます。海老の香ばしさが挽肉にプラス。ナッツは肉に合うに決まってるんですが、やはりふわふわ挽肉の対極にあるカリカリ歯ごたえが混じると痛快!。 深いスパイス封じ込めと肉本来甘みがベストマッチな挽肉です!。
<モヤシ> やはり落ち着く貴重な箸休め!冷やされた淡い甘みを楽しもう
今回は、カイワレ菜とモヤシがあって本当に良かった!。実はパクチーを追加で入れ忘れてしまったんだが、シビカラレベル感的には、これ以上やると厚化粧になるところでした。そんな責立てられた中で、モヤシの瑞々しさとその淡い甘みで救われる。本当に良い箸休めとして高機能を果たしてくれました。歯応えも楽しいし、冷たさもしっかり反映されておる!。旨し!。
<ライス割> 迷わず麺皿へ投入!丁度良いヒタヒタ状態で山椒にむせながら食らう!
そして最後の楽しみ・・・ライス割。今年の夏は冷やし担々麺に集中してしまったが為に、ライス割を止められないわけだが、これでかえって夏太り。
今、個人的に一番悩んでいる問題ですが、もう乗りかかった舟だから食いきってしまえ。丁度良いヒタヒタ状態で山椒にむせながら食らう!ライスの温もりが、シビカラ感を復活させますが、強引にねじ伏せるように食い続けて完食!。
総じまして「本場の痺れ感!本格の冷やし感!本物の旨さにビールで乾杯!」
・・・と言う感想。いやーこれほど本格的で、サービス性も高いブランドとは思いもしてなかったので、妙にコスパ以上のものを感じてしまいましたよ。これはまた伺いたいし、学芸大学周辺にも支店がありそうなので、ちょくちょくと利用させてもらいましょう!。次回は少しシビカラを下げてからパクチー追加で攻めてみるつもり。この日探していた通りの味とレベルの達成感!満足感と高揚感をキープしたまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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