久しぶりに麻婆魂に火がついた?
もう5〜6年前の話ですが、麻婆ラーメンにどハマりした時期がございまして、その頃まとめた拙ブログが以下の通りです。ほんとあの頃はどうしてあんな拉麺探究心があったのだろう。しばらく封印していたのですが、久しぶりに麻婆系拉麺にトライです。
ちゅーか快晴の秋の休日と言うのに、遠出をするもの面倒臭く、何かエポックな拉麺活動が地元でできんかとうだうだ考えた挙句の所業でございます。今回は「一圓」。となれば・・・・まずは名物のあれからスタート。
<ジャンボ餃子> 一圓と言えばこれ!デカさ3倍?もっちりカリカリ焼皮!餡から迸る肉汁野菜汁!
最近10円値上げで一個150円也。それでもお得感ありあり。通常の餃子の2倍〜3倍のデカさです。餡がガッツリ詰まってるので箸でつまむと重みを感じます。
ニンニクもふわっと香り、さらに甘味を感じさせる野菜の量も多い感覚。また豚ひき肉の肉汁が噛むと迸りますが、野菜の汁もいい感じで弾けます。優しい肉塩気に野菜甘みが馴染んで優しくも頼もしい旨さ。これを酢と胡椒のみのタレに浸して味わうと最高でございます。
餃子は皮が命!これが非常に良いわ!焼に触れない部分はモチモチとした仕上がりで小麦粉の味わいあり。そこに肉厚で蒸し焼き状態で、鉄板で焼き付けられた焦げ目も当然旨い!。カリカリとしながらも肉厚感あります。モチモチもっちり&カリカリサクサクとした食感を楽しむばかりです!。調子に乗って4個も頼んだので拉麺食らう前に腹がはる(汗)。
<キリンラガー> 定番ブランド!ホップの痛快な苦味に淡麗なキレ!磨かれて軽やかな味とのど越し!
餃子が熱々過ぎて口の中を火傷しそう?そんな時には冷たい麦酒を流し込むのです。平成になって生まれ変わった生のラガーですが、若いとき自宅でビールを飲み過ぎ親から叱られたものでした。
味にも時代の流れというか、キレ味が増したような感覚。ホップの苦みも痛快ながらも、ズシリとした旨味を感じつつ、昔の記憶より軽やかな後味を感じるます。やはり外で飲む瓶ビールとあって、やけに旨く感じる。
<アサヒ黒生> コクが強過ぎず程よい黒ビール実にすっきりとキレがあるのに、黒独特の重み!
黒ビールと言えばギネスとかモルツ?。アサヒの黒がこんなに優しく円やかな旨さだとは!。コクが強すぎて後半あぐねることが多い黒ビール。これが実にすっきりとキレがあるのに、黒独特の重みも感じさせます。また、ボトルとそのラベルの全体がすこしカッコいいよね。これは凄く嬉しい発見でしたので、どこかのビアホールでこれをやりたいと思いを馳せている次第。
<全体> 淡い塩出汁に覆い被さる熱々赤黒麻婆餡!辣油も散らばりじわじわと全体に溶けゆく!
麻婆麺は、町中華的メニューだと思うのだけど、東京では、麻婆麺専門店や本格的中華料理店でも出すようになって花椒塩が溶ける四川系がメインになってるイメージです。そんなムーブメントに微動だにしない町中華系麺顔ではないか。
餡の赤黒さにまず納得。甜麺醤と豆板醤のニュアンスが伝わるようす。また挽肉と豆腐の量も多めで納得感もありあり。本来なら〆に白飯を追加したいところですが、ジャンボ餃子と麦酒ですでに少し腹パンだったので、この一杯に全力集中です。
<麻婆餡> 刺激あってコク深し!それでいて円やか!辛さと甘さの拮抗?豆腐の水分でじわじわ緩やか!
花椒塩なしで唐辛子主体の辛味でしょうか。まさしく町中華の麻婆ってな感覚で、餡のとろとろ加減と熱々加減は、家庭では出せない旨さに感じます。辛さは豆板醤は餡に溶け、足された辣油が浮いて散らばると言う展開でしょうか。そこに挽肉と一緒に炒められた甜麺醤のコクと香りが広がります。後味は辛味から甘味に変化する様子。また食べ進めると、豆腐からじわじわと水分が滲み出して緩やかになります。
豆腐と挽肉が多めなのが嬉しい。豆腐は麺に絡みづらく抜け落ちてしまうので、後でレンゲで掬って旨し。ガチ麻婆豆腐感覚で楽しめます。また挽肉は粒が大きめなのが好印象で、麻婆の味わい染みた粒を噛み締めて楽しむのも一興かと!。
<出汁> ベースはあっさり塩味!麻婆餡に支配され全体的に円やか辛味醤油味に収まる
この麻婆麺は、醤油と塩とで選べるのですが、麻婆で塩系は珍しいと思い塩をチョイス。実は塩餡麻婆かと妄想したんだが、ベースの出汁が変わるだけらしい。ただこれはこれで好印象。味が濃ゆい麻婆餡を全体で受け止めてまとまった感じにさせれくれるようです。
<麺> 麻婆餡が絡みやすく柔らかすぎず固すぎないしなやかさ!多加水ストレート麺!餡と一体!
程よく素地を感じるか?。ちゃんとグルテンの風味が残れる様な絶妙加減が素晴らしい。ここを気に入っているのは、麺が柔らかすぎないと言うところかもしれません。後半になって汁を吸い込むのが早くなるのを計算してるのでしょうかね。
前半は、スパスパと前歯で当て力を入れるとスパスパっと切れる最後に風味を感じる瞬間があります。味が濃ゆい麻婆餡がゆっくりと麺の風合いに染み込んでゆく。もともと黄色い地肌の中華麺により一層、麻婆の色に染まってゆくようです。麻婆餡に絡む挽肉や具材と良く絡むところがいいね。
総じまして「町中華感溢れ熱々刺激!親しみすら感じる麻婆麺!」
・・・と言う感動の嵐!。麻婆なら麺より飯だろ!と絶対ツッコミ入るでしょうが、麺をさらえた後に白飯追加で両方楽しむ方法もありなむかと。また餡と麺が絡まる姿はこの一品の良いところ。麻婆麺って実は奥深いかと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って締めたいと思います!
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!