しっかりと成都と正宗の違いを表現する汁なし担々麺専門店
汁なし担々麺 ここから (東京・三軒茶屋) 汁なし担々麺 醤油 +半ライス + ヱビスビール小瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> ヱビスビール小瓶:ラー食と合わせる質と量・・・これが一番納得感があるかもしれぬ
- <全体> 本格的な迫力にコンテンポラリーさが滲む・・・質の高さがありあり!汁はなしなし!
- <タレ> 自家製辣油はシャープな辛キレの中に香辛の旨味が滲む!中国醤油の風合いも軽やか!
- <挽肉類> 粗挽き肉は軽やかで乾いた山椒感覚&中国醤油の円やかさ!湿った花椒塩がじっとりと包み込む旨さ!
- <麺>こりゃ驚く! なんともモッチリしつつ・・・貼りつくようなシットリさが心地よいのだ!
- <他具材> 小松菜のフレッシュな苦味がスパイス麻痺を洗い落とす!カシューナッツの乾いたコリコリ感がコケティッシュ!
- <飯割り> 汁なし担々麺ではどうしてもこれをスルーできないオレ
- 総じまして「旨さ本物!本場本格迫力とコンテンポラリーさが融合するハイブリッド崇高汁なし担々麺!」
実はワシ・・・汁なし担担麺大好き人間。一時期、相当食いまくったこともあります。10年ほど前?・・・まだ台湾まぜそばも東京では珍しかった以前。東京で汁なし担担麺を探すのも、少しばかり苦労したものですよ。それが今となっては夏場は冷やしもあったり、すっかり馴染んだメニューとなりましたね。ご参考までに食いまくった記憶を下記にてご参照。
そんな中、三軒茶屋には良い汁なし担担麺があるのです。以前は3店舗あったと記憶していたが、そのうち「月曜日の担担麺」という間借り営業店が知らぬ間になくなっていたのが残念。食いのがしたーーーーっと悔しがっていたところ、実はそれが間借りではなくなり独立オープンしただけと知りました。それが今回訪問の「ここから」さん。慌てて突撃訪問!。
メニューチェック!。すると汁なし担々麺には「醤油」と「胡麻」とがあり、辛さと痺れの調整あり。なんと成都式と正宗式と両方味わえるという心憎さじゃないか!。2種を両看板にしてるってところも探すとなかなか難しい。今回は、おそらく成都式と思われる「醤油」から食させてもらいます。もちろん、辛さも痺れも両方多めでね!。
<酒> ヱビスビール小瓶:ラー食と合わせる質と量・・・これが一番納得感があるかもしれぬ
いろいろお酒のラインナップもあり、クラフトビールなんかも良さそうだったんですが、ちょっとお高いのもあってこれ「ヱビス小瓶」。いつもは中瓶空けて、プハーーっとやりたいところですが、最後にライス割する前提ですから、小瓶程度がよろしかろうです。
それにしても、プレミアムヱビスはやっぱり瓶の方が旨いよねーーー。何がどうと言うことはないが、馴染み深い麦芽100%の苦味とコクは、味の濃ゆい料理にも合うし!。などと感じているとあっという間に一本空けてしまうが、やはりビールは別腹なのだと旨さを痛感。
<全体> 本格的な迫力にコンテンポラリーさが滲む・・・質の高さがありあり!汁はなしなし!
空いた状態でゆっくり過ごそうと思ってたら、次々にあと客が入店。一気に満席・・・やっぱりもはや人気店なのね。もう一本、今度はクラフトビールもと思ったが控えさせてもらいました。そんな手持ぶたさを少し感じたところで、ようやく配膳が完了!。それはこんな麺顔です。
おおお!これは実に本格的痺れと辛さが匂い立つ成都式な存在感!しかも本格的四川と言うより・・・どこかしら現代風センスを感じさせる落ち着き感!。深い挽肉とスパイスの色合いとは一転して、麺の大人しい風合いが何ともコントラストを感じさせ旨そう!。また薬味のネギだけでなく、小松菜のフレッシュさがありありと目に飛び込む青さがいいね!。もう食う前から旨いに違いないと確信するアピール感ですよ!。
<タレ> 自家製辣油はシャープな辛キレの中に香辛の旨味が滲む!中国醤油の風合いも軽やか!
本当はよ〜く混ぜ混ぜしてしまうのですが、その前にタレを確認。レンゲを使って麺を持ち上げ、丼の底を確認いたしますが、じっとりと深く鮮烈な赤い辣油がうごめいています。知った味とは言え、まずは舐めてみるが・・・単に辛いだけでなく、辛さに味と香味が滲み・・・このまま白飯にかけても旨いかもしれんと思える質感がいいね。後追いで追加された山椒のパンチもゆっくり滲んで加速するのでしょうが、カシューナッツを絡めて食らうとこれまた酒のツマミとしては最適な味わい!。うう・・・シンプルに旨いじゃないか!。一通り味を確かめてからは、一気に混ぜ混ぜ。これにより麺の風味が移るとともに、空気と油も混じり合って乳化してゆきます・・・。
<挽肉類> 粗挽き肉は軽やかで乾いた山椒感覚&中国醤油の円やかさ!湿った花椒塩がじっとりと包み込む旨さ!
挽肉はやや乾いて見えますが、それはスパイスが掛かっているため。実はとてもしっとりとしており、フカフカと柔らかいです。挽肉自体の旨味も芳醇で、ここに山椒をはじめとするスパイスも滲みます。しかしそれは大人しめ。山椒は乾いた粉状のものと、しっとりした細粒状なものと2種類あり、同じようでも痺れの伝わりかたが違います。挽肉には乾いたものが滲むため意外強くとピリピリと痺れを伝えます。また中国の醤油を使ったのがありありと分かり、独特な風合いとコクが挽肉にも滲んでいる様子。
一方の湿った方は、はっきりと花椒塩のニュアンスを伝える一方、痺れはジリジリとした刺激で滋味を深く感じさせるもの。唐辛子が細かく入っているため、やや全体的には赤っぽく見えますし、また辣油との絡みも良さそうです。おそらく辛さと痺れの調整はこの湿った部分の量かなと感じますが、痺れと辛さ自体に程よい味わいがありますので、少々食べ慣れた方なら絶対に増した方が良いでしょう。
更に挽肉は辣油と唐辛子・・・そして花椒塩に絡むだけでなく、カシューナッツとも絡み合います。この乾いたナッツの風合いが湿った挽肉にベストマッチ。香りのコントラスト、歯応えのコントラスト、二重のコントラストの重なり合いで、旨さが一気に立体的に広がると言う味の仕組みですな。
<麺>こりゃ驚く! なんともモッチリしつつ・・・貼りつくようなシットリさが心地よいのだ!
このような極上のタレと挽肉・・・そしてスパイスと混じる麺。実はこれが旨かったのだ!。汁なし担担麺だと、もっちり中太麺で明るく食わせるタイプと、極細に近い形でクツクツと食わせるタイプがあるが、その両方のいいとこ取りって感じすらあり。
どちらかと言うとモッチリした方に感じるんですが、これがなんとも貼りつくような地肌をしており、とてもしなやか。絡みつくのがハンパなし。挽肉とカシューナッツをひっかけまくります。もちもちした食感に、フカフカした挽肉、そしてコリコリしたナッツ・・・それら旨味が、痺辛味わいに塗れると唾液が溢れまくりですよ!。
また思いのほか、麺自体にも味わいを感じるような印象で、密度感がやや高いためか噛みしめると麺の味すら微かに感じるほど。個性極まる汁なし担担の味風景でも、麺の旨さが埋もれてないっすよ。一通り楽しんでからは、テーブルセットにある蜜柑酢を少し入れましょう。辛さに酸味が合うからですが、酸っぱさを通り過ぎれば、タレにコクが新たに生まれる印象で、また味わいが増し食欲も一気に加速です。
<他具材> 小松菜のフレッシュな苦味がスパイス麻痺を洗い落とす!カシューナッツの乾いたコリコリ感がコケティッシュ!
てっきり青梗菜が乗ると思ってたが、小松菜でした。それも結構しっかり入ってる。この小松菜のフレッシュな苦味がいいね。痺れと辛さの味風景に、軽く酸味が加わり、最後に野菜的な苦味がプラス。単に箸休め的に摘むものだと思っていたが、これは混ぜ合わせて一体化して食った方がナイスでしょう。柔らかいザクザク感もプラスされ、またそこにぶつかるカシューナッツのカリカリ歯応えがクローズアップされう味風景。口の中に少しコケティッシュな面白さを感じる瞬間。
<飯割り> 汁なし担々麺ではどうしてもこれをスルーできないオレ
たとえ正月太りであろうと、汁なし担々麺の最後にライス割をせずに帰るわけにはいかぬ。適当なタイミングでコールしましょう。あえて挽肉を適当に余らせたりしてね・・・。
もうこれは解説不要の旨さかと!。このライス割も含めて、辛さと痺れは多めでいったほうがいいかと。レンゲでかき混ぜるとき、随分調子に乗ってカチャカチャ音を立ててしまったが申し訳ない。隣の男性の視線に気づくのがやや遅かったので、この場で謝ります・・・m(_ _)m 。
総じまして「旨さ本物!本場本格迫力とコンテンポラリーさが融合するハイブリッド崇高汁なし担々麺!」
・・・と言う感動!。汁なし好きなら絶対食っといた方がいいですよ。さすがグルメな三軒茶屋ですから、駅の南側にもある名店と食べ比べしても面白そう。また成都式・正宗式と違いを楽しむのも一興。これは確実に再訪問決定でございます。田園都市線利用者なら激しくオススメ!。そんな興奮を抑えつつ・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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