すっかり夏の風物詩・・・冷やしの担々麺ジャンル!
くじら食堂 nonowa東小金井店 (東京・東小金井) [限定]冷し濃厚い坦々麺 + キャベチャー + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> サッポロラガービール赤星:現存する日本最古のブランドビール!今日も懲りずにあおってきたよ
- <キャベチャー> ごま油と醤油味のタレでいくらでも食える旨さ!お代わり自由じゃありません・・・
- <全体> 正宗式の胡麻味系の優しい風貌に・・ガッツリ成都式のトッピングがかぶさったイメージ
- <スープ> 結構しっかり濃ゆい胡麻味と辣油&スパイスの刺激!完璧なる正宗&成都の融合!食欲中枢刺激まくり!
- <麺> 自家製麺:ご存知ピロピロ平打ち手もみ麺!冷気にハードに引き締まるヌチヌチ歯応え!絡みが抜群!
- <挽肉> スープに負けないしっかり辛味!されど肉味マイルドで白飯を欲するような旨さ!
- <他具材> カシューナッツのクランキーさと極粗挽肉のソフトさの絡み合い最高!クタるモヤシはハード麺と絡みまくり!
- 総じまして「濃ゆいコク!爽快なる刺激!まさにハイレベル!冷たく汗かく極上冷やし担々!この夏食うべし!」
さて「冷やし担々麺」と言うジャンル。この10年で「冷やし系」は冷やし中華からすごく発展しており、「冷やしラーメン」「冷やし担々麺」などバリエーションが増えて根付いた感覚。特に冷やし担々麺は、すっかり夏の中華屋で見かけるようになり、ジャンルを確立したかと感じております。
ちなみに、冷やし中華のみならず、2019年は都内の冷やし担々麺を食いまくりまして・・・その記録を下記にご参考まで。
<酒> サッポロラガービール赤星:現存する日本最古のブランドビール!今日も懲りずにあおってきたよ
もう今年の夏は、そんな冷やし担々麺に特化した連食はしないつもりですが、できることならビールだけは毎回欠かしたくないものです。ご存知、サッポロ赤星がこの店にはあるので、それも大きな訪問理由です。生ジョッキがあろうとも、私は赤星の中瓶をチョイスです。
嗚呼、もう緊急事態宣言解除になり、6月が新たに始まるんだねー・・・、そんなモヤモヤした気分が沸きますが、赤星を飲めば白い泡が洗い流してくれます。一時的ではありますが:汗。こうやって人は酒に溺れて行くのでしょうか。スマホアプリで付けてる家計簿を眺めると、やっぱり4月以降は、家飲みに切り替えたから飲み代が減ってるけど・・・思うように減ってない??。外で飲む以上に、家では飲む量が増えてるようですー・・・:汗。肝臓を労ろう・・・。
<キャベチャー> ごま油と醤油味のタレでいくらでも食える旨さ!お代わり自由じゃありません・・・
野菜と摂りましょう!と言うことでキャベチャーを追加。家系だったらラーメンにぶち込んでしまいますが、お酒のつまみとして個別にいただきました。こいつが異様に旨いではないか!。ごま油が効いたさっぱり醤油ダレで、これが箸が止まらない。もう少しチャーシューがあってもいいんじゃ?とは感じたものの、キャベツがマジ旨いのでちっぽけな不満は相殺です。ここが鳥貴族だったらと思うのはオレだけなのだろうか・・・もっとくれぃ〜。
<全体> 正宗式の胡麻味系の優しい風貌に・・ガッツリ成都式のトッピングがかぶさったイメージ
いい感じで小腹が満たされたかに思えて、実はキャベチャーの旨さで空腹感がよりリアルになっただけでした:笑。そろそろ来ないかな・・・と待ってたところ、他客と注文が合って生産ロットがタイミング良かったのか?早めに配膳が進んでご機嫌でございます。それはこんな麺顔!。
おおお!これは凄く旨そう!挽肉の粒が大きくボリューミー。それに味が深そうでたまらん上に、カシューナッツも負けずに多め。これだけでも興奮!。それにスープは濃厚そうな胡麻風味感覚がありありでリッチな雰囲気。そこに辣油が垂れ込めているが、芝麻醤の色合いを背景にくっきりと浮かび上がってます。担々麺としては、トッピングは成都式を思わせるパンチ力!スープはベースとして正宗式と言うハイブリッド感。近年、この区分も曖昧になったイメージですが・・・2020夏の先端冷やし系としてのプレゼンスは大いにあります!。
<スープ> 結構しっかり濃ゆい胡麻味と辣油&スパイスの刺激!完璧なる正宗&成都の融合!食欲中枢刺激まくり!
さてこの冷やし担々麺・・・スープを啜った瞬間に上出来!と確信しました。表題の「濃い」と言う意味の通り、濃厚な旨味が実にナイス!。汁なし系ならいざ知らず、汁あり系の冷やし担々麺では、シャバっとした汁かんであることが多いんですよね。夏場にさっぱりしたいと言うニーズにはマッチしてますが、個人的にはそれだと、芝麻醤のコクと言うか、胡麻感覚の風味と言ったものまで薄くなってしまう・・・。それをしっかりカバーしている。いやそれ以上に際立って、濃ゆいけどマイルドな旨味に高めているようです。
そして辣油が結構しっかり響く。シャープにも感じるキレがあり、おそらく自家製辣油かと。山椒等スパイスエキスが滲んでるところが秀逸です。またかき混ぜると一層に思うが、挽肉からも肉味と炒めたスパイス感が浸透して行く感覚。これが辣油のエキスにぴったりと融合し、成都式を思わせるパンチ力を生んでいるようです。冒頭から食欲中枢を蹂躙しまくり!。
<麺> 自家製麺:ご存知ピロピロ平打ち手もみ麺!冷気にハードに引き締まるヌチヌチ歯応え!絡みが抜群!
久しぶりのくじら食堂の、平打ち手もみピロピロ麺。いつもは優しくモチモチした食感と、素朴なボコっとした滑りをイメージするところですが、今回は結構ハード!。冷気で引き締まっているのは確実で、ヌツヌツとしており意識して噛みちぎる感覚で食らい続けます。
少々粘度があるスープですから、このボコボコピロピロな捩れとすごく絡みつくのがいいね!。味をしっかり受けて噛み締めると、確かに胡麻コクと辣油の香味パンチが鼻腔を抜ける!。そのあと、そして唾液が迸り甘味を感じるところを、スープが進入してくる味風景です。麺の密度感あるグルテンが感じ取れ、噛み締めて炭水化物の風味がありあり。
挽肉やナッツも絡ませて引き連れ、それらが混ざるランダムな歯応えも見もの。絡んだ青菜がざくりと弾けつつ・・・フレッシュさを放つのも面白いです。全体をかき混ぜすぎない程度が、個人的にはこれらが明確に感じ取れて好きです。
<挽肉> スープに負けないしっかり辛味!されど肉味マイルドで白飯を欲するような旨さ!
この挽肉感も圧倒的に旨いです。粗くて大粒なのがもっとも旨さが分かりやすいところ。噛み締めると肉汁と味付け旨味が滲み出ます。全体的に甘辛い味わい。醤油の塩気にマイルドなタレが浸透しているような感覚です。山椒などスパイスも程よし。花椒塩などバシバシ決めてくるハードさはなく、バランス良い刺激感です。
甘辛いと言ったけど、やや辛さが優勢なイメージ。コク深さから甜麺醤など忍んでいるかもしれませんが、塩気は味噌か?。八丁味噌というコクなのか?それとも豆板醤の忍ばせなのかは不明ですが、真偽は別として、甜麺醤と辛味噌の融合ってな感覚でしょうか・・・。なので白飯に絶対に合うと確信できます。
<他具材> カシューナッツのクランキーさと極粗挽肉のソフトさの絡み合い最高!クタるモヤシはハード麺と絡みまくり!
カシューナッツもいい仕事をします。軽い食感で砕ける淡いクランキーさ。乾いた風味がまた丼の中では異色です。そしてねっとりしたひき肉とも非常に絡みやすい!。食が進むとこれらが一体化して、ふわふわコリコリ感覚が入り混じる中、濃ゆい担々エキスが覆い尽くすのが実に美味しいところです。
また何気にクタったモヤシがいい。ヌチヌチした太く縮れた麺によく絡み、麺と同様にスープを浸透させながらシャクリシャクリとした歯応えがいい感じです。これが麺の歯応えと混じり合うと、一気に複雑な楽しさを叶えてくれて・・・更にバクバク食いたくなる!
総じまして「濃ゆいコク!爽快なる刺激!まさにハイレベル!冷たく汗かく極上冷やし担々!この夏食うべし!」
・・・と言う感動!。実に内容の濃ゆい一杯で、2020夏の初冷やし担々を飾るには実にふさわしい!。これに限らず、何食っても旨いし、限定も頻繁に提供してくれますから、機会があればいかがでしょう?。駅舎と建物が直結してますので、駅近便利。中央線界隈でラーメン活動するなら、激しくオススメ!でございます。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!