【今週のラーメン１７７９】コ！ピーピー小杉店（川崎・武蔵小杉）トムヤンクンヌードル／ランチセット

　先日、最近ドツボにハマっている「ＢＡＫＡＳＯＵＬＡＳＩＡ」へ行こう！と思っていたら休みでした・・・・。実は、その店を探し出す前に間違って入りそうになった店がありまして、それが「コ！ピーピー」という得体のしれない名前が付く店です。なんか名前から、「お腹ピーピー芸人」を連想してしまいますが、激辛でお腹がピーピーしてしまいそうで怖いです。なんだけど・・・・女性客がどんどんとこの店に入っていくのね！中には近くの高層マンションの住人とおぼしきママたちもいたりして。ビビりながらも店に入っていくと、客入り６割程度で寂しくもない状況ですが、なんと見事に全員女性客でっせ・・・。場違いな私。オヤジであることを恥じる瞬間。引き返すか・・・と思っていたら、とても軽やかににこやかに、いらっしゃいませ〜っと誘導され・・・・すごすごと女性団体客の隙間のテーブルにピットインです。なんか・・・・恥ずかしがりなので調子狂うな・・・・。

【スープ：辛い＞酸っぱい＞スパイシー＞甘い・・・・そして旨い！】

　配膳の瞬間、さすが女性に人気が出そうな可愛いセットな雰囲気があります。プラスチックのお盆に、こじんまりした麺丼と、小皿が２つ。その内一つはデザートです。オヤジとしては少し照れますな・・・・。最初はトムヤムクンヌードル単品でお願いしたのですが、単品で８９０円。セットで９００円だったか・・・・だったらお得な方を選びましょうとご説明を受けます。ちなみに、中々の接客でホスピタリティは意外に高いです。

　さて肝心のトムヤムクンヌードルですが、中々濃ゆいタイプのトムヤムクン。何が濃いかというと「辛味」でしょうか。レモングラスやパクチーの清涼感と酸っぱさは当然ありますが、最近食ってきた中では、一味とか辣油に近い辛さが多めです。そしていろんなスパイス感。スパイスのことは詳しくないので省略しますが、加えて海鮮の旨味も滲んでいるようにも感じます。辛いシーフードカレーを食ったときのような爽やかさ。そこに一味系のスパイスがジリジリと響きつつ、エスニック系ハーブが優しく包むという感覚でしょうか。以外にパクチーの苦みは柔らかかったのも印象的かも・・・・・。

　うーん・・・・だんだんとクセになってきたぞ。このエスニックならではのシャープなスパイスの切れ味は！！

【麺：もちもち度合が抑え目でスパスパ千切れる平状米粉麺】

　エスニック系の食材店でも、最近はフォーの種類が増えてきたと思いますし、大型スーパーでも手が入るほどポピュラーな食材になりましたね。特別、これまで食ってきた麺とどう違うなどないのですが、比較的、モチモチして伸びがある性質を抑えたような千切り感覚。反面、スパスパと切れ込みが心地よくてリズミカルに食えます。さらに透明感あって滑らかのようで、ちょっぴりザラツキを覚える地肌。そこに濃厚なトムヤムクンスープが染み込むように辛味ます。染まるといった感覚かも。辛そうなのだけど、すすり上げて蒸せることなく、スルスルと食えるのが印象的。だいぶこういった麺にも慣れてきたかも。

【具：海鮮と袋茸がボリューミーで柔らか旨し！】

　トッピングの烏賊がとても柔らかくてプリプリしていて美味しい！トムヤムクン食って烏賊が旨いと思ったのは今回が初めてかも。小エビのプリプリっとした感覚も味わい深く、これらがきっといい出汁加減の決めてになっていると思えます。また、今回はとても袋茸が多くてグッド！一見、味わいもなく、ただスープとからまってプヨプヨしているだけのようだけど、独特の酸味を含んだ香りが印象的。スープに絡むのも食べる側としては楽しいです。またモヤシや根菜系の野菜が少し入っていて、シャリシャリとした歯ごたえと野菜の汁の甘さがナイス！これはヘルシーに野菜をたくさん摂れるので、女性に限らず、オッサンとしてもウケることこの上なしです。

　さて・・・・セットにあった小皿。揚げた麩のようなものに、すり身が乗っかっているもの。そこにケチャップベースの甘いタレで味付けです。サラダ感覚か？？　ただ・・・・ちょっと冷たかったのとサクサク感が少なかったところがあったかな〜。また、デザートは、ココナッツミルクベースの甘いタレにかわいい白玉みたいなのが浮いています。モチモチとしてとても旨い！そして、練乳とは言わんがとても甘い！！！！　そうそう、思いだした思い出した。遥か昔、タイ出張で食った屋台のスイーツもやったら甘かったっけ。タイって意外とスイーツが甘く濃いのだったよな〜っと懐かしみました。最後は、ホットウーロン茶でお口直ししてフィニッシュ。まさに乙女のランチでありました。