ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1782】 ペパーミントカフェ (東京・吉祥寺) タイの屋台ラーメン/パミーナーム


 引き続き同じ店です。決して前レビ引き続き店内連食ではありません。また、いやがらせでもありません。いいかも!と思える店は、連続してでも訪問して食いたい・・・単にそういう思いです。 そして・・・・・何より前回の「トムヤムクンヌードル」と迷って食い逃した一品がどうしても気になるのでして、井の頭公園の散歩ついでにまた訪問してしまいました。


  






 それにしても・・・どうしてタイ料理屋ってのは、女子会やら、若い方々の会食が多いのかね〜。吉祥寺という場所柄もあるのだろうけど、またくたびれたおっさんなる私が、今回もアウェー気分で片隅で遠慮しながら食うのでした。


  











【スープ:味重ねをお好みで創る!タイの調味料の使い方を知る】


<「キャンバス」のようなベーススープ!味を重ねるのが前提の超あっさり味>


 ランチでのセットメニュー化を前提としているのか、わりとこじんまりしている器感。ま、軽い気持ちでおやつ気分にはもってこいであり、女性サイズとも言えます。最近幾度となく訪れているタイ料理店なので、見栄えは期待通り。特に、豚ひき肉が、出汁感を高めているような感覚で対峙します。そして、ひと啜り・・・・。すると、淡麗??というより、味薄い!!と正直感じてしまう。悪くはないし、豚肉のエキス感やら鶏の香味もほのか〜に感じるけど、塩気が足らない。







 これは、【ここから調味料で自らのお好みで味を完成させてください】という、明らかな趣向です。前回のトムヤムクンヌードルの時も実はそうであったのかもしれませんね・・・。









<「クルワンプルーン」の使い方/濃く・さっぱり・コク・辛味>


 説明書きが実に丁寧です。どこのタイ料理屋にいっても、大抵4つの調味料が組み合わさったセットを準備されますが、それを「クルワンプルーン」ということを、今知りました。そして、それぞれには、次のような意味があるようです。

 1)ナンプラー:これはスープ自体の「味を濃くする」ためのもの
 2)酢(ブリックナムソム):酸味で「さっぱり」とさせたいためのもの
 3)グラニュー糖(ナムターン):甘みで「甘み(コク)」を引き出すためのもの
 4)唐辛子(ブリックボン):言わずとしれた「辛さ」を増すためのもの

 そしてご丁寧に、店長おすすめレシピも表示されてます。それに従うが一番でしょう!「ナンプラー2杯」「酢2杯」「砂糖1杯」「唐辛子「0.5杯」といたしました。砂糖が気になるので、まずはレンゲの中で合わせて、箸で溶きながら全体に調和させます。








ナンプラーと酢による味の広がり!唐辛子のスパン!としたキレがナイス!>


 さすがにベストマッチ!まったく味わいが変わってきます。本格的〜と思える色濃いエスニック感が一気に立ち上る感覚! まず「ナンプラー」の香ばしさがたまらん!実は魚醤というちょっとクセがあり、それがまた惹きつけるのだけど、こちらには生ニンニクのかけらが漬けられていて味わいのボディー感が一気に深まる。そのナンプラーの香ばしさに「酢」がうまく化合して広がるという感覚で、これは実に痛快にエスニック感が高まります。







 さらに・・・0.5杯しか投入していない「唐辛子」が、味わいキレを与えるようなエッジングを演出します。香ばしさ/酸味・・・それに辛味のジリジリ感に・・・トッピングの「パクチー」で味わいが見事に決まる! そういえば砂糖も入れていたのだが、隠し味程度の演出かも。口当たりがマイルドになるように砂糖が働いている程度かもしれません。














【麺:言わば・・・よくある卵麺!馴染み深いとも言える親近感】


 実は、この一杯は、麺を選ぶことによって、料理名称が変わる。前回は米粉麺であったから、今回は卵麺。それだと「バミーナーム」という名称。もし米粉麺だと「クイッティオナーム」。単にそれぞれの麺の名称をタイ語に翻訳しただけだろうと思うけど、正確なところはわかりません。


 卵麺は見事に、調理麺用の麺ですね〜。プラスチック感あるイエローカラーで細い縮れ麺。加水は多いほうですが、モチモチ度合いは控えめで、プチプチと千切れるような感覚です。しかしスープの染み込みは早いほうで、前半ズボボボボーーーーと啜っていたところが、後半にはチュルチュル〜〜〜っという風にすべりが変わります。縮れに合間に具材をひっかけやすく、調理麺としては良い性能を発揮します。豚のひき肉さえ、縮れの隙間に絡みますから。












【具:豚肉のエスニックグリル風といった味わいにパクチーが実に合う!】


 トッピングは、まず「豚肉」。これはエスニック風にグリルされた大きな一枚ロース肉をそぎ切りにスライスしたような感じで、周囲の焦げ目がとてもハーブと塩気が効いてうまい。これとシンハービールだととても相性が合いそうです。柔らかすぎず、歯ごたえもしっかりあって、「肉食ってる!」という感覚を起こさせるタイプ。


 またもやしはそこそこ多めで、パクチーも最近食べ慣れたせいか、さっぱりと感じる程度のリーズナブルな分量。そして・・・里芋?と思った灰褐色の欠片は、実はぷるんとした歯ごたえで、日本でいうところのかまぼこみたいなものでした。これもスープを少し吸い込んでわりと旨い。












 総じまして、「タイ料理の味の組み立てがとても勉強になる一杯」という個人的な感想。ナンプラー程度しか意識せず食ってたこれまでだったけど、実は「酢」と「唐辛子」の追加でこれほど味風景が変わるとは思ってもみなかったけどね〜。さてさて・・・・このお店は、個人的には土日しか行こうとも思えないのだけど、それは井の頭公園の散歩がてらということから。こじんまりした公園で、何がそんなに人気あるのかな〜・・・なんて東京に引っ越した当初は思っていたのだけど、住めば都というやつで、実にいい雰囲気ですね〜。これからも散歩が楽しみです。その都度、またこの店に来ることになるのだろうけど・・・居酒屋なのに、私は麺しか食わんやつでして、店のすたふからは妙に思われているかもしれません。でも、好きだからこそ再訪問するのでありまして、そこんところ、あしからずです。なので詠います!



   ぶらぶらと
   公園散歩も
   冷えてきて



   立ち寄る店の
   南国パワー




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




  





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