ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1110】 めん屋 そら (東京・神田) 塩ちゃーしゅー・平打ち麺

 昨年から、3連休は決まって休日出勤をしています。大抵は1日くらいは休めたのですが、今回は全部出勤いたします。詳しく書けませんが、我々だけでして全社がそんなわけではありません。非常にエキストリームな日々を過ごしておりまして・・・、つらいを通り越して、エグい毎日。でも、正直言って自分がここまでやれるとは思ってもみなかったし・・・。人間、いくつになっても自分自身に発見というものがあるのですな。初めて、苦労らしい苦労をしているのか?。自分の夢など語る気もなく、何をすべきかなどと哲学的なことを通勤電車で考えてたりする自分に、「あ・・・・おれヤバいかも」と我にかえったります。元来ナルシストな性格なので(笑)。


 とは言ってもね、やはり体が鉛のように重いのよ。家族にはわからんようだけど、休日に相手もできなくて悪いな・・・・と思いつつ、やっぱり気分転換でラーメン一杯!と相成ります。今日は神田で昼飯途中下車で一杯!時間ないから駅から近いところで、「塩らーめん!」









【スープ:キリリとしていて分かりやすい塩スープ!】


<強めのハッキリした塩ボディに鶏豚がにじむ>


 いかにも塩らーめんという麺顔。今となっては、塩の透明度あるスープのトッピングには水菜がつきものと思えます。柔らかい色合いスープと鮮やかな緑が映え・・・・よりスープカラーが際立つ構成。これは期待が高まるというものです。最近の塩は「淡麗系」に傾くのが多いような感覚を持っておりますが、これもそんな麺顔ファーストインプレッション。されど、これは大きく予測を裏切られました。

 最近に珍しく「塩ラーメン!」と感じるはっきりとした塩エッジングでございます。「塩らーめん」でなく「塩ラーメン」。ひょっとしたら、甘めのコーントッピングをのせれば非常に合うかと思われる、塩辛さ寄りのスタンスが潔いと申せましょう。これはごはんがすすむ君です。最初の内は、塩味の印象しかないというのが本音の印象か・・・。

 されど食していくうちに、段々とそのベースが浮き出てくるようにも思えてなりません。動物系のコクが徐々に頭角を表します。肩こりがひどい方ならわかると思うが、コリがひどいうちはマッサージをしても「痛きもちいい」と言う感じ。それがマッサージが進むと痛さが取れて「きもちいい」だけが思いを占める。そんな時間差で感じる動物系がナイスと言えましょう。神田の雑多な路地裏にあるこのお店。周囲は飲み屋、焼き肉ホルモンを含め、いろいろな個性揃いのエリアにあって、ラーメンだけでも相当な過当競争エリア。ここでは、それなりの主張がないといけないような気がする。そんな神田なりの風流塩味。



<キリリとして若干円やか、麺の風味と昆布の余韻?>

 強めの塩印象だけではありません。はっきりとした塩味の割りに・・・のどの渇きが抑えられているのは、塩に丸みがあるからか? 麺の主張も感じますが、それからにじみ出る余韻もありなむ。また・・・・節とはまた違う海系の助けがあってのこの落ち着き感とも思える。いろいろ考えた挙句、昆布かしらんと思えますが、これは微妙な淡さゆえ全くもって自信なく、駄舌とお笑いください。

 キリキリした塩味ではないテクニック感。それでもインパクト系な塩。でも・・・・・・仕上げが細やかでじっとりと濃ゆい塩味をお探しならこちらがおすすめかもです(笑)。








【麺:腹に溜まる満足感あるクッシリ&モチモチ系多加水中太!】


<平打ちと言うより、素朴な中太やや縮れが弾む!>


 これは平打ちという期待感からは、個人的にやや外れるのですが、これがまた素朴と映りますから、結果的に十分OKと申せましょう。形状としましては、中太麺をランダムに押しつぶしたような感覚。その結果として、ゆるやかでナチュラルな不規則さが生まれた縮れという視覚。だからなのか素朴さがより強調されるのは?

 強くすすり上げる際ににブリン!と尻尾を跳ね上げるような仕草。いやはや〜弾力が命な感じがありありでっせ!実はこちらは、細麺と平打ちの両方を選べるシステムなのですが、前客の店員さんへの問いかけを耳を傾けて聞くには細麺がおすすめとか。細麺への興味もつきませぬが、このブリンブリン物語的な反発はこの一杯の中では、塩以上の主張も感じますぜ! 



<多加水の少し固めな高反発>

 つまりは「高反発」の一言につきるのです。この麺のイメージは、まさに加水多めなニュアンスでして、どちらかと言えばモチモチ系に属するキャラクター。表面のつやつや感もそれを証明しておるかのようです。なのですが、潰し込みが効いたようなクッシリな歯ごたえが残りまして、千切れる瞬間にはグニリと感じる。いわゆるコシがある麺なのです。練り水の個性でしょうか?されど、安っぽいかん水は全く感じず・・・・これ好き!と広く受けるタイプではと思います。






【具:大輪の花咲くチャーシュー麺顔】


 チャーシューには、ブロックタイプもラインナップされておりまして、肉への力の入れ込みも感じます。こちらのチャーシューは、その均一な統制というか整形が素晴らしいです。ばら肉ロールチャーシューの断面が非常にきれいでして、周囲の焦げもなかなか旨そうですが、皮一枚程度の微妙さ。包丁手切りではなく、業務用スライサーによりまして、これがまた整形均一ぶりを象徴しているかのようです。このタイプ・・・・・麺をまいて食べるのには非常に重宝でして、関西転勤時代にはこの手のチャーシューをふんだんに食ったという記憶が残っております。個人的には懐古な印象を受けております。ばら肉脂の滲み出もよく、個性的なスープにも溶け込んでいるのではないでしょうか?1枚70円という価格設定をどう感じるか。これに尽きるかもしれません。







 総じまして、休日出勤の昼休みに食った一杯としては、プチ気分が発散してよかったかと。それにしても最近暖かくなったり、寒くなったり、雪が降ったり降らなかったり・・。気候に惑わされて体調を崩す同僚が次々にでております。みなさんもお気をつけてくださいまし。アタクシは、かえって風邪を引けば休めるかもという邪心が働きますが、そういうやつに限って風邪をひかないもんです。仕事は仕事。これは定めと受け入れるしかありませんな・・・・。そんな憂鬱を麺顔が癒してくれる。なので詠います!



  そら寒し
  冬の休日
  仕事の日

  麺顔花咲き
  そらで暖とり


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にご馳走様でした。





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