ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン798】 中華そば 青葉 中野本店 (東京・中野) 中華そば

【中野は、面白い街ですね〜】

 最近は、気合いを入れて新規麺探訪するのが疲れて来たのであります(笑)。職場の近場とか、通勤経路の周辺で間に合わせます・・・・。考えてみたら、アタクシもマスメディアに惑わされ過ぎでして・・・・少し反省もしております。なので今回は気負うことなく、自然と気になった街に降り立って、さくっと一杯を食って帰ろうと思った次第です。それが、「中野」だったわけです。そしてせっかくの中野なのだから、中野本店と名のつくこちらに自然と足が向き、立ち寄りました。

 それにしても中野は懐が深い街です。ごみごみした路地裏を通り抜け得ると、「せんべろ」な店や、高級とらふぐ店や大衆焼き肉屋・・・・はたまたメイド系なカフェバーが存在しとります。どんな日本人でも受け入れる懐の深さがあり、様々なプロファイルでも飲み込みますわな・・・・。などと考えながらお店に到着。客入り8割方で・・・アタクシは食券を手渡すと、熱々カップルの真隣に誘導されました。



【懐古系のようで「魚介」と「塩豚骨」の二本立てといった風合いが新鮮】

 大きなL字カウンターの店で、厨房が大きめで丸見えな作り。製麺所から独自スペック特注品とおぼしき麺たちが、袋詰めされててそれを恭しく店員さんが手もみし、そして麺ストックする動作が丁寧に感じられます。チャーシューも注文を受けてスライスしている風でして、こっちも背筋が伸びる感じがしていいですね。そして、それでいてあくまでも大衆ラーメンな雰囲気が充満の店内です。などと考えつつ、つけ麺のオーダーを大分すっ飛ばして・・・・アタクシの中華そばが早めに出て来ました。それが、この麺顔!手早く写真を撮り終えて、スープを頂きます。その感想は・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「あるある!と思わせる王道系の魚介風味漂うスープ!塩味が結構効いているのね〜」

 ラーメンと言えば、醤油・塩・味噌しかバリエーションがなかった時代にこれ出て来たら、そらハマるでしょうな・・・と少し懐古したりするのです。割とシャばいスープ感なのですが、魚介の風味がしっかりと感じられて、豚鶏の動物系のコクも豊かに感じます。そこに、やや強めの塩味が味の輪郭をしっかりと形成しており、やや調味料で補強したようなニュアンスを覚えます。

 アタクシの生まれの京都では、醤油ラーメンと言えば決まって鶏豚の煮出しで濁ったスープが出て来たもの。クリアな醤油ラーメンは、餃子の王将でしか食った事がないという思い出です。スープカラーが昔よく食べたラーメンに良く似ているから、親近感を感じますね〜。さりとて、「魚介」と「塩」が明確に打ち出されたところが親近感をやや遠ざけます。そういえば醤油のコクをそれほど感じなかったな・・・・。「懐古系中華そば」ときてすぐに連想する、「ゆるやかな醤油エッジング」を排除し、その変わりにカエシは塩でぴっちりと表現しているところが、こちらの特徴とお見受けいたします。まだまだ、知らない基本形が、東京にはざくざくとありそうですね。

 ※味のグラデーション:魚介コクと風味>豚コク>鶏コク>塩のエッジング>醤油?調味料のアミノ感覚>その他



【モチモチ感覚と、クッシリ感覚がバランスよくてグッド!】

 さて、うやうやしく手もみされた麺は、配膳された丼の中では、ゆるやかな「しなり」を全体的に漂わせます。中太なストレート麺を手の平で覆って、押し付けるようにして数回手もみする動作は、特別に縮れを生じさせるわけではありません。しかし、そのせいかとても緩やかな曲線がキレイで、全体的な流れが良い風貌を演出しているようでもあります。2〜3本、まずは引きづり出して食します。その感想は・・・、

 「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※加水中程度の王道で、もちもち感と、表面のスベリがとてもバランスよく素敵!
 ※適度な太さが、麺の味風合いとスープの濃さがマッチしていると思われ、飽きませんな・・・。
 ※麺の潰し込みを感じるというより、「熟成度合い」を何となく感じるのは、きめ細やかなせいか?
 ※なんと言っても食べ応えがあるのは、中太ならではの錯覚すら覚える!

 とにもかくも、麺が旨いと思わせるのが大切ですよね?スープは、「よくある系だな」と思ってみても、麺と合わさったときには、ぐぐぐ〜と引き締まるものを覚えますし。旨し!な麺です! 尚、こちらは「麺の固め」という調整も可能とのこと。デフォでもなかなかの風合いでしたし、一度固めを試してみたくなるな・・・。



【個人的には、メンマが気に入った!】

 引き算な答えかもしれませんが、あしからずです。正直申して、メンマが一番好みだっただけの話です。海苔は、一定の品質のみと感じますが、チャーシューは、コショウが効いているように見えますが、薄味の柔らか系です。脂の部分は舌の熱で溶けてしまうのかもと思うくらいです。

 その一方で、メンマは凛とした風貌ですーっと3本ばかり中央で伸びて存在感もありありです。歯ごたえも、クニャリというよりも、シャクリ!と感じる傾向の方が強いし、味付けも濃すぎず、薄すぎずで適度な感じがナイス!でしたし・・・。それにしても、シンプルな具の構成。必要十分なメンバーですね。

 ※具のおさらい:チャーシュー、メンマ、海苔、ナルト、薬味葱




 総じまして、ラーメン店ひしめく中野の中心に、青葉中野本店あり!という存在感はありますよね!一見、普通のラーメンのようですが、次から次へと・・・客の出入りが止まりません。客層は、意外と若い人が多かったのは時間帯のせいか? 若い方も、ちょいとトラディショナルな一杯に舌鼓なんてことも多いのねと少し感心したりします。となりのカップルの女子は、「ここ、つけ麺もあるんだ〜、つけ麺もすきなんだよね〜」などと語っておられて微笑ましいかぎり!あーー、アタクシは、生まれるのが20年早すぎた・・・・。まさに、中野という街と、ラーメンというものの懐の深さを思い知った夜でございました。なので詠います。

 懐かしき
 麺にひしめく
 若者に


 古木に茂る
 青葉を思う

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。


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