ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1480】 麺屋 土竜 (東京・浜松町) 土竜らーめん

 新店舗開拓ってのは、ここ東京では広すぎてキリがない。だからいつも目新しさがあって麺ライフとしては楽しみが尽きないものですがね。最近、複数の先輩から、浜松町〜品川エリアのレビューが少ないねとのご指摘を受け(汗)、慌ててかねてよりチェックをしておりました、新店舗「麺屋 土竜」さんに突撃させていただきました。最近これでも実は帰りが遅いので、敢えて混雑のランチタイムに訪問しましたが、ここもサラリーマンが多いため、どこもかしこも行列発生でございます。しかし、まだ開店間無しとあって丁度席が埋まりそうなタイミングに滑り込むことができました。




 入店時、黒ずくめのお兄さんたちに丁重にお出向かえいただき、奥へと通されて着席。エアコンの吹き出し口の近くで少し熱い思いも致しますが、高椅子なのに座り心地がよろしくて、まあ満足気分で配膳を待つばかりです。どちらかと言えば、みなさんこちらでは、つけ麺の方がよく出るようす。少々お高めで挑戦的な価格帯が気になりますが、高いならつけ麺狙いという考えもありだったかなと・・・後になって迷いが生じます。しかしそんな下げ気分を払拭するかのごとき、汁系ならではの配膳順番の大幅繰り上げで、気分一新!中々、丁寧さが伝わる麺顔の心が躍ります。一通り撮影を終えて、いざ実食!スープを啜った時点で、こいつ・・・jつはイケるやつかもしれへんで!と実力度を感じ取ります。心の中でつぶやく私・・・・。


  


 おお、中々雰囲気持った麺顔とスープ感!そして存在感ある麺と具!豚魚が久しぶりに食うと進化!旨し!




【スープ:濃厚でシルキーな豚魚系、一周回って新しさ以上にレベルアップを感じる】


<裏漉ししたかの様なきめ細かくシルキーな豚魚>


 一言で表しますと「シルキーなるコラーゲンたっぷりな風合い」と申しましょうか。最近、またおま(=またお前か)的な扱いを受けている豚骨魚介系スープですが、一周回ってなんか久しぶりに食ったら旨いやん!と思えます。そして、かつて流行った風合いからは、また少しづつ進化しているのかなとも、見直しを感じます。


 かつて多少な荒削り度があってもガツンと来る濃厚さがもてはやされましたが、このスープに限っては、「裏漉しをした」かのようなシルキーさが売りだと思えます。周囲の泡立ちですらいつもより微細に感じ入ってしまう。味わいとしては、魚介のすり潰し感が細かくまったりとしたボディー感をたたえながら、サラサラした甘さが広がります。


 そして動物系ですが、豚骨の豊かさある旨みはもちろんのこと、個人的には鶏のコラーゲンもかなり溶け込んでいるのではないか?との推測。豚チャーシューの皮下脂肪の溶け出しに、少々の鶏モミジが投入されとるような、トロ〜リなポタージュ感をそのレンゲから垂れる滴に感じます。いわば崇高なる豚骨魚介系かと思える。麺顔やトッピングの趣向からも上品さが伺えますし、このお店の指向性を感じます。





<醤油ダレのカエシが凛としつつ魚介の甘さがやや補強>


 さてトロみは優しいのだが、味わいとしては「濃い味わいをゆったりと食わせる」タイプ。冒頭の魚介のシルキーさに甘さを感じつつも、全体的には醤油ダレのカエシがキリッと効いています。甘いようで、その味わいのエッジングは塩気が豊富です。それ故に水を欲するのだが、レモン水っぽいお冷もなかなかスッキリさせてくれる。妙なところでお冷が旨いと思えてしまった。


 開店当時の諸兄のレビューを拝謁するに、今はマイルド系に調整が効いているのかもしれません。また、甘ったるいよりは塩気で食わせる方が私は好きでして、濃ければ掟破りだが、つけ麺の割りスープがポットでカウンターに配置されているから、それを投入しても面白そうです。尚、この割スープは、生姜とリコピンが配合されとるとのことで、意外と普通に汁系に投入してもイケるやつかもしれません。



 


【麺:実に歯応えの気持ち良いことか!固め好きでなくとも、このクッシリ感覚は必食ですよ】


<キッパリとしたクッシリ感覚が痛快とも思える密度感あるストレート麺>


 菅野製麺だったっけ?入店直後に麺箱が目に入る。この麺が実は相当旨しでありまして、980円というちょっと清水の舞台から飛び降りる価格帯にあっても、全体的には納得感が得られたと振り返っております。実に、麺密度が高く、程よい茹で上げコントロールもあいまって、アルデンテ丁度で提供される。前歯を立てると、やや芯を感じてクシリと圧迫を受け、静かに千切れていく様子がまるでスローモーション!奥歯の弾力も束になって強みを増すものの、クッシリと固めのテンピュール感たっぷりで沈み込んで、やがて潰れる。その後は麺の風合いとスープを鼻腔に感じて「旨し」と感じ入る。


 全体的にキッパリとしている姿であり、その感触であると言えましょう!久しぶりに、豚魚の一杯でクッシリと食えた感覚です。




<仄かに外固いようなコーティングを施したスベリ感!クネり少なく整列感ある流麗さ>


 そんなキッパリとした麺ですから、地肌もすべすべでコーティングを施したようです。しかし透明度は少なく、粉の風合いを感じる「外固な雰囲気」が旨さをそそります。クネリや捩れが一切ないような流麗なる姿がまた気持ち良い。


 啜り上げて、スープのコラーゲンを巻き上げ、内頬を駆け抜ける。咀嚼のあと喉奥へと滑り落ちる。その一連がどれもハッキリとした旨さに思えてなりません。なかなか旨いぞこの麺は! これなら大盛りにしておくべきであった! 大盛り券は「¥50」ですので、これなら大盛りにすべきです。





【具:このチャーシューの皮を食べていただきたい!旨し!】


チャーシュー麺で埋もれてみたい!皮の調理が絶品なるトロリ感がナイス!>


 敢えて言うなら、チャーシュー麺もおすすめです。このチャーシューは、見栄えこそ、「いつもの半ロールばら肉」なのですが、ここ最近で食った中ではなかなかのハイランクに位置すると思えます。バラの油がトロトロとか、表面の炙りが香ばしいとか、タレの染みこみ具合で白飯が最高に合うとか、いろいろチャーシューの捉えるポイントはあると思います。どれも好評化なのですが、個人的には、「皮を残した処理感覚」が絶品と思えます。


 本格中華のトンポーローのような皮の旨さが広がります。ジェルのようでもあり、ゲルのようでもある皮下脂肪が実に旨い。そして皮そのものも実にタレが香ばしくてとても旨い! この肉なら埋もれ死んでも本望であります。




<確かに春野菜は箸休めにうってつけなのだ>

 肉を褒めちぎって、直後に野菜を褒めるのも節操がないのだが、こいつも中々でありました。春野菜と言えば、キャベツ!そしてモヤシやら、小松菜、サツマイモ、そしてイエローパプリカがオツであります。野菜が適度に焦げていて、そして水っぽくないところがナイス。 食するとホッとするし、ナチュラルな甘さが、実にこの一杯の中では、箸休めとなるのです。これは、その日に仕入れた新鮮な野菜であるそうな・・・。その日の仕入れで変わるらしいが、静かに酒のアテで食って飲んでも通用しそうであります。




<深く染みこんだタレ感で卵黄がまるで飴色>


 全体的な風貌は、なんだか不慣れなゴツゴツとしたクレーターが見受けられますね。これは、卵の茹で上げた後の粗熱取りが甘かったのだろうと思いますが、まぁ愛嬌程度でゆるせます。と思って箸で割ってみると、なななんの見事なまでのタレの染み入り具合が度肝を抜きますな。白身も染まっていますし、そして黄身がタレに深くそまって、まるで飴色に輝いておるではありませんか!


 思わずパクつくと・・・悶絶のマッタリ感!冒頭に感じたクレーター感の減点気分が吹き飛びますな。やっぱり、こういう深い漬け込みタイプの味玉も捨てがたいな・・・・。テッパンなる旨さ!






 総じまして、「中々の絶品豚魚!の開店!」と言えましょう。ただ、あと80円は安くしてほしいのだが・・・。

 しがない身としては、ランチに英世1枚の一杯はちょっと頻繁にはキツイかも。デフォルトが800円という設定も挑戦的ですが、悪くないのだが個人的には敷居を高く感じてしまうのだよな・・・本当に小さい男じゃ、ワシは。でも、ご褒美的には、許せる範囲だし、それに多チャーシュー麺なら、再訪意欲はキープです!この界隈も厳しいと思うけど、是非とも頑張って続けていただきたい次第。接客も眩しいくらいにいいしね!。なので詠います!

   春半ば
   風まだ冷たくも
   陽らんらん


   目に眩しくも
   蒼き葉桜


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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【今週のラーメン1479】 はぐれ雲 (東京・後楽園) 鶏白湯そば・大+缶ビール

 何を隠そう、パラパラっと今晩何を食おうかな・・・と何も考えずネットで「中央線沿線」の各駅で検索してて、たまたまヒットしたお店がこちら。なかなか高評価な感じも受けまして、情報を読み続けると「缶ビール270円」というのを発見して、俄然意欲が涌いて、急遽突撃したという顛末です。酒飲みたかったら他の居酒屋か何かにに行けよ・・・・。ってな感じも受けますが、「晩御飯」「晩酌」「ラーメン探訪」が一度で叶うということで、これはこれで効率的なのです(屁理屈)。麺喰って、ビール飲んで、英世一枚でおつりがくるのですから、これは駅から少々歩いても行くしかないでしょうよ!






 
 そんな顛末で突撃して、食券渡すとまずすかさずビールが出てくるのが嬉しいね〜!しかも、店員さんがすがすがしくも、直角に上半身を折り曲げるように礼儀正しいお辞儀で「一日お疲れ様でした!!」と歯切れよいお言葉です。いや、そこまでされるほど、今日は仕事してへんねん・・・・・などと思うと多少申し訳ない思いもしますな:笑。丁度喉も乾いておりましたし、350mlなど、三口で空けてしまいました。




 
 そんなこんなで、店内も接客も初々しいこの店でまったりとしていたら、5分少々で配膳完了!おや・・・なんだか優しい麺顔ですやんと思いつつ、レンゲで啜って今夜も心の中だけで叫びます!



 おお、これは久々に「鶏白キター!」という感覚。正統派で嫌味のない直球勝負ってところがとてもいいね〜!!旨しですよ!!







【スープ:値ごろ感あるシルキーな鶏白湯!しっくりと空腹に染み入るまったりスープに感激】


<シルキーで濃厚なコク!仄かな野趣もありて納得感アリアリ!>


 この一杯は、麺顔を見たときから、シンプルさの中に、「質感の美しさ」を感じました。700円という東京では手頃の価格帯にありながらの具のシンプルさはあるものの、「手を抜いていないな」という感覚をアリアリと感じます。まずスープについては、若干の泡立ちはあるが、どこか裏ごししたかのようなきめ細かさを感じます。レンゲで救うと程よいさらっとしたとろみを感じる。その汁のタレ具合とか、しずくの落ち具合から、何となくシルキーさを感じ取ったりいたします。実際に味わい出すと、その見た目と一致して、芳醇と濃厚さを感じるとともに、さらっと舌の表面にまとわりつくような仕草を感じる。何と濃厚とさらり感のバランスの良いことか!なんて少々興奮したりする。


 そして、「濃厚」と冠をわざわざつけていないところがまたニクかったりする。わりと濃厚であります。その濃厚さがクドすぎると思いのだけど、その一歩手前の引き際感が優れていますね。その引き際とは、野趣の感覚をほんのりと感じさせるということかな・・・。引き過ぎると淡麗な「鶏塩そば」になってしまう。突き進み過ぎると、天下一品に近い具合か。鶏の動物系たる香り立ちを仄かに感じる程度の微妙なラインを辿っているなと感心します。


 モミジを使えば濃厚なトロミが表現できようものだが、モミジの配合度合いは低めと感じるのだがいかがか?唇のカピカピとした貼り付きも薄く、じっくりと鶏骨を丁寧に煮込んだ感覚が凄くでています。







<まったりで丸い塩気!パセリと酢の調合でまた変化あり>


 比較対象としてふさわしいかは別にして、天下一品と比べるなら、タレの醤油感がとても低いと思える仕上げに感じます。天下一品が鶏白湯に醤油ダレぽいニュアンスを感じるのに対して(実際はわからんが)、こちらは塩ダレ風なスッキリ感があるかと思える。そのため、鶏の野趣がほのかだけど素直に出る。そこで酢を投入してみるが、これがまたナイスなのであります。酢を入れると酸味よりは、野趣が中和されて俄然飲みやすくなるという不可思議が面白いし旨い!やはり酢は天才であります。


 ふいにカウンターに目をやると、テーブルセットの薬味が豊富なのに気づく。つけそば用に「魚粉」「一味」、中華そば用に「胡椒」、そして鶏白湯用に「パセリ」。なので後半の1/3になって少々パセリをふってみたが、これまた洋風に少し変わるからまた面白い。何だか・・・・ポタージュっぽいニュアンスに変化するような。なかなか楽しませてくれるスープでありました。

  







【麺:質感ある麺が手頃価格な上に麺マシ3段階同一価格!しなやかさ漂う春にぴったりの風合い】


<上品なモチモチストレート麺!やや芯も感じさせて嬉しい>


 なんと!並・大・特の3つのボリュームバリエーションで、同一価格であるというのが嬉しいではありませんか!券売機でどれも同じ価格だから、いちいち張り紙とか説明・確認の手間が省けていいですな。しかし、これだけ見ると麺は量産流通を感じさせるタイプかと心配にもなる。しかし実際のそれは、いかにも自家製っぽいオーラをたれながす「良品」といった風合いを覚えます。しなやかそうに見えるけど、つるつるとした光沢がある。多加水系でもモチモチタイプかと予測したりする。


 実際食してみると、これがまた微妙に淡いアルデンテ感を表現しておりまして、心憎いのであります。この濃厚っぽいスープにあって麺に風合いを感じさます。前歯でスパスパっと千切ろうとすると、やや二段構えでプツリとした弾力で返して来る。奥歯に運び込んですり潰しにかかろうとすると、クニクニとした柔らかいテンピュール弾力を感じて、クニクニプチリと潰れて喉奥にへと流し込むばかりであります。






 
<しなやかな物腰と光沢ある地肌でスベリも滑らかこの上なし>


 また一方で、時間経過と共にやや汁を吸うというか、熱に反応してしなやかな物腰にやや変化します。その変化はいかにも「しなやか」になったという感覚で、啜り上げが楽になるというもの。実際に麺の地肌は、つるつるコーティング施したような感じだし、一気に啜り上げる快感はなかなかの出来であります。いつものように、無意識にズボボボボボボーっと大きめの音を立ててしまったけど、今回もご容赦いただきたい。





【具:シンプルなれど丁度良い加減の分量と、香ばしさに配慮した価格がナイス!】


<ちょいとバジルを効かせたような粋な鶏チャーシュー>


 さて、引きの写真ではあまり良く分からないけれども、よく見れば、そして味わえば、大変良く出来ていると思えるのです。ややピンクっぽい肉の仕上げが、どことなく真空調理法を彷彿とさせるものもある。そして風貌は、いかにも醤油ダレ系?若干の照り焼き系なものだけど、食すると実はさーっとスパイシー&香草っぽい風味が鼻孔を駆け抜けます。


 むむ・・・・これは、バジルとかタイムなど欧風のスパイス感ではないか!個人的には見た目以上に遥かに旨い肉でありました。これなら、特製にしておくべきだったと激しく後悔するというもんです。






<フレッシュ玉ねぎがまた甘味を添えて、旨さをシフトアップ


 最近、玉ねぎは煮干しに、大変よく合うね〜、まさにテッパンだと語りましたが、いやはや鶏白湯にもよく合います!少し濃厚っぽいな・・・と思えるスープには、フレッシュ玉ねぎ微塵なら、何でも融和させてしまう力があるのでしょう。食い進めるうちに出て来る、玉ねぎからの甘い汁。これが、私を惹き付けるのでありますかな。




 総じまして、「ここは全メニュー制覇をしてみたい衝動!」を抑えきれませんな。ここはちょくちょくと寄らせて頂きましょう!特に月末にはその可能性が高いかと思われます。それにしても、接客もそうだったけど、とても明るい丁寧さが店の中でも、丼の中でも感じられるというのがとても気持ちよい!通いたいと思わせるのは、こういうところが実は大きいと思うのです。次回は、味噌を試そうかなと・・・思わず思案してしまいますが、なので詠います!



   質実な
   麺と接客
   染み入りて


   スープのまろ味に
   誠実溢れる




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

  




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【今週のラーメン1478】 京都中華そば 天天有 大井町店 (東京・大井町) 鶏白湯+生ビール中


 春は春でいろいろとやることが山積みですね〜。されど、あと数週間で待望のGWと考えれば少し気持ちが前向きになるかも。その後はぬけがらになってしまいそうで怖いけどね:笑。

 この4月をどのような感じで遂行できるかで、この先一年ってかなり明暗がくっきりすると思われます。この今の事業を担当してはや2年が過ぎて、正念場の3年目ですからさぞ気合が入ろうというものです。3年目となれば、自分ももっと深い業務領域をこなして行きたいのだが、どうも「忍耐」の年になりそう・・・。もやっと地味にどう扱ってよいか、未体験の仕事をこなす日々が続いております。だから、けっこう地味に苦しんでおります:苦笑。

 ・・・などと考えながら、ちょいと大井町で途中下車です。このエリアはたまにしか来なくなりましたが、非常にラー好きとしては、興味が尽きないエリアでして、コンテンポラリーな汁なし系から、質実な伝統的な醤油、はたまた街中中華調理麺なども、どれもハイレベルで目白押しな店が集結しとりますからね〜。もっと活用せなあかん!と思いつつも、今回は「天天有」さんに突撃させていただきました。京都ラーメンが東京進出とあらば、これは応援に駆け付けねばならんでしょう!という応援の意味合いもあっての訪問です。


  



 注文を伝えて、まずは軽く生ビール!「やってらんね〜」なんて・・・最初の一口直後に溜息まじりで、言葉にでそうになるところを抑えます。走馬灯のごとく、あれこれと仕事のもやもやが頭を駆け巡り、遠くの壁を見つめてボーっとする私。そんな一番気の抜けた間抜けをさらしきっているタイミングで、「おまちどおさまでした!」と丁寧に元気よく配膳が完了されます。ああ、恥ずかしい・・・。やや色黒な頬を赤く染めて(表面上わからんだろうが)、最初に一口をまずは堪能いたします。そして、黄泉の国から蘇ったような鮮やかな感覚で、私は心の中で叫びます・・・。




 うおお!めさめさ旨いがな!濃厚そうでそれなりにしっとり食えるグビグビ感がナイスやないの!旨し!




【スープ:どこか裏打ちされた落ち着き感ある醤油タレ感ある鶏白湯はしっとり濃厚】


<甘コク醤油ダレ引く・・・しっとり鶏白湯という感覚>


 全く・・・京都で生まれて23年間を過ごし、関西にまた転勤でもどって9年を過ごし、それでも一回も京都で「天天有」を食ったことがないというのは、本当にラオタとしてはいかがなものか!?それどころか、「ますたに」もそいういうパターンにて、この一杯を自信をもって語るのは恥ずかしい次第。しかしながら、例えるならば、「天下一品よりは軽く」、「第一旭よりは濃厚」という程度かと(第一旭は鶏白湯ではないけどね・・・)。


 濃度的には、濃厚な部類には入るのだろうと思います。表面の泡立ちには骨エキス(コラーゲン)感も漂いますし、香りの中に長時間炊き出し独特の野趣も仄かに感じられる。天下一品のようなすり潰したようなザラザラな濃厚感とは一線を画して、さらささらコラーゲン主体な濃厚感といったところか。なのでコクという点では、全くもってナイスと言えましょう。


 一方で、醤油タレの存在がとてもアピール感を感じます。醤油の風味や塩気のエッジングもほわっと感じつつ、その味わいの中にじわっと甘味を感じる。濃厚な旨みの塩気が一気に後味として甘い味わいが残るという構図。これは、私の中では、関西のメジャーチェーン展開の中でも、ちょっと独特かなと思えます。なるほど、これなら小学生あたりでも濃厚をさらさらっと食えるかもですな。





<紅ショウガのジリリとした塩気と甘コクの混じりっ気がどことなくそそります>


 しかしその一方で、どうしても塩気を欲してしまう私なのであります。ゆえに胡椒類を探るが・・・・紅ショウガ壺に目を取られる。紅ショウガと言えば、九州系にはよくあるパターンである他、福井県敦賀ラーメンを彷彿といたいます。そうそう!敦賀ラーメンをもっと鶏動物系を濃くしたような感覚に当てはまるかも。若狭湾沿岸のラーメンが、塩鯖街道を通って京都北白川・一乗寺あたりに流れ込んだ・・・・な〜んて考えてもみるが、それは妄想×2。


 妄想はそこまでにして、とにかう紅ショウガのジリリとした味わいがとてもコクを引き締めるようでナイスに思えた。その後残り4分の1になって調子にのって追加してしまって、少々味のバランスを崩してしまった私。恥ずかしい次第。




【麺:しなやかさを強く感じさせる角細麺ストレート、スープと共に啜り上げる】


<やや多加水系の細麺で角ばった姿が見栄え的にもしなやか>


 これも他のチェーン展開とはちと違った印象を思える。細麺は共通なのだが、少し褐色度合が深いのと、角ばった感覚が強い。そのため麺自体の流れとしてはとても美しく感じる。その上、物腰がしなやかであり、前歯の当たりも抵抗浅くスパスパっと小気味よく切れ込んだ後、奥歯ではやや乾いたようなクチリ!とした短いタップの潰れ感覚。一連のながれとしては、リズミカルにどんどん食える一品であります。




<スープの持ち上げがとてもよくてずるずると呑みこむような啜り感>


 そしてスープの浸透もややある方ではないかと思えます。時間経過によるしなやかさも上昇は心持ち早く感じられ、なおかつ麺自体が細麺で地肌どうしが引っ付きやすく、まとまりやすい為、スープの吸い上げが毛細管現象のごとく、ズボボボボーという高速な啜り上げを可能といたします。この感覚は、もはや麺と一緒にスープを飲み干している感覚に近いかも(いいすぎです)。



【具:ミルフィーユを前提としたぺらぺらチャーシュー、底なしで食えそう】


<京都系らしいペラペラチャーシューが愛おしい>


 なんだかんだ言っても京都ラーメンは好きでして、特にペラペラなチャーシューが好き。これを2〜3枚重ねて麺と一緒に食うとか、ライスとかチャーハンと食うと旨いのです。個人的にはミルフィーユ・チャーシューというイメージを持っている。されど、ミルフィーユも幾重にも重ねてあってこそ、ミルフィーユであって、少しばかりだと寂しさが極端に漂うかも。もう少しくれ・・・・と心の中で叫ぶ。


  



<もっとネギくれ〜、九条ネギくれ〜>


 青ネギ増しに+100円払うことが許せないのが、一部の関西人ではあるのではないでしょうか?ネギ増しといえば、それは無料サービス当たり前な世界。しかし、懐寒いのもあって有料とあればそれができん。ま、それも時代の流れというものかと諦めましょう。できればもう少しこんもりと盛っていただければ幸いです。

 総じまして、「京都テイストな大衆鶏白湯!」といった、そのままの感想ですな。それにしても、京都の一乗寺辺りでじは、なぜこういうしっとりとしつつも、がっつりと濃ゆめの鶏白湯が多いのでしょうな。京都人でも不明。京都で学生してたころは、「餃子の王将」と「第一旭系列」、そして「天下一品」にはお世話になりましたが、あのころはラーメンが高く思えて食うのに必死だったような、ありがたみがあったような記憶が残っています。


 あの頃、模擬試験とか特別講座をうんざりしつつやり終えて、ご褒美的に食って帰ったラーメン達。自分へのご褒美的に一杯食ってたあの頃。一方、時は流れてオッサンになって、今東京で、うんざりするほど発表資料作りを致しまして、さあようやくご褒美の一杯(酒)と思えば、却下を食らって腹いせにラーメン食ってやり直し。あの頃は良かったな〜なんて時々思うけど、いやいや・・・あの受験浪人のころは、今思い出してもぞっとする。あの頃はあの頃で、お先真っ暗だった中でラーメン食っては突き進んでいたのでしょうな、あれはあれでも。乗り越えられない試練は、神様は与えないのだと信じて、淡々とまた資料づくりじゃ。てな気分で、嗚呼帰社して仕事かと思いつつ店を出るとき、「おおきに〜」と背中で懐かしの京都弁を受ける。なんとなく地元の言葉でちょいと和んだりして、少しだけ勇気をいただきましたわ:笑。なので詠います!


   我武者羅に
   昼飯抜きて
   資料をば



   作成しても
   一発却下


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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アイランド食品 京都ラーメン天天有 340g(2食入り)

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アイランド食品 箱入京都ラーメン天天有 3食

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【今週のラーメン1477】 中華そば みたか (東京・三鷹) ラーメン



 実に久しぶりな気がするこちらへの今回の訪問。一時期、汁なしロードにハマってたため、個人的にはインターバルがだいぶ空いてしまいました。それでも、目をつむっていてもその味わいが頭の中で再現できてしまうこのお店「中華そば みたか」さんに突撃してみました。なんか、自分の実家に帰って来たような開放感を感じます。あまり口数が多いタイプでもない私ですが、他客とご店主との会話すらも、すでに心地よいBGMです。つべこべ言わず、早速、心の中で叫んでみます!


  




 めっさめさ旨いがな!記憶しつくしている味のはずが妙に新鮮!最近遠ざかっていただけに・・・・すごく旨し!







【スープ:改めて・・・クラシカルさが無敵に思える大衆系な逸品、今日もライトな醤油がいいね】


 汁なしロードの余韻は、まだ私の舌センサーのパラメータに影響を残しているかのようです。これまで幾度となく食って来た「みたか」の「ラーメン」ですが、今回は特に「ライト」な味わいに感じて食するのであります。特に最近まで、怒濤の辛肉ミンチの台湾系を食べ続けて来たため、サラサラとしたスープ自体がとても新鮮に感じる。そして更に、この醤油感が、今では穿った言い方なら、薄っぺらく感じる。しかし、食ってやっぱり「帰って来た〜・・・・・」というため息に似た安堵の塊を、思わず放出いたします。


 醤油の味付け程度の存在感がまたよい。そして、エグミの一切ない豚肉の煮出しをしっかりと感じる。またあっさりと感じさせるのは、葉野菜とか根野菜のエキスの溶け込みか? それが一層さらっとライトに感じさせて、今回も気がつけばグイグイと食わせます。これを食うたびに、ラーメンのホドホド感の大切さを教えられる気分ですな。今のラーメンは進化していると思うけど、複雑になり過ぎていませんかと、原点回帰を訴えているような、自信に満ちあふれているようにすら思えます。意外に、暖かくなってきたから、今日は少し淡くする・・・というような、daily tunningも施しているかもしれません。しかし、ラーメンというのは、そもそもシンプルな食べ物なのだと、教えられる気分。クラシカルなのも、一周回ってオモロいやん・・・なんて考えてた己の考えの方が救いようのない薄っぺらさだったのかもしれない。







【麺:ちょこっと、しっかり、ささっと食う!腹持ちの良さを感じる】


 語り尽くした「蕎麦ライク」な麺。細麺なのに、カタメで茹で上げると、どこかしらワシワシと食わねばならないという、ありそうでなさそうな麺。この場合、表面のザラツキがそそる。そして、汁を吸いやすいはずなのに、吸い過ぎてコシつきが頼りなくなることがあまりない。


 灰褐色な色合いも印象的です。以前みたラーメン本で、これに似た色合いの麺を出すところもちらほら見受けて、何もこちらの専売特許でもないことはわかったが、やはりこの店でのこの蕎麦ライクな麺は、トレードマークですよ。


 今回は、ちょっとカタメの茹で上げでした、クシリとした歯応えがとても気持ちよく、またボリュームも平均的な150g前後と思われますが、食べ応えを感じます。スープもライトであるため、小腹が減ってさくっと腹七分目程度で納めたいというときには良い。私のようにいつもいつ帰れるか分からず、晩飯食いそびれるオッサンにとっては、駅そばが晩飯となることもしばしば。でもそんな一日の終り方は寂しいので、こういう場合には、この麺の食べ応え感が、ちょうどええ感じなのです。







【具:竹の子(メンマ)のコリコリ感がやっぱりいいね】


 この店では、メンマのことを「竹の子」と呼ぶ。その感覚が何となく分かるような気がする。この色合いだとクニャリとした量産的な歯応えを連想しますが、意外にハッキリとした歯応えで、その感覚が「竹」という言葉を連想させなくもない。さくっと容易に千切れるのだが、竹の繊維をどことなく感じるかも(固いという感じではなくてね)。


 スープの味わいのバランスを崩さず、麺のクッシリ&ぼそぼそ感とは距離を置いた歯応え感が、この一杯の中では歯応えのアンサンブルにも感じる。






 総じまして、「忘れかけた一杯はやっぱり旨かった」というだけの話。それにしても、なぜこれを急に食いたくなったのだろう。やはり、環境が変わって色々と無意識に気苦労しているのかもしれませんな。最近、睡眠も浅い気がするし、夢でもまた仕事のことを考えているもの。心のバランスを保つためには、思いっきりエキストリームに傾倒するか、極めてど真ん中なオーソドックスに身を投げるか、どちらかですな。今回は、後者か。なので詠います!




   桜咲く
   花曇る空
   帰る道


   ほっこり解れる
   仕事の緊張



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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ユウキ 三鷹唐がらし(サヤ) 300g

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中野6番線、三鷹5番線他(JR SH?3?1)

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【今週のラーメン1475】 麺屋 7.5Hz 新橋店 (東京・新橋)ラーメン・中+ねぎ


 新橋駅から「バリ男」を目指して行けばその先にあるよ、ととある方からお聞きして訪問したこのお店「麺屋 7.5Hz」さん。先日、夕方の外出ついでに突撃したら「取材対応」だったか何かの準備のため午後4時から早じまいでしてもうそれは、膝の力が抜けました。あの時の悔しい思いもありましたので、お昼休みのピークタイムに訪問いたしました。







 はたして・・・あの醤油系は、こと醤油スープには口うるさい関東のラーメンラバーの方々には、合うのだろうか・・・などと一抹の不安を覚えながらの訪問でしたが、なんと店の前には8名程度の行列です。何となく安堵したりいたします。


 阪高井田系ラーメン


 これを思うと、どうしても関西転勤時代のころ、この店の系列ではないのだがとあるの店での「店前路駐取締事件(※)」を思い出す(個人的な体験・・・詳細は末尾URL)。浪花下町の風景によく馴染んだ味わいでありました。などと郷愁に似た気持ちを引きづりながら行列に連結していうると意外に早く、10分後には店内で着席できました。客席はみなさんサラリーマン姿。大阪では、トラックやタクシー運転手や、ガテン系のお兄ちゃんなどと肩を寄せ合い食っていたもんだが、やっぱりここは新橋だな〜とタイムスリップしてきたような気分に浸りながら、その一杯と対峙いたしました。今回は、魂で食いました。そして心の中で叫びました。


 う!ライト醤油が懐かしくて、めさめさ旨いがな。またこの独特な麺も久しぶりで泣ける。旨し!









【スープ:西の大衆系濃口醤油主体のエッジングに、軽めのコクでゴクゴクとイケてしまうライト感覚がナイス】


<大阪高井田系を新橋で食う・・・なんとなく違和感がないから不思議>


 それにしても、私はここ東京で「大阪高井田系」が進出してくるのを、どんだけ待ち焦がれたことがことかと申し上げたい。過去の関西レビューで一番アップしているのが、この高井田系のラーメン。でも、ちょっぴり伝統系から崇高系に進化したタイプの高井田系だったけど。記憶の中では、大阪の城東エリアと呼ばれるところにこの系統のラーメンが昔から広まっており、中でも「住吉」とか「7.5HZ」などは、その伝統系の味わいを比較的残していたお店という記憶。私は、「7.5Hz」は梅田店が出来てからお世話になることが多かったものです。思えばあの転勤時代が幸せであった・・・。何食っても旨かったりする。


 ほぼ大衆系のラーメンで500円チョイで食えるというのが大阪では一般的であったと記憶だが、今は知りません。されど、その大衆系の味わいの中に、朗らかな醤油の自由さと塩気、そしてゴクゴクといけるライトな豚コクが印象的でありました。そして、この系統のラーメンはやはり、労働者の街が良く似合う。大阪と東京。違和感アリアリだけど、東京でも新橋というところが、そういうところを押さえているというか、東京出店の出だしとしてはナイスなチョイスだと感じます。それに新橋なら、個人的にも通いやすいので嬉しいね〜。


 ざっくりいうと、ライトな醤油系ラーメンでとてもシンプルな味付け。醤油と豚コクのみか!とも思える単純さがまた原点回帰的な面白さと美味しさが交錯するようで、関西出身のラオタとしてはただ旨し懐かしと思うのみであります。





<心の中の「高井田オリジナル」から心なしか酸味とコクを感じる>


 しかし、私も老化が始まったのか、正直言って記憶より味としてはちょいと豚コクが前に出てきた?と思えるのですがいかがでしょう?関西本場の伝統的高井田系って、もう少しボディーが薄かったような思いでなのだが。そこを、コショウやらネギやらでやっつけてずずずーーーと食うガテン系のサッパリラーメンというイメージ。時代の流れなのか、ちょいとコク増しで「普通に旨い」と感じてします。東京の方なら、コクが足りないと思われるだろうと予測します。だからアレンジングしたのかもしれませんね。


 醤油の強気な塩気もさることながら、醤油由来の酸味もちょい前に出てくるのが私のイメージ。そしてこの一杯は、しっかりとそのイメージを表していると思います。その酸味のエッジングにちょいとコクましの豚が入り混じり増して・・・そんなわけはあろうはずがないのだが、味噌!?っぽい味のエッジングすら思えてしまう:笑。しばらく遠ざかっているとこんなもんかと、私の味覚の記憶というものはアテにはならんなと自らを反省です。





【麺:密度感ほどほどにして、モッツリと固めな太麺ストレート、丸い形状が懐かしい】


<これぞ!高井田系の太麺!固めのモッツリ感ある多加水調という不思議さよ>


 そうそう!この麺この麺!!まん丸切り口が印象的なストレート太麺でして、大勝軒の麺と比較すると加水が高めでは?と思える。されど茹で上げがナイスなのか、アルデンテをしっかりとキープしておりまして、モチモチキャラクターは一切なく、非常にクッシリとした歯ごたえで、食べ応えを与えてくれます。しかし、表面だけはするするっとして煌びやかでもあり、一言で言えば「固めのモッツリ!」という感覚。


 これが熱々で食う時には歯茎まで麺がぶち当たるような錯覚を覚えるほどに火傷するのよね〜。確か、ケンコバも好きなのは高井田系のハズ。大阪気分が高まる昼下がりでまったり過ごさせていただきました。店内は非常に混んでて座り難い固定椅子がたまにキズだが:笑。



<表面ザラツキながらも、汁も吸いこみやすくズボッと一気に啜れて暴れ散らす>


 汁がライトな上に、固めのモッツリ麺だから、すべりやすいので勢い余って啜るとネギが飛び散り、汁がハネとして拡散しますから注意が必要です。しかし、ここは紙エプロンなどは似合わない系列なので、コシを後ろに引き気味にして、口を丼にいつもより近づけるようにして、ズボボボボーと啜り上げることをお勧めいたします。お勧めいたしますが、椅子が固定なので無理かもしれません(おかげで私は背骨が痛かったりする)。









【具:ネギまみれ!コロコロと転がるほどに荒切りがナイス!】


<ネギ一色〜♪ 冗談かと思える大き目過ぎるざく切り感がワイルドでええ感じ>


 ネギ一色なのであります。まさに草原・・・グリーンフィールド!と言いたいところですが、この雑か!とも思えてならないワイルドな小口切りが少し笑えます。麺を啜ろうとリフトすると、ネギが「転がって」丼からこぼれる。こぼれることは合っても、転がることは珍しいぜ、ネギが! 仕方がないので、冒頭はネギだけそつまんで食うという時間帯が続きますが、元々ネギ好きでMだから、苦痛でもなんでもありませんよ。しかし敢えて言いたいのは・・・・・「だったら丼を大きめにしてくれよ」というくらいかな。



<チャーシューは肩ロースとバラの薄切りスライス系!重ねるか巻いて食う>


 こちらも薄切りチャーシュー系ですね。肩ロースの部分がいかにも昔ながらのチャーシューって感じがしますが、醤油ダレの漬け込み感より塩気の先行が印象的でまた懐古系な味わいを残します。それんなのが2キレ。あとはばら肉のスライスが1枚でしてこれもまた和みます。メンマは標準的なクニャリとした感覚とシャクリという感覚が入り混じって一般的。でもそれがまた似合っているし、旨しと思えます。








 総じまして、「高井戸じゃないよ、「高井田」系だよ!」ということで、老婆心を重ね合わせてここ新橋で根付くことを関西人としては祈りたい次第。昨年は、来来亭、魁力屋と懐かしいブランドが関東でも広く浸透しつつあるのを実感できましたが、最近になて、天天有も進出し、かなり関西ラーがにぎやかになってきました。さて今年はどんなブランドがでてきますかな。あ、そうそう玉五郎を忘れておったぞ。和楽大勝軒(西宮大勝軒から移転)も未訪問のままか・・・。今年は、もう少し関西ブランドに足を運びたいと思います。なので詠います。




   大阪の
   東エリアの
   ブラック系


   突如現れ
   違和感もなし



お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

※「店前路駐取締事件」おばちゃんと、路駐取締と、お客さんとの攻防
  http://d.hatena.ne.jp/TOMASSOON/20100921/1285019963
  (今読むと随分と淡々とした文章だけど、一瞬にして殆どの客が勘定そっちのけで店からダッシュてクルマへ駆けつけるのいう「殺伐さ」と「日常茶飯事」の混在が底抜けに痛快だったっけ:笑)
  




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【今週のラーメン1473】 麺処 直久 三田店 (東京・田町) 純鶏らーめん・醤油

 年度が明けて、新体制やらいろいろと私以外の周りだけが、ごろごろと変わってしまって・・・・いいのか悪いのかプチ浦島な状態のこの頃。私の仕事って回りと連動してやるものが殆どだから、回りがバタついているととばっちりを食いやすい立場であります。そんなこんなで、この日も昼飯時間も会議と相成り、朝も資料作りで追われ飯抜いたものですから、ふらふらであります。


  



 「ちょっと飯食ってすぐ戻ります」と言えど、品川〜新橋エリアしか頭になし。今日はコッテリしたものを食うか!と、田町の慶応仲通りある、三田製麺所本店を目指します。ところが、道中で目新しい店を発見し茫然。あ、あの「直久」やん。通り過ぎようと思えど、看板にある「570円」の文字にちょっと釘づけになってしまいます。歓送迎会続きで金欠な今日この頃、マネーセイブな気分でこちらに方向転換です。まあ、ふらっと入って当り!という記憶もそれほどなく、普通にレビせず流そうかとも思ったのですが、ちょいとコスパに魅了されまして、レビュー魂が呼び覚まされた次第。今回も啜って食って、心の中で叫びます。



 おお・・・、狭い路地裏新店登場!と思ったら、コスパ高めな鶏清湯のお店。ほのぼの旨し!


【スープ:格安感覚ある中でしみじみとした鶏油と醤油の艶やかさが広がります】


<色合い艶やかで東京中華そば醤油らしい、カエシの柔らかいエッジング


 昼下がりのピークアウト時とは言え、そこそこ外回り組の休憩も兼ねたランチタイムでして、8割方が埋まっているという盛況ぶり。もともとサラリーマンも多いエリアなので、当れば長続きしそうな場所ですね。三田慶応仲通り商店街とはそういうところです。その中でも割と人通りが多い路地なのがラッキーかもしれません。その分競合多いですが・・・。


 さて「直久」ブランドは思えば初めてです。最近出店拡大路線のようですが、どうも駅構内の店舗イメージが個人的には強かったのですが、入店して席を進められるとそこには、「創業大正三年 銀座 直久」と誇らしげな表札が鎮座いたしております。割と歴史と格調があったのねと認識を改めますが、そこはやっぱり街中の資本系ラーメン店といったところです。


 少々穿った見方で、デフォルトの「純鶏らーめん(醤油)」を頂きますが、いやいや・・・・中々深くて透明感のある醤油の色合いと油の浮具合が、どうしてどうして艶っぽいではありませんか!価格570円の値ごろ感が高まるイメージです。東京中華そばによくある醤油色の深みと言いたいところですが、どことなく鶏油のせいなのかワックスのかかったような煌びやかな感覚。レンゲで啜ると・・・・なるほど醤油ダレに発酵由来の塩気をじわっと感じる。そして酸味はほどほどで低く、それよりも後味に甘味を感じるようなタレの輪郭が印象的です。無化調とはいえませんがしっかりとした醤油のボディー感を与えます。悪くないです。





<ほんのりな鶏コクの甘さと、意外に響く薬味の味わい>


 純鶏・・・とくれば、丸鶏の出汁豊かな旨みを連想しますが、そんなに崇高なものを570円の中に求めるのは酷というもの。されど、嗚呼、鶏醤油だ〜と感じさせる安心感はありまして、鶏油とは別に淡い鶏煮出汁の風合いも確かに感じる。主要なパーツはセンターキッチン化されておるのでしょうが、中々な風合いと申せましょう。


 されど、薬味がとても響くのねと感じる。ネギ大好きな私なのでさして問題ないのですが、わずかなネギに、鶏油以外の鶏出汁が少しネギ風合いに染まって弱まるような感覚。まぁ気にするほどでもありませんかな。




【麺:マスプロ感覚やや低く、しなやか&熟成度も程よく感じるストレート細麺】


<やや多系な加水率と熟成感あるしなやかさ>


 自製麺工場での製作とお見受けしますが、この麺を食っている時点で、自分の冒頭にネガだった部分が剥がれ落ちました。駅ナカイメージだと「あじさい茶屋390円中華そば」と同類なるイメージがあったのですが、この麺は明らかにそれらとは一線を画します。支那そばに近いようなストレート細麺でして、加水はやや高め。スパスパと小気味よく前歯でリズミカルに切れますし、奥歯でのすり潰しはクチリと軽やかで淡泊です。束を多めにして食うタイプですかな。粉の風合いというより、歯ごたえのしなやかさに、熟成っぽいものを感じようとすれば感じられるかもです。





<スルスルと抵抗少なく汁を吸い込みやすいスベリ心地>


 もともと汁を吸いやすいタイプだと思います。またその上、細麺同志がぴたりと張り付きあい纏まりやすい。スープの持ち上げがよくてスベリがとてもスムースです。地肌も艶やかですし抵抗するもの一切なしですな。後半になればなるほどスープの浸透が進み物腰がしなやか度を増します。


  



【具:2種チャーシューと海苔の香り!ツボは押さえてますね】


<ややセンターキッチン感あるものの鶏チャーのパフパフ度は上手く表現>


 やや小ぶりであるものの、きちっと2種のチャーシューを備えております。豚チャーシューの方は、脂分が少ないロースかモモの部位で、歯ごたえをしっかりと感じて肉味を楽しむタイプ。一方の鶏チャーシューは、胸肉あたりの柔らかい肉質でして、味付けも仄かで、スープ吸い込みをやや計算したかのような淡い塩気でありました。噛んで歯型を付けて、後で確認してみたくなるような「パフッ」とした弾力と感じました。




<何やら久しぶりな懐かしさを感じる海苔の風合い>


 海苔の風合いがここ最近になかったような感覚。関西では時々、味付け海苔が浮かんでいることがあり、それが嫌で昔は海苔否定派だったのです。ですが、関東にきて感性が変るというか、焼き海苔の旨さに目覚めて、いつでも海苔追加をしていた時期もありました。今回は、その味付け海苔はもとより、いつもの焼き海苔ともまた違った風合いでして、昔食べたことのある海苔?という感覚で懐かしかった。とても磯っぽい風味で香ばし過ぎないという感覚。何海苔かわからん・・・。



 総じまして、「ちょっとお金がない時には直久へ直行!」というような利便性の高さに少々魅了されました。


 ワンコインラーメンに近い親しみの良さと、専門店なりの付加価値の高さ、そしてこの一杯については価格の値ごろ感がとてもバランス良くまとまっているかと思います。チャーハン+餃子で英世一枚でおつり来ますし、個人的には重宝しそうですし。特に、今回のような時間ズレで一人ゆっくりと頂く格安ラーメンは格別であります。なので詠います!


   やれやれと
   会議長引き
   遅ランチ


   ピークアウトの
   気怠さ楽し


 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油 97g×12個

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日清 麺職人 醤油 90g×12個

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【今週のラーメン1472】 麺や 維新 (東京・JR目黒駅) 煮干しらぁ麺

 天気の良い春の日の外出は、どことなくいい気分です。定例的にランチタイムが潰れる曜日に外出する機会に恵まれ、混雑避けて平日ラーメンランチを慣行です。こういう時行きたい店は数知れずなのですが、無茶はできませんね。近場ということで何となく「麺や 維新」さんに突撃です。なぜなら、醤油、塩、と食べてきてどうしても新メニュー「煮干し」が前から気になって仕方がなかったから!






 JR目黒駅から足早に東へ東へ。途中「航」の看板を確認し、「まだキムラ君やってへんな・・・・」ということを確認してから、ものの数十秒で目的地に到着です。先客ゼロ(当たり前か)。貸切状態で自由気ままに麺ライフ。あと、こんなことどれだけできるんだろうね〜。思えば去年もそうだった。春先にかけては比較的順調だったものの、夏に向けて地獄の日々は今でも忘れられんわ。もしまたそうなるんだったら、今苦しんでおきたい。麺を食える程度に。いろいろ思いが去来するが、スープを啜ると心配そっちのけな私。昼間から心の中で叫びます。


  



 これは、メサメサ旨い!醤油ダレに才能感じる一方で、煮干しのバランス感覚が嬉しい!レンゲが止まらん・・・。




【スープ:ライト煮干しなれど、醤油の色気と鶏コクで色気を感じます】

<煮干し体感と当時に明るい醤油ダレの風合い・・・甘味あり>


 配膳の瞬間は、中々華奢な丼にバランスの良い具の配置が伺えまして、早速に高い質感を感じさせます。「お熱いですからお気を付け下さい」のコメントも気持ちが伝わるようでもあります。受け皿に乗っけられたそれを丁寧に受けとり、先ずは撮影なり全体を眺める。おもむろにスープを啜り出すと、味わう前半は、なるほど煮干しとはいえ、こちらの定番「醤油らぁ麺」の高品質をティピカルに感じる、タレの甘い香りがいい感じです。こちらは醤油にも相当コダワリがあるようで、カウンターにもその薀蓄がコメントされとります。とっても柔らかく火入れした手のかけ方が伝わるようで、醤油感覚がイキイキとして明るく、キッパリとしているのが分かるようにも思えます。


 そしてその次に、じゅわーっと広がるのが「煮干し」でして、普通煮干し感じるのが先だろう!と思えど、花粉症鼻づまりの為、そんな順番になってしまうのかもしれない。さて、この煮干しですが、パンチ系のようなニボニボっと強い煮干しではなく、煮干旨みの上澄みのような洗練されたもの。甘さも芳醇なれど苦みがとてもさわやか!濃ゆいというほどでもない適度な煮干し感がいい感じです。センス、バランス、そんな仄かな絶妙を感じます。


 このバランスの中には、煮干し以外の旨みも見え隠れ。節系や昆布なども入っておりましょうが、海産物系のサラッとしつつ濃縮なアミノ酸は、貝柱の旨みか! 看板の醤油らぁ麺にも通じますが、上手に煮干しアレンジが反映されたなと、一通り感心いたします。





<中盤から鶏豚コクのボディ感、そして終盤は醤油と煮干しが結びつく酸味>


 さて中盤にかけては、徐々に煮干し味に慣れてきたのもありますが、裏腹にライトですっきりした動物コクもしっとりと感じます。豚というより鶏のニュアンスの方が濃ゆいかな。鶏油も仄かに投入されておるように感じて、それが煮干しで円やかに感じるかのようであります。こういうところが、ライト系な煮干し醤油とは言え、しっかりとした食べごたえ感に通じるものがあります。「大盛りが無い」お店だけに、そういうところ大切だと思います。


 また味わいの後半がまたスキッとしてよい印象。後半の残り香的な味わいが、醤油ダレの酸味を仄かに感じさせる。そしてその仄かな酸味が、煮干しの味わいと交じり合って、また違った煮干しの豊かな味わいとなり芳しく思えます。何となく、また啜りたくなるというレンゲの止まらないパターンに陥りそう。



 


【麺:ライトな潰し込み感でクチクチと小気味よく切れる麺!モチモチ度も程よし】


<比較的モチモチ度が高い多加水系、スープの明るさとマッチ>


 煮干しには、多少粉っぽさもあるパツパツ麺もいいもんですが、このような豊かなすっきり煮干しスープには、多加水系もまたいいもんです。比較的モチモチしたニュアンスで、弾力はほどほど。その歯応えがクチクチっとしていて、束になるとクニリと淡泊に押しつぶされる。明るいスープニュアンスには、この分かりやすいモチモチ弾力が相性がよいと思えます。




<レギュラー麺とは変化!平打ちなやや縮れっぽいフォルムで啜りが楽しくスベリも良好>


 しかし、こういう麺だったっけ?と後になって気づくのですが、他の定番メニューは、細麺ストレートですな。この煮干しらぁ麺だけは、やや平打ち系の弱縮れだったのね。何となくハンドメイド感が漂って、煮干しというイメージをより一層色気づけます。地肌はつるつる系でして、物腰はとてもしなやかなので、啜り上げには殆ど抵抗というものを感じません。いつものように、ズボボボボボボボーっと一気にすすり上げる。駆け抜ける縮れ地肌が、内頬を高速に撫でて、喉奥へと落としこむのがまた快感であります。

【具:上質感感じる肉と薬味】

<脂でなく「肉」の旨みが柔らかく噛みしめられる崇高なチャーシュ>


 中々、絶妙な火の通しと申しましょうか、配膳の瞬間はほんのりと中央部がピンク色で、まわりがタレの薄い染みこみを感じさせる褐色。肩ロースの端っこみたいな部位がとても上質さを感じます。歯ごたえは、よくあるホロホロと崩れるようではなく、割と感で肉質を感じさせるというタイプかと。あっさり味なのが、スープのバランスを崩さないで良いし、肉も薄まらないようでとても良いです。


 しかし、後でゆっくりと食おうとすると、絶妙なピンク色が完全に白く茹であがってしまいますから、ほんのりとした肉風合いが消えてしまいますからご注意を。まずは肉食えということですな。





三つ葉と紫玉ねぎ微塵が何気に好プレー!>


 煮干しにはフレッシュ玉ねぎ微塵がテッパン。それが軽い煮干しでもそのテッパン法則は外せません。玉ねぎは紫色したやつで丁寧な細微塵。さっぱりしていてスープの後味によく合います。そして、ところどころ、ジリっと感じさせるのが、三つ葉でして、この薬味も少ししか入っていないのに、中々良い仕事をしてくれます。程よい箸休め的に清涼感を感じさせますので、欠かせないアイテムですね。




 総じまして、「軽やかですっきりした色気」を感じる煮干し。すっかり春めいた時節にこれを啜って、若葉が盛りにむけてうごめき出す脈動を感じますな。


 個人的には、まだまだモヤモヤしたものをたくさん感じますが、季節が変り、年度も改まって組織は新しい体制でスタートダッシュを計らん!といたしまする。私だけ置いてけぼりにならないように、頑張るしかないすかね・・・。なので詠います!

   春盛り
   躍起と気怠さ
   入交り


   組織変わるが
   課題は変わらぬ

お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!!!



  




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佐久間 サクマ式ドロップスレトロ缶 115g×10個

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佐久間 サクマ式ドロップス 120g×6袋

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佐久間 サクマ式 ドロップス 115g×10個

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【今週のラーメン1471】 麺屋一燈 ラゾーナ川崎店 (神奈川・川崎) サクマ式鯵のニボやん <期間限定:〜4/5土>

 年度末最終日になればこそ、ジタバタするものです。その上に、組織やら人事やらいろいろ周囲がめまぐるしく変化すると、あれこれと仕事が突発的に増えたりします。突然に午前中で外出するはめになり、トンボ帰りでまた戻ってこいということに。非効率的なことが、効率的に進めねばならないタイミングに限っておこったりするのは、皮肉なものです。


 しかし、春の桜をとても感じることができて、精神的にはどこか落ち着いている。桜は日本人の心をつかみますね〜。出来ることなら、食後に公園の桜の木の下で、桜餅とお茶でゆっくりしたいところですが、そんなのムリムリ!悔しいね〜・・・・。悔しさまぎれに、乗り継ぎの川崎で途中下車して、一燈で落ち着くこととさせていただきました(はい、こじつけです)。 


  



 それにしても、平日お昼時のショッピングモールにサラリーマンは不似合です。ガラガラのフードコートに、中年スーツ姿のラオタ(私)が入口で仁王立ち。営業妨害する気はありません。つかつかっと一燈のカウンターへわき目もふらず突撃したとたん、限定品の告知があったものだから、体は無条件に反応するのね。「サクマ式ください!!」と前のめりなオーダーを通しますが、こんな勢いは仕事の方にとっておきたいが、全くアホな私丸出しです。ラゾーナ川崎店では、テーブル席以外に奥まったところにカウンター席がありまして、そこに着席。しばし待つこと7分程度で、わざわざ配膳いただきました(客少ないからかな)。一通り撮影を終えて、ひと啜り!やっぱ旨いわ!私は、心の中で叫びます!

 めさめさ旨いがな!疾風潜り抜けてきたかいありましたがな!爽やか煮干しが口の中で春を誘う!旨し!





【スープ:まさに春の塩煮干しといった爽快で軽やかな煮干し、そしてしっかりした旨み!】


<爽やかな塩気と軽やかな煮干し感覚でさらっと食える>


 しかし毎度こちらを訪れると、フードコートでこの品質には唸らざるを得ません。本店には本店の良さとか、緊張感があってそれをここで追い求めてはタブーだとは思うものの、誠にしっかりとした質感を感じる一杯を提供するものです。いやはや感心感心。


 塩煮干しというちょこっと難しそうな題材で、こうも爽やかにニボ感を感じるとは、まさに春の煮干の香という感覚!なんだか素直ににやけてしまう。見た目はニボニボガッツリという感覚は薄く、ライト系煮干しかと感じつつも表面の油の漂いにコクっぽさを見て取れます。最初の一口目は、パンチ系がなく煮干しの軽い苦香ばしさがふわっと漂う感覚あり。そしてその苦香ばしさが塩気と結びついて旨みをきっちりと感じさせてくれます。春だからライト系という単純なものではなく、「軽さの中の最大濃度」といったニュアンスを受けてしまいます。当初の印象よりは、様々な煮干しのブレンド感を感じますし、さらっと食える工夫というのが実に満足感を与えます。引っかからない煮干しの風合いがイイネ!





<気持ちの良い濃度を保つ鶏コクで胃袋も落ち着くよう>


 魚介一辺倒でもないのが、こちらの一杯の凄さ。しっかりと動物系のコクと煮出汁を感じます。豚というより鶏系のマッタリとした感覚。それだけに、さっぱりと食わせるのに一役買っているのかもしれません。


 ニボニボした塩気というと、どうしても海鮮系のエグ味が気になるところで、それが旨みの極みと裏腹な関係。そのバランス感を取り易くしているのが鶏コラーゲンという感覚か。これにより、随分と食べやすいと思うしベーススープの安定度も計り知れます。なるほどここは何食っても旨いのは承知だが、「ニボやん」は得意技でもあり、この系列ではまさにテッパンの組み合わせなのでしたね。  




【麺:いつもながらのしなやかで高品質な細麺ストレート!小麦の風合いもくすぐる】 


<綺麗な細麺ストレート!小麦風味も香しく、クツクツと淡い歯応え>


 煮干しとくれば、少し小麦風味を感じるようなクッシリ度合を期待するものだが、着実にこの風合いを表現しておりますな。伊藤系のように濃厚さではないし、それに対抗する低加水な密度は必要ではない。されど、前歯のカツカツとした当りは期待したいところ。そんな思いでひと啜りだが、嗚呼ちゃんとした小麦風合いが広がる仕上がり感がとてもいい。軽くカツっとした当りがあって、全体的にはクツクツクツ・・・・と小気味よく感じる千切れ。小麦風合いは、断面では視認しづらいけど、麺の中心部からくるアルデンテ感が、小麦の風合いを運んでくれます。





<やや汁を吸ってシルキーと思えるしなやかなスベリ>


 そして、中程度の加水感のためか汁をやや吸いこみにかかる性質があるよう。後半は小麦の風合いよりも、汁を吸ってしなやかな風貌になり、啜り度合の滑らかさが際立つところがすごく良い。表面自体もきめ細やかであり、全体的にはシルキーといったスベリ心地がまたたまらんのです。全体的には、白い地肌が印象的であり健康そのもののよう。奥歯でクチリと潰した後は、すんなりと喉奥へとたどり着き喉奥へストンと気持ち良く落ちる。何ど食ってもいい麺ですね。

【具:こいつだけはいつの季節に食っても変わらぬ旨さと高品質】


<肩ロースの上質さはまさに旨さテッパン!>


 肩のロース肉がデカくて品質が非常に良いです。薄味系でして塩味の中に柔らかいタレの旨みと肉本来の旨さが既に一体感ありです。そして実に柔らかい。これは、酒のアテよりもラーメントッピングか、白飯には実に合う。手切りのような跡もハンドメイド感を漂わせてより旨しと思えます。デフォルト750円は高いか?と当初思えたが、このチャーシューなら値打ちはありありだと思えます。




<フレッシュ玉ねぎが食欲をさらにそそる>


 それにしても、煮干と玉ねぎ微塵との相性の良さは、誰が発見したのでしょうね・・・。軽い魚介感覚だと八王子系を連想しますが、それ以前に何か太古の法則性すら感じますな、この相性のテッパンぶりについては。煮干の苦みが玉ねぎの繊維に染みこみ、奥歯で押しつぶすと、玉ねぎの甘味と苦みが渾然となってシャリシャリシャリシャリ〜と、舌の上で滲む。煮干は天才だが、玉ねぎも天才でありますな。

 総じまして、「春の魚と言えば・・・鰆だけに非ず、煮干もまだまだいけまっせ!」という感想。ちなみに、この一杯は限定品らしくて一日30杯。4月5日土曜日までの提供とあいなるそうです。興味があればお早目に。


 さて胃袋が膨れて、会社へ戻る車窓の風景ですが、春爛漫とはこのことかというほどで、どこの桜も満開でございます。もう一日ずれてくれたら良い週末が続いたのにとも悔やみます。しかし、風も強いな・・・。雨を潜り抜けたかと思いきや今度は疾風。桜の花よ、もう少しだけ耐えて姿を見させておくれよと、心の中で小さく祈ります。なので詠います!

   疾風に
   桜気になる
   花見頃


   煮干し気になる
   春の限定

 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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別冊サイゾー「いいとも!論」

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タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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【今週のラーメン1469】 らーめん こんどる屋 (東京・西新宿) 塩こんどる+生ビール


 今週はものすごく花粉症がひどくて悩まされています。夜中に息苦しくて目が覚めるのは、悪夢か花粉症かどちらかわからんのですが、最悪なのは仕事の夢でうなされながら、鼻が詰まって息苦しいという夜。なんだかね〜、春は光り輝く昼間はいいのだけど、冬の残り香を感じる夜は、逆に気が滅入ります。


  




 生きてゆくためにしたくないこともやるのが仕事やー!ととある番組で芸能人が叫んでおりましたが、まさにそうだねと思います。これは自分には明らかに合わないとか、しのごの言って悩む前に実行してしまうのが私のやりかた。しかしこれを追求しすぎて、これ以上やると周りに迷惑がかかる状態に追い込まれるとと、一気にビビりが襲ってきます。そんなの誰もが乗り越えてきたのでしょうが、何となく鼻詰まりの晴れない気分に重くのしかかる春の夜。連日うなされて昼間に眠気が襲ってきます。仕事がはかどらないし、気分ものらないね〜・・・・。


  




 ・・・などとこの日も考えながら、二日酔いの頭を抱えながらプチ休日出勤をして、早々に退散し・・・・めっきり春めいた土曜日の遅めのランチを摂りに西新宿あたりまできてしまいました。近くにあるお寺も、桜が満開直前のような、なかなかいい風情であります。桜の頃は日本っていいなーって気分になりますし、こういう時こそちょいと和なテイストを求めていつもとは違ったラーメンを求めたくなる。今回は、「こんどる屋」さんに出没です。凪系の新店舗となれば行かねばなるまいですよ、東京在住のラオタとしましてわね。


  





 さて訪問時ですが、午後二時半をまわっておりまして、さすがにその時間帯だと少し閑散としておりますな。混んでない「こんどる」屋。ならば、周囲にも遠慮せず、まったりと過ごそうではありませぬかと、昼間から生ビールをチョイス。数時間前には二日酔いで青ざめていた男のやることとは思えません。春めいた気分が私をそうさせる。しばらくして届いたビールは、ジョッキがキンキンに凍っていて、春どころか一気に真夏を感じさせます。ほろ酔い気分で半分程度空けたところで配膳が完了。嗚呼・・・今日も啜って心の中で叫ぶ。


 うほっ!これは啜った瞬間から山の清流を感じさせますやん!旨しというより・・・クセある美味!






【スープ:実に、オヤジ泣かせの塩ダレ!クラシカルなようで斬新!ネオネオ・クラシカルな塩スープ!】


<オヤジ泣かせの清流魚系の香ばしさですな>


 しかし今回の凪グループの新店舗展開には、実験的ともいううか可能性のさぐりを感じますな。この麺顔を見れば、これまでの凪系列とは大凡予想がつかんというもんです。ガツンと濃厚なニボと豚骨のコラボでラオタの胃袋を満たしてきた系譜とは180度路線変更したかのごとくの感覚。しかも、前店舗は、炎のつけめんという辛旨系でしたから、これは春の珍事とも思えるのは私だけでありましょうか?


 麺顔は、至ってシンプルな塩ラーメンの風貌であり、よく見れば手切りで肉厚のチャーシューの大ぶり感にスペシャリティを感じます。ざく切り感ある薬味ネギは、どこかしら柔らかくポップな風貌として華そ添えるがごとしです。何となく春めいた感覚が食う前から漂う。そんな感覚でいざ最初のひと啜りを始めていくのです。


 いやいや〜、これは個人的には全く新しい風合いで驚きです。もともと塩ラーはそれほど詳しくないものの、いかにも「山奥の清流に棲む川魚」の香ばしさがじんわりと響き渡ります。なるほど、海の魚(煮干)でガツンといくこれまでの取り組みと真逆で、川の魚(鱒)でじっとりと食わせるというトライアルというわけやね!この魚のガッツリ度合いに凪のDNAをこじつけのように感じるやないの。鮎とも違った感じで多少濃厚さが滲み出る出汁加減。見た目以上にしっかりとした味付けであります。豚鶏系も投入されておるとは思うが、すごく控えめにすら感じます。


 敢えていうなら、苦手な方もおられるかもしれない。でもなんでだろうか、年を取って来るとオヤジっぽい食べものが無性に美味しく思えてくるのでありまして、焼き肉よりも刺身、唐揚げおりもおでん、というような趣向からすると、ド・ストライクな汁かもしれません。後半多少飽きて来るなら、テーブルセットのペッパーミルを使うとぐぐっと風合いが変化します。急激に風合いが変化ししてまた食べるスピードが加速しますが、入れ過ぎると鱒ダシが飛んでしまうかもしれないので要注意です。







<淡麗のようで塩気は密度感ある仕上げ>


 もう一つ意外な特徴といえば、「しっかりとした塩加減」でありましょうか。見た目には淡麗で、コンセプトとしても優しく食わせる一杯なのだろうと麺顔からイメージ受けますが、味的には濃いです。塩っぱいというのではなく、ボディー感あるみっちりとした塩コクと申せましょう。なので鱒ダシの風合いがピッチリと際立つという構成かも。


 トッピングにあるチャーシューの塩気とくらべてやや勝るかなという塩分濃度。しかし、シャープさがなくてまったりとしてサラサラとしたスープ。いや〜、ちょとあまり経験してこなかった鱒と塩気との結びつき加減です。これは、ラオタ、ラーメンコレクターとしては、食って意味あったかなと思える次第ですが、毎日食える系でもないかな・・・。などと感じていたら、徐々にメニューを増やしていくようなので、今後の展開に期待なお店であります。券売機にあってまだ「×」マークが光っている中で気になっているのは「トンテキ¥500」。また行きたくなる。










【麺:透き通る春風のような食感とその見栄えなり】


<究極のヘルシー麺のような佇まいと食感>


 この麺も、あるようでないよな〜と思えます。何と言うか・・・冷麺にとても相性が良さそうにも思える瑞々しい風貌が印象的であります。このとても軽やかな食べごこちが、夏の食が進まんときには合いそうかも。


 ひとことで言えば「超ヘルシーさを感じる」麺。加水は高めなのですが、粉感というより密度感あるグルテンを延ばして極細に切り、手揉み調に縮れさせたような感覚。歯応え的には、カツカツとするのだけど、それは軽い切れ味。こういう麺は一度どこかで食った覚えあるのだけど、思い出せん。春雨やマロニーとは似ても似つかないが、食ったときのライト感は、それらに匹敵します。素朴なソバージュくねりがまた一段と旨そうにも思えますし、なかなか新鮮な食感でありました。







<ライトのようでしっかり外固な細麺のスベリ感覚>


 軽やかでも密度感あるという矛盾を感じながら食していきますが、確かに感じる外固な地肌感。それらが縮れもあって複雑に絡み合う。張りがありカッツリとしている。茹で上げ時間はそれほどかからないでありましょうが、極細でも多少の茹で上げ過ぎは多少こらえてくれそうにも思えてしまうが真偽はさだかではありません。







【具:実に質実さが伝わる具達・・・・こういうところに全体の手のかけ具合も感じる】


<すごく丁寧さを感じる大判ロース肉>


 このチャーシューは完璧。中のピンク色した仕上げ加減も最高で歯応え柔らかく、肉の本来の味わいがすっきりしている豚肉です。ラーメンは不健康とよく言われますが、こういう肉ならそんな心配は老婆心というものです。 一枚一枚の手切り、オーダー受けてからの手切りか、それほど切って時間がないと思われる見栄え。外側の皮も残っていて脂の旨味も、バラ肉とは別で実は芳醇だと思えるのだが。この肉なら、日本酒や焼酎でやりたい気分だな。






<メンマもほうれん草もこだわり感ありあり>


 深い味の浸透を感じる風貌なるメンマ。関西ではあまりない風貌ですな。歯応えはクニャリとした度合いが高く、味付けが鱒ダシとすごく結びつきが大きいと感じさせます。ほうれん草もいいね〜。とても良い御浸し感覚で茹で上げもベスト。野菜の甘さが光りまして、とても良い箸休めとなりました。







 総じまして、「斬新さ溢れる魚系塩ラーメン」という感覚。まさにオヤジ好みな一杯かもしれません。若い方にはモノ寂しいかもしれないが、そうコッテリ系や二郎系ばかりがラーメンでもありますまい。本当にラーメンとは奥が深いというか、可能性がどこまでも広がる料理だと改めて感じますな・・・。これからもっと暖かかくなると、出歩いて食べる機会も増えそう。今年は春からいろいろ環境も変わるし、はてさて、どんな新年度になることやら。期待というより不安の方が大きいのが確かなのだが・・・。なので詠います!




   暖かく
   上着も仕まい
   ウォーキング


   心も凪ぎて
   立ち寄り一杯




 お粗末!ということで合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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ノ・ミカタ 30本入箱

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DHC 濃縮ウコン 60日分 120粒

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ウコンの力 顆粒 <30回分>

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【今週のラーメン1468】 鯛麺真魚 (東京・新橋) 辛口鯛拉麺ハーフサイズ+梅酒2杯


 今回は、久しぶりにラーメン仲間約1名が東京に出張してくるのに合わせ、顔見知りのラオタが新橋で集まりました。いや〜、金曜の夜ということもあって、平日の疲れが溜っていたところに気が抜けて、1次会後半からすでにヘロヘロでして、いつも以上に口数すくなくなった私です。そんな感じで、3次会でこのお店「真魚」さんにラオタ4人組が乱入ですよ:笑。で、入ってラーメン食わず、くだくだとまた飲み出すという顛末。帰りも遅くなりまして危機感募り始めることに食ったのが、この「辛口鯛拉麺ハーフサイズ」であります。






 私はすでに梅酒ロックをお変わりし、眠気が襲いかかるかというタイミングでこれを食ったわけですが、記憶少し飛んでいても、なんとなくこの味わいは覚えていたわ!たしか酔いながらも心の中で叫んだはず。



 めさめさ旨いがな!旨いラーメンは別腹当然ですが、酔ってても目が覚めまっせ!旨し!!!










【スープ:鯛の上品さと辣油辛さの日常な味わいが非常バランス良いですね】


<鯛の染み入る上品塩ダレのバランスがナイス!>

 
 しかし酔った勢いというのか、中枢神経が麻痺してくると、自分が腹が減っているのか、歩いて帰れるのかもはや分からなくなっても、「〆にラーメン」ということだけは、確実に忘れないのだな。しっかり堪能させていただきました。諸先輩が気を利かせて「ハーフサイズ」として頂いたところにも実は救われているかもしれません。



 そんな泥酔に近い状態にありましても、このスープのひと啜りで目が覚めますな。いや〜、これはなかなかの鯛の上品なコクが聞いた塩ダレがナイスですよ。ほわっと香りで感じさせる程度で、あとはベーススープの豚骨任せな仕上がりかとの先入観が一気に崩れます。これは、鯛が華やかなのにプラスして、じっとりとした鯛エキスの染み出しのようなも感じ方をさせてくれます。熱で飛びやすい白魚の香りと味わいをこうも凝縮が可能かと、いやこれはいささか驚きます。また薬味がわさびというところがニクいではありませんか。赤い辣油がスープ表面に浮いているのに、黄緑色のわさびがちょこっと乗っており、見栄えにも映えます。






<辣油辛さの引き際もナイス!>


 その辣油ですが、鯛の上品な華やかさをぶちこわしそうなイメージがあるものの、これがまた鯛のコクと共存しておるから、この点でも唸ります。むしろ鯛が引き立っておるのではないかという感覚。辛さが上品な辣油というのもあるのでしょうが、この辣油辛さの存在感と引き際の良さが、この一杯の命運というやつですな。不思議とわさびが解けても、またそれはそれという感じで旨しでした。 






【麺:そろそろ暖かくなり、冷たい麺が旨くなる季節!中華風カッペリーニのごとく旨し】


<クッシリ系の中華風カッペリーニですな>


 まさに冷製パスタって感覚でスルスルと食える一方、しっかりとした噛み応えがありまして、食事感を与えてくれる逸品かと。こちらのご店主が元イタリアンということも食事中お聞きしたため、なんとなくカッペリーニ食ってる気分でズルズルというより塊で食った。いや〜、ハーフサイズが一気に片付きます。カイワレや、キュウリ等の野菜類の歯応えと入り交じったザクザク&クシクシ感が、また食感としても楽しい! 






<酔った勢いで爆食い!高速スベリで鼻に抜けるかのごとし>


 スベリは言わずもがな、超高速に滑ります。冷製なため汁吸い込みがなくとも、冷くしめられた時点で表面はコーティング状態かのごとし。つるつつーーーーーと一気に喉奥の壁に打ち当たるかのごとし。いやはや、一気に啜り過ぎて鼻に抜け蒸せるかと思ったけど、バレたら花粉症ですからと言い訳を思わず考えてしもうた。





【具:鯛の刺身がまた旨し・・・・半マリネ風な泣かせますな】


 ま、旨くて当たり前なのが鯛の刺身なのだろうが、食う前の期待ハードルがいつも高い上に、淡麗な味わいであるがゆえ、いつも食ったあとの感動ってのがまた薄い代物。しかし、今回は違った。鯛刺身が、半マリネ状態かの如く、実にしっとりとして身も弾力が半分抜けたかのごとく、しっくりと食える。そしてスープと相まった旨さが広がり、わさびの辛さが旨さを引き締める。辛さのビリビリ感はそこにはありません。さすがに、鯛を看板に掲げるくらいだから、うまいわけだが、いや参った。










 総じまして「痛飲しても目が覚める旨さ」なる一杯。ハーフサイズという設定でありましたが、今度はフルサイズで頂きたい。しかし、今回の我々のような酔いどれが店内にいないことを確認してからね。回りのお客さん、もしうるさかったら堪忍してください。申し訳ないです。なので詠います!




   酔いどれて
   オヤジ4人で
   乱入す


   勢い止まず
   ごめんなさい也



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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【今週のラーメン1467】 トイ・ボックス (東京・三ノ輪) 醤油ラーメン

 集中力が鋭い。その一方でブレーキが効かない。そんな尊敬の念すら覚える愛すべき方が職場におられる。彼はいわゆるマーケティングに強い男で、かつ信念をもっているから、ちゃんと新規事業の立上げや現事業の問題点など、いつも考えいる。なのでひと度、それらに関する業務指示や相談事が飛び込めば、恐るべき速さでアウトプットをたたき出し、周囲を驚かせるのだ。その集中力たるや、風林火山が一度で巻き起こったかのような動きっぷりで、まさにタジタジなのであります。


 しかし、ブレーキが効かない。本当に体力も、精神力も限界になるまで突っ走るようなところがあるので、寧ろそれを周囲は心配している。年を重ねるに伴って、自制力がついてきたようでありますが(昔から知っているひとによると)、あそこまで物事に集中できると、逆に気持ちいいかもな〜なんて無責任に思ってしまう。


 さてそんな彼だが、業務に集中し過ぎたか・・・心の病に罹ったことがあるとのこと。集中力が自分を追い込んでいるようにも思えるかもだが、病がなければ本当に倒れてしまっていたかもと逆に思える。私の母も一時は、鬱病にかかっており、ものすごく人一倍頑張るところがあるものだから、最初はそんな病気だなんて考えられなかった。いろいろあって、今は平穏に過ごしているが、あの病気がもしなかったら、もっとイキイキと過ごしていたか?と言えばそうも思えない。病がなかったらもっと早くに潰れていたのかもとすら思える。


でもやっぱり病は嫌だ。でも病でも、新しい生き方を探せる人もいるのだなとなんとなく感じている。






 ・・・などと同じく病院通いをしている彼のことを考えながら、私も久しぶりに病院帰りに時間がポカンと空いてしまった平日の中途半端な時間帯。なので、遅い目の昼食を摂る為にわざわざ三ノ輪まで足を伸ばしました。狙いは、汁系回帰の一発目として、以前から気にかかっていた、こちら「トイ・ボックス」さんの一杯です。なかなかポップな店名とロゴだったので、派手っぽい雰囲気かと思いきや、地道な店内ともの静かそうなご店主と奥さん?という経営スタイル。券売機を見ると、油そばとビールのセットメニューがわざわざ設定してありますから、凄く、もの凄く、そそられまくりましたが、この店ではまず汁系を食ってから、汁なしでしょ!と考え直して、予定通りに「醤油ラーメン」をチョイスいたしました。





 事前情報では、スープがとて私の好みっぽいので真剣に味わいたいな〜・・・なんて考えていたから、ビールとスープを飲み干すとお腹たぷんたぷんになりそうだったので、ビールは辛抱(平日昼間やからあたりまえやん)。午後休暇にしておいたが、呼び出しくらうかもしれんのでね。てな感じで、久しぶりに真剣にスープに対峙いたしました今回でしたが、いや〜、やっぱり思った通りの出来映えやん!思わず心の中で叫びます。 


 めっさめさ久しぶり汁麺に、めっさめ旨ぇ〜!と感じる!!それに上品な感じも久しぶりな気がする!!質感感じる旨さ!










【スープ:円やかな醤油感覚とライトな感覚、しかしながら、じっくりと鶏豚深みのある逸品】


<透明なカエシの感覚にちょっぴり甘みを感じる・・・そんな醤油のエッジングが久々に嬉しい>


 久しぶりの汁そば系の実食なので、味わいの捉え方を忘れてしまったような錯覚(笑)。毎日食っているのに、なぜか普通の醤油ラーメンが眩しく見えてしまう、どうしようもないラー馬鹿であります。レンゲで救うって色合いを確かめるのも久しぶり。そこには、醤油の色合いがまるでトパーズの如くに煌めいて、香味旨味油が、ゆったりと表面を漂う。その姿は、屏風絵に見られる金雲か、はたまたうごめくペイズリー文様のようです。


 一口すすると、これは醤油ですと言わんばかりの、ピッチリとした風合いが漂います。そしてぶわっと口内を広がり、タレの深さを感じ入る。折り目正しい醤油のエッジングの中に、旨味油と醤油が結びついた甘い残り香を感じます。発酵系の酸味の残存はそれほど感じなかったかもと思う。しかし、甘み系かといえば、決してそうではなく、旨味と区別がつきにくい塩気をほんのりと感じるという感覚。なんとなく、この醤油の旨さが分かりやすいため、塩味系への展開も気になるところだ。クラシカルのようでやっぱり今風の味わいかなと思う。いわゆるネオ・クラシカルというやつか?は分からんけど、この繊細さなら女性には受けるのではないだろうか。







<鶏豚コクのライトのようでシッカリとした煮出しがナイス!そして鶏油の円やかさが映える>


 ベースのスープがとても澄んでいる。そして、味わいがしっかりとでていて、鶏の油から出るコクと、豚肉か豚骨の丁寧な低温煮だしを感じる。そして油そのものがキラキラとしていて、見るからに味わうからに、雑味が見当たらない。誠に健康的なラーメンと感じさせます。


 動物系のコクがライトだけど丁寧に感じる分、下支えの節も円やかな影響を与えているのだろうか。魚介感は低いけれど、この落ち着き加減は微妙な分量の節系の味わいがヘルプしているのかも・・・などと見えないものを空想してみる。いや、もはや妄想に近いか(笑)。汁系から遠ざかっていたので、センサーの感度不足と脳処理が遅く、今の私では解析しきれません。







【麺:細く美しいストレート麺、しなやかさの中に女性的な芯の強さを連想する】


<細く美しいストレートで中〜多の加水?芯は無くとも全体的にクツクツ感とクチリ感が交差>


 麺が非常に美しく上品であります。極細とまではいかない一歩手前の太さ。それが絶妙の茹で上げコントロールなのか、アルデンテを丁度通り過ぎた感が気持ちよく、しなやかな動作をする。麺の密度感もほどほどで、どちらかと言えば崇高にも感じる逸品。前歯の当たり方が、クツクツクツクツっとしているようにも思える。そしてスパスパと容易く千切れるところが、中華そばという感じがして非常に満足。奥歯へ送り込んでのプレスにいたっても、柔らかいテンピュール感があって、最後はクチリ!と淡い弾力を放ちつつ潰れて、軽く追加咀嚼をして嚥下とあいなる。この一連の所作がとても大人しく、女性的でもある。







<ツルツルというより、非常に軽やかなスベリ感が印象的>


 クドいが、最近まで粘度が高い汁なし系を連食し続けて来たもんんで、今回の麺の啜り上げに至っては、スベリそのものが久しぶりのような錯覚を覚えるます(汗)。ネチョネチョしたものをやっつける勢いでずずずずーーーーー、と一気に吸い込むと、駆け抜けて行くようではないか!これは、ツルツルを通り越して「軽やかに飛んで行く」ようにも思えてならない。やはり、麺でも随分とインターバルを空けたような久しぶりな啜り感がありますな。


 そして適度に汁を吸い込んだ麺も非常に良いね!忘れかけてたこの感覚。汁を吸って麺の風合いも汁に移す。麺が汁を吸ったなら、スープは麺のエキスを逆輸入したかのごとく!後半はそんな相乗効果をどことなく感じてフィニッシュでした。







【具:シンプルなれど、どれもメリハリある上質感あふれる仕上がり:肉とメンマ】


<2種チャーシュー:低温鶏胸肉と定番豚バラロール肉が大いなる存在感を表す>


 二種チャーシューも今や特別な感動もないのだが、5年前だったらいつも絶叫しておったに違いないのです。やはり、低温調理された鶏肉ってのは、歯形をつけるのがもったいないほどに美しく、そして淡白でありながら、出汁をスポンジのように吸い込ませます。鶏の旨味とスープの旨味が一体化して非常に旨し!


 一方の豚バラ肉は、定番中の定番たるロール系をしております。しかしながら、醤油ダレが染み込んで白飯を欲するという方向性ではなかった。薄味で肉と脂本来の味わいをじっとりと味わうタイプでして、皮の部分もできるだけ残したような部位も見受けられます。焼酎やビールと共に食う方が合いそうだと思っていました。






<太めのメンマは、味の染み込み深く、一方で歯応えがザクザクっととして見た目以上の品質感>


 何気に大変質の良いメンマでありました。一見他愛も無い色合いと形状ですが、リフトしてみるとそれなりに肉厚で、整形も奇麗です。そして見た目よりも味わいが濃くなく、とてもいいバランス。歯応えもシャクリとザクザクという感覚の間みたいな感覚で、噛むことが楽しくなる。このメンマも酒のアテとして十分通用しそうです。思えば、あとはネギだけのトッピングだったのだな。トッピングでゴチャゴチャ厚化粧するよりはマシかと思える潔さかな。





 総じまして、「薄化粧なれど元々美人」のようなネオ・クラシカル醤油ラーメン。東東京エリアは、まだまだ未開拓な店がありますので、もっと暖かくなれば、腰を据えて回ってみたいもんです。


 私にとって久しぶりに汁系を食って満足、というか微妙に新鮮であった今回の一杯。さあ、胃袋にモノをいれたし、あとは胃に刺激のやや強い錠剤の薬をさっさと飲んで退散するかと重い腰を上げて帰路につきました。飯食ったあとに薬っていかにもオッサンな私。薬飲んで胃が荒れないように、胃薬を飲むのがなんとなく嫌。薬を飲む為に薬って変だと思えてならない(正解であっても)。食後に飲めと指定された薬は、ちゃんとした食事をした後でしっかりと飲みたいものだよね。・・・・なので詠います!




   病院の
   帰り寄り道
   ラー食へ


   食後の薬
   飲むためラー食う



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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カシオ 電子辞書 エクスワード プロフェッショナルモデル XD-B10000

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【今週のラーメン1465】 睦月 (東京・西荻窪) 中華そば+野菜+メンマ ※閉店※

 すっかり汁なし/油そばにハマってしまっていて、過去の作成途中のレビューが未アップでした。ちょうど2ヶ月弱前くらいに食った一杯の感想を以下に記します。(やはり、汁系も旨そうで・・・回帰しそう!と思って回顧していたら「閉店」です:号泣)






【スープ:アッサリ&しっとりのボディーに、野菜の甘みが存分に滲む!】


<あっさりさの中に清湯豚コクの旨みがしっとり・・・醤油の輪郭もスマート>


 しかし・・・いつ来ても、こちらの一杯のバランスの良さにはとても惹かれます。大人が喜ぶちゃんとしたものを食わせてくれる。いつもでは、BGMもそうなのだが、いい大人の気分になってハイセンスで食える気がする。そんな雰囲気にスープもまたぴったりというか・・・・、気をてらっていないのに、実に丁寧な仕上がり、やさしい味わいと思えてなりません。普通の醤油系中華そばスープのはずが、中華風コンソメでも頂いているような味わい・・・・(それは言い過ぎか)。


 実に柔らかい醤油ブラウンの澄んだ色合いが、見た目にも上品な上に、春霞のようなコクの煮出汁を感じる。魚介というより節がほんのりで、昆布でバックアップしながらも、豚コクがとても広がっているし、もちろん鶏ガラ風のあっさり動物コクも感じる。そこに、野菜トッピングの炒め油がサラサラ〜っと広がり、香ばしさがほんのりと溶け込んでいるようで、軽やかなエッジングがとても印象的。されど・・・・、野菜トッピングの魔力はこれから徐々に広がるのであります。






<野菜の甘み・・・苦み・・・旨みが滲む!メンマの醤油の深さも浸透する・・>


 つまりたくさんの種類の野菜をザクザクと貪る度に、その汁がスープに滲み出て野菜特有の野菜い旨みが徐々に浸透してゆくという感覚が良いのであります。そして、野菜の汁は醤油や塩気を薄めるどころか、円やかに・・・・その味のエッジングを研磨してゆくようにも思えてしまうからまた不思議であります。しかも、またメンマの深みある味わいも、スープに徐々に浸ってきて、醤油味もまた少し軽い酸味がかったようで・・・また研ぎ澄まされたような感じだ。色合いも深みを増すかのような印象。


 野菜エキスが加わることによって、塩気の中に因数分解を感じるポイントがあった。それは、コショウ・・・ブラックペッパー系のコショウかもね・・・・。どこか中華と割り切れないキリリとした塩気のエッジングには、個人的にはブラックペッパー系の風味を感じたりするのだが、これは不明。まったくの空振りになるかもしれないが・・・・。










【麺:細麺でもキッパリとした感覚!それでいて無理ない自然体な歯応えが好き!】


<「かっつりさ」と「しなやかさ」が共存するナチュラルな歯ごたえ>


 実は、ここの麺には一目を置いておりまして、個人的には太麺より細麺が好き。麺自体には粉の密度感と熟成を感じる風味感も感じるのだけど、歯ごたえが芯がないのに、しっかりとした程よい歯ごたえ感を与えてくれるからか・・・。その一方で、しなやかな一面もありくねり方や、しなり型に・・・どこかしら「しなやかさ」も感じる。「かっついりさ」と「しなやかさ」がどこか背反しそうでいて、一体感を感じるナチュラルな歯ごたえが好きだ。


 また汁を吸ってから表情がかわったところも好きだ。雰囲気が少し変わるのだけど、ダレた印象は一切ないし、また張り付き感も少ない。なので、よりスルスルっと一気にすすり上げることができて、所謂スープの持ち上げ感というやつか、味わいに豊かさが増す。







<軽く極薄な膜が程よくぬめり、キッパリしたストレート・フォルムがのど越しクッキリ>


 そのスープをやや吸ったところだが、その前の段階のヌメル薄皮一枚ある段階もするすると滑らかなすべり。スベリだけで言うとこの瞬間が一番すきかもしれない。形状としては、とてもすっきりとしていてキレイなストレート。捩れがいっさいないキッパリとしたフォルムがとても印象的。


 これを一気にすすりあげて、そのストレートさゆえにキレイな舌触りとのど越しがすばらしく、まるで喉奥にてシルエットを感じるような夢心地感であります。まぁ・・・・ここまで来るともはや麺フェチというべきか・・・、まったく仕事以外では、これほど頭がフル回転するするものだとつくづく感じる。ビジネスマンとしての時間と頭の過ごし方には多少なりとも問題があるだろうなと自らを嗤う。







【具:どれ食っても外れが無い!それどころか唸ります!】


<デフォルトでの・・・肉の質実さがハンパないのであります>


 「あの・・・すみません、チャーシュー入れ忘れました・・・・」とこの店のマダムが大層に恐縮されて、小皿に持ってこられた(笑)。全然気がつかなかった・・・。だって、私自身は、肉よりも、野菜追加トッピングの方が私の中ではメインであったし、しかも野菜の下に隠れていつものだと思い込んでいたから。でも、小皿にチャーシューだけを置いてみたら、これがかなりの迫力だったりする。平均的に価格帯が50円から100円高めの設定のこのお店ですが、それに見合うだけのしかりとしたチャーシューだと改めて感じます。


 肉厚、大判、肩ロース?部分の肉質の良さ・・・・。部位が微妙に違いがあって、ひとつは、脂身少なく身の味わいで肉を感じるタイプ。そして、もう片方は、脂がすこし感じられて、タレと脂の相性が光るという感じがナイス。そしてそのタレですが・・・・、醤油系の香ばしく白飯に合うタイプとも少し違い・・・・やや甘めなニュアンスがある。これがまた、他との差別化というやつか、いい感じで単品でも味わえる質実さを包含しております。この辺りに・・・・、一筋縄ではいかない西荻窪グルメの誇りがあったりします。




 


<野菜のお祭り騒ぎ・・・季節感を感じるのね〜>


 さてさて・・・・、私が好きな、この店の何気ないトッピングの数々は、「やさい」「めんま」「薫製たまご」の3つです。今回はその「やさい」をメインにしたというわけですが、果たして何種類あったのだろうか・・・・。




 1.ブロッコリー(菜の花っぽく黄色いツブツブ部分が早春と盛冬の合間みたい)
 2.きくらげ(なぜだか・・・・)
 3.もやし(やさいトッピグの王様:しかも根切り完璧)
 4.紫色のキャベツ
 5.青梗菜(・・・の一部分)
 6.白菜(定番?・・・でも遠慮がちに少なし)
 7.人参(細〜く、切られていてた)
 8.ブロッコリー(緑)
 9.玉ねぎ
 10.穂しそ?の葉っぱ????刻み???????


 ぱっと思いつくのは、そいう感じでして、キクラゲは異様にプヨプヨっとしていて、野菜かどうかもわからん。ともかく、この野菜たちは、最終的に配属されたとして、とても潔くどれもかれも品質が良さ気に感じます。 



<漆塗りのような漆黒なメンマはつややかに健在>


 それにしても、東京に来て、ラーメンを食うようになってからの行動範囲の中で言うと、とても漆黒さが気持ちよいと思える次第。醤油のつけこみが非常に深い・・・・それゆえに「辛い」と思われがちだが、いやはやどうして・・・・。チャーシューと同じなのですが、色合いほどには塩気を感じずで、わりと本来の味わいが分かった気がする。ともあれ、このメンマは日本酒か焼酎でやりたい。










 総じまして、「年度末を迎えるしばしの休息の一杯」といったところか。しみじみとした高品質で、心もほぐれる。こういう仕事をしたいもんです。


 さてと、これからは怖いオジサンたちへの報告と相談と陳情と・・・ひとりでかけずり回るという仕打ちで泣く。むちゃぶりでっせ・・・・。逃げ口を閉ざされた思い。なので詠います!



   睦月去り
   多忙極まり
   追い打ちか・・・


   むちゃぶりマジか?
   弥生は間近か!



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!








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ピットロード 1/700 日本海軍 駆逐艦 睦月 W69

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【今週のラーメン1427】 つけめん TETSU 三鷹店 (東京・三鷹) 中華そば 〜煮干しの甘い系のスッキリしたコクと豚エキスのほどよいサッパリ加減は流石



最近、インフルエンザが流行しているようである。同じラインにいる女性同僚の方が、一週間お休みとなった。自分では、割と身の回りの手続き関係は、自分でやるようにしているため、困ったことがそうも起きないだろうと高をくくっていた。ところがだ・・・・いろいろな伝票の入れ方の相談とか、書類採番の管理保管とか、押印手続きのお作法等など・・・、代わりに問合せを受ける立場になってしまい、大変困ってしまった。周りに聞く人もおらず、緊急を要することがあって・・・・申し訳ないが、風邪ひきのご自宅に電話をして質問をしてしまった。電話の向こう側から・・・・たいそうな声がれであり、かわいそうなことをした。いろいろな立場で、いろんな支援ををしているのだと、つくづく思った。分かっているようで、分からないこと。日頃当たり前のように思っていることが、いざとなれば大変ありがたいとか、大事なことだったりすること。いや・・・・、自分の足下を見ていないなと感じる一週間でありました。






 ・・・などと考えながら、滑りそうになる足下を見ながらゆっくりと駅の方角へ歩く週末。それはもう、二週間連続の週末の大雪。しかも記録的を超えたマンモス積雪。昼前後から気温が上がって来て、ゆきがぐちゃぐちゃであります。さっさととある用事を済ませて、とっとと帰って昼間から家でビールでもあおるつもりだった。いつもの常連店「中華そば みたか」に足を伸ばすことさえも、まさに鬱陶しい思いでありました。そんなことを思っていたはずなのに、三鷹には、駅ビルの中にあの「TETSU」がある。・・・・結果として店内に吸い込まれてしまいましたがな・・・・。言えね・・・・、丁度嫁さんと子どもは実家に遊びに行ってて、昼飯も食ってなかったし。駅近くのコンビニでお弁当としこたまビールを買い込んで!と思ったのだけど、この雪でおにぎりさえ未入荷なんだもの・・・・。そんな状況に「TETSU」があれば、そりゃダレでも吸い込まれるって・・・・・。






 ・・・てな感じで入店。クラブ活動的な体育会系な元気度100%の店内の雰囲気が、まさにFestive!!!! ってな感じであります。つけめん・あつもりと相当迷ったけど、やはり今回も中華そばとさせていただた次第。なぜって、最近下腹が気になるから(笑)。今回はビールはやめといた。帰り道がつるつる滑るし、家に帰ってから一人ゆっくり泥酔してやろかと企んでいたからね。しばらく経って私の中華そばは、つけめん順番を飛び級で追い抜かすエリートの如く、あっと言う間に配膳であります。さてさて、頂きますかな!例のやつをと思いきや・・・・この一杯、また麺顔が少し変わった気がする。元に戻ったような感覚と微妙な味わいに・・・・私は今回も、心の中で叫ぶしかなかった。




 めさ旨いがな!ミーハーと言われようが・・・やはりブランドの一定の底力を感じる質実さと変化を感じますがな!旨し!!





【スープ:ちょいとリニューアルを感じる塩気のアピール・・・そして変わらず安定した煮干しの甘い香り】


<今回は、少し塩気と柚子感が以前より増した感じがいたします>


 今回は、見るからに前回と変わったところがある。それは「麺」と「肉」。しかし味わってみるとスープも少しバランスが変わったように思えます。特に塩気。以前は、全体的に柔らかさと爽やかさが主体となったバランス感がナイスと思っていたのだが、今回は最初から丸みありつつ、厚さを感じる塩気にピンと来ました。これまでの食からくる先入観との差であるため、塩辛いという訳では決して無い。事実、食べ進めるほどに、非常に慣れて来て、塩気のアクセルなの感じなくなる。ただし、豚のコクと塩気の結びつき感は以前よりも強く、そこを煮干しの甘さが覆い尽くすといった感覚で食い進めます。


 まぁ、例えるなら、正月に会った甥っ子のようなもので、随分まえの記憶をこちらとしては引きずっていて、「おや?」と思うのと似ているかもだな。久しぶりの間は成長しており、連続しているわけだ。スープも然りで、日々成長、進化、変化しつつ、客を飽きさせない工夫をしておられるのかと。


 また、柚子も今回は、風味が増したかも。こちらは柚子皮のひとつまみ分の量がたまたまた、この一杯だけは多かったのかも。決して嫌いではない風味なので、こちらとしてはウェルカム。いちいち細かいことを気にするオッサンな私の意見など参考にしなくても良いのだが(苦笑)。







<煮干しの甘い系のスッキリしたコクと豚エキスのほどよいサッパリ加減は流石というところか>


 歳を取ってしまうと、変わらないということにどこか安堵を覚える。なのでこの近年は、昔ながらな中華そば的なものばかりを追い求めておるのかもしれない。ここでも、この一杯の中に基本的な路線として、煮干しの甘いコクと、それでも豚コクの煮出しが豊かでそれでもサッパリとした味わいにスタンダード感を覚えて、やっぱり安堵する。この煮干しの風合いは、三鷹駅ホームで電車を待っていると、どこからともなくふわ〜っと漂って来る。なので、この煮干しの香りが、もはや私にとっては三鷹駅界隈の無形物なランドマークと捉えておる次第。


 豚のエキス感もいい。ラード感もほどほどで柔らかさとクリアーさがとてもいいバランスと感じてしまう。白濁とまではいかないスッキリした煮出しがいいね〜。スープと丼の接点あたりに細かく泡立つ。ここに私はなかなか旨そうなエキスの「濃ゆさ」を感じて和む・・・・・。もはやラーメン変態度丸出しであります。









【麺:初心に帰ったのか!?ストレートなちょいクッシリ麺に安心感を覚える】


<またオリジナルに戻った標準サイズの奇麗なストレート麺、歯応えはスタンダード的高密度感>


 また元通りになったのね。少し前の一時期は、平打ち縮れ麺でありまして、一転して素朴さアピールであったという記憶。それがまた、洗練されたような奇麗なストレート麺にもどっておりますがな・・・。どちらも捨てがたし。そういえばこの系列「きもはん」も時々ストレートであったはずと思い訪ねて行って食うと縮れだったりするもんな・・・。ともあれ、店舗展開をギリギリまで広げて、それなりの品質を担保しているブランドの陰ながらの努力というものを前向きに感じますよ・・・。


 やはり、ストレート麺は、角麺のほうがきっぱりして見えて見栄えがいいね〜・・・・細麺で汁系の場合は特に。加水の高さもやや感じるが、潰し込みというか麺に密度感を感じて、前歯の刺さりに淡くクシクシっとしたフィーリングを感じる。前回のヌチッとした感じも好きだし、節操がない私なのだが、やはりTETSUは、東京のブランドなので、中華そばを謳うなら今のストレート麺で通した方が、ブランディングとしては正しいと思えるけどな・・・・。






<汁をあまり吸わないで持続するしなった感覚、表面の固さが心地よいスベリ感>


 食うスピードが早い私なのであまり参考にならんかもですが、時間の経過に対して汁の吸い込み度合いが低いと感じます。私的には、最後まで持続した歯応えが印象的でして、そしてしなりも終始一貫したかんじがあります。表面のきめ細かい艶感と固さが、スベリにおいては好印象を与えて、つるーーーーーっつとしたスベリ心地がナイスと感じる。やはり、こういう麺は、のど越し一番って感じでして、いつも以上に食うスピードが増す!


 などとスピードについては自負があったのだが、隣客はさらにその上を行くので参った(笑)。私より遅く「つけめん」が配膳されたのに、麺量も多いのに・・・先に食べ終わってるやないの。あの中太麺を絶対に飲み込んでおられるよね・・・・たぶん。まさしく、麺の味わい方はひとそれぞれということで・・・・。







【具:個人的には、この店では初めてのロール系のお肉であります】


<この店では初めてお目にかかった・・・モモ?かロース?のロール肉・・・>


 肉は、つけめんと共通のパーツのはず。ということは、チャーシューは全くリニューアルしたということだね。以前はバラ肉系でして、分厚めの脂身/筋肉質/脂身/筋肉質・・・・というった断層というか地学的な構図を見ていてよだれを誘った。今回は一転して、ロール系ですな。固く縛った凧糸の跡までクッキリと伺えます。そして歯を立てると、ロールが解れて柔らかく崩れる。脂身的な甘い誘惑は薄いけど、タレの仕事を語るような実実な旨味を感じますよ。なんとなく、ここれは白飯よりも日本酒とか焼酎に合うと思えるのですが、まぁ・・・旨いことには代わりはなし。


 一つきがかりがあるとしたら、中華そばでは非常に相性のよいロール肉でありますが、つけ麺では以前の方がワイルドで相性が良かったかもですな。ま、オッサンの独り言、戯れ言として見逃していただきたい・・・・。





<いつまでも・・・変わらないメンマ、浅い味付けがスープにフィット>


 自分の身内だったら成長がないと叱りつけるところかもだが、このメンマは、いつ来てもその風合いと形状は変化しておらず、「またお会いしましたね・・」的な親しみを覚えます。浅いつけ込みというより、浅い味付けをしっかりと染み込ませたというような印象。時折繊維に対して垂直に歯を押し立てて千切ると、微かな繊維がスキマ入る・・・・。






 総じまして、「やはり駅から近いという条件は、無敵やね!」と思えます。この大雪なれば尚のこそ!(マンション買うときも身にしみた)


 どこを歩こうにもぐちゅぐちゅな街中。でも一人で家でゴロゴロもしてると一日が勿体なく思えて外出したけど、やはり駅までたどり着いた道を折り返すのが実に面倒。また足下を気にしながら、いつもの倍以上の時間をかけて、家路へと急ぎます。なので詠います!




   突き進む
   バスのチェーンで
   ガリガリ君


   緩む足下
   雪シャーベット




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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雑誌の人格

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【今週のラーメン1426】 麺屋武蔵 虎洞 (東京・吉祥寺) 角煮ら〜麺・中


 最寄の三鷹駅では、私はいつもゆったりできる場所があるのです。毎日ラーメンどこかで食っているように思われていますが、実はそこに立ち寄りお茶やワインを飲んでいたり、サンドイッチ等軽食を取ってる方が多いのです。ここでは、どんなに忙しくても、たった10分でも立ちより「ホッ」とするのです。


 毎日ここに立ち寄っていると、店員さんとも顔なじみになるのですが、客同士も顔なじみになったりすることもある。積極的には接点もたないけど、「ども・・・・」って目で合図かわすくらいはするようになるのです。ラーメン屋では決して見せない素の私がいたりする(笑)。そんな目をかわし会釈する程度の仲間に、40前後のカップルがおられる。


 はたしてこのカップル、夫婦ではなさそう。でも長い付き合い間がありそです。店にはいって、10分程度は世間話をされるようですが、その後はそれぞれ、好きな読書をしたり、ヘッドホンで音楽を聞いたり、ネットやメールをチェックしたり・・・・・静かに一言も交わさずに沈黙の別行動。でもそれが、とても自然でして、このあたりから夫婦ではなさそうだと感じます。ヲタク同志って思うことなかれ。とっても自然というかリラックス感がありありで、そんなゆるゆるなオーラを店内に無料で垂れ流してくれているのです。


 別にこれを目指そうとか思っていないのですが、内の嫁とは決してできないだろうな・・・・。読めは自由人、不思議ちゃん等、いろいろ形容詞をつけるのは可能でありましょうが、顔を合わすとお互いに、イジリたくなるような関係でして・・・喧嘩に発展することもよくある。そういうコンビネーションなのです。


 その店で良く会うカップルを見る度に、男女の間のリラックスのあり方って・・・いろいろあるのだなと、いつもしんみりと感じるのです。羨ましいとかそういう感覚でもなく、ただ、いろいろと個人に個性があるように、カップルという個性の複合体にもいろいろあり、個性のぶつけ合いでもないのだなと・・・。


 デートとは大げさだが、たまには嫁と飯でも食いに行くか。ラーメン以外でね。






 ・・・・などと考えながら、いつものホッとするスポットにたどり着くまでは大変でありました。最寄りの三鷹駅の一つ前、吉祥寺で中央線が大雪のために立ち往生といった具合。駅ホームで停車している時間が相当長くて、いつ動き出すか想像がつかなかったので、仕方ないイラつきを覚えてしまう。その上に空腹感も重なって来るから、遣り切れなくなって、途中下車。降りてラーメン食って帰ることとしました。

  




 されどこの雪。花金の夜の吉祥寺とは思えぬひっそり度合いが異様です。ハモニカ横丁すらがら空き・・・・。こんなんじゃ、早く店じまいだろうな・・・・と思いつつ、引き返そうとしているところに、一所懸命に雪かきをしているお店を発見。それが「虎洞」さん。おおお! かなりご無沙汰しているお店。来るか来ないか・・・分からなくとも、一人でもお客がいるのならと考えると、妙にいじらしく思えて、ここは売り上げに貢献してあげようと入店を決意です。券売機の中で・・・・なぜか「角煮」が目に入り、今日は「角煮ら〜麺」に決定! 通常なら稼ぎ時の時間帯に背客ゼロの状態で、貸し切り状態ですから、いつも以上に悠然と食させていただきましたわ! 今回も心の中で叫びます・・・

  





 めさ・・・旨いがな!こってり系得意なお店が作ったあっさり系!するするっとガッツリ食えるやん!旨し!!


 






【スープ:難なく食わせる甘みある魚介感・・・やっぱりしっとり感豊かな豚コラーゲンが下支え】


<無骨なイメージを一掃する・・・非常にやさしい甘い煮干しとスッキリ醤油味>


 どうもこちらはコッテリなイメージがありまして、最近遠ざかっていたのでありますが、久しぶりに食うと印象が随分と変わるものです。一言で表すと、「さっぱり優しい甘煮干感」といいましょうか。節を使っても、通常思いつくカツオとは違いサバとかサンマとか、ちょいと工夫を凝らすのが武蔵のイメージだったのです。それが、最近ヘビーなものを避けている私でさえ、「ゴクゴクいけるやん!」とちょいと嬉しくなる優しい仕上り感覚です。醤油のエッジングは、正直言って弱いけれど、その分、お得意の豚感覚と共に、意外に魚介感も分厚く感じられる。その分厚さだけ動物一辺倒のこってり重視とは、距離を置いているように思えます。


 こういった、コッテリしているように見えて、意外にやさいいってのが、学生時代にも社会人フレッシャーズ時代にも仲間にもいたもんです。学生時代はスポーツ系クラブ一辺倒とか、会社に入ってはモロ営業系って暑苦しいような仲間がいたっけ。親分肌っていう天性も持ち合わせていて、どことなく別世界の人たちのように当時感じていが、意外に一対一で接する機会があると、実にシャイな部分があったりして、一気に打ち解けてしまう・・・・。


 つまり、単なる偏見というやつか、実は付き合ってみるといいやつだ。実は食ってみると自分の好みに合うところがいろいろある。そんな感覚がありまして、これも大雪が連れてきたノスタルジックな雰囲気が包み込んだのかもしれませんな。






<それでもしっとりと味あわせる豚のサッパリコラーゲン感が印象的>


 それでも「武蔵」と感じさせるのは、コラーゲン感を忘れていないよなっという感覚。メイントッピングの角煮からも熱で滲み出ているのもありましょうが、ベーススープにはしっかりとした豚肉の煮出し、丁寧で穏やかな豚骨の炊き込みが感じられます。ラード感のようなシャープさでもなく、青龍刀でぶった切るような分厚さも感じられて印象的であります。


 レンゲですくい取ると・・・・そこにはキラキラした輪が小さい渦のように舞って、無骨さの中にかわいい華やかさを作る。後になってなるほどと思うのは、角煮の旨さをストレートに味わうには、こってりスープよりもさっぱりスープの方が際立つ。かといってサッパリしすぎていてもだめで、これこそ「いい塩梅」なコッテリさとさっぱりさの隙間な感覚。









【麺:これ苦手という人いないでしょ!と思える定番な平打ち縮れなモチモチ麺!!】


<これは広くウケるかも!縮れ平打ち系太麺でモッチモチ系!>


 これは、日頃ラーメンを食べ慣れていないとか、食べる回数が少な過ぎるといった方でも、分かりやすいモチモチ感と言えましょう。そして、太い麺がややワイルドに見えつつも、縮れた感覚がどこかしら本格さを醸し出すようにも思えます。そして、明らかな多加水系の風貌が、きらめいてアピール度が分かりやすい。


 前歯の刺さり方からしてまさにソフティー!切断の間際でクチリとした感覚すら新鮮に思えてくるやないの・・・・。奥歯に運んで圧を加えるが反比例にして反発度を増す。この辺りがモチモチ麺の醍醐味と言えましょう。ダレが食べても本格派な満足感を与える。まるでブランド品で扱いやすいスキー板・・・てな感じに似ているものを感じる。それに・・・普・中・大と三段階あって、どれも同一価格ってのが実にうれしい。






<表面の光沢が太麺の割には「チュルピチッ」と弾ませるように高速に滑りゆく>


 麺の素性が分かってくるとあとは本能の導くままに、啜り上げるのみ。もう麺を食っているのか、呑んでいるのかも判別が難しいかもな状況に陥ります。呑兵衛が酒に飲まれるのと同じ感覚。大雪でどこか気分がハイテンションになっているのかもしれませんが・・・・、こうなると少し多めにリフトして、ズボボボボーって啜り上げて快感を覚えますぜ!そして、啜って奥歯での咀嚼の最後・・・嚥下の寸前でチュルリン・・・・と残像を残す感覚。もう、ほとんど病気と自己診断いたします。







【具:むしろ白飯を欲する・・・・ホロホロ〜で分厚い角煮がナイス!】


<これ一個で飯何杯でも食えそう!コラーゲンたっぷり感と仄かに中華系スパイス??>


 この一杯の製造原価のかなりの部分を占めるのでは?と思える高品質感覚。などと思っていたら、相当に大きな鍋で店内マスプロダクトされた角煮。あちこちで角煮ストック鍋をカウンター越しにチェックしたりする私は、相当に意地が悪い。それでも旨しと思える。ホロホロさと脂の甘さが醤油味にこの上なくマッチする。しかも・・・どこかしらハッカクのような中華系のスパイス感もにわかに感じるところもあり。表面の脂部分には焦げ目が淡く入っていたりする。


 トロトロ・・・ってのが角煮のメインパフォーマンスでありましょうが、ギリギリその一歩手前で踏みとどまったような凛々しさ。前歯で食むと、肉質と脂身の部分の断層を境に、かぎ状な切れ口にほどけて裂ける。そして咀嚼すると煮汁と脂の旨みが滲みでて旨し。この滲み汁は、白飯でもよかろうて・・・・。そして、スープに溶け込んでもスープレベルを間違いなく上げると思えてしまいます。





<ときどき・・・コリコリしあ麺がおるなと思ったら、穂先メンマ>


 だって・・・色合いが似すぎているもの、麺と穂先メンマが・・・。因みにこの日はアルコール摂取をしておりませんでして、シラフでそう感じてしまった。というか、穂先メンマの柔らかさが柔らかすぎる柔らかさであり、想定外ですもんね・・・・。味付けも非常にシンプルでいて素朴な薄味。ゆえにスープとかコラーゲン感を吸い込んだような印象。悪くはない。この一杯ならセンスには合っているし調和が取れておるかと。







 総じまして、「寒いうちに・・・次回は味噌でも!」という感覚で爽やかにフィニッシュです。


 さて・・・・大雪の混雑で嫌気がさした乗客の中で、数パーセントの方はラー好き/ラオタであったのか・・・・、食し始めてからフィニッシュするまでの間で、一気に8割方埋まってしまったこの店内。ちょっとした幸せ求めるサラリーマンばかり。今週もみなお疲れ様でしたね。ラーメン食って・・・また来週から頑張りましょう。週末は、ゆっくりしながらね・・・・。なので詠います!




   大雪で
   帰宅あきらめ
   しばし麺


   そんな輩で
   一気に混雑




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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大雪 (大型絵本 (2))

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吉祥寺ぴあ 2013 (ぴあMOOK)

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【今週のラーメン1424】 自家製麺 伊藤 銀座店 (東京・銀座) 中華そば・中


 「人手が足りない、何とかならないか・・・」という相談を持ち込まれることが多い。立場上、そうなってしまうのだが・・・・以前なら、そういう相談には具体的に乗れたのかもしれないが、未だにそういう相談が多い。まだ、私の今の組織ミッションが組織全体に理解されていないのかも・・・という思いもしてならない。しかし、放置もできないのし、どれも切羽詰まった課題なので、無視などできない。


 そいういう現場からの相談で多いのが「窮状を訴える」ことに重きを置いて説明展開をすることだ。確かに、窮状は十分に理解できる。おそらくどこに相談してもダメだったのか、相談のしようもないため、私に相談したのだろう。しかし、これでは実際問題として、有効的な解決策が導き出しにくい。そんな悩みを持ち込んでくる管理職に対して、いつも私は思うのだ。ならば「ビジネスプランをベースに説明展開して欲しい」と。


 今大変だから、緊急事態だから、というのはみんな言うことなので、経営幹部に対して具申してみても、「みな同じだ」「そういう中で何か上手い手を考え抜くのだ」としか返ってこない。まだ少し筋がいい説得としては、予算必達のためには・・・・リソース計画が、どうのこうのと・・・・いうような話。これにしても、やはり、予算は組織員全員に割り当てられたもののため、特別扱いはできず、結局却下されてしまう。


 だから、私は「現状の体制と、ビジネスプラン(当初掲げた計画)のGAP」、「そのGAPが近い将来どのような不都合、インパクトを与えるか」、「自社と他社の体制の違い」、「ありたい/あるべき体制、そしてその活動プラン」、「どのくらいのビジネス規模/OPをいつ達成するのか」、「達成したあとはどのように考えているのか」・・・・・などといった、「ビジネスプランのどれかでも証明できないものですか」としか言いようがない。人的リソースも資金要請も、もとはビジネスプランに必要なもの。だから、今走っている/走らせようとするビジネスプラン上のリスクとして、検証して証明してみせなければ、人事権を握っている経営幹部の心を打ち砕けないと思う。


 しかし、このビジネスプランというのは、非常にハードルが高い。今走らせているビジネスをなんとなく引き継いで、遂行しているというスタイルが現実には多いのかもしれないから。真にビジネスのオーナーシップをとれる人、そうでない人とでは、貴重なリソースを分け与える度合もおのずと違ってくる。従来の流れでリソースが足らないというのではなく、新しい打ち手や事業戦略のために、人的リソースが足りないという伝え方をしなければ、ハートを打たないのかもしれないのだと・・・・。


 ここまで言うと、現場のハートが折れるかも。そして、私は理想家か口だけ人間として、その後妙な扱いを受けることとなる。苦しい時こそビジネスは、計画通りには行かない。なのでいろいろ考えるわけだが、もう一度改めてビジネスプランを考え直すことが大切なのかもしれない。こう言った「ビジネスモデル作り」は、一部の企業家たちの専門業ではなく、一般企業の管理職としても、プロセスをある程度身に着けておかなければならない。身に着けられなかった管理職が問題かもしれぬが・・・、そういう風土作りを怠った組織の罪は重い。はたして、責任者はだれか・・・。

  









 ・・・などと思いながら、銀座を歩く。昼飯も食えず会議が続いて、そして外出だ・・・。腹が減るとかいう感覚が最近無くなっていて、気が付くとガス欠状態。夕方前の冬の銀座は、夜の支度の真っ最中という風景もあったり、はたまた・・・どんな仕事しているのですか?と問いたい超高級車を乗り回す中年男や、いまだに三越や和光でショッピングという化石的なマダムの巣窟であります。日本の富が一極集中しているのを肌で感じますな・・・。しかし、そんな銀座五丁目交差点界隈の、路地の地下に「自家製麺 伊藤」という看板がまぶしい。ラーヲタに限った話になるが・・・。

  



 地下につづく階段。銀座B級グルメの店が並ぶ飲食テナント。その一角にあった。銀座にあって嬉しい「通し営業スタイル」。この時間に銀座でラーメン食う客はおらんやろと思える午後4時過ぎに、一人マダムが先客としておられた。うーーーーん、潜在的需要を感じるな〜。なんて考えて、私は、券売機で定番の「中華そば 中」をチョイス。わざわざ「(ねぎのみ)」という但し書きがある券売機のボタンが少し笑わせる。何も知らんと中華そばを注文して・・・出てきたのが「素ラーメン」だったら、怒る客も中にはおるでしょうからな・・・・。



 それにしても、通し営業とは言え、基本的に夜営業に備えたアイドリングタイム。スタフの数も極端に少ないのか、少し配膳までに待ってしまった。その待ち時間が、放置プレイというものか・・・・余計に食欲だけをそそりあげる時間帯になりまして、配膳完了の約8分後には・・・思わずよだれが出てしまう。待ちこがれた一杯なのか・・・、一口スープをすすれば・・・心の中で叫ぶしかないです。



めっさ、めっさ、旨いがな!! シンプル・イズ・ベストを体現したかのような一杯! 煮干しの加減にひたすら泣く・・・。








【スープ:他店舗よりも濃ゆくないとことを、この店のならではの個性と捉えるべきかもね・・・】


<意外にさらっと出汁で食わせるニボニボスープ>


 おお!?実に久しぶりの「伊藤系」ですが、ここまですっきりしてる麺顔だったかと思う。たしかにいわゆる「素ラーメン」状態であるからすっきりと受け取るのも分かる気がするのだが、スープにどことなく透明感を感じるのは、これまでのイメージとは少し違う気がする・・・。と思い、実は食ってから帰宅途中に過去レビューの写真(他店舗)と見比べるが、やはり私のイメージの中の伊藤は、やや深緑がかった・・・じっとりとした感覚が広がる濁汁。そこに脳天から煮干しの濃厚さを感じて、初めて食った時は相当のショックだったのが、昨日のように思えてならない。それも、関西拠点にラーメン活動していたころだったから、東日本の煮干し文化というものもじわじわと感じたものだった・・・。


 でも、これはこれで「アリだ」と思うのは、依怙贔屓と言われても、節操がないと言われても、正直な感想なのだから仕方がない。「伊吹」や「凪」など、パンチ系な煮干しも良いのだけど、落ち着い中にややアクセル効かせた煮干し。それが、銀座という洗練された地区にはお似合いなのかもしれない・・・。


 煮干しの出汁。従来の伊藤系とは違うとは言っても、ややその淡い色合いの中に、煮干汁特有のすり潰したような、浮遊物と深緑のような色合いのエッセンスはしっかりと受け継がれている。DNAは引き継いでいると思う。最近もうこってりなものが重いと思えるようになったから、余計にそう思えるのかもしれぬ。しかし、この程度が実は私にはちょうど良いと思えるのだわ・・・。それに、やっぱり世間一般的にはとても煮干しの効いた汁に他ならないと思うし。





<程よい塩加減と浅苦いエッジングにゴクゴク一気に飲み干す>


 要するに、動物系の下支えが薄い為に余計煮干しがすっきりと感じて旨しと思える!さっぱり系と言えども、しっかりとした塩味が煮干しの苦さと結びついて味に立体感を感じる。


 そして「塩がさわやか」な感じもする。こっぺりとした濃厚な出汁を塩で補強するのはよくあるけれど、「さらっと一杯、酔った勢いで食う」煮干しとなれば、これは最高にうれしいではないかな・・・。この界隈でなら、飲んだ後に「いし井」や「朧月」、「篝」で〆るというのも醍醐味だが、ここに新たに「伊藤」が加わるとなれば、ラーメンラバーなら銀座はたまらんエリアとも言えましょう。どこぞのVIPがもし万が一、ラーメン好きならば、私は最高の接待ができるかもしれませぬな(笑)。もっとも、クラブなど全くもって無縁な男なので、そういうことは一切ないと言い切れますが!








【麺:嗚呼、伊藤のポリシーを感じるところです】


<このパツパツさは流石に伊藤健在なりの安定感>


 この麺があれば、トッピングなど無用である! 私はそう言い切れるほどに、この麺が好きであります。麺について言えば、嗚呼、やっぱり伊藤!という感動が100%なのであります。何なのだろう、このパツパツさは、伊藤系独特の個性がある。単に博多麺のちょい太い角麺・・・・というだけではない、伊藤オリジンを感じるのだが・・・。


 歯応えのパツパツさが堪りません。前歯での千切りが・・・パツっとしながらも断末魔にヌチりと感じる押しつぶし感。その瞬間に粉の熟成度が伺える香りがいい。その粉の香りに煮干しの風合いが入り混じって、「ああ伊藤系」と思える恍惚感。ほとんどマゾの部類な私です。煮干しマゾ・・・ニボマゾ。


 奥歯での押しつぶし、すりつぶしにおいても、固いテンピュール感が感性に響きます。茹で上げのテクニックもありましょうが、麺の素性の良さを如実に感じるのですが・・・・・。この麺があれば、大丈夫と思える。大東京のド真ん中、銀座で伊藤なりの存在感を発揮し続けて欲しいものだ。



<中盛りの後半で仄かに出汁を吸い込む、固さとしなやかさ>


 さて、どちらかと言うと男性的なこの麺ですが、汁を若干吸い込んで・・・女性的なニュアンスもありなむです。私自身が食うのが早い方なので、参考にならんのですが、中盛りという選択はかなり麺のボリュームを感じます。腹落ちするといった満足感。素ラーメンでここまでの満足感! 麺に非常に高い密度感を感じるため、すべりはややザラツキを覚えますが、後半になると汁を吸い込んで滑ややらかになる。表情がすこしほころぶ。これまで強さ一辺倒だった強情さが、ちょいと弱みを見せるようなところがかわいいとも思えたりする。固さとしなやかさ。背反する両方のエッセンスが、後半に融和する思いです。









 総じまして、「これからは銀座が熱い!」とラーメンに関しては凄く感じたところ。いろいろ、いい麺が集まって参りました・・・・。


 この界隈で飲んだ帰りの〆には絶好!と思えど、銀座で飲んだことってもう一年前以上にまでさかのぼる。あのころもしんどかったな・・・・と思いつつ、なので詠います!




   ギラギラで
   派手な銀座に
   羽目外す


   などと言っても
   千円未満



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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