ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1469】 らーめん こんどる屋 (東京・西新宿) 塩こんどる+生ビール


 今週はものすごく花粉症がひどくて悩まされています。夜中に息苦しくて目が覚めるのは、悪夢か花粉症かどちらかわからんのですが、最悪なのは仕事の夢でうなされながら、鼻が詰まって息苦しいという夜。なんだかね〜、春は光り輝く昼間はいいのだけど、冬の残り香を感じる夜は、逆に気が滅入ります。


  




 生きてゆくためにしたくないこともやるのが仕事やー!ととある番組で芸能人が叫んでおりましたが、まさにそうだねと思います。これは自分には明らかに合わないとか、しのごの言って悩む前に実行してしまうのが私のやりかた。しかしこれを追求しすぎて、これ以上やると周りに迷惑がかかる状態に追い込まれるとと、一気にビビりが襲ってきます。そんなの誰もが乗り越えてきたのでしょうが、何となく鼻詰まりの晴れない気分に重くのしかかる春の夜。連日うなされて昼間に眠気が襲ってきます。仕事がはかどらないし、気分ものらないね〜・・・・。


  




 ・・・などとこの日も考えながら、二日酔いの頭を抱えながらプチ休日出勤をして、早々に退散し・・・・めっきり春めいた土曜日の遅めのランチを摂りに西新宿あたりまできてしまいました。近くにあるお寺も、桜が満開直前のような、なかなかいい風情であります。桜の頃は日本っていいなーって気分になりますし、こういう時こそちょいと和なテイストを求めていつもとは違ったラーメンを求めたくなる。今回は、「こんどる屋」さんに出没です。凪系の新店舗となれば行かねばなるまいですよ、東京在住のラオタとしましてわね。


  





 さて訪問時ですが、午後二時半をまわっておりまして、さすがにその時間帯だと少し閑散としておりますな。混んでない「こんどる」屋。ならば、周囲にも遠慮せず、まったりと過ごそうではありませぬかと、昼間から生ビールをチョイス。数時間前には二日酔いで青ざめていた男のやることとは思えません。春めいた気分が私をそうさせる。しばらくして届いたビールは、ジョッキがキンキンに凍っていて、春どころか一気に真夏を感じさせます。ほろ酔い気分で半分程度空けたところで配膳が完了。嗚呼・・・今日も啜って心の中で叫ぶ。


 うほっ!これは啜った瞬間から山の清流を感じさせますやん!旨しというより・・・クセある美味!






【スープ:実に、オヤジ泣かせの塩ダレ!クラシカルなようで斬新!ネオネオ・クラシカルな塩スープ!】


<オヤジ泣かせの清流魚系の香ばしさですな>


 しかし今回の凪グループの新店舗展開には、実験的ともいううか可能性のさぐりを感じますな。この麺顔を見れば、これまでの凪系列とは大凡予想がつかんというもんです。ガツンと濃厚なニボと豚骨のコラボでラオタの胃袋を満たしてきた系譜とは180度路線変更したかのごとくの感覚。しかも、前店舗は、炎のつけめんという辛旨系でしたから、これは春の珍事とも思えるのは私だけでありましょうか?


 麺顔は、至ってシンプルな塩ラーメンの風貌であり、よく見れば手切りで肉厚のチャーシューの大ぶり感にスペシャリティを感じます。ざく切り感ある薬味ネギは、どこかしら柔らかくポップな風貌として華そ添えるがごとしです。何となく春めいた感覚が食う前から漂う。そんな感覚でいざ最初のひと啜りを始めていくのです。


 いやいや〜、これは個人的には全く新しい風合いで驚きです。もともと塩ラーはそれほど詳しくないものの、いかにも「山奥の清流に棲む川魚」の香ばしさがじんわりと響き渡ります。なるほど、海の魚(煮干)でガツンといくこれまでの取り組みと真逆で、川の魚(鱒)でじっとりと食わせるというトライアルというわけやね!この魚のガッツリ度合いに凪のDNAをこじつけのように感じるやないの。鮎とも違った感じで多少濃厚さが滲み出る出汁加減。見た目以上にしっかりとした味付けであります。豚鶏系も投入されておるとは思うが、すごく控えめにすら感じます。


 敢えていうなら、苦手な方もおられるかもしれない。でもなんでだろうか、年を取って来るとオヤジっぽい食べものが無性に美味しく思えてくるのでありまして、焼き肉よりも刺身、唐揚げおりもおでん、というような趣向からすると、ド・ストライクな汁かもしれません。後半多少飽きて来るなら、テーブルセットのペッパーミルを使うとぐぐっと風合いが変化します。急激に風合いが変化ししてまた食べるスピードが加速しますが、入れ過ぎると鱒ダシが飛んでしまうかもしれないので要注意です。







<淡麗のようで塩気は密度感ある仕上げ>


 もう一つ意外な特徴といえば、「しっかりとした塩加減」でありましょうか。見た目には淡麗で、コンセプトとしても優しく食わせる一杯なのだろうと麺顔からイメージ受けますが、味的には濃いです。塩っぱいというのではなく、ボディー感あるみっちりとした塩コクと申せましょう。なので鱒ダシの風合いがピッチリと際立つという構成かも。


 トッピングにあるチャーシューの塩気とくらべてやや勝るかなという塩分濃度。しかし、シャープさがなくてまったりとしてサラサラとしたスープ。いや〜、ちょとあまり経験してこなかった鱒と塩気との結びつき加減です。これは、ラオタ、ラーメンコレクターとしては、食って意味あったかなと思える次第ですが、毎日食える系でもないかな・・・。などと感じていたら、徐々にメニューを増やしていくようなので、今後の展開に期待なお店であります。券売機にあってまだ「×」マークが光っている中で気になっているのは「トンテキ¥500」。また行きたくなる。










【麺:透き通る春風のような食感とその見栄えなり】


<究極のヘルシー麺のような佇まいと食感>


 この麺も、あるようでないよな〜と思えます。何と言うか・・・冷麺にとても相性が良さそうにも思える瑞々しい風貌が印象的であります。このとても軽やかな食べごこちが、夏の食が進まんときには合いそうかも。


 ひとことで言えば「超ヘルシーさを感じる」麺。加水は高めなのですが、粉感というより密度感あるグルテンを延ばして極細に切り、手揉み調に縮れさせたような感覚。歯応え的には、カツカツとするのだけど、それは軽い切れ味。こういう麺は一度どこかで食った覚えあるのだけど、思い出せん。春雨やマロニーとは似ても似つかないが、食ったときのライト感は、それらに匹敵します。素朴なソバージュくねりがまた一段と旨そうにも思えますし、なかなか新鮮な食感でありました。







<ライトのようでしっかり外固な細麺のスベリ感覚>


 軽やかでも密度感あるという矛盾を感じながら食していきますが、確かに感じる外固な地肌感。それらが縮れもあって複雑に絡み合う。張りがありカッツリとしている。茹で上げ時間はそれほどかからないでありましょうが、極細でも多少の茹で上げ過ぎは多少こらえてくれそうにも思えてしまうが真偽はさだかではありません。







【具:実に質実さが伝わる具達・・・・こういうところに全体の手のかけ具合も感じる】


<すごく丁寧さを感じる大判ロース肉>


 このチャーシューは完璧。中のピンク色した仕上げ加減も最高で歯応え柔らかく、肉の本来の味わいがすっきりしている豚肉です。ラーメンは不健康とよく言われますが、こういう肉ならそんな心配は老婆心というものです。 一枚一枚の手切り、オーダー受けてからの手切りか、それほど切って時間がないと思われる見栄え。外側の皮も残っていて脂の旨味も、バラ肉とは別で実は芳醇だと思えるのだが。この肉なら、日本酒や焼酎でやりたい気分だな。






<メンマもほうれん草もこだわり感ありあり>


 深い味の浸透を感じる風貌なるメンマ。関西ではあまりない風貌ですな。歯応えはクニャリとした度合いが高く、味付けが鱒ダシとすごく結びつきが大きいと感じさせます。ほうれん草もいいね〜。とても良い御浸し感覚で茹で上げもベスト。野菜の甘さが光りまして、とても良い箸休めとなりました。







 総じまして、「斬新さ溢れる魚系塩ラーメン」という感覚。まさにオヤジ好みな一杯かもしれません。若い方にはモノ寂しいかもしれないが、そうコッテリ系や二郎系ばかりがラーメンでもありますまい。本当にラーメンとは奥が深いというか、可能性がどこまでも広がる料理だと改めて感じますな・・・。これからもっと暖かかくなると、出歩いて食べる機会も増えそう。今年は春からいろいろ環境も変わるし、はてさて、どんな新年度になることやら。期待というより不安の方が大きいのが確かなのだが・・・。なので詠います!




   暖かく
   上着も仕まい
   ウォーキング


   心も凪ぎて
   立ち寄り一杯




 お粗末!ということで合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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