ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5829】中華そば みたか(東京・三鷹)ラーメン 細葱 半熟玉子 + 竹の子もやしピーマン皿 + サッポロ赤星2本 〜一杯の丼に描かれた懐かしくも完璧な麺顔風景!緑の絨毯が、食欲を掻き立てる!

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昭和の魂と温かい人情が息づく三鷹グルメの聖地への巡礼

 
喧騒と静寂が不思議な同居を見せる街、三鷹。駅前の賑わいの交差点にある古びた雑居ビル。そこには地元の人々の暮らしが息づく穏やかな空気が流れていますなぁ〜。今日の目的地、「中華そば みたか」は、そんな街の風景に溶け込むように、いや、むしろ隠れるようにして存在してるかのようです。その雑居ビルの、何の変哲もない案内板にその名を見つけなければ、きっと気づずに通り過ぎてしまうでしょう〜 。  
 

 
さて、目指すお店は、地下にあります。薄暗い階段を一歩、また一歩と下りていきます。それはまるで、現代から昭和へと続くタイムトンネルのようです。コンクリートの壁に反響する自分の足音。ひんやりとした空気の中に、次第に混じり始める温かく、そして抗いがたいほどに和やかな雰囲気。この香りに導かれるように、私の足は自然と速まりますー。
 

 
店に入った瞬間で一気に満たされます。「いらっしゃいませ!」――。店内に響き渡る、店主の心の底から発せられているとわかる声 。コの字型に設えられた9席のカウンターが全てであり、そこは厨房という名の舞台で繰り広げられるドラマを目の当たりにできる特等席です 。壁に掛けられた年季の入った品書きには「チャーシュー」ではなく「チャシュー」という、どこか懐かしい響きの文字が目に飛び込んできます 。この空間の隅々にまで、昭和という時代の記憶が深く染み込んでいるようです 。ここは単なるラーメン屋ではありません。地元の人々が集い、一日の疲れを癒す「ラーメン酒場」であり、コミュニティの心臓部とも言える温かい「止まり木」 。  
 

 
 
 

<サッポロ赤星> 主役を待つ最高のプロローグ!この一杯がなければ、「みたか」の物語は始まらない!

 
まずは、しばらく喉を潤しましょう。この店の雰囲気に最もふさわしい相棒といえば、やはりこれしかありません。サッポロラガービール、通称「赤星」です。昭和の薫りが色濃く残るこの空間で、赤い星のラベルが貼られた茶色い瓶は、まるで昔からの友人のようにしっくりと馴染みます。
 

 
うへへ・・・キンキンに冷えた瓶ビールを、小ぶりなグラスに自ら注ぐのがこの店の流儀です。トクトクと心地よい音を立てて黄金色の液体がグラスを満たし、きめ細やかな泡がこんもりと盛り上がっていく様は、それ自体が一つのエンターテインメントと言えるでしょう。この瞬間を待っていました!。グラスを傾ければ、しっかりとした苦味と深いコクが、歩いてきた火照った体にじんわりと染み渡ります。ああ、うまい。この一杯のためにここに来た、と言っても過言ではありませんぜ。
 

 
この期待感を最高潮に高めながら、一杯目のグラスはあっという間に空になります。この店のラーメンは、それ自体が最高の酒のアテでもあるのです。名残惜しくも、しかし喜び勇んで二本目に手を伸ばしてしまうのは、もはや抗いがたい衝動です。こうしてゆっくりと流れる時間を楽しむのが、「みたか」という止まり木での正しい過ごし方なのかもしれません。
 

 
 
 

<竹の子もやしピーマン皿> 2種の自家製タレで仕上げる至高のアテ!赤星との無限ループを進ませる最高のアイテム!

 
赤星の最高の相棒として注文するのが、この「竹の子もやしピーマン皿」です。この店ではメンマのことを親しみを込めて「竹の子」と呼びます。その名の通り、コリコリとした食感の竹の子、シャキシャキ感を残して絶妙に空炒りされたもやしとピーマンが小皿に盛られ、ラーメンにも使われる醤油ダレがかけられています。
 

 
しかし、私の皿はここからが特別です。店主は私が「葱好き」であることを知っているので、何も言わなくても山のような葱が降り注がれるのです。その量は尋常ではなく、少しでも箸を入れようものなら、皿から葱が雪崩を起こしてしまうほど。この常連ならではのやり取りが、また嬉しい!。
 

 
この一皿の真骨頂は、ここからの味変にあります。目の前に置かれた自家製の「辣油」と「醤油ニンニクダレ」。まずは辣油を垂らし、ピリリとした辛味と香ばしい風味を加えます。次に、食欲を暴力的に刺激する醤油ニンニクダレを投入。これらを全体に絡ませていただけば、シンプルな野菜が、ビールを無限に飲ませるためのおつまみへと昇華します。この一皿でビール一本は軽く空いてしまう、魔法のようなおつまみなのです。
 

 
 
 

<全体> 一杯の丼に描かれた懐かしくも完璧な麺顔風景!緑の絨毯が、食欲を掻き立てる!

 
カウンター越しに、すっと丼が差し出されます。その瞬間、思わず息を呑むほどの、完成されたビジュアルが目の前に広がります。丼の中央には、鮮やかな緑の絨毯が敷き詰められています。
 

 
これは極限まで細かく刻まれた「細葱」の山です。その緑の山から、ポーチドエッグ風の「半熟玉子」が顔を覗かせ、柔らかそうな「チャシュー」とコリコリとしたメンマが脇を固めています。
 

 
そして、ピンクの渦巻きが愛らしいナルトが、この懐かしい風景に彩りを添えています。これら全ての具材が、美しく透通った琥珀色のスープの上に、完璧なバランスで配置されています。それは一杯のラーメンというよりも、長年かけて磨き上げられた、一つの芸術作品のようですわな!。
 

 
 
 

<出汁> 見た目は淡麗、しかしその奥に野菜の甘みが溶け込んだ、どこまでも深い慈愛の味!

 
レンゲでスープをすくい上げますと、その透明度の高さに驚かされます。光を弾き返す、美しい琥珀色の液体。鼻を寄せれば、醤油の香ばしさと、動物系の出汁が織りなす、どこまでも穏やかで優しい香りが立ち上ります。一口含みますと、その味わいは見た目を裏切らない、あっさりとした醤油味! 。
 

 
その優しさの奥には、驚くほどに深く、そして複雑な旨味の層が横たわっています。その秘密は、大量の野菜にあると察します。参考までに・・・画像と稚ブログ記事をAIに読み込ませて解説させると・・・・「玉ねぎを40分かけてじっくりと飴色になるまで炒め、さらに約10種類もの野菜を皮ごとミキサーにかけて豚骨スープに投入するというのです 。
 

 
 
派手な魚介や香味油に頼るのではなく、野菜という素朴な食材の力を信じ、そのポテンシャルを最大限に引き出しています。このスープの深みは、素材の本質を見極める、伝統的な日本料理の哲学にも通じるものがあります。」ってなアウトプット。いやいや・・・・まだまだ、「中華そば みたか」の情報を学習させねばなりませんー:爆。  
 

 
 
 

<麺> ラーメンの常識を覆す蕎麦ライクな剛麺!風合い強くこの一杯の紛れもない主役!

 
 
このお店の個性を最も雄弁に物語るのが、「麺」。一般的な中華麺の黄色ではなく、象牙色に近いその色合いは、啜る前からただならぬ存在感を放っています 。箸で持ち上げると、ずしりとした重みを感じます。そして、啜り上げた瞬間に訪れる、唯一無二の食感。多くの人が「蕎麦のようだ」と表現するこの自家製麺は、まさにその言葉がふさわしいです 。
 

 
妄想的に言えば、「地粉」と呼ばれる、風味の強い地元産の小麦を使い、加水率を抑えて打たれることで、ワシシャキとした力強い歯ごたえと、噛みしめるほどに広がる小麦そのものの豊かな香りが生まれる?ってな感覚??。この図太さ感じる麺は、優しいスープの中で決して個性を失うことなく、見事なコントラストを描き出します。「みたか」が「みたか」たる所以は、この麺にこそあるのでしょうねー。
 


   
 

<細葱> もはや薬味でなし!淡い食感と独特の葱香りでこの一杯を完成させる緑の王冠!

 
丼を覆い尽くす、鮮やかな緑の山。長葱を極限まで細かく刻んだこの「細葱」は、単なる薬味の域を遥かに超えた、主役級のトッピングです。その圧倒的なビジュアルもさることながら、機能性もまた素晴らしいです。
 

 
極細微塵独特の小気味よい食感!そして鼻腔を突き抜ける爽やかな香りが、スープの輪郭をくっきりとさせ、味わいに鮮烈なアクセントを加えます。最初はスープに混ぜずに麺と絡めて葱本来の風味を楽しみ、徐々にスープ全体に溶け込ませていくことで、一杯の丼の中で味のグラデーションが生まれます。この緑の王冠なくして、このラーメンは完成しませんぜ!。
 

 
 
 

<チャシュー> 名脇役!派手さはないが噛みしめるほどに旨味が広がる滋味深い味わい!

 
主役のスープと麺を引き立てる、滋味深い味わいの「チャシュー」。昨今の肉厚でトロトロなチャーシューとは一線を画す、クラシックなスタイルです。丁寧に煮込まれた豚バラ肉は、余分な脂が抜け、赤身の旨味が凝縮されています。柔らかく、しかし決して崩れることのない絶妙な食感。スープの味を邪魔することなく、それでいて噛みしめると肉本来の優しい甘みがじわりと広がります。この奥ゆかしさこそが、全体の調和を重んじるこの一杯にはふさわしいです。
 

 

 
 

<半熟玉子> ポーチドエッグスタイル!黄金の宝珠!そのとろける黄身が全てを一つにする!

 
これは一般的な味玉ではありません。麺を茹でる大釜で、絶妙な火加減で茹で上げられるポーチドエッグ風の逸品なのです 。ぷるんとした白身はどこまでも繊細で、その中に鮮やかな黄金色の黄身を秘めています。箸でそっと割れば、とろりとした半熟の黄身が溢れ出し、琥珀色のスープと混じり合います。
 

 
この瞬間こそ、このラーメンが最高に高まる瞬間なのです。黄身が溶け込んだスープはコクとまろやかさを増し、クリーミーで官能的な液体へと変貌を遂げます。麺にこのスープをたっぷりと絡めて啜り込む快感は、筆舌に尽くしがたいですーーー。  
 

 
 
 

総じまして・・・「腹を満たし心を満たす!これは一杯のラーメンであり一杯の魂!ノスタルジック拉麺!」

 
「みたか」のラーメンを食べるという行為は、その沼にハマった様な感覚。単なる拉麺活動ではなく、それは、時間と共に変化し、進化していく一つの物語を体験する旅!。ここで味わえるのは、単なる美味しいラーメンではなく、三鷹という街が育んできた歴史?。一度は失われかけた魂を必死に繋ぎとめた人々の情熱の物語。訪れる人々を温かく包み込む、古き良き時代の優しさです。目まぐるしくトレンドが移り変わる東京のラーメンシーンにおいて、この地下の聖域は、時を超えた普遍的な価値を私たちに教えてくれます。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思いいます!
 
 

 
 お粗末様でした!ということで今日も家族に感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!

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