お金がない!
すっかりご無沙汰してる「中華そば みたか」。実は最近5〜6回突撃してはいるのだけど、妙に超行列タイムに重なってしまう不遇。なので今回は3連休初日の開店30分前に突撃して見ました。それでも何とか一巡目ゲットという状況。やっぱ人気すごいね。
さてさて、それだけ気合を入れて来たのだから、赤星3本に皿を重ねて飲み食いしてやろうと言う算段だったのですが・・・まさかと思って財布の中みたら、千円札2枚しか入ってないじゃないか(大瀧汗)。もう大ショックでございます。最近すっかり電子マネー払いばかりなので、財布の中身をチェックしなくなってしまった報いでしょう。そんな流れでして、何とか2千円以内で最大限に楽しんで参った次第でございます。
<サッポロ赤星> 厚みのある旨味と後味の軽やかさがナイス!図太いボディでしっかりした苦味!
財布の予算枠に収めるために、麦酒を抑えるか、拉麺を抑えるか、アテの皿を控えるかで悩みます。まぁ赤星はとりあえず必須だろうと言うことで!。つーかコールしなくても、顔見りゃ赤星出してくるんだど(笑)。
やっと来れた店に、大好きなブランド麦酒がある喜び!。最高気分でございます。オヤジ世代となると、やっぱり図太い本格派がお気に入りです。実に厚みのある味わいで楽しませてくれます。更に言うと、図太い割には後味が軽やか。個人的にはこの引き際の良さも好印象。最近またコンビニで赤星の缶を見かけるようになったので、毎日飲んでるかもー。
<竹の子> 飽きない旨さにオリジナル大蒜ダレと辣油ダレが垂れて旨し!シンプル・イズ・ベスト!
やはり赤星だけでは手持ちぶたさなので「竹の子皿」をコール!。店主は、顔を見てチャシュー皿を用意しかかってたんですがー。やはり何ともさっぱりとした旨さで全く飽きがこない。それでいて出汁やタレにもマッチするので、味わい深い。
そして今回も2種類(大蒜醤油&特製辣油)の橋本店主気まぐれオリジナルタレが提供されます。まずは大蒜醤油から。粗くすり潰した大蒜の醤油漬けとも感じる、とてもワイルドなタレ。醤油の塩気と言うより大蒜刺激がダイレクトって感じ。それがあっさりめな竹の子(メンマ)とは良いバランスです。そして辣油系を垂らしてみましたが、大蒜とは違った角度のシャープな辛味が実に痛快!・・・メンマと相性抜群!試してみてほしい!。
<全体> 「江ぐち」の伝説を彷彿!?不敵な素朴さとシンプルさ!和む醤油出汁に和蕎麦ライクな麺!
振り返ると・・・ここでデフォルトのラーメンを食ったのは久しぶりかもしれません。リアルに前身の「江ぐち」を知っておりませぬが、継承を感じるようななノスタルジックの確からさが伺えるようです。
令和の今だからこそ、ノスタルジックでシンプルな感覚が新鮮に映る。そんな素朴さが嬉しく感じる麺顔です。特に煌めくでもない醤油清油で、素朴な地肌で和蕎麦ライクな麺が透けて見えるのも、レトロな風雅を感じさせるほど。今となっては逆に、大胆不敵な素朴さとも受け取れてしまいそうです。
<出汁> 豚の円やかさに野菜の甘味!昆布の滋味和やか!魔法の醤油ダレが溶けて旨し!
とてもさっぱりとして嫌味が全くない!。醤油ダレが魔法のようにキリリと伸びるような塩気だが、ベースの出汁は優しい豚煮出しを感じます。
まさにひとクチ啜ると実に素朴で優しい味わいと申せましょう。更に大量の葉野菜と昆布の投入と、その煮出しが効いており、とても円やかで優しい旨味となっております。一層優しく円やかな展開がナイス。
<味変> 竹の子皿の葱に大蒜醤油と辣油が溶けた余ったタレをここぞとばかり投入!
これ常連の中では、当たり前のようによくやる手段です。チャシュー皿や竹の子皿ではどうしても最後に葱の小口切りとタレが余ってしまう。それを箸で少しづつ摘んで麦酒を味わうのもいいが、それも実は面倒くさい。だったらそれをそのまま、ラーメンの味変化アイテムに活用しましょう。特に大蒜醤油が程よく葱の風味を溶かし混んでいるので、明るく円やかな醤油出汁にはよくマッチします。麺の風味にも合うかもしれません。
<麺> 分厚い風合いを残す和蕎麦ライク麺!出汁が浸透し切っても素地を感じる旨さ也!
実に風味高いが蕎麦じゃないので、実は品やかさも持ち合わせてます。褐色ぶりでいかにも強力粉らしいザラつき感がある麺です。強い風味の麺に染み入る、優しい醤油スープの一体感が・・・レトロというかノスタルジーと言うか、昭和生まれのオヤジ等を唸らせます。
きっと出自の味を忠実にオンリーワンな蕎麦ライク角ストレートを再現しているのでしょう。元の「江ぐち」が閉店してから再上京したため、その大元の味は知らんのだが・・・何回食っても飽きない旨さ!。
<チャシュー> 昭和の魅力を感じさせるレトロな旨さ!多くのファンを魅了する豚切り落とし!
こんな古風素朴な肉がやっぱり旨いのです。懐かしくもレトロな旨さと申し上げたい。煮豚の切り落としは、この店大人気メニューで、常連がこぞってお土産に買い求めるものだから、チャシューメン頼むことができるのか心配してしまうほど。実際、年末にこのチャシュー塊を購入して義父母に献上して、私の株を上げたのでしたー。
<メンマ> ここでの呼称は竹の子!さっぱり仕立てが出汁に合う!
生まれも育ちも京都の私には「竹の子」と言う呼び名が、実は今でもあまりピンと来てません(京都は竹の子の産地だから)。とは言えもう東京生活が人生の中では大半を占めてるから、そうは言っても馴染みはあります。
サクサクと歯切れがよく、下味は控えめ。醤油スープや、醤油ダレとシンプルにマッチし、いくらでも食えそうな気がするほどライトな旨さが痛快です。豚もいいが、竹の子もいいよね!。
総じまして「名店継承しつつ今や固有のプレゼンス!江ぐち魂感じつつ今に伝えるクラシカル極上中華そば!」
・・・と言う感動の嵐!。この店は古びたビル地下にありながらもとてもハートフルな雰囲気に包まれてる。そんな接客。また店と客だけでなく、客同士も繋がり感じるって言うか、妙にここに来ただけで充実感すら覚えます。感謝すら思う。旨さの継承ととても和ませてくれます。今後も引き続きよろしく頼む!そうこう言っているうちにもう11月。年末のチャシュー予約の頃にはまた来なければ。激しくオススメ!旨しなので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!