ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4469】 春木屋 荻窪本店 (東京・荻窪) わんたん麺 + アサヒスーパードライ 小瓶 〜変わり続ける変わらぬ旨さ!まさに一級品!ベンチマーク的ワンタン麺!

夕方に昼飯!確実に旨さを感じ取れる通し営業!ありがたし!

 


春木屋 荻窪本店 (東京・荻窪) わんたん麺 + アサヒスーパードライ 小瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 年度末が近づいているからねぇ〜忙しい。在宅勤務だと言うのに、ずーーーっと、時間に終われる日でして、結局ランチタイムも仕事をしている。気がついたらオヤツタイムも過ぎており・・・猛烈に腹が減ったのでした。嗚呼、食いたい!飲みたい!。しかし、大抵の店は、18:00 を過ぎないとオープンしないわけで・・・。色々考えを巡らせた挙句、突撃実行したのが、春木屋@荻窪でございます。さすがにこれで業務終了だぜ。
 

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 もう店にたどり着くまで、頭があまり回っておらず。印象的出来事も、今回は記憶にございませぬ。ただ近年、微妙にリニューアルした春木屋。一番大きいのがスタフの若返り。そして次に券売機の導入。タッチ式の券売機の傍に、スタフが操作フォローと食券の受け取りのためにスタンバイ。実は、口頭注文でもよくない?と感じましたが、仕事多忙でヤサグレ気分であったので、あしからず。悪気はなし。
 

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<酒> アサヒスーパードライ!お疲れモードとヤサグレ気分には超淡麗辛口ビールが痛快に響くのだ!

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 確かに疲れてヤサグレてたモードには、安らぎを求める前に、気分の発散が先ですな!。そんな気分には、スーパードライは最適なのだと再認識しました。小瓶だったのが少し残念ですが、春木屋はアルコール類未提供だったところを、最近になって小瓶だけラインナップ。それでよしとしておきましょう。まぁ・・・気分発散し過ぎて、ほぼ飲んでる時の記憶が残ってませんので、この点も今回は、またあしからず。飲み干したあと、いきなり御対麺と相成ります。
 
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<全体> 嗚呼!クラシカルな雰囲気にほっこり感!わんたんの贅沢感!エキス感漲る醤油清湯の迫力感!

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 おおお!実にクラシカル!ノスタルジーとすら思える昭和レトロな中華そば!プラスわんたん!。一見すると大衆食堂か町中華の一杯かと思えるのですが、しかしやっぱり「春木屋」のオーラ感が滲むようでじわじわと迫力混じりの優しさを感じる麺顔ですな!。
 

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 この何となく雑然としたところがいい。昭和から平成になり、拉麺的な変化は、出汁・麺・具材とどれも目まぐるしいが、「麺顔を整える」と言う変化は平成のエポックな拉麺現象かと思ってます。しかしそれに流されることなく、「ありのまま」と言う盛り付けが、大衆的拉麺の和むところですな。日頃、新しい拉麺、新しいラーメン屋さんを追ってばかりだが、それだけにクラシカルスタイルに安寧を覚えます。 
 

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 やはり三角形の可愛らしい海苔を見てしまうと春木屋を意識してしまうのか?・・・いやいや、個人的にはスープの雰囲気が独特のようにも思えます。ありふれた醤油清湯なのだが、妙にエキス感を漂わせると共に、醤油の雰囲気と甘味を感じさせるような香りが深いと言う印象です。
 
 
 
 
 
<スープ> 煮干のピュアな甘味!豚と鶏のゆったりした旨味エキス!野菜の甘味と醤油の輪郭が一体化して円やか! 

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 スープを啜ると「春木屋の味!」と毎回思うのが不思議。フツーの醤油ラーメンなのだが、甘味!円やかなコク!香り!のバランスが実はユニークなのかと感じ入っているのです。まず、私は「甘味」に反応してしまうが、明らかに煮干だよね。片口鰯によく感じられるニボっとした苦味が一才ないのでは?と思うほど、煮干甘味がピュアなのだ!。しかも魚粉の粒子が漂っていそうで見当たらない。さらに魚介系のしつこさがないところが秀逸で、それには野菜の甘味が貢献していると妄想すら覚えるのです。何と言うバランスの良い甘味なのだ・・・。実はさらに妄想を重ねていて、節系も溶けているのではと感じている私。パウダーにして煮出したような。
 

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 そして「円やかなコク」。香味油のように表面を覆うような感覚があって、高級ラードなのか?とほくそ笑んでしまう。香味は豚だと思うのだが、ベースストックを味わうと広がりを感じるので、鶏エキスも溶けているなぁ・・・と思う次第です。この感じ方が人それぞれでしょうねぇー。豚肉豚骨の煮出しも効いているはずで、こっちに喜ぶ人。また鶏の明るい旨味を尊ぶ人。春木屋は、日々、季節毎、天候等で調整してると言う「春木屋理論」と言うテクニックがあるそうだから、訪問する日によっても感じ方がブレても仕方がないかもしれませぬ。
 

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 さらに「香り」。ここには全てのエッセンスが関連する部分ですが、触れてないとすると「醤油」。別に醤油の醸造感などあるわけではないが、煮干!豚鶏!の後味に仄かに感じる醤油の存在と言う感覚です。見た目の醤油ブラウンで、臭覚が錯覚してるだけだと言われそうですが(笑)。
 

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<麺> 自家製麺!グラマスな縮れ手揉み細麺!スープと良く絡み出汁の旨味と粉の甘味あり!出汁を吸えば吸うほど味わい深し!具材に絡めて存分に楽しむ!

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 実は「麺が旨い店」であります。確か自家製麺。店の外に作業場や工場があるのかは不明ですが、まぁ自分で作ってる麺。見た目の通り、手揉みのランダムな縮れがナイス!。自慢のスープによく絡むようにできてます。ストレートの方が汁の持ち上げには優れているが、縮れによる素朴さとか、出汁が濡れて触れる面積が増えてるような感覚で・・・まさに「汁に絡む麺」と言うイメージ。特に、わんたんの皮の切れ端などが絡むとそのイメージはもっと広がるかと!。
 

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 またそれだけじゃなく「甘味のある麺」なのです。序盤から出汁を吸い込みます。割としっかり。なので、出汁の旨味を感じながら咀嚼して味わうことになりますが、出汁の旨味を感じつつ、麺の素地を感じるほどにその甘味を感じます。出汁を吸い込んでこそ、麺の甘味が引き出されたと言う感覚なのか・・・。
 

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 そんな感覚で、汁に絡みつつ、甘味を発しながら、食らい続けて行くと・・・もっと!もっと!と旨味欲求が高まるわけで、次第に海苔とかメンマとか、わんたんも絡め出して食い始め食い散らかしてしました(微反省)。隣客から不思議そうな視線を感じてしまいました。
 

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<チャーシュー> 豚ロース肉!出汁に濡れつつしっかりした歯応えに滲む赤身の肉本来味!

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 今の流行とは真逆な感覚。なのでクラシカルとも感じてしまう。しかし立派な豚ロース肉です。ほぼ赤身。肉質の味わいを楽しむのみ。子供の頃は脂身が嫌いで赤身だけを食ってたわがまま小僧でして、筋肉部分の味が昔から好きなのです。今はやや脂身好き人間に逆転してますが(苦笑)。
 

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 典型的な噛み締めて味わうタイプ。噛み応えも味わいのうちと心得てもらいたい。赤身に滲む肉本来の味わいが旨し!。そしてやや出汁に濡れて?浸透した?味わいが香るようで、それがまた旨しなのです!。低温調理肉が全盛な今ですが、クラシカルな旨さも素敵なので激しくオススメ!。
 

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<わんたん>  シンプルな肉餡と皮に存分に出汁が浸透!味わいと滑らかさと旨さの一体感!出汁も食う感覚!

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 今は「おかずのように食べるイメージ」のワンタンが増えてますが、昭和なワンタンは「小さい肉餡」「おひれ大きめ」「蕩けて滑る食感」がイメージではないでしょうか。そんな気がしてるだけ。こちらのワンタンもそんな昭和の流儀に従っており、オヤジ心をくすぐるにはもってこいです。
 

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 麺は出汁を浸透させて旨しと思わせる部分が大きい!ワンタンの皮もそんな感覚で、出汁に染まった皮がまず旨い!。この店には麺なしの「わんたん」が「わんたんスープ」として立派な一品としてあるのだが、確かに旨さと楽しさが成立する感覚です。極上の春木屋スープが飽和状態まで吸い切る皮が、旨いのなんのって・・・。当然その状態では滑らかさが極まるので、舌触りを楽しんだ刹那に・・・気がついたら喉奥のシルエット感覚を楽しんでました。
 

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 この感覚は、肉餡にも似た感じで、シンプルな味付けと肉汁の旨味に、出汁の旨味が滲んで一体化するのがまた絶妙です。嗚呼・・・旨し。ワンタンを一通り食い終わると、嗚呼・・・いつものように、口の中を火傷している自分に気がつくのです。
 

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<他具材> 軽快で柔らかい歯応えに醤油と出汁が効いた味わい!おつまみや白飯にも似合う旨さ!

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 ついでにメンマも紹介。券売機のサンプルはどうも、メンマが安っぽく見えてしまってるが、そこそこ質感の高さはあるよ。一般的な短冊型でサイズもそう。歯応えは、軽快で柔らかくコリッとした部分あり。味わいがちょうど良い。いや、出汁味わいと醤油雰囲気がじわじわと感じられて旨し!酒に合わせたい仕上げだし、この味わいなら白飯に乗せて食っても旨しと言う感覚!。
 

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総じまして「変わり続ける変わらぬ旨さ!まさに一級品!ベンチマーク的ワンタン麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。荻窪も拉麺聖地な場所で、丸長・丸信・丸福の本店があるばかりでなく、創業店の春木家もある。春木屋は、今で言うセカンドブランドで実はそのはしり。歴史感じながら食らうのもまた一興なのです。新旧拉麺を楽しむならコレ激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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