ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4252】 らーめんMAIKAGURA (東京・千歳船橋) 冷製クリーム豆乳辣麺 + プレミアムヱビスビール 小瓶 〜食って円やか!味わって刺激感!そして冴える独創性!お洒落系スタイリッシュ冷やし麺!

夏はクリーム豆乳の冷やしが定番!今年は冷やしスープパスタ?冷やし中華風???

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 毎年の夏、都内とその近郊の冷やし系ハンターと化す私。それでも妙に訪問を逃してしまう店があるんですよねぇ〜・・・それがこちら「らーめんMAIKAGURA」さん。特に「豆乳」と「辣油」の使い手であるようで、冷えたクリーミーな豆乳つけ麺が妙にそそられておったのです。今年は行ってやろう密かに決意していたんですが、間が悪く夏季休業明けを待つ羽目に・・・。明けて速攻に突撃訪問してみました。
 

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 更に訪問モチベーションを上げたのは、今年は少しアレンジを変えたこと。つけ麺スタイルから、平皿一体化へ。先人のレビュー画像を拝見すれば、汁系と言うより冷やしスープパスタか、冷やし中華スタイルの変貌ですよ。そんなことあり、少し前のめりに訪問してしまいました。
 
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 おいおい、並ぶとは思ったがこんなに行列がエグい店だったっけ?。実は更に電車の時間を読み間違え20分以上も早く来てしまったんだが、その後続々と客がやってくるよ。開店時には相当な数に膨れ上がり、目が届く25名まではカウントしたんだが、おそらく30名以上は駆けつけたと言う状態。夏季休業明けなのもあったせいかな。確実にかなりの数の固定客を掴んでいる感覚です。
 

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<酒> プレミアムヱビスビール:定番のプレミアムな旨さもさることながら・・・グラスの冷え方もプレミアム!

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 写真メモを撮り忘れてしまったが、グラスの凍りっぷりが素晴らしかった!。Premium YEBISU のプリントが霜で霞むほどで、思わず見惚れてしまうが常温に染まらないうちに、ビールを流し込みます。
 

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 プハーっとはこのこと。うじうじした7月とは打って変わって暑さ猛烈な8月。並んで突っ立ってるだけで汗が吹き出すもんだから、水分自体を欲した身体に冷たいビールは悪魔的な旨さですよ!。YEBISUもいろいろとバージョン増えてますが、やっぱり私は王道のオリジナルが好き!。It’s Japanese Pilsner!って勝手にそう感じてる。外国産ビールも素晴らしいが、身近に感じられるのに図太い苦味が媚びてないようで好きなのかも。しかし今回だけは罪だよ・・・小瓶と言うのは。妙に旨かったが生産ロットに上振れでもあるのだろうかね・・・。
 
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<全体> 白い豆乳キャンバスに散らばる辣油!フレンチと中華の中間地点のようなユニークで独創的なるクリーミー冷やし!

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 冷やし系だけは、生産体制が他のメニューとは明らかに違うので、自分への調理過程が見えなくともビシビシ伝わってきますな(笑)。カウンターで感じながら待ち、そろそろ来そうなタイミングで最後の一口残ったビールを飲み干し、小瓶とグラスを端に寄せて待ち構えたドンピシャタイミングで、配膳を受けます。それはこんな麺顔。
 

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 おおお!白いキャンバスに赤と黒の絵具をぶつけ散らしたような風景はどこか芸術的!いや、冷やし中華を遥かに枠外に越えており、フレンチでも中華でもないような独特な独創性を放つ冷やし麺!。これは唯一無二で比類なし。どこから手を付けようかと言うより、崩したくないような心境ですよ。面白いのはトッピングに豆腐があること。豆腐と言うより冷奴とも感じ取れ、辣油がかかったお洒落冷奴ってな感覚。写真メモを撮りながら、どこから食おうかと鑑みますが、やはりスープから行くしかないでしょ!。
 

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<スープ> 濃密さとクリーミーありつつサッパリな豆乳!食べれる辣油の辛旨味が響く・・・まったり洋風テイスト!

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 水と油のように見た目は相容れない?。豆乳スープに散った辣油は細かく分散されてゆくが、小さい粒になって大きなウネリを作って溶け出してゆきます。食らい進めると全体的には白と赤が混じって全体はオレンジ色に変化してゆきます。混ぜると担々麺にも見えてくる不可思議さがありなむ。
 

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 まず豆乳ですが、サッパリしてるがコクがあると言う不思議さ。豆乳の大豆由来の優しくもサッパリしたコクは確かに支配的だが、妙に全体がクリーミー。生クリームでも溶かしたのかと思うほど、食べ応えを微妙に感じてしまうし、円やかさが上振れしその滑らかさが素晴らしい!。また、やっぱりどこか出汁の溶け具合も感じます。単に塩胡椒で味つけ調整したってな単純なものでない。しっかり旨味が含まれている様子です。鶏のスープでも溶けてる?いやいやこれは妄想。
 

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 辣油は自家製の様子です。帰りがけにテイクアウトメニューを見ると自家製辣油が小売りされてました。個人的には豆乳よりも辣油が全体の味の決め手と感じる。見た目がすごく迫力感じますが、実に食べやすく旨味を感じます。唐辛子の粉と実を合わせて更に粉々にしてから、熱した香味油で溶かすのがベースで、この過程にどんな調味料を配合するかで個性が決まりましょう。花椒塩やニンニク、そして干し海老などが代表的でしょうか。でも、私は変態で駄目舌なのでつい妄想してしまいますが、別の旨味?甘味?も感じた次第。それが分からん・・・。まさか玉葱?フライドオニオン??なぁんてね。
 

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 しかし結局全体では、和の素材「豆乳」と中華素材「辣油」が混じった一杯なのに、なぜだか洋風な雰囲気を感じてしまうのはなぜ??。見た目に左右されてしまっただけなのか?。うーん・・・このカオスの深さは尋常ではありませんな・・・。
 
 

 

 
 
<麺> プツプツと緩く弾むストレート細麺!汁の持ち上げ力最高で縦にも伸びるしなやかさ!

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 うう・・・レギュラーの醤油や塩の麺フィーリングを全く覚えていない(汗)。自分の過去レビューを遡ってみますが、温麺汁麺では、しなやかな物腰と汁を吸いがちな性格がメモされてた。なるほど、冷やしにも当てはまる部分が多いなと確認できた次第。
 

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 冷やしにする為多少はオーバーボイル。そして手早くキュキュッと冷やされて締まりと風味を生み出す。個性的なスープに浸っていても、確かにそんな質感は感じますな。冷やし用だと多加水系のモチモチプリプリ感が出てくる様子。全体的にしなやかな物腰は変わりないし、麺同士の絡み合いや寄り添いも多いです。その為か、温麺では汁浸透を許すところを、冷やし系では許さず。その変わり汁の持ち上げは格段に威力を増す感じ。辣油のスパイス固形部分を巻き込みながらも、ズボボボボーーーと滑らかに啜り上がるじゃないか!。
 

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 前歯で千切ろうとすると淡い反発ありつつ、プチプチプチプチプツプツプツプツと小刻みだが千切れる快感が楽しい!。奥歯へ運んで一気にクチリと噛みしめれば、辣油の刺激とマイルド豆乳の旨さがより麺と絡みます。これは冷やしでも十分に旨い麺です!。ボリュームは、汁系より少し多め。並もりと大盛の中間、中盛りイメージ。なので食べ応えもあり。大盛にしなくとも満足感高しでした。
 

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<具材①> ローストポーク!レアピンクの肉は優しく滋味に溢れる!周囲香ばしさを引き込み甘くとろける脂身!

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 この店、ローストポークが看板なのね。肉だけお土産にってなのも人気みたいです。それもその筈・・・実にいい仕上がり感。中心部のピンクのレア部分が何ともシルキーなほどの舌触り。淡い味付けもさることながら、肉本来の旨味も上品に感じ取れ、妙に白ワインを欲するような気品を感じます。サイドメニューのローストポークご飯が人気メニューの様子。
 

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 また周囲の味付け部分の香ばしさと、脂身の蕩ける甘味も大変に捨てがたい。要は塩気とスパイス感、そして甘味を担当する部位で、やっぱりこう言う部分と合わせて食らわないと話にならない。なるほど・・・合わせて食らうとまたイメージが変わります。パワーが出てきたと言うか?。なら白飯に合うのは必定ですな。
 

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<具材②> チーズ・イン・ロース肉!淡い塩気の肉味に冷えてもネットリ伸びるクリームチーズ!絶妙コラボ!

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 最初は気が付かなかった。もう一枚変わった肉があるのかと思ってたんですが、中にチーズを入れて巻き込んだものでした。脂身が少なく、また差しがないところからロースかと感じますが、しっとりとした肉質には、辣油がタレかけてある。そして中にはチーズの風味と塩気が混じる味風景です。
 

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 うっひゃ〜!これ最高に旨い!。冷えてるのにチーズがトロトロで伸びる伸びる伸びるぅーーー!。辣油とチーズの組み合わせ・・・最高でございます。そしてこのトロトロさがたまらん!。モッツアレラとも違ってもっと滑らか。冷えてるのにとろけるのが不思議ぃ〜。
 
 

 

 
 
<具材③> 絹ごし豆腐:意表を突くシンプルアイデア!豆乳に違和感なく辣油とベストマッチ!更に涼やかさも演出!
 

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 これは我ながら内心で笑ってしまいました。ここに豆腐をそのまま持ってくるかと!その大胆な発想が素敵だし、またこの一杯の中では全く違和感なし!。食べる辣油を冷奴にのせて食うって、フツーに家庭でやってる感覚もあるんだが、実際には見たことねぇー。しかしそれは美味いと今確認できました。まさに、意表を突くシンプルアイデア!更に涼やかさも演出!
 
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<〆飯> ネギ玉飯!単なる温玉ご飯のように見えて塩ダレ入り!葱油+α の円やか旨味が豊潤!米も旨し!

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 ネギ大好き「ネギ星人」だからね・・・オレって。だからこのメニューボタンを見たときには、一瞬悩んだふりしてボタンを押してました。さぞかしネギだらけなライスが登場するのだろうと・・・。ところが、実際に配膳されると、ちょっとネギ星人としては膝落ち。ネギの少なさに愕然。「タレはかかってますのでそのままお召し上がりください」と言われたのを茫然と受け止めておりました。しかし・・・これが実に美味かった!!!
 
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 暖かい温玉状態。温玉ライスの塩ダレ風味と割り切って、卵黄を箸で崩し黄色い部分を全体に垂れ流し、そしてある程度行き渡ったところで、静々と食らい始めます。すると塩ダレに身体が反応!。塩ダレはネギ油じゃないかこれ?。ウメェーーーーー。ひょっとして、自家製辣油を製造する過程で準備する香味油。それにネギが使われてて、それを流用したんじゃねぇのと妄想に妄想が拍車をかけるばかり。
 
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 塩ダレだけで白飯が爆食いできる上に、相性の良い温卵が混じるのだから・・・旨さで笑うしかないね。しかもよくよく味わば白飯はしっかりと立っており、粘りと甘味もしっかり伝わる質感。おおお!まさにイメージ一新!本当にいい〆方できました!。
 
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総じまして「食って円やか!味わって刺激感!そして冴える独創性!お洒落系スタイリッシュ冷やし麺!」

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 ・・・と言う感動!。このお店は、基本的に何を食っても旨いとは思っておりましたが、冷やし系がここまで独創的で完成性まで高いとはマジ驚き!。何だか毎回、季節限定が出るたびにまた来るような気持ちにもなってくるじゃありませんか!。このエリアは他に煮干しの名店も近いし、千歳船橋住民が激しく羨ましい!。
 
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 小田急線利用者に限らず、この夏ちょっと他とは違った冷やし麺体験をしたいなら、激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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