ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3782】 SHIBIRE NOODLES 蝋燭屋 (東京・銀座) 冷やし担々麺 + 半ライス 〜ソフトさとハードさが明確で一体感!調和が実に崇高なる冷やしの世界!

シビカラの名店が満を持して冷やしの解禁!
 

 

 明らかに数年前から・・・冷やし系は「担々麺」がムーブメント!。となると専門店とかシビカラ系名店が、冷やしメニューとしてメニュー展開してくるのは時間の問題。6月下旬にようやく人気店「SHIBIRE NOODLES 蝋燭屋」さんが「冷やし担々麺」を出してくれましたよ!。これは解禁日に食うしかあるまい!
 

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 そこで勢い余ってランチタイムの渋谷。確か表参道ヒルズに支店があったぜと思って、かなり寄り道して突撃。そしたら「当店舗では冷やしは行っておりません・・・」と気の毒そうな目線の死刑宣告。これによるリカバリーを試みたがどれもこれも不成立。結局は目的を果たせず、昼飯抜きで泣きながら午後の仕事へと向かいました。そして実はこの後の仕事がメタクソでね・・・・実に苦々しい思いをするばかり。
 

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 だから運気を盛り上げると言うか、初志貫徹で悪い流れを断ち切ろうと、晩飯として銀座店へと再突撃したと言う流れでしたー(ほんとアホでしょ、オレって)。
 
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<全体> ミルキー感とザラザラ感!オイリーさ若干低めで素朴さ感じさせる麺顔
 
 行列必須な店「銀座店」。隣の煉瓦亭の行列と勘違いする人や、周辺のお店の迷惑にならないようにと、いつも洒落たオーナーのような、店主のような、重要人物のような・・・明るく威厳ある方が、店前を整理しておられます。今日もまたお会いしましたね、こんばんわ!と軽く会釈。狙うなら平日夕方ですよ。昼間や週末の比じゃないほど、すんなりと入れました。数量限定なのでビビってましたが、なんとかゲット。その貴重な一杯は、こんな感じでした。
 

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 おおお!受け皿に乗ったデカめの丼は冷えて軽く汗をかいてる!ズシリと重い手応えから質感の高さに結びつけてしまいます。このところ連日「冷やし担々麺」を観察しているので、目新しさは感じないと思っていたのだが・・・辣油のざらつき方が印象的です。冷やし担々麺は、基本的に「正宗系」をベースとしているものが殆どで、芝麻醤の乳白色がベース。そこに透明感ある鮮やかな辣油が浮かび、幻想的なデザインを思わせるのが「現代の冷やし担々麺」のテーゼ。確かにそれなのだが・・・辣油がかなり素朴さ感じせるタイプ。
 

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 スープ(タレ)が、コンテンポラリーな担々のようで・・・素朴?ワイルド?に感じさせる。真逆な印象がせめぎ合ってるのが見た目でもありありです。
 
 
 
 
<タレ> 芝麻なミルキーさに痺れ辛さのスパイス感!正宗式と成都式のせめぎ合い
 
 食う前からすっかり意識が支配されたのですが、正宗式なのに、追加味付けがさも成都式に傾けたいかのような展開と感じました。まずベースのゴマ味ですが、しっかりと丁寧な芝麻醤感で、レギュラーメニューの担々麺をしっかりと踏襲していると思われる絶品さ。白胡麻の甘さと香ばしさが濃ゆめです。最近、実は豆乳が入ってるってなケースによく遭遇するため、駄舌ゆえに、コメントに歯切れがない(苦笑)。豆乳は胡麻感を薄めるとは限らないと最近思い知った次第です・・・。この一杯は濃厚さでもスッキリしているので、言わんや断定したくない(笑)。
 

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 この「冷やし担々麺」は、痺れや辛さのレベルを事前チェックされませんでした。なのでデフォルトレベルで味わったのですが、これが実に痺れが効いてる!!。冷えているから痺れ成分が活発化してないにせよ、じんわりと痺れる。水を飲もうとして口をつけたら、舌が痺れてるのに後から気づかされました。このハードな痺れ感が、まさしく「蝋燭屋」の真骨頂!。味のセンスと方向性・コンセプトにブレなしですな!
 
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<麺> 加水は中から多の間!引き締まり感明確でクツクツ歯応え!タレの巻き上げもナイス!
 
 麺は見た目よりも旨し!。別に悪く言うつもりは毛頭ないけど、フツーに旨そう!と言う感じで麺にスペシャリティをあまり感じていませんでした。ところが・・・見た目はぷよぷよしてそうな卵色の半透明感ですが、食うと小気味良くて引き締まりのある歯ごたえであったのだ!!。
 

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 加水は中から多の間!引き締まり感明確でクツクツ歯応え!濃厚なタレと個性的な刺激感が展開した中で、想像以上に麺の風味を感じさせるじゃないか!。粉感と言うよりグルテンの風味とか糖化した旨味とか。挽肉が麺と麺の隙間に溢れて入り込み、そこを食うから肉との相性も深く感じます。またタレの巻き上げもナイス!。毛細管現象のようにスープが麺隙間に入り込む「もち上げ」のようなダイナミクスはない。けれど、絡まる以上のじっとりしたタレのキャッチが妙に快感。感じる味が濃ゆくて、旨味が倍増なイメージです。
 

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<挽肉> しっかりと醤と山椒の風味が込められた粒肉!酒にも飯にも合う!
 
 少し成都式な方向へも傾け出してるかと感じさせたのは「挽肉」。さして大粒でもないが、合体した粒はなかなかの歯ごたえです。肉の旨味には甘みも溶けているので食べやすい。しかししっかりと辛さと痺れを、香醤に絡ませ含みを持たせたような仕上がりで・・・これは中々、本格的なフィーリングすら覚えます。花椒と呼ばれる大陸系のハードな香りと刺激。
 

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 絡めて行くと挽肉が溢れて拡散し、芝麻醤系の甘めの味に染まって行く・・・・しかし、後からじわじわとシビカラの存在感を打ち出してきますよ!。
 
 
 
 
<薬味> ぶどう山椒オイルで決まり!痺れの日中合作!
 
 先日、神保町のとある店で、ぶどう山椒オイルの迫力に驚いたばかり。こちらはテーブルセットにそれが備わっているので、今回はレンゲ一杯分たっぷりと投入して見ました。ブレンド酢・唐辛子も店側は試してみることを勧めてますが、今回はぶどう山椒に集中したいので!。
 
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 オレが日本人のDNAを持ってるからか・・・ぶどう山椒の痺れは、優しく感じるし円やかさに親しみを強く持ってしまう。四川山椒がその相棒としてコラボするので、痺れのボディがガッツリしながらも、香りの拡散は相乗効果ですごく華やか!。痺れの日中合作といったところか。この薬味は絶対にオススメ!激しくオススメ!。
 

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<ライス割> 担々麺系でテッパンなる〆め方は・・・冷やしでも変わらず!
 
 昼間だったらランチサービスなんだろうが・・・仕方ない、今回は有料。しかし金出す価値あり!十分に回収感じる効果絶大ですよ。だって、担々麺系でテッパンなる〆め方は飯割り。冷やしであっても不変です。
 

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 フツーの飯割とは違うのは、「ひやあつ」で楽しめること。タレは冷たくて、飯は熱々。この温度差を一度に食うのも旨さの秘訣。相対する旨味を一体に封じ込めた時のギャップ!カオス!それらを楽しめるのが旨いと感じさせるんですかねー。しかも、熱を与えられたタレはエキスの旨味が活発化します。いつもなら、熱をもらって辛さが復活するんですが、今回はまず痺れが生き生きとしはじめ、そしてなぜか芝麻醤の甘みがじわじわと復活してくるような味風景でした。旨し!。
 

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総じまして「ソフトさとハードさが明確で一体感!調和が実に崇高なる冷やしの世界!」
 
 ・・・と言う感想。痺れ控えめなアレンジが冴える一品!。控えめといってもフツーより上なのがこのブランドなんですが、辛いの好きな女子たちにも人気が高そう。昼夜限定20杯。暑くなるほど売り切れ時間が前倒しになるから、気になる方は計算に入れてください。激しくオススメ!。そんな宣伝と応援を感じつつこの日の心境を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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