ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2947】 松戸中華そば 富田食堂 (千葉・松戸) 煮干そば 〜朝向け優しきライトな富田系譜煮干

<朝移動時間の隙間に狙って見たー、ラヲタなら無視できない松戸>


 珍しく常磐線方向に外出機会を得まして意気揚揚。しかも午前中は移動ということで、これは松戸あたりでうずうずするに違いありません。ラヲタにとっては「マツディーランド」と揶揄される魅力的な街・・・それが松戸。その中心たるのはご存じ「とみ田」。本音としては、「とみ田」の整理券をゲットして、つけ麺でもゆっくりと食いたいところですが、さすがにそこまでの時間的余裕はありません。ならばという事で、午前10時に開店で通し営業してくれてる「富田食堂」に行くしかありません。ちょうど店が移転してから訪問してませんし、丁度好都合です。








 それにしても、平日午前11時過ぎでも結構入っていますねー。しかし店箱が以前に比べるもなくド拡大しているため、閑散としているようにも見える(笑)。丼と餃子と濃厚つけ麺というツワモノもちらほら。何を食うか決めてなかったのですが、とりあえず朝だから一番軽いものをと選んだのが「煮干そば」でした。麺量が一番少なかったのでー。それに、朝ラーで800円以上も払えるほど裕福でもありませぬしね・・・・・(泣)。


     





     










<判で押したようかのようなー富田の煮干感!動物的な煮干?>


 待ち客の中で一番後からやってきた私に、最初の配膳がされました。多客は全員つけ麺だったようで・・・いやはやお元気ですねー。さてその麺顔ですが、久しぶりの対麺なのに、またお会いしましたねと言うような感覚です。煮干しの薫りはぶわっと覆いかぶさるところはさすがですが、見るからに動物系のエキスがさらっと充満している。そして濃口醤油のブラウンがしっかりと塩気を予感させ、さっぱりしているのか、こってりしているのか、分からなくなってしまいます。








 味わうと・・・さすが煮干しの香りが最初にアクセス。ニボった感じもそこそこありますが、苦みまではいかない線引きを感じ、その途端に魚介の甘さをじわじわと感じさせます。それも甘ったるくないほどにさらりとしている為、朝の胃袋としてはパンチなくて程よいと感じるー。煮干しの存在を楽しんでいたところに、醤油のカエシが感じ取れます。煮干しとくれば塩気との絡み合いがポイントでして、その塩気により煮干しの味輪郭がすっきりとする/分厚くなる等、影響を感じます。このバランス感覚はさすがに富田系譜と言ったところでしょう。ナイスです。







 一方、豚骨と鶏ガラの柔らかい煮出汁も感じます。表層のエキスの漂いはそれを語ってますし、胃袋の満足感からして動物系でしか成しえないようなコクをズシリと感じる部分です。コテコテでない動物エキス感ですが、他店ならこれでも濃厚と表現するかもしれないという味の厚さ。富田系譜ならではのライト感といったレベルでしょうか。朝から随分と食いごたえを与えてくれます。


     











<茶褐色のストレート細麺が意外に好み!淡い柔らかみの中に風合いシッカリ!>


 そうそう、すっかりと忘れておりました。細麺と言えど茶褐色をしたいたのですね。煮干そばと謳えど、パツパツ低下水の細麺とは一線を画しており、やや柔らかさ優しさを残した滑らかなストレート細麺です。それでいて全粒成分を細かく打ちこんだ香りの良さなども、どことなく食べる側をその気にさせます。前歯でプツプツと小気味よく切れ込むのも楽しい中加水麺。奥歯でプレスするとクチリと潰れるのが、若干淡白に思えるほど優しい感じがありましょう。


     






 啜りあげもライト。口当たりの良さが堪らず、ズボボボボーっと一気に吸い込みを加速させます。これだったら、朝ラーと言えど、もう少し食べられたかな・・・。ボリュームセーブして何となく損したか。


     











<朝ラーとすればこの程度で丁度よし!ペラい豚バラロールチャーシュー>


 そうそう、昔の富田食堂はワカメが入っていたのだったよね。当時の中華そばが今の「煮干そば」みたいなイメージ。具は定番とも思える豚バラロールチャーシューですが、多少のペラさは否めませんが、香ばしい焼き目と、脂身の甘さと漬けだれの塩気の結合が、食欲をそそります。後は玉ねぎ微塵の多さが、煮干そばの感覚を高めてくれまして、煮干出汁を絡めて玉ねぎの欠片を奥歯で潰しながら味わうのが楽しいー。













 総じまして、「朝向け優しきライトな富田系譜煮干」と言う感覚でして、ブレなしと思える定番さはさすがです。これからも常磐線方面の外出には、時間を気にせず食いに来れそうだし重宝な店。ゆっくりとメニュー制覇をさせていただこうかしら(笑)。何にせよ、この質感で、この店箱の余裕で、朝10時から深夜までの通し営業はすごいことだー。また来ます。・・・うだうだとコメントひねり出してたら、夜も遅くなってきたので、とっとといつもお最後の締めで詠ってからもう寝ますー。



   駅前に
   ぼんやり朝の
   憂鬱に



   ひとり気合で 
   煮干の一杯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!








「とみ田」つけそば 3食入

「とみ田」つけそば 3食入