ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1608】 松戸富田製麺 ららぽーとTOKYO-BAY店 (東京・豊洲) 半熟味玉鶏そば【塩】


 夏の休みというのは、家族サービスをしないといけませんので、気を抜くこともできませんな(笑)。本当はどこか遠くへと旅行へ連れ出してやりたいのですが、時間もなく・・・・幕張メッセへ連れ出し、「宇宙博2014」を見に行った帰りのよりみち訪問です。ここで一気に、家族それぞれの物欲を満たすこととなりましたが、私だけは「物欲」ではなく、「食欲」だった次第。少し遅めの昼飯は、強引にラーメンとさせていただきました。だって・・・・こんなところに「とみ田ブランド」の店があるんだもの・・・。そんなこんなで、「松戸富田製麺 ららぽーとTOKYO-BAY店」! そこでどういうわけか「半熟味玉鶏そば【塩】」を食してみました。


  







 今更ながら、私の中では実に「とみ田」らしくない一杯。つい先ほどまでの疲れが溜っていてあまり考えもしなくて・・・・「麺屋一燈」気分でこの一杯をチョイスしてしまったような感覚です。配膳の瞬間に「わかめ」が目に止まり・・・・これいらんかも・・・と思えてしまう。適当にわかめをやっつけ、まずは汁の味わいに入ります。












【スープ:「とみ田」の繰り出す淡麗系塩そば!創業からあったかのような堂々とした仕上がり感】


<ハッキリと染み渡る鶏コク>


 うほ!鶏の出汁、鶏油が嫌みなくスッキリと決まってるやん!!わかめのマイナスイメージが、いきなり最初の一口で裏返ります。とみ田系も中々鶏油系のあっさり淡麗系ってイケてますね〜。二口目がもはや楽しみでならないっす。


 鶏油といっても神奈川の色気たっぷりな濃厚系でなく、さらさら感が漂う旨味系の出汁。しかも淡麗系の範囲内でコクの旨さを最大限に発揮した感覚がナイスです。5ナンバーなのに、3ナンバーのゆとり感。軽自動車なのに、セグメントを意識させない高級感。そんなスペックの境い目キワキワを感じさせる実力度を彷彿と感じさせるかもと・・・・・・、いろんな連想・妄想をしてしまいます。改めて思えば、大手ショッピングモールの出店という気軽さあり「ヲタとは無縁」な立地条件。そこへ来て・・・私のようなラー・フェチをも唸らせるものを感じます。


 何に唸ったのか・・・それは分かりやすい「鶏コク」と「塩気の調和」。「淡麗鶏そば」というお題目のこの一杯ですので、「鶏のコクの美味しさ」が分かりやすい。何と言うか・・・ショッピング片手間の客でも分かる「おいしくてスッキリした鶏の汁」を表現しています。その為、香味油に鶏エキス以外にあまり色合いを含めていないと思えますが・・・。








<ライトな塩気!それに乾物系の旨味も塩気に溶けるような感覚>


 しかも「塩そば」スタイルもきっちりと出しているかも。塩ラーメンなのですから、塩味はほんのりと意識させないとね。鶏の旨味と塩味との結びつきが、基本的に円やかなれど、きっちりとした塩の存在感も醸し出します。


 「きっちりとした塩の存在感」にもいろいろ複雑な味わいもある。節系も香るのだが、小魚というより、昆布や貝系の乾物旨味が滲んでいるような気がしないでもない・・・。


 そして忘れてはならないのが柚子風味。これが実に嫌味ない程度にじんわりと響き渡ります。この柚子皮の風味でネギ薬味の味わいもビビッと引き締まるような錯覚も覚えるのだが、それは気のせいか・・・・。













【麺:「心の味製麺」のキッチリとした仕上がりのストレート細麺】


<キッチリとした細麺ストレートのクチリとした歯応え>

 
 思えば「心の味製麺」の細麺・・・・初体験か!?汁系はそこそこ食っているのだけど、初期の松戸の富田食堂以来かもしれません(あまりにも古い話と比較すると、対象がすでに変化しているかもですが)。この色白の地肌ときめ細やかさは、さすが安物ではありませんよ。きりっとした正方形に近い切り口がやや膨れっ面したような切り口。されど全体的にクシリとした感覚がキープされていて、前歯の千切りがいちいち楽しい。


 スパスパと切り刻んでからは、奥歯へと送り出すのですが・・・・そこでは臼歯がクチリとあっけなく潰し込む。そこに前半は柔かかなグルテンの風合いを感じ取ったりするもんですが。








<汁を吸い込んでも引き締まり感覚キープな物腰>


 しかし、グルテンの風合いだけが面白いのではなく、後半は徐々にスープを吸い出した麺の表情を楽しみたい。後半三分の一ほどになると、ほどほどスープを吸い出す麺ですが、だれた感覚がないので、食ってて安心感あり。捩れも少ないストレート麺が、汁を少し含むと「たわみ」「ものごし」感が柔らかく感じられて、嬉しい。しかも熱ダレや伸びを感じさないで、いつまでもフレッシュ感キープのように思えてるのが、嬉しい。










【具:どこかでお見受けしたようなと思っていたら・・・「一燈」を連想するかも】


<一燈と見まごう質感か?二種チャーシューの旨さはテッパン>


 今一度考えると・・・やはり「一燈」っぽく感じ冴えるのは、この二種チャーシューの存在かもしれません。私の中の「とみ田チャーシュー」とは、例えば「つけそば」での薄味豚バラロールにクであったり、松戸にある富田食堂の炙りチャーシューでしたから。このようなフレッシュ系のチャーシューは、とみ田らしからぬかと。と言いつつもこういうのも大好きなのは当たり前!


 豚の肩ロースと鶏の胸肉のチャーシュー。どちらもシンプルな塩味であり、そして肉本来の味わいと化合して深い旨味と化しておりますな・・・。ショッピングモールに出て来るラーメンという域をすごく越えていると思うのだが・・・。胡椒の香ばしさも微妙に残って食欲もそそるし、これは女性ウケすると思えます。









<味玉の味わいの豊かさよ・・・濃厚な黄身の旨味で甘く感じる>


 味玉がまたテッパン!旨さ完璧。トロミがやや緩い気もするが、旨味が濃厚でそして甘みすら感じる。トロミが清湯スープに混じると濁るので、慎重に口の中に運ぶが、醤油ダレというより、塩ダレっぽい感覚か・・・・。醤油ダレのカエシの感覚が低く、しかしそれなりに塩気が染み込んでいるので、塩気と黄身の旨味が混じって甘さと感じる次第。












 総じまして、「モール出店とは言え流石の仕上がり具合!手抜き感なし」ですね・・・。いやはや、恐れ入りました。場所がら、価格は100円ほど割高感はありましょうが、味わってこその納得感はありましょう。とみ田の一杯が、本店のような並びなく、ちょこっと買い物ついでのららぽーとで食えるとなれば、家族サービスの最中と言えど、オヤジの威厳を発揮してでも、食いたくなりますよね。おそらく、また来ると思います。IKEAに行きたい、AEONに行きたいとかたとえ妻子が申しても、この店がある限り私は「ららぽーと」をきっと主張し続けることでしょう。なので詠います!




   夏休み
   家族サービス
   最中に



   意見を通す
   ラーメン昼飯




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






関連ランキング:ラーメン | 南船橋駅船橋競馬場駅大神宮下駅

宇宙ぴあ (ぴあMOOK)

宇宙ぴあ (ぴあMOOK)