基本的に「限定品」は追わないようにしている私ですが、どうしても食いたいと思ったお昼限定ランチメニュー! 平日は願いが適いませんので、土日の休日対応で食うしかありません。そんなわけで、休日出勤にかこつけて昼飯食うだけに途中下車した目黒駅です。坂を下っていくのは楽なのだけど、帰りの坂道は、なんだかかったるい・・・・。目黒から恵比寿にかけて実は山手通りは谷にあたるのよね〜。なので食ったあとは、東急目黒線「不動前」から会社へ向かいます。なぜわざわざ、お金がかかることをするかと言えば、前日飲み過ぎて体が重いから・・・・。これから飲む機会が増えるから、ちょっとひとり飲みは自重せんといかんな・・・・・。
訪問時、客入り7割程度。開店間なしに行ったのに、すでに地元民が駆けつけているという状況で、家族連れが多いのが根付いている証拠です。お一人様はカウンターの一番隅へと追いやられ、注文を通すにも順番待ちな状況。うう・・・日頃受注に焦がれている身としては、受注残がある状況は羨ましい限りですな・・・。
【スープ:意表を突く背脂!ちょいとこってり〜な塩ワンタン麺】
<意外とワイルドな演出、背脂ちゃっちゃなワンタン麺>
などと考えつつも、今年の最後は、はからずも「塩の旅」を歩んでいくことになり、塩ワンタン迷路に迷い込んでいるわけです。そんな中、いろいろな、塩ラーメン、塩ワンタン麺に出会うこととなったわけですが、この一杯はまた特徴的ですな・・・・。丼に付着するのは背脂。そう!「背脂ちゃっちゃ系」の海老塩ワンタン麺。この発想はなかったな・・・・。
思えば先日ここで食ったタンメンもかなり濃厚であり、この展開は予測可能なのかも。濃ゆさを感じてたまらずひと啜りすると、なるほど!塩気にどことなく、濃厚大衆さを感じるエッセンスありです。塩気はわりとはっきりしているのだけど、調味料と化合して、じっとりとくる感覚。それでもしつこくない。塩気をそこそこ感じるのだけど、するすると食わせるのが背脂の役割かと。あったりとやさしく包み込む脂の甘みで、スープ自体でおかずにも成りうるといった感覚です。そこに薬味のネギがまたよく合う!お飾りの万能ネギでなく、刻んだ白ねぎの方の薬味が、塩気とすごくマッチしてフレッシュ!
<意外とコラーゲンな演出!?動物系個性がのびのびと発揮されたワンタンメン>
そうそう、こちらの持ち味は、動物系エキスがしっかりとしているということ。香りには豚肉豚骨の煮出しを感じるし、口元のまとわりつきからは、 鶏モミジのエキス感。その上に、補強するかのごとく背脂ですから、ボリュームはほどほどでも食べ応えをしっかりと感じるタイプ。淡麗系だけではないワンタンの世界!私の中では新とびらを開けたかも?
【麺:スープの濃度を受け止めるクッシリな歯ごたえがナイス!粉の風合いがやはり旨いね〜】
<潰しこみほどほど感の安心できるクッシリとした歯ごたえ、ちょっぴり低反発>
待つ間、うんちく書きをに目を通して時間をつぶしていたら、細麺と太麺で製麺所を変えているらしい。細麺は浅草開花楼とのこと。しかし、言われなくても実際に対麺すると、密度感ありつつもみずみずしさもあるような、質の良さを感じます。背脂のワイルドさから一転して、こちらは一部分よじれてはいるものの、全体的に綺麗なストレート。少しだけ黄ばんだ色あいも綺麗。しっかりとした麺の風合いを受け止めるがごとしの、グルテンの風合い。圧は低めだけど、塩気とよく中和するフレッシュさを醸し出しますね〜。前歯の切れ味も最初は差し込むような、沈み込むような、やや優しい感覚。奥歯でのプレスではクシクシっとして喉奥へと落とし込む感覚です。
<かすかに滑りを感じる表面層が、スープとよく絡みうまし!>
表面はやや滑りがあるような見栄えだけど、実際の舌触りはツルツルとしなやかそのもの。汁前向きにを吸い込むようには思えず、適度なスープの持ち上げは、表面との絡みのみ。その点でお少しだけ濃いめで背脂吸着をするスープは、この麺ともマッチしていると思えます。よく絡むというより、よく吸着するといったようなイメージだけど、ほぼ妄想の域。
【具:スープの個性に合わせたような? 海老と豚肉のコラボなるワンタン旨しかも!】
<海老ワンタンというより、海老&肉ワンタンなのが流儀>
「羽子板の羽」タイプではなく、どちらかといえば「てるてる坊主」タイプのワンタン。しかし小ぶりで小さめの牡蠣のようなサイズ感です。ワンタン本体は、ちゅるんと滑りが良さそうだけど、ややほんの一部分だけワンタンが溶け気味のような感覚。海老ワンタンは、海老という名称通り、海老肉のプリプリ食感がありますが、豚合挽きとコラボしたような味わい。うまいけど、肉ワンタンと海老ワンタンの境目が難しくなるかも・・・。というか、海老ワンタンで統一されている?たまたまだったのか、豚肉の通常ワンタンが入るけど、これも計算だとしたら面白い。
<定番とは言え、よくできた感あるバラ肉チャーシュー・・・豚の個性と熟成ありあり?>
よくできた定番のバラ肉チャーシュー。肩に近い部位と思わる形状で、肋骨のつき具合もなんとなく想像できそうです。なかなか、豚骨感を感じさせるような熟成した肉風味を感じさせ、コラーゲン豊富な味わいは、まさにテッパン級にうまさほ保証は硬いかも。白飯によく合うタイプですね。背脂まみれな麺顔の中に、この肉片だけはなぜか整然とした感覚がありました。
総じまして、「街中こってり〜な・・・・定番系大衆中華!」という、ちょっとヘビーな塩ワンタン麺であります。稚拙なまとめでごめんちゃい。それでもね〜、この日の気分的には合っていたかも。忙しくて、また休みも働くとなるとモチベーション下がるわけで、前夜は深酒をしてしまうわけで・・・、酔い覚めには良かった良かった。今年ももうすぐ終わりますが、この一年もずいぶんとラーメンには気分発散さえせてもらったのは感謝です。さて食って目が覚めたところで、よろよろと昼から出勤です。あとは仕事するのみじゃね。なので詠います!
多忙でも
週末夜は
深酒し
よろよろ起きて
翌日ワンタン
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走さまでした!!!
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