ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1741】 黒蠍 (東京・四谷三丁目) 塩えびワンタン麺・大盛り


 それにしても「黒蠍」とは、どこかショッカー基地を連想させますな。大人になって、憧れのショッカー基地ロケ地の伊豆しゃぼてん公園に行ったときには、感慨深いものがあったのを思い出しましたよ・・・・。そんな事を考えながら、訪問してみると客入りは半分程度で、混雑せず淋しくもなくという一番ゆったりできる感じ。黒ゴマ系の汁なし坦々麺を食される方ばかりの中で、私一人だけ「塩ワンタン麺」。しかし、この店のコンセプトになぜかこの一品がポツネンとあるのが、実に不可思議です。そういうところ、好きなのだけど。


  











【スープ:少し濃ゆい塩気がむしろ食欲そそる!クッキリ味わいとまろ味のバランス感!】


<クッキリした塩味!濃ゆい味気をさっぱり頂くという面白味>


 配膳の瞬間は、誠にシンプルな海老ワンタン麺!という感じ。なぜだか麺顔からは、軽やかさが感じられるのだが、これは後から思えばチャーシューの不存在をどこなく意識しているのでしょうね。されど、残念感なし!それは後ほど。







 最初はさほど特別意識がなかったのだが、いざレンゲでスープをすくってみると、これがまた透明度溢れる色あいと出汁のエキス感を感じる落ち着いたイエローです。これは堪らんとすすって味わうと、なかなかアピールしてくる味わいです。旨味と塩気が一体かしてじんわりと響く・・・というのが、この手(塩ワンタン麺)のスタイルだと思い込んでいたのですが、いやいや〜・・・キッパリと主張してくる味わいです。濃いとかパンチというのではなく、「濃ゆい」と感じる塩だれお味わいです。魚介系は入っているのでしょうが、非煮干し系で、どちらかというと節とか淡い貝の類かと・・・・・。もちろん野菜の旨味も混じり合い、柔らかなれど、塩味の味わいもしっかりとしているかも。塩と旨味の輪郭が非常にクッキリとした味わいで、食べる側にはとても印象度が残りやすいといえましょうか。









<透明感溢れる鶏ガラに太白油のようなまろみ、ワンタン素材エキスが滲みコク深く>


 シンプルな味わいのように思えて、しっかり味のカオスを生み出していますね〜。まずシンプルなのは鶏ガラ出汁の鮮やかさ。クリアーな見栄え通りの軽やかな味わいがとてもナイスと思えます。鶏ガラスープというのは、永久に不滅と思えるほど、万人にとってうましでありましょう。


 しかしそう単純でないのは、まず香味油。これは、何だかわかりませんが、太白油のような軽やかな香ばしさがとてもよく響き、塩気との相性が抜群と思えます。うましうましと啜り続けると、次にやってくるのは、ワンタンのエキス。海老らしい海鮮の練り物っぽい風合いが、スープに混じる一方・・・・ワンタン薬味の生姜っぽい味わいが、遠くでこちらを呼んでいるような味感覚。一部、ワンタンの隙間から滲んだのでしょう。こういう偶然の妙も味わいということで!












【麺:なぜか素朴さを強く感じる多加水麺!親近感と安心感を覚えるソフトな味わい】


<多加水でやや縮れ角麺!素朴さとソフティーな歯応えがナイス!>


 本当は、リフトの瞬間は、あまりタイプではないなと思った。でも、最近私が趣向が変わったのかと思えるほど、これあり!と感じてしまったのは確か。いや〜、モチモチとでも普通は言うのだろうけど、もう少し華やいだような感じで、プニプニっとした明るい弾力がとても印象的であります。見栄えは角麺のやや縮れた感じで、透明度が少し高いイエロータイプ。練り水の個性が表に出ているようですが、嫌味がないです。


 そして見栄えが素朴っぽいから、弾力もそのように感じてしまうのか、華やいでいるけど、そこかしら素朴。縮れの部分が面白いく弾力を吸収しているような歯ごたえ。前歯では意外とスパスパっと千切れるのに、奥歯でのプレスでは、プニプニ感満載という、実に面白い麺。面白味もある麺。










<柔らかくザラつくようで、微妙に張り付く啜り感覚>


 多加水系でツヤっぽい地肌感だと、スルスルっと高速に駆け抜けていくように思うのだが・・・・。実は意外とこれが張り付くようなイメージを与える。むしろ実は多少ざらついているのでは?と思っている。妙に張り付くとはいえ、たやすく啜れるところが魅力的で、練りこみや潰しこみが強くないのがいい感じ。啜りの感覚として、うまく表現されとりますな〜。あ、そうそう!これ、大盛り無料です。決して重くないから、大盛りで是非!







【具ほか:えびワンタンも感動したしたが、サービスメニューもにくい演出!】


<海老ふんだん!生姜風味と食感も食欲誘う>


 海老海鮮系100%のワンタン餡です。やはり・・・他を悪く言うつもりはないけど、海老ワンタンと聞けば、100%海鮮でありたいよね〜。すり身の練りこみ餡になっている中に、小エビのホールが入っとったりする。噛み締めて・・・・弾むような感覚は、やはり海鮮系100%でないと表現できませんよね〜。







 そうやって調子にのってワンタンを食い続けると・・・・シャリ!とした香ばしい歯ごたえにぶつかる。ま、生姜でありましょう。しかし・・・金属的なジリジリ感は一切ない。そのシャリっとした感覚が鮮やかで、「くわい」と思ってしまうほど。それはないか・・・・でも歯ごたえに時々そういうのがありまして、予想外の歯ごたえ感でありました。









<ミニチャーハンのある幸せ!プライスレス>


 さて!なぜチャーシューなしでも残念感なく、冒頭から高揚感があったかというと、「ミニチャーハン」の存在。サービスで付くらしく。レンゲ3〜4杯分のミニサイズ。でもね・・・この3〜4口程度の分量感と、そのパラパラ感が、泣かせる・・・・。しかも、ペッパー&塩系の味付けです。ラーメンスープをわざと食う寸前で垂らしてかきこむと・・・唸るほど美味い。炒めた米が少ないスープが染み込んで・・・・うまし。ラーメン&チャーハンは、学生時代、通学途中でしょっちゅう食ってた。主に王将とかそういうチェーン展開でだったけど・・・。あのころの無限大の胃袋がなつかしい。








<ミニデザートのある幸せ!プライスレス>


 実にうまかった!ごちそうさま!と意気込んで一瞥をかまして、ジャケットを羽織り帰ろうとすると、「お待ちください、よろしければ・・・・」と供されたのが、ミニミニの杏仁豆腐。これまた自家製ならではのしっとりプルプル感が艶かしい!実に口がさっぱりして、計算されたうまさにまた唸ります。もともと、担々麺の名店だからこういう趣向はあるのでしょう。でも塩ワンタン麺の後でも美味いよ〜! オヤジになっても、ラヲタになっても、こういうのは別腹であります。












 総じまして、「黒蠍のやさしさ」といったシンプルなうまさ。店のコンセプトとは裏腹な一杯がレギュラーであるところが、実に興味深し。塩ラーでなくて、塩えびワンタン麺だけが、担々麺専門店の中で異彩を放つ。塩ワンタン麺独自がもつ崇高さを、こちらの店主はご理解いただけているのだと思うと、とても親近感以上のものを覚えるのであります。おかげで身も心も温まりましたとさ・・・・・。なので詠います!



   寒風の
   強まる夜の
   塩ワンタン


   ラヲタも嬉し
   聖夜のもてなし



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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