ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1192】 香家 三田店 (東京・三田) 麻辣汁なし担々麺


 今いる部署の先輩とは、私が異動する以前から喫煙仲間でして、仕事の合間にタバコをふかしにいくとよく世間話や仕事のことを気軽に話していました。ですから、私が転入してきたときは、少し気恥ずかしかったりするのです。そして、同僚となっていろいろと日々過ごしてみると、これがなかなか、組織の機動力ある知恵袋。やっぱ、すげーなーっとつくづく思う・・・・・。だから幹部の信頼も厚く、それ故に仕事の山に体がボロボロのようなのですが、私が思うに、意地にも近い精神力でのりきるパワーがまず凄い。そんな彼の一言。


 「できない」なんてまず絶対言わない、それがここの存在理由


 話をよく聞くと、仕事の予定完成度と、仕事を受ける前向きな条件交渉と、仕事に対する自分なりの付加価値の付け方を切り離して、瞬時に判断していると思える。要するに、営業がする客先との商業条件のつめとか、システムエンジニアとしての要件定義の確認とかを瞬時にやっとるわけですな。だから、よく見かける「評論家的な」できないという言葉は決して発しないのだと言っているように思えるのです。期待の完成度の60%程度でまず進めます・・・・的なことを最初にまずかまして、納期までに、65%、70%と徐々に上げて行く。タイムアップで72%程度でしたわ〜っと言ったところで、28%も出来ていないじゃないか!とはならないのだよな・・・。ま、ほぼ・・・私から見て完成度は80%をいつも越えていると思うのだけど。






 ・・・・などと考えつつ、今日もどこで食おうかと考えると、結局いつも時間の都合上、気軽なエリア三田エリアしかないのであります。しかし・・・かなり以前からある店だったのですが、なぜか今まで前を通り過ぎるだけ。その理由は、なんとなくこの界隈までくれば、二郎総本山を念頭にいれつつ、手軽に麻布らーめんで済ませてしまいますからねー。それに、懐古系大衆志向の私としては、どこかピンと来なかったのです。でもココのところの気温の上昇をかな見れば・・・・・、さすがに熱い汁系を欲するとまではいかず、夏気分な汁なし系が食いたくなった次第!

  








【タレ:この色・・・・テールランプか東京タワーの赤やがな(笑)】


<麻辣タレは、テールランプの色合いにてじんわりとシャープ>


 配膳の瞬間、ライスが来るまでの時間はどこかもの寂しいサイズ間です。ちょこっ
と小さ目な丸丼が、空腹感を誘います。混ぜる前に・・・・・・まずはタレの色合いをチェック!なななんと・・・・想像を超えたクリアーな赤がとても印象的です。テーブルセットにある辣油とどこが違うのだろう。こころしてまずは、タレを味わうと・・・・それほどピリリとくることはない。豚のコクか鶏の脂かが溶けているのか、どこかしら旨みもにじみ出る味わいもあり。なーんだ、麻辣ってもこんなもんか・・・・と思っていたら、少しばかりの逆襲をくらいます。鼻腔がじんじんと痺れだし、鼻の頭からは汗がにじみ出ます。ホッとな辛さではなく、どこかやさしい辛さ。


 それでいて、辣油独特のシャープさは健在。そして、その色合いは、赤くもすごく透明感があるため、まさしくクルマのテールランプみたいやんと思えてくる。この見栄えにどこか、プラスチック感があるカラーリングでして、不思議なことに辣油だから食欲をます。





<中国山椒は、少量でもガッツリと香り高く痺れを残す>


 いや〜、実に中国山椒ってのは、存在感がありますね。店の説明書きによりますと、当日に使う分だけ挽くのだそう。だから薫り高いのだろうと推測します。もっと粒粒感あると思ってたけど、さらさら〜っとした感じ。小皿に少量だけ盛られたから一気に投入しましたけど、美味しく食する範囲のかなり上限だったかもしれません。


 青葱に混ぜりると、昔懐かしい京都ラーメンの葱盛りに欠けるコショウのような風貌。じわじわとパワーを増すのが、中国山椒のいいところですね。そのパワフルさが美味しさと思え、裏腹に痺れが押し寄せてきて、ドMな気分にさせてくれます(笑)。








【麺:半端ないマットなオレンジ色がそそります】


<とうがらし麺の地肌は、まるでLEGOBブロックカラー>


 普通の麺とトウガラシ麺とが選べるシステム。ここでも、ドMな性格が出てしまい、辛さ×辛さの方程式をチョイスしてみました。それにしてもですね・・・・・色合いがこれまたまるでプラスチック!これは、うちの子どもが遊んでいたLEGOブロックに出てくるオレンジ色ですがな!マットな色合いを通り越して、非食物的な色合いにも感じます。


 唐辛子は深い赤色なに、なぜオレンジ色か・・・・色彩学的には黄色のエッセンスがある筈ですが、それが練り水の化学反応かエッセンスか?ともあれ、オレンジ色の地肌に張り付く、胡椒の斑点は・・・エキゾチックなほどにうまそうにも思えます。





<見栄えにとらわれず・・・・カッツリな加水低めな細麺ナイス!>


 色合いにすごく気を引かれますが、辛さとしては風味程度の辛さなので、麺自体が辛くて食えないというほどではありません。むしろ風味麺と言う感じで、加水が低めであることからも、粉とその成分の特色が素直に出てきます。歯ごたえとしても、プツプツと小気味よく千切れる感覚にプラスして、わずかばかりのクニリとした感覚がいい。色合いだけの麺ではなく、普通にしっかりと旨みを感じさせる麺であります。







【具ほとんどネギしか見えないのだが・・・逆にそれが良い!】


<白飯との相性が抜群!>


 それにしてもネギばっかなのである。カシューナッツがすごく少な目に感じるほどに、青々とした麺顔の風景。しかしさびしくないのは、隙間から見える麺がオレンジだから、どこかポップな感じを受けるのでありましょうな。コンテンポラリー・ポップアートな汁なし系(うそです)。

 
 しかしこれがまた良いのです。ネギとタレとナッツが・・・・中国山椒まみれに残る。それがミソでして、麺が無くなったあとは、白飯にのせて食うのです。これ最高!汁なし坦々麺を食うとき、ライスを遠慮してはいけません。汁なし担々麺の〆は、ライスしかありえない!とすら思えます。









 総じまして、三田エリアにあるドMなカラーリングをした汁なし坦々麺食って大興奮!東京タワーに向かって火を噴く夜でありました。そういえば・・・・夜景の東京タワーも何となく「麻辣カラー」に染まっているようにも見える(笑)。世の中、麻辣一色。これから暑くなるし、ますますこういうのが上手くなる季節だね〜。なので詠います!


  
  赤いタレ
  紅い細麺
  唐辛子


  朱い夕日に
  夏遠からじ


 
 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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