ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1190】 ハネウマラーメン (東京・小金井) ハネチキ醤油

 


しかし今回は全く訪問するつもりがなくふらりと寄ってみた。つまり近くのマックでお茶してて、スマホ片手にネットでラーメン情報を気分転換に検索してたら、こちらの情報に打ち当たりましてね・・・・。そうだ、先輩ラーメンラバーに情報もらった店があったのだと気づく。そうなったらもう、ラー魂がうずうすしてしまう。

 マックで長居するために、昼飯もここでと決め込んでいたのですが、気になり出すと集中できませんでして・・・・。愛機mac book airを持ち出して雑務を片付けるつもりでしたがあきらめてこちらでお昼ご飯といたします。確か、淡麗な味わいが得意な店だったと・・・記憶を呼び覚まします。空腹感が、醤油を選ばせる。そしてハンバーグというグレーズがとても気になる。そんな気分で選んだら、「ハネチキ醤油」という結果になった。だって、ハンバーグ入りの淡麗系ラーメンってのが、「実に面白い」ではありませんか!








【スープ:クリアーな地鶏のコクが広まり・・・香味油と醤油でまったりと・・・】


<旨味の透明感!きっちり鶏の旨味が精製!プラス醤油の丸味!>


 訪問時、先客ゼロ。こういう状況は少しビビる。なぜなら、昼飯時という稼ぎ時に閑散状態なのは、何か理由があるからだと考えるから。食券渡していろいろこの店の追加情報を探して見るが、なななんと、あの巨大食べ物SNSでも口コミはゼロではないか!地雷を踏んだかと実はハラハラして待つ事6分程度。この一杯はやって来た。配膳の瞬間たるや・・・・


 おおう!醤油ブラウンが琥珀の如くギラギラしとりまんがな!

 ・・・という喜びに変わる!この香味油を透かした色合いがすでに品質を感じますし、その輪になった脂が実に旨そうに誘いますやん!レンゲで思わず啜りましてただ唸ります・・・・。「鶏のエキスがクリアで濃厚やーーー!」という感じ。最初の一口の当たりはすーっと入って行く、そして徐々に旨味が肉厚になり、深い旨味の感動に包まれます。これは・・・・どこかの地鶏でしょうか? とにかくスッキリと旨味が染み込みながらも、じわじわ・・・そしてゆったりと脂が口内でゆらめく感覚。そして思う・・・





 なんでほぼノーマークなんやろ・・・このお店。


 ガッツリ麺とかでなく、普通にジンワリと来る一杯をこよなく愛するラーメンラバーにはキッチリとフィットしそうなスープ感。とくに、淡麗系ですっきりとした味わいが好きなオッサンか、ラーメン女子にはおすすめですな。また醤油の感覚もクリアー感あります。塩気で甘みを感じさせるような所作ではなく、塩気と発酵の淡い切れ味を残す程度。少しばかりでも、シャープに響く醤油ダレ感覚は、食ってて気持ちよいもの。





<生姜の雰囲気がと香味油の厚みがいいね・・・そして追加味>


 地鶏?のコク豊かさばかりではないのがこの一杯においてはポイントかも。特に生姜が、爽やかに香ばしく、鶏エキスとよくマッチする。スープにほんのりと感じる程度ですが、具にはシッカリ目に入っているので、そこから染出す肉エキスとともに、スープにも生姜が溶け込んでいると思われます。そこらまたいい!


 そして香味油自体もベースがいい。鶏一辺倒だったら、これは鶏油ベースかとおもったが、意外とさっぱりした脂のコク感覚。これはラード主体か???は不明。ともかく、あっさり過ぎない程度に補強をしているという香味油のバランステクニックがニクいでは・・・。


 などと思っていたら、途中からご店主が「よろしければ」と何やら差し出してくれる。座布団敷いたレンゲには・・・・粘度高そうな白濁脂に胡椒のような茶褐色の粉。「お好みで・・・・」と言われて徐々に確かめるという繊細な性格を持ち合わせておらず、一気にどばっと後半に流し込む・・・。


 なるほど・・・・、淡麗過ぎて物足りない方向けの対策ね・・・・。少し白濁の分旨味がさらに厚くなる分、クリアーさが少し減る。そして・・・・胡椒と思っていたそれは、魚介の粉?らしく少し定番な方向へとスープを持って行きます。これはこれで良しだ。で、どっちか好きかと言えば、入れない方が好みだと思うのは私個人の趣向の問題。それぞれのバリエーションで試してみたいですな。




 




【麺:物腰柔らかいなかに・・・・しっとりとしたクッシリ感】


<中加水程度な柔らかい物腰なれどクッシリと食わせる芯>


 さて麺の方だが、これもまたマッチングとしてはなかなか!一見して、汁を吸いがちな見映え。白めの地肌に少し黄色みがかった感じ。粉感があるタイプでして、ストレートに少し捩れが入り交じるタイプです。加水は加水は中から少し低めかな・・・。前歯の当たりは、スパスパという感覚のあとに、クニっとした感覚が残る。淡い芯を持つ感じでして、その存在がしっかりと主張しておらず奥ゆかしい芯あるコシ感。支那そばとは別な感覚を覚えます。奥歯においては、束になってクニリと少し明確になって中心部の密度を感じます。風味もそこそこあり、これは汁との相性もよさそう。




<汁を吸ってより一層滑らかなスベリ心地!>


 汁を吸う性格だと思う。そして、それが良いと思う。このスープのクリアな旨味と、麺の粉感がほどよくマッチして時間がたつとグルテンに染み込むような感覚。少しちゅるちゅるとしていて、それでも部分的に芯は残る。コシつきも程よく残りながらも、スベリも加速する。言ってしまえばただ滑らか・・・。スープをまとわりつけて持ち上げる感と、スープ自体の染み込み感。どちらもバランス良く持ち合わせていると思いますが。







【具:ジンジャー効いたチキンハンバーグ旨し!】


 ハンバーグと効くとデミグラスソースを連想するのだけど、こちらは塩味メインで素直に仕上げたという感覚。広い大きな肉布団的なのを仕上げて、それを切り分けた感覚の形状。鶏メインな合挽き&粗挽きの感覚がいいね!そして、生姜の風合いかな??これが実に香ばしく味わい深い!この味わいがスープにも滲み出て、醤油のエッッジングとよく合うのだと思う。思えばメインな具材はこれ一枚だけなのに・・・・全くもってさびしくない。スープと麺がよければ、別によけいなももが無くても楽しめるものかもしれない。だけど、一つだけでもないと寂しい。このハンバーグは、寂しさ解消どころか、存在感で一気に盛り上げてくれます。白飯にも合いそう。不思議なハンバーグ。つくねとも違うのに、酒にも合いそう。









 総じまして、思いがけずに拾ったように食った一杯が心にズドンと響いた感じ。参りました。個人的には全くもってツボにはまったと言えましょう。別に宣伝要員でもありませんが、もう少し認知されててもおかしく無いと思う次第です。さて、このお店のもう一つの名物は・・・・どうもかき氷のようです。イチゴのシロップがちょっと個性的にも思えて実に旨そう。券売機にラーメンと共に「かき氷」のボタンがあるなんて、珍しいですね・・・・。これを口実に、嫁さんと息子と来ようかしら(笑)。なので詠います!





  新緑の
  武蔵野駆ける
  晴れた空


  昨日を忘れて
  心はハネウマ




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!







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ハネウマライダー

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