週末はごろ寝・・・・。元来、睡眠時間が短い体質なのか、週末でも5時間少々寝ればスッキリとするのですが、最近の土日の朝は、起きるのが妻に先を越されます。疲労の蓄積が溜っているのか?まだお盆休みの延長疲れがぬぐい去れません。そんなこんなで、自宅に持ち帰った仕事もはかどらず、妻子も子供会やご実家の何やらで不在ということもあって、一人ランチをお願いされました。いつもなら、「さあ!遠征!!」と躍起たつのですが、近場でええもん食いたい・・・・ただそんだけの気持ち。
疲れ切った週末に、近場で食うなら「くぼ田」さん!なのだが、昼寝してたら営業時間に間に合うか微妙だったので、次なる候補となれば、「彩香」さんとなる次第。いや〜、彩香さんは個人的に便利。クルマでは近いし、コインPが近隣に多いし、一目につきにくいのか・・・・満席ということがあまり無い。そして何よりも・・・・神奈川淡麗系を彷彿とさせる味わいが、ここ西東京で気軽に味わえるのが実に嬉しいではありませんか。気だるいからだを引きずって訪問。今回も定番過ぎる「醤油」のド・ノーマルを頂きました。
【スープ:琥珀のごときの透明感溢れる醤油スープ!旨味円やか仕立てでスッキリ感&色気感が両立!】
<鶏まるごとの旨味とコラーゲンの優しい煮出しっぷりがスッキリ!>
むおおーーー!これは最初の一口目から、丸鶏のまったりとした旨味が広がりますね〜。いやはや、今回も相変わらずハイレベルな鶏コク清湯スープです。このクリアーな仕上がりと、まろやかな旨味、そして「濃ゆい」と感じさせる鶏の動物系旨味がある一方で、後味が妙にスッキリとするところがニクいです。
表面を取り巻く黄色を帯びた鶏香味油がまたキラキラと光っているのが堪りませんね〜。この香味油自体にも、まるで溶かしバターに匹敵するような香ばしさと甘みを感じるし、丸鶏のダブルスープのような深さも感じるのが、実に飽きません。やっぱり、毎回食う度に、神奈川淡麗系の中でも色っぽさを感じるようなスープ感覚だと思うな〜・・・。
<生醤油ならではの丸みと色気ある甘み!まさしく彩りと香りが豊か!>
それに味わいにキリリとした感じを与えるのは、醤油ダレ!この「生醤油」をふつふつと感じさせるカエシの柔らかさが、実に淡麗であります。お店のうんちく書きによると、幾種類かの生醤油をブレンドされておられるとか。いや〜、そのこだわりっぷりの心意気は、十二分に感じる完成度ある仕上がり感です。
どんな完成度?・・・鶏とはまた違った「円やかさ」、そしてカエシなのに「甘み」を感じるエッジング。そして、後味のフレッシュ感に明るさを感じさせるような「彩り感」。そんな感覚が、一口二口三口と啜り上げる度に、面白いようにコロコロと発見しては、旨いと感じる。ああ・・・やっぱり、この清湯醤油スープは、和むわ・・・・。
【麺:クツクツした歯応えを微妙に残す、清湯スープにベストマッチなコラボレーション】
<多加水ながらも非常にクツクツとした歯切れを楽しませる細麺角型ストレート麺が気持ちいい>
この落ち着いたストレート細麺も、清湯の透明感とフィーリングがマッチします。多加水とすぐに見て取れますが、捩れが少なく、角っぽいフォルウがまた全体的な流麗さを表して、旨そうに思えます。少なめに麺をリフトすると、箸上でコマが揃うようにピッタリとよりそう。それをずるっと軽く啜り上げて前歯を当て千切り出すと、クツクツっとした感覚が伝わって小気味良い。この瞬間にグルテンの密度を感じて、そして麺の風合いを感じて旨しと体感します。奥歯でのすり潰しやプレスを通しても、クッシリとした感覚は衰えず、それでも固いと感じず、芯が無いのにしっかりとした歯ごたえに感じたり・・・・、ソフティーな感覚にとらわれたりと、なかなか面白い印象を与えますね。
<香味油のコーティング感とスープの持ち上げ感で高速に滑る>
麺の元々の地肌感か、それとも汁を吸い込んでそうなったのか・・・・やや褐色めいたところがいい感じ。表面もツルツルしていて、多加水ならではの光沢感が広がります。なので啜り上げてもつるつるとした感覚がして、まるで香味油でコーティングしたかのような高速なスベリ心地が嬉しい。スープがやや微妙に染み込んでいるのか、しなりも後半緩やかになるし、旨味も増すような気がする。汁をやや吸い込ませながら、持ち上げに優れるような細麺ですかね〜。いやはや、すべりも味わい自体も旨し。
【具:普通っぽく感じるが、肉とメンマの質感をじんわりと感じさせる等身大の旨さ】
<バラ豚肉の脂身の端っこ、当たりな気分!脂身がトロトロして旨し>
中々、面白い部位が当たったようです。バラ肉の端っこのようで、脂身の部分が比較的多め。噛むと、脂身の旨味がじゅわーーーっとクチ一面に溶け出すといった感覚。味わい自体は薄味で、スープに浸しながら食うと旨い。ご飯にもあいそうだけど、単品でちびちびと酒のやりながら食っても旨そう。あ、そうそう・・・こちらはアルコールの提供がないのだった!ラーメンとちょっとしたご飯系サイドメニューのみ。シンプルさがまた、麺顔にもメニュー展開にも反映されたかのようですね。
<短め細めでコリコリと楽しむメンマ>
その他は、またいたってシンプル。メンマは、標準的なコリコリメンマ。薄味タイプで割と好きなタイプ。穂先メンマがちょろりと一本入っているのが似合いそうだけど、700円という価格設定からすると、これで十分かも。
総じまして、「我が西東京エリアで貴重な清湯淡麗系の凄腕店」と言えましょうか。醤油ラーメン数あるなかで、この地域一帯ではダブらないので、「あ!あれ食いたい!」と思ったときは、ここしか無いのですな。なので、こんなに異様に分かりにくい店立地でも、ホイホイと訪問してしまいます。ま。、週末に限った話ですが。それだけ、ここの一杯には癒されるというわけで、たとえ勤務地が変わろうとも(=最近の個人的な事情)、生活拠点が変わらないうちは、何度でもこれからも訪問し食い続けることと思われます。これからも引き続きよろしく!なので詠います!!
よろよろと
疲れが残る
休日の
重い体が
醤油で目覚め
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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