ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5354】麺屋 鈴春(東京・本郷三丁目)つけ麺 醤油 山椒油 + 藻塩 + わさび + アサヒスーパードライ 〜滋味深く香味楽しいタレ!美しく甘みを醸す麺!具材質実で隙なしの旨さ!東京トップクラスつけ麺!

休日は確実に旨い店へ

 
 今年の年末年始休暇明けは、仕事始めの日からこれまで経験ないほどにハマってしまった。もういい加減にしてくれ・・・何とまた新しいプロジェクトの責任を負わされ、それが機能してないから上から下からフルボッコでしたよ(号泣)。おまけにプロジェクトの言い出しっぺは、完全に腰引いてしまい、マジで登った梯子を外された気分。ここまでハッキリと梯子登って外されたのは実に久しぶりです〜。もうこうなったら責任者なのだから好きにやらせてもらうと、実は内心燃えております。世間一般ではヤケクソと言うかもしれませんがー。
 

 
 あゝそんなこんなで、土曜日の朝になっても全くそんなモヤモヤが頭から離れん。こんなつまらない週末はごめんだということで、極上に気が晴れるラーメンを食おう!とあてもなく中央線東京行きに飛び乗ります。駅に停車するたびに周辺のラーメン情報を頭の中でマッピングしますが、お茶の水駅に着いた途端にビビッと来たのが「麺屋 鈴春」。もう最近はすっかり新店舗を開拓するのが面倒になり、気楽に確実に旨い店しか行かない様になってしまってます。ところが思惑以上に・・・・実に旨い体験だったのでした。
 

 
 
 
<アサヒスーパードライ> なんとこのご時世東京都心で中瓶ワンコイン!しかもしっかりおつまみ付き!一口目が世界一旨い麦酒!

 
  久しぶりの訪問だからすっかり忘れておりました。ここはビールが安い!まさに都心という立地で中瓶500円は心意気すら感じます。しかもアサヒスーパードライ!個人的に一口目が世界一旨いビールではないかと感じてます。淡麗辛口という宣伝文句ですが、泡立ちの合間にチリチリとした刺激を一番感じる。特に冷えていると刺激的なのです。あゝ・・・土曜日昼間の開放感を演出する味わい。
 

 



 

 

<メンマ> フレッシュ感ありつつバキッと歯応え痛快!材木状の逞しき極太!醤油つけダレ相性抜群!

 
  ビールが安い上におつまみ付き。今回は極太メンマでございます。しっかりボリュームもあって甘みがあり、スーパードライの辛口に合うじゃないか!。一気に上機嫌!。色々なメンマがあるけれど、見栄えと歯応え重視な方ならオススメ!。見た目よりはフレッシュな風合いなので、誰にもウケる味わい。そして材木のように極太感が嬉しいです。
 

 
 繊維質は太めに感じますが歯切れが良い。単に柔らかいのではなく、バキッと小気味よく千切れるところが秀逸です。薄味なので醤油つけダレの風合いをよく移しますし、味わいとしても酒に合うと言ったところです。今回は少し辣油とブラックペッパーを順に合わせて味変化させてみましたが、これが合うね。酒好きメンマ好きなら激しくオススメ!。
 

 
 
 
<全体> 揺るぎないつけダレの存在感!麺線が枯山水のように整う美しさ!デフォルトで迫力満載!

 
   おおお!麺皿・つけダレ&具材トレーを受け取るとカウンターの上は所狭しな状況です。デフォルトでこの充実感はすごいね。パノラマ風というか具材別皿スタイルでトレーがかわいいサイズだからどうしてもこうなってしまう。結構スマホで撮るには画角泣かせです(笑)。
 

 
 いつもながら、こちらの麺の旨そうな姿と、つけダレの色合いの深さは絶妙!。食らう前から、旨さ突き抜けを確信させる自信が溢れているように思えます。醤油つけだれの今回のチョイスは「山椒油」。しばらく来ないうちに選べる香味油のバリエーションが増えてます。なんともじっとりとしたつけダレ醤油のじっとりさがナイス!。そして麺線の整い方にうっとり。折り曲げるような曲線部分が特に見栄え的には渦のように演出的で、それを過ぎたところから瀬々らぎのようにゆったりと感じるような展開を見ているだけで満足感与えるようです。
 

 
 
 
 <つけダレ> 湯気に重厚に混じる山椒の風味!ピントが合った様なカエシの気持ちよさ!醸造の香りに軽やかな乾物旨味!

 
  山椒がつけダレの表層で浮いて漂う。そこに湯気が立ち昇ると山椒の風合いと魚介醤油系のじっとりした香りが混じり合い、冒頭から旨さの演出がハンパありませぬ。まずは一口そのまま味わいますが、そのままギリギリ飲み干せそうなカエシの濃さが印象的。塩気がキッチリしているが尖りはなく、出汁感をイメージさせるもの。そしてその香りには醤油の醸造感が実に芳醇に広がり、醤油が完全に出汁の主役ってな感覚で、ぴっちりピントが合い心地よさが広がります。そして山椒がじわじわと溶ける。山椒は香りや薬味だけの演出というより、出汁に溶けた旨みとなってる感覚。特に魚介の甘味と結合している様で、醤油のカエシと出汁の甘味を重厚かつ華やかに味演出しております。
 

 
   さて旨味に落ち着き感があることから、一定に魚介系が溶けている様子。色々ある中で貝類や昆布類も想像しましたが、煮干しが微かだが印象に残るような輪郭。醸造の香りに軽やかな乾物旨味!ってな印象。基本的には濃厚魚介醤油ってな感じです。表層には軽く煮干系の脂の膜が漂う。そして味変アイテムの山葵を溶かしてみました。山椒とケンカするかと思いきや、どっちも引き際があるようで被りなく香味の交錯を楽しめます。淡い痺れ感はどちらも和風で整うかと。
 

 
 
 
<麺>麺線が枯山水庭園の如し!密度感と引締まり!風味と歯応え!昆布水に浸り小麦粉甘み伝える! 

 
 とにかくここは麺が旨い!。そのままで小麦粉の甘みを感じるほど。まずそのまま何も付けずに3本ほど手繰って食するのをおすすめです。噛み締めると甘みを感じるようなところがあり、それが塩気と絡むところを噛み締めるのが実に痛快に思えるほど旨いのです。昆布水の風味がアシストするものもいい感じです。
 

 
 次に薬味の藻塩を試しましょう。海塩で旨味あるタイプ。もうこれだけで旨さが完成してしまう感覚。なのでそのままいつまでも食えるかと思うほど。麺と塩だけで旨し!。
 

 

 
   そしてつけダレに浸し食らいます。山椒風味旨味や香味油も入っており、これらに濡れると甘みが反応して旨味へと昇華するかのよう!。つけダレの塩気に触れると一層甘みを感じるようにすら思えます。また見栄えも良いが啜り上げるシルエット感も優れもの。微妙に麺がオーバル状に膨れているのもあって、リングイネのような楽しさすら覚えます。今回は300gでしたが、これなら400gはイケるな・・・・。次回はそうしようかと!。
 

 
 
 
 <チャーシュー> 鶏豚2種!熟成すら覚える豚肩ロース!淡麗の中に優しい滋味を感じる鶏胸肉! 

 
 別皿になってるために見栄え感はありますね。そして確かに旨い!まず鶏胸肉から順番にいただいたが、軽くつけダレに泳がした後に食らうと、鶏油の甘さと醤油の塩気が軽くのり、胸肉の淡い滋味に一気に色合いをさすような旨さの広がり!。淡白な肉味と重厚なタレ味が混じって旨味をぐいぐいと引き出す旨さの広がりです。
 

 
  続いて豚肩ロース。肩ロースに近い部位かまたはロース肉?。既に下味がしっかりと浸透しておる風貌。それをまたつけダレに泳がして食らうが、旨さ絶品!。熟成感覚ある肉の旨さに醤油の風味が加わるだけで絶品でございます。特に脂身が醤油つけダレに濡れた部分は、塩気と甘みを同時に感じて旨さが一気に昇華!。
 

 
 
 
<スープ割> 麺の風合い残る昆布水で割るもよし!淡くホットな魚介出汁で割るもよし!両刀使いの割り方!

 
 まずは、麺丼に浸る昆布水で割る。フコイダンは緩めですが割るとグルタミン酸のパワーと申しましょうが、滋味の結合は実にわかりやすい様な旨さです。つけダレの煮干感との結びつきが特に良いね。味に厚みと深みが混じる感覚で、これは旨さ王道ですな。 
 

 
 次にスープ割。気がつくとカウンターの目の前の高台にポットが配してありました。醤油味をしっかり感じたくて、ホットなスープ割りのみに集中してみました。淡泊な魚介系の出汁を注ぐと、これまでの凝縮された旨味がまるで出汁で因数分解されるかのように、非常にわかりやすい旨味に変貌。このまま細麺でも入れてラーメンで味わいたいほどの、ほっこりしつつもしっかりした旨さが広がります。淡くホットな魚介出汁で割るもよし!麺の風合い残る昆布水で割るもよし!〆方自由自在!。
 

 
 
 
総じまして「滋味深く香味楽しいタレ!美しく甘みを醸す麺!具材質実で隙なしの旨さ!東京トップクラスつけ麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。いやぁ〜久しぶりだったからかこれはかなり旨かった!。東京でつけ麺食らうならこれは絶対外せないですよ。しかも香味油が塩と醤油でバリエーション豊富で飽きさせない工夫あり。一度は食っとけって感じです。個人的にはビールが安いだけでも心意気を感じてまた行きたくなってしまってる。お茶の水からも歩ける距離なので都内移動の際にフラッと訪問してみては?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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