中華そば向日葵@三鷹のセカンドブランド!
- <全体> 流石特製!芳醇な出汁の風合いに溢れんばかりの肉迫力!手もみ麺の素朴さも滲む和やか醤油そば!
- <スープ> 序盤は柔らかくもキレのある醤油のエッジ!徐々に深まる節の甘味に鶏の旨味が下支え!淡麗鶏魚介!
- <麺> 自家製手揉み麺!全粒粉配合でクニッとした歯応えの後に小麦の風味良し!出汁を吸込み甘味が広がる!
- <チャーシュー> 低温調理が極まれり!豚鶏計4種肉!豚腿鶏腿!豚肩ロースに鶏胸肉!まさに圧巻!
- <メンマ> 自家製!見た目よりも実にサッパリ!柔らかみと甘味あり!
- <味玉にハズレなし!> 実にねっとりと濃密に仕上がる卵黄!マチュアな甘みのゼリーのような味わい!
- <〆飯> ピリ辛鶏めし!プリプリブツ切り鶏胸鶏腿!麻辣タレに甘味ある香味油が滲み薬味がカリカリと軽快!旨し!
- 総じまして「いきなりブレイク予感?華麗さと素朴さが滲むハイブリッドな質実感!崇高醤油そば!」
時刻になりオープニングのご挨拶。あ、やっぱり!1号店向日葵店主の旦那さんが登場。メインで仕切るみたいね。1号店でヘルプでおられたり、旧2号店「beyond」で見たことあるお方。こちらも流行るといいですね!。
店内はカウンター7席。店内待ちスペース7席。真新しくて今風なラーメン店って感じで清潔感ありお洒落です。興味深いのは醤油・塩の他に担々麺がレギュラーであること。ひょっとしてかなりの自信作なのか?。激しくそそられつつも、たまたま前日に担々麺食ったのもあって、今回はおとなしく、オーソドックスに醤油とさせてもらいましょう!。
<全体> 流石特製!芳醇な出汁の風合いに溢れんばかりの肉迫力!手もみ麺の素朴さも滲む和やか醤油そば!
おおお!何となく半年前に期間限定で営業していた「beyond」を彷彿とする麺顔と感じるのは私だけ?。1号店「向日葵」華やかさに近い崇高さもいいですが、素朴さも滲ませながら和やかさも感じさせるような質感が見事!。特に今回は特製にしたもんだから、肉の迫力がハンパなく、まるで肉のパレットが広がっているような楽しさがあるじゃないか。
スープは馴染み深い醤油ブラウンですが、やや霞みがかっており醤油色というより乾物の溶け込みを連想するような穏やかな茶色が染みる印象。そして一段と素朴と思わせるのはメンマの質感!そして肉の下に潜んでいる自家製手もみ麺のぼこつくフォルム!うう・・・流石に最初から質感の高さがありあり!。
<スープ> 序盤は柔らかくもキレのある醤油のエッジ!徐々に深まる節の甘味に鶏の旨味が下支え!淡麗鶏魚介!
さてスープ。表面の煌めく脂から鶏系の煮出しや香味油の予感はあります。なのでそんな頭の出だしの味わいですが、個人的には醤油感が先行するイメージ。カエシが実に円やかで、見た目より結構スッキリ。いろいろブレンドされてると思いますが、なま醤油系のナチュラルな風合いが色濃いと感じます。
ところが中盤にさしかかったころから、じわじわと香味に似た甘いが滲みだすようなイメージ。麺から吐き出される炭水化物の風合いもありましょうが、鶏ベースの旨味、そして乾物の溶け込みが実に膨よかで、出汁!って感じが一層強まって感じます。淡麗な鶏ガラベースに節系の旨味が深い。濃いめの饂飩出汁とラーメンスープの中間のような味風景??。
堪らず蘊蓄書きを見て答えを探ると、羅臼昆布はさておき、節が4種類。饂飩出汁を連想したことから、「鰹・鯖」は分かる。それに加えて「鮭・鮪」が滲んでいるとは驚き!。鮭と鮪・・・どっちも個性が強いが、分厚い乾物感はここから出ているのか?と妄想が止まりません。やがて麺にスープが完全に浸透し、麺の甘味も混じる頃合いには、節の旨味と溶けた麺甘味が一体化する味風景です。
<麺> 自家製手揉み麺!全粒粉配合でクニッとした歯応えの後に小麦の風味良し!出汁を吸込み甘味が広がる!
中太より心持ちスリムさを感じますが、実に力強さあり。手揉みにより強く捩れとボコツキが表現されておりますが、噛み締めると風合いも強いです。見た目から分かるように全粒配合。小麦の風合いに甘味すら覚えるもので、これが円やかな醤油スープに実にマッチ!。
表面はツルツルしているが、ボコツキによるすすり上げタッチ感は快感えす。前歯で千切るとクニュッとした引き締まりがあり、閾値でプツプツと小気味よく千切れてゆく。奥歯へ運んで潰す瞬間には、小麦の風味と甘さに、出汁の旨味が加わって、更に別の甘さへ昇華したような旨味です!。これはゆくゆくは、つけ麺にも期待を寄せてしまいそう!。
縮れからよく絡みやすそうですが、絡まるものと言えば九条ネギとメンマ。汁と麺だけでシンプルに味わい尽くして一気に感触してしまうほどです。海苔も巻いてみたけど、麺と出汁の甘味にもかなりマッチ。ネギ増し・海苔増し、どちらもオススメかと!
<チャーシュー> 低温調理が極まれり!豚鶏計4種肉!豚腿鶏腿!豚肩ロースに鶏胸肉!まさに圧巻!
ここは特製の肉にかなりの満足感あり!あまりの豪華さに特製トッピングのみ別皿提供で酒に合わせたい思いです。豚鶏4種で6枚の肉。素晴らしい!
まず豚で言うと、「豚腿1枚、豚肩ロース2枚」と言う構成。ピンク色が濃ゆく繊維質がより細かくて脂身が極端に少ないのが腿肉。店の蘊蓄書きでは「肉芯」と表示されていたがたぶんそれを指してる。低温調理でも低めな設定と思われ、生肉のような貼り付くしっとりさがいいね。肉本来の味が上品え淡麗滋味深い味わい。そして馴染みの豚肩ロース!。これもソフトで歯切れも柔らかいが、脂身がある分、ジューシーで甘味を感じる旨さがいいね!。腿肉も肩ロースも醤油スープに泳がせながら食らいました。
そして鶏肉。「鶏腿肉1枚、鶏胸肉2枚」と言う構成。鶏肉肉が素晴らしい!。もちろん皮付きで丁寧に軽く炙りが入ってるため脂が染みて皮が旨くて柔らかい。そして筋肉部分は味わい高く、鶏腿にしては柔らかいことこの上なし!。さっぱり出汁が良く浸透しており、そのままでも実に旨い!。そして鶏胸肉はイメージしやすいコンフィ状の一品。フカフカで化粧パフのような食感。一番淡麗さを感じる肉で、これはスープをじっくりと吸わせてから食らうといいかも。こちらに来たら肉増し必須!特製を激しくオススメ!。
<メンマ> 自家製!見た目よりも実にサッパリ!柔らかみと甘味あり!
これもなかなか!見た目は醤油感がある濃ゆいメンマ。この手だと柔らか系で繊維がとても細かいフニャっとしたのが多いイメージだけど、サクサクっとした歯応えが印象的。あっさり味だけど、素材なのか出汁なのか、割と甘味もあり醤油スープともマッチ。中々いい感じ!。
<味玉にハズレなし!> 実にねっとりと濃密に仕上がる卵黄!マチュアな甘みのゼリーのような味わい!
全体的にはややハード気味に仕上げられており、濃いめの出汁に浸かった印象。白身も味わいがあるし、卵黄は濃密さに磨きがかかったものです。全体的にネットリ感が際立っており、形も崩れにくい。そして味わいはとてもマチュアで甘味が深い!。舌の上に絡みつくのがかえって味わいを増すイメージです。
これも醤油出汁に少し絡めてみたけど、卵黄の方が味が濃密なので少し緩んで温かみを増す。これだけでも卵黄がまたイキイキと別の旨さを発揮するような感覚で、思わず白飯を欲してしまうほどです。サイドメニューを既に注文済なんですが・・・・。嗚呼、やはり味玉って旨いよね!外れない旨さ!。
<〆飯> ピリ辛鶏めし!プリプリブツ切り鶏胸鶏腿!麻辣タレに甘味ある香味油が滲み薬味がカリカリと軽快!旨し!
月曜昼から飲めないしね・・・家に戻ってから直ぐ仕事だし。サッポロ赤星を味わえない腹いせでもないが、サイドメニューを食らって気を鎮めたいと思った流れだが・・・いやいや、これとっても旨かったのでご機嫌!
構成はシンプルで、鶏の腿と胸のぶつ切り肉を散らせて、麻辣タレと薬味としてフライドガーリックと九条ネギを散らしたもの。担々麺も得意そうなので、それを感じさせる味わいが実にナイス!。辣油には軽く山椒が滲んでいるようだし、鶏肉に絡むと酸味のない、よだれ鶏のようにも感じられる。フライドオニオンがこの感覚をアシストして、白飯に爆裂に相性良し!かなり完成された味わいなので、激しくオススメでございます!。
面白いと思ったのは、麻辣タレの他に?その中に??何か甘味を感じる香味油があるようで、これも実に食欲をそそる!。ちらっと鶏油かとも思ったが、そんなに重くない。仄かに甘味すらあり香ばしい。まさかココナッツ?など頓珍漢なことも妄想するが、旨さテッパンにして不思議さも溶ける旨さ!
総じまして「いきなりブレイク予感?華麗さと素朴さが滲むハイブリッドな質実感!崇高醤油そば!」
・・・と言う感動の嵐!。半年ほど前、閉店した向日葵2号店「beyond」の経験も生きていると思うが、1号店から麺だけでなくスープも少し変化を感じる面白さ。すでにメニュー制覇せんと心に決めております。開店早々、緊急事態宣言に巻き込まれてしまいましたが、実力度が十分に伺えるお店。こちらも永く続くことを激しく期待です。京王井の頭線三鷹台駅から歩いて数分!週末の散歩や、通勤通学の寄り道でも使い勝手よし!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!