【三田・田町界隈の散歩がてらに小洒落た店に突撃】
久しぶりに東京で昼ラーを楽しむ機会がありまして、散歩がてらに慶応義塾方面へ足を伸ばしました。かつての二郎本店跡を通り過ぎて、ぶらぶらしていたところに「麺」という小さい旗看板を発見！洒落た一軒家のラーメン店が素敵に思えふらふらと訪問です。こういう店って若いスタフがいそう何やけど・・・店主はじめ皆、おじさんばかりでんな・・・。店内雰囲気よりもアットホームな接客も意外でして、とりあえず定番の醤油ラーメンで様子見です。大盛りまで価格同一とありますが・・・最低価格７６０円は、さすが東京価格といったところですかね。汁なし・つけ麺がメニュー最初にありますから、そっちがメインやったかもな・・・・。
【非常にライトな煮干し感覚が個人的にはエエと思うねん！】
特に色の加工とか処理してまへんけど、定番の醤油ブラウンを予想すると少し黄土色っぽいので肩すかし感覚があるかも・・・・。そして、あきらかに「あっさりラーメン」と分類したくなる、シャバさがイメージされます。しかし・・・塩そばの方に期待寄せたくなるような半透明でんな。とか思いつついつもの作業・・スープの確認ですが・・・、
「やわらか煮干しというより・・・きわきわの煮干し薄さがまた「あっさり」と堂々宣言ですわ！」
・・・と言いたい個性なのであります。「あっさり」と「こってり」と選べるラーメン屋だと、明らかに「あっさり」な分類。しかしながら、あっさりの弱点というと・・・「こってりと比べて損した気分」になりがちという・・・・食べての貧乏根性を誘うところか。しかし、こう堂々とラーメンと称してあっさり気分にさせてくれると逆に清々しね！はい！アタクシ的には、丁度ええ濃度と申せましょう！
醤油のカエシの風合いより、煮干し系のふわっとした感覚が、とても薄いですがナイス！醤油のカエシ加減はかげを潜めます。豚系動物系コクも控えめでグッド！逆に昆布とか節系とか香るんとちゃうか？と思えど、崇高系とはいかず・・・。レンゲですするよりも、クチ直つけでゴクゴクと飲み干すと・・・また舌全体でにわかな酸味も感じ、そういうところ調味料を感じますが気にしませんぜ！
※味のグラデーション：豚？系な動物コク（薄）＞ふわっと遠くに煮干し＞カエシ＆調味料の塩分＞その他
薄めで食わせるというのは、実は難しいと思うのだけど。
【ややウネリでクッチリと食えて満足】
小麦が香る加水中程度の風合いですが、何といってもややウネリが印象にのこりまんな！表面一枚透明さを残す茹で上げ加減ですが、芯を感じません。その分すべりがとても快く、ずぼぼぼぼーと吸引する遊びに長けます。柔いかな・・・と見た目で思いますが、実はそんなことありまへんでして、見た目以上にクッチリとした余韻を残します。これで大盛りいったろかと・・・次回は思うのです。しかし、バランス的には、並の分量でこの一杯はちょうど良いかもと思いますが・・・・。スープが淡白ゆえに、麺ガツガツっというバランスでもなかろうとね・・・。ま、兎に角、スパスパ、クチクチと食べて楽しいです。
※麺の感覚：加水中程度、色白でややつるっとしているタッチ、アルデンテ超えながらクッチリ感
※麺の形状：標準からやや細め、ややウネリな麺、正方形がやや膨れた切り口
【麺顔が地味なんやなー】
ロース肉のチャーシューも塩ラーメンでも邪魔しない薄味で肉の味わいあるやんと思える好きなタイプ。柔らかいしええなーと思いつつ・・・・どっか小さめやなーと感じますね。海苔がその分頑張ってますけどね！味玉もなかなか・・・・全体がゲル状になってて上手な作品です。メンマまでが控えめな薄味で、まーバランス重視なのはわかるけど・・・・。もう少し立体的な盛りつけできんかなと、もったいなさを感じますが。
※具のおさらい：チャーシュー（１枚ロース小）、味玉半分、メンマ（小型多数）、ネギ、海苔（正方形デカ）
総じまして、意外とサクサクさっぱりと食えて、食傷気味なアタクシでもさらりと食えた！これは、ちょっと塩ラーメンでどうなるかを試してみたいな・・・。しかし、常連と思える方は、みな創作系なつけ麺の大盛りか、ちらし麺？？といかいう汁なしでガッツリと食されていた。ひょっとして、ガッツリ系が得意な店なんかとも思うし・・・・、あーー最低二回訪問せんとここの実力がわからんやん。なので、また来ると思います。ラーメン屋ってみなオープンキッチン形式やけど、ここなら何屋をやってもオープンキッチン形式でいけそう。そんな面白いハコです。ということで合掌！今日も本当にごちそうさまでした。
