ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン745】鶏煮干し 三三㐂 大森 (東京・大森) 鶏煮干しそば+味玉

【電車でGO!「乗って食って帰って来い企画」〜大森編】

 日頃懇意にさせてもらってます先輩ブロガーさんに、完全に背中を押されて訪問しましたがな・・・。今回、行列や着席アイドリングが心配だったのですが、余裕で from my desk to my desk でミッション完了です。どうしても昼休みで完結しない場合は、ゴースト・プロトコルを発動してでもミッション完了させたいのですが、それをしたら闇の組織「監査部」に葬り去られるので絶対できません。しかしこれで、大森・大井町の魅力的なお店も完全に射程です(笑)。

 やっぱり駅前商店街のごった返しって気持ちいいな〜。歩いて1分以内のロケーションがナイスです。訪問時、お昼の12時35分、店内の待ち2名程度。その後5分程度で着席、配膳はそこから7分程度。早いやん回転が・・・。それもそのはず・・・ 「7名体制!」。結構年季の入っているベテランさんも2〜3名いて、店内活気にあふれてまんな! あの有名な玉ねぎ見たいな「玉」マークの麺箱がどこか誇らしげ・・・・。初めてこのグループの一杯と対峙すると思えば軽く身震いしたりします。



【ありそであまりなかった・・・・鶏&煮干しという組み合わせ】

 アタクシが知らないだけでしょうが、当たり前な組み合わせ過ぎると言うのか、あまりメジャーコンビじゃないという印象です。それでもどちらも、コクの深さでいえば個性派なので、どういうコラボか楽しみになります。出てきた一杯、麺顔にすごく期待ですが、正直言ってその印象は・・・・

 「思ったほど濃い?重厚な?麺顔とちゃいまんな・・・・・」
 「と思ってなめてたら・・・・・しっかり味が濃いでんがな!」

 その両方が瞬時に頭に閃きます。勝手に少しとろみ系の粘度を想像していたのですがさにあらずで、それやったら「とろみそば」というメニューが別にあるから、それ食えやという話になります。かと言って鶏が薄いかといえば、しっかりと鶏の肉骨を煮出した風合いが見受けられます。アタクシの故郷「京都ラーメン」の白濁ともつかない清湯ともいえない中間くらいの煮出し感が、懐かしさも覚えます。

 しかしそのベースから大きくふれているのは、名前通りの「煮干し」の甘みでして、煮干し系独特の細かい浮遊物が醸し出すニュアンスもしっかり受け取れます。甘みも煮干し系のしっかりした魚介系も感じ取れますし、これは、鶏の甘みと煮干しの旨味がバランスよく融合してるなと感心させます。そして・・・

 「カエシが深いな・・・・・」

 ・・・とさらに感じるのです。色合い的には、醤油のカエシがしっかりと効いているニュアンスなのですが、これが結構に濃いのです。そのため、最初の食べ始めは、分かりやすいほどガンガンと旨さを伝えてくる反面、中後半で濃いな・・・・のどか湧くかも・・・・と感じるか感じないかです。鶏と煮干しとカエシのバランスがとてもよく、それぞれがしっかりと風化していないのがとても旨かったと思うスープですね。濃くないけど濃く感じる塩分。全体的に淡いけど中身は淡く感じさせないカエシの雰囲気。バンランスの一杯ですね。

 ※味のグラデーション:鶏コク(やや白濁)>煮干し系の甘み>醤油由来カエシ>トッピングの豚影響>昆布等アミノ酸



【細麺と太麺を選べるのですな・・・・・また今度は細麺を食いに再訪せねば】

 つけめんの場合は、「並か中かどちらか」の両を選べるようになってます。200gの並、300gの中。たいていのお客さんは中を選ばれてましたね・・・・。これに変わって中華そばの場合、「細麺か太麺か」を選ぶことができます。こってり系なスープとふんていたため「太麺」をチョイス。こうなったら、細麺も確認したいでんがな・・・・・また来なあきまへんがな(笑)。

 さてその太麺ですが、極太というより中太という感じの部類でして、なかなかスープのニュアンス的にもその方がマッチしていると伺えます。リフトすると、基本的にはストレートな風合いに、手もみ風なクネリを見せた麺が登場いたします。艶やかにもやや丸めに見える麺がステキじゃないっすか!こいつはうれしくなってまずは一口!

 「うーーーん、すべるねぇ〜♪ そして適度にモチモチ感もあるねぇ〜♪」

 ずるずるずるぅ〜とすするその麺に、少しばかりスープのハネがまき散らされますが、そこは頭を低くして防御します。スベリがまたそこそこ宜しいです。 ところで・・・・つけ麺じゃなくラーメン系で「すべりが悪い」というのはあまり聞いたことないのですが、加水が中〜高程度で、茹で上げが中心に芯が完全に残らない程度のぷりぷり麺だと、こういう麺地肌になるものだ・・・・と勝手に介しております。なので、固めな茹で上げだったりすると、「のどに・・・・もたつく」感を覚え、そういう場合、「ザラつきを覚える」などと自己解釈しておりますが・・・・自己流ですので、聞き流してください。

 「適度にモチモチ感」と申しましたのは、モチモチが命〜!という全面的ではないという程度の意味でして、軽く「クッシリ」とした反発を覚えるところもあるということです。クッシリというのも、自己流では、麺の潰しこみが強めの場合によく使ってますな・・・・。関東らー友などは、「麺の密度が高い」などの言い方をよくしますが、なかなかレビュアーさんの間でも独特な言い回しと定義って、それぞれあるから面白いですね・・・。

 以上のことを踏まえると、この麺は次(※)のようなまとめになるという次第です。

 ※麺の感覚:アルデンテ完全超えでクッシリ感少しあるモチモチ麺、滑るがそれが過ぎることない適度な感覚
 ※麺の形状:中太ストレートに手もみ風のウネリ、切り口はほとんど丸に近い角、自然な薄黄色な発色が素朴な感じ



【デフォで三枚のこの肉はほめてあげたい!】

 次に具に移りますが、やっぱりここでは「バラ肉の3枚チャーシュー」にスポットを当てたいですねぇ〜♪ このバラ肉、「肉脂肉脂肉」の関東ローム層のごとき縞模様が鮮やかで旨そうです。事実、縞模様に逆らって垂直に前歯と立てると、そこからほぐれるように千切れますもん!そして肉はもちろん、脂の旨味がジュワーでっしゃろ?実に旨いです。それに、結構ぶ集め・・・・そしてデフォで3枚のサービスですから、これはお得としか言いようがありませんな。

 またトッピングでオプションの味玉を載せましたが、気味の外側がやや硬めでゲル状なのに、中心部分はオレンジいろのジェルがとろ〜りと垂れてくるタイプでして・・・・・・、そら旨いわな!麺に絡めるもよし、意外にアタクシは、家では白飯に乗っけて食べたりしてます。ナイスです。

 そのほか、メンマはきれいに並べたてられて、一定以上の品質感あり、標準的な固めでコリコリと食わせるタイプ。酸味が少なく塩味でぐいぐいと食わせてくれます。白ゴマとネギは薬味程度でいいとして、めずらしいのは、海苔まで薬味程度の刻みだったこと。普段なら残念といいたいところですが、チャーシューのサービスぶりを考えると、ま・・・・・ええかという気持ちにどうしてもなりますわな・・・。

 ※具のおさらい:チャーシュー(バラ肉・厚め・3枚)、味玉(オプション)、メンマ、白ゴマ、刻みのり、薬味ネギ





 総じまして、改めて関東の煮干しバリエーションに、新参者としてはおののきましたわ!っという話でんな。まだまだ・・・・知らへんような組み合わせの一杯が次々と出てきますわ・・・。地道に食してまいります。それにしても、一気に寒くなりましたね〜。店内の湯気でのどが潤うのを感じましたよ。皆様もお風邪などおひきになりませぬように、ご自愛くださいまし。ぼちぼちと・・・・濃厚で温かいなのも食べたくなりました。なので詠います。

  はるばると
  鶏と煮干しの
  コラボ麺

  湧き立つ湯気と
  迎える熱気 

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。





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