ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3160】 東京煮干中華そば 三三㐂 大森 (東京・大森) 醤油煮干そば+味玉 ~仄かな煮干とエキストリーム醤油感の融合見事なる東京煮干そば!

<オレはテーブルセットの生姜甘酢漬けのように・・・なりたいのかもしれない>
 
 相変わらず成果上がらず、塩っぱい仕事ぶりでございます。陽の当たる道は、それなりにシンドイことはよくわかっているのですが、身動きの取りづらい状況は変わらずで・・・・役に立てておりません。例えば、薬味でもちっぽけながらも、必要不可欠で、ちゃんとラーメンの中で仕事を果たしている。薬味以下やなオレって・・・と思うと本当に凹むね。
 

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 ・・・こんなことをつい「東京煮干中華そば 三三㐂 大森」のカウンターで、薬味セットを見てしみじみ考え込んでしまいました。気分転換に、薬味セットの中から「生姜甘酢漬け」をかじる。何とこれが妙にうまい。酸っぱさの中にジリジリとした刺激が走り、最後は甘い誘惑で幕となる。薬味でも素晴らし!薬味なら薬味の意地を見せてやろうかと、何だか思いが沸いてきた午後のランチタイムでありました。
 

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 さてそんな仕事でしょぼくれたオレは、今回降り立ったのが「大森駅」。あまり時間的余裕がなかったので、駅の東口(アトレ側)には下りず、西口の商店街チックな方に向かいました。ラーメン店が密集しているからね。ここでも煮干麺があったはずだと記憶していて、訪問したのが「東京煮干中華そば 三三㐂 大森」。京浜東北線エリアでは有名な「玉」の関連店と、仕事の知識は忘れても、こういいうことは決して忘れません。「醤油煮干そば」なるメニューボタンには、「あっさり」とポップが貼ってあり、もうこれ食えと後押しに感じてしまいます。英気を養おうと味玉もプリーズ!。嗚呼、人生の合間にラーメンがあって本当に良かったー。
 
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<確かにあっさり煮干!一方でスパッとした濃ゆい醤油感覚がナイス!>
 
 イライラ鬱憤には、ニボニボ濃厚をぶつけたい。そして、しんみり気分には、あっさり煮干で救われたい。そういうことだな。隣のオジサン先客の濃厚つけめん食ってるのを眺めてて、我に返ってそう思ったー。気を察したか、スタフさんがとても丁寧に、ゆっくりと、オレの前に配膳をしてくれた。そんなエスパーのような麺顔は、こんなだった。
 

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 おおお!吸い込まれるような透明感と深みのある醤油ブラウン!光る陰に煮干エキスの浮きが薄雲のようにかぶる! 虚を突かれて一気に心を奪われました。それは、あっさり煮干と言うから、春霞のような穏やかさを予想していたももの、それは春の早朝、夜が明けきらぬ澄み切った空気のようなスッキリさが響くではありませんか!。
 

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 興奮で手が震えるとはこのことだな・・・スマホ撮影が何度も手ぶれで取り直し。特にスープの寄りが撮りづらかった。ブラック醤油系とは違い、磨きのかかったような艶があり、口に含んだら煮干より先に醤油感のほうが強い。しかしこれがベタな辛さでない。醤油ならではの酸味がピッチリと舌に刺し、そこにカエシの塩気と、香味油の甘味がよりそう。実にピントがあってます。香味油は、ほんのりとした甘味があり、ラードのようなイメージだけど、醤油でマスキングされた鶏油だったかもしれません。真偽は不明。

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 二口めから、おちついて煮干を味わうことができます。ベースのスープは鶏&豚ガラの動物系が主体でしょうが、煮干他乾物系の甘味もじわじわと感じて、まとまり感あり。その輪郭に、かすかに煮干の香ばしさが鼻孔を漂う。こういう時間差ある展開がナイスです。すこし味が濃い感じがして、あっさり系とも思えませんが、全部飲み干してしまおうとこの時点で決めてました。
 
 そうここに生姜の甘酢漬けを入れるとどうなるだろう!?
 
 思い立ったら行動しよう!ということで、少し端っこだけに寄せて投入を開始。するとこれが、醤油の酸味と相性がよく、生姜のジリジリ感がスープによく滲み出て、想像以上に効果を発揮したのでした!。単なる薬味という役割が、これほど全体によい影響を与えるとは!。実にいい仕事をしているぜ、生姜甘酢漬け!! オレ自身、こういう風に仕事でも貢献したかったのだ!と、目が覚めたような思い。嗚呼、誰かオレを甘酢漬けの樽に放り込んでくれ。甘酢漬けになりたい。
 
 
 
<モチモチツルツル感が明るい平打ちボコボコ捩れ中太麺!褐色染まる色気!>
 
 スープですでに心は翻弄されてますが、実は麺が追い打ちをかけます。相性がよい。見るからに加水が高めな設定と見えるモチモチプリプリな歯応え。表面も艶があってスベリが大変によろしいです。やや平打ちのボコボコ麺で、つけ麺にでも通用しそうな中太麺。捩れがここちよく、舌ざわりやのど越しでアピールしてくれます。玉グループ自製の麺でしたっけ?。なあなかスペックいい感じ。
 

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 箸でリフトすると、やや醤油ブラウンに染まって、淡い褐色の地肌となってつりあがる。見ているだけでも楽しめますし、プツプツと前歯で小気味よく切れるのもまた快感。奥歯で押しつぶすとモッツリモチモチと明るめの弾力があり、ちゅるんと喉奥へと落ち込んでいく。この一連を、ただ無心でつぎつぎと連続するのみです。この瞬間は、いやなことを一切忘れているから幸せなんだろうなー。
 

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<味玉にハズレなし>
 
 濃い醤油ダレと思い、味の濃さを予想していましたが、薄味がしっかりと浸透したというイメージ。醤油の風合いと玉子の味がミックスされると、醤油なのに甘くも感じます。白身はフルフルと柔らかい部分と、ミッチリとハードな部分と、割と別れている感じ。卵黄は、まったりと甘くて濃密です。サイズはL玉といったところか。やはりハズレないねー味玉は!。 
 

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<脂の抜けと醤油スープの吸い込みに優れたトラディショナル豚バラ肉チャーシュー>
 
 以前は、こんな風貌のチャーシューばかりだったんですよねー。煮豚タイプで脂分のよけいなところが抜けているので重くない。一方、赤身は醤油系煮干スープを吸い込んで、噛むと汁をスポンジのように吐き出します。それからの咀嚼がまた旨い。トラディショナルな見栄えと出来ですが、王道と言えましょう。旨し!ライスにも、酒にも合う!!
 

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 総じまして、「仄かな煮干とエキストリーム醤油感の融合見事なる東京煮干そば!」と言う感覚でして、ありそうで思いつかない煮干麺でした。果たしてこれは、煮干そばか、醤油そばか?。煮干でこれほど醤油を主張するのも、ありそうでないため、今回は醤油に軍配を感じた一杯かも。そして、いろいろと痛快に物語掛けてくる醤油感でした。これはまた食いたいねー。つけめんバージョンも楽しみだし。まだこれから、気分が凹むことが多いでしょうから、そんなときはまた寄らせてもらうつもりです。とにかく元気づいた一杯。そんな感謝を忘れないうちに、とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
 
 
   麗らかに
   澄んだ青空
   雲かかり
 
 
   透ける醤油に
   煮干が響く
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
最後にYouTubeにまとめてみましたので、よろしければ!
 

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