6月の思い出・・・武蔵家なら油そば!
家系で汁なし系って、とっても珍しいと思ってましたが、ちょこちょこ都内でも見かけるようになりましたね。同じ武蔵家系列でも。とは言え、こちらの油そばにハマっていること確実な私は、今回もまたこれ狙いでやってまいりました。他客がこれ食ってるとこ見たことないんだが、自信を持ってオススメです。
<全体> 横たわる肉厚板海苔!ほうれん草が中太麺を覆い尽くすボリューム!これぞ家系汁なし系!
家系なら海苔はあって当然なのですが、油そばだけはデフォで海苔なし。なので今回は海苔増しです。風貌は、汁なし系とも思えず普通の家系な麺顔ですが、立ち昇る香りはやっぱり家系!そして麺とほうれん草をみればやっぱり家系って感覚です。
豚骨の野趣がふわっと湯気の中に漂う・・・と家系なら言いのがやまやまだが、白濁豚骨パンチは控えたイメージ。それでも鶏油の甘い香りが食欲を刺激します。しっかし、ほうれん草を増したため・・・ほとんどほうれん草拉麺な感覚ですね(笑)。
<タレ> 脱家系?豚骨が溶けた醤油感と鶏油の明るいコク!旨さの輪郭しっかり!
汁なし系とは言え、少々汁があるタイプで、クリアな醤油ダレな様子。なのでタレの分類は、豚骨醤油と言うよりも「醤油」に近いか?。とは言えベースストックに豚骨煮出汁は投入されてるイメージで、家系ニュアンスは伝わる様子です。
<麺> ゆっくり染み込むタレの塩気!モチモチした食感に微乳化し始めたタレでヌルつく滑らかな滑り!
家系定番の酒井製麺。イメージ通りで・・・微妙にボコ付きに近い捩れがある感覚の中太麺。加水は高めで全体的に色合いがやや黄色め。密度感が低めでスパスパと小気味良く千切れるのが、いつも通りに快感です。
かき混ぜる度に、かき回す度に、タレが攪拌されて一層と乳化が進むイメージ。そうなると余計に麺に張り付きだして味が浸透して一体感が生まれます。豚骨が溶ける醤油感覚に、鶏油の濃厚なコクが貼り付き染みる・・・そんな旨さ!。
<ほうれん草> 噛み締めるとクタった中に甘味あり!下味の塩気あり!タレに浸して尚旨し!
ほぼ繊維質が溶けるような展開もいい。しかし、くたり気味かもしれんが、青菜の風合いを、フレッシュに展開するけど、味が濃ゆい出汁とは非常にマッチする!。
家系でほうれん草に意識を集中して食らったことはないかも。
<チャーシュー> 海苔の下に隠れたサイコロ状のチャーシュー!ひとつづつ奥歯で噛み締めるもよし!麺に絡めて食らうもよし!
チャーシューはサイコロカット。それもかなり本物のサイコロに近いほど細かめで、麺との絡みをよく考えてます。小さいのでそのまま食らうと肉味の印象薄いが、一旦タレに含ませるように底に沈めて吸わせてから食らうと絶品!。麺に絡んでもその肉旨さと炭水化物感の相性がいい!。
<味変化> 軽くニンニク!仕上げに豆板醤!豚骨醤油味に足して盛り上がる!
今回も「ニンニク&豆板醤」という流れ。これにより豚骨醤油のベースに、アシストとしてニンニクの刺激を投入。ニンニクをFWとして投入しただけでは攻撃の分厚さが欠けるので、そこで豆板醤を機能させます。
<飯割り> バクバクと存分にタレを吸い込む白飯!残り具材と絡み良く旨さ最高の〆方!
家系だとライスがサービスになるのがいいね。汁なし系だとどうしても最後は飯割りが欲しくなります。しかもここは、そのサービスライスが妙に旨し。
微妙に標準よりカタメな炊き上げ?そんな白飯がバクバクと残ったタレに絡んで吸い込みまくりです。おまけに残ったサイコロ肉片やネギも絡むから旨し!。
総じまして「旨さ痛快家系汁なし系!興味本位が沼にハマってしまうヤミツキ感覚!一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐。定食気分の贅沢感と、家系のパンチ力が楽しめる感覚!?。やはり家系にはライス追加が必定ですが、汁なし系の〆としての飯割りの旨さと重なるために余計に旨しです。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!。