ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5276】武蔵境つばさ家(東京・武蔵境)チャーシューメン 〜地元のコアなファンを惹きつける!ここも中央沿線の家系名店!質感高い家系拉麺!

武蔵境は名店揃い

 
 中央線武蔵境駅ってマイナーな駅だけど、拉麺的には名店揃いですよ。まず油そば発祥の「珍々亭」。一時期濃厚豚骨で名を馳せた「きら星」。そして古風かつ質実な中華そばを長年提供し続ける「丸幸」。今一番味噌系で勢いのある「鶉」。そして・・・地元家系ファンの確固たるファンを獲得する「武蔵家」と「つばさ家」。他にも町中華系やらFC系でいい店あるんだけど、今回は「つばさ家」に突撃してみました。
 

 
 何てったって秋深まると、ガッツリと濃厚なのを食いたくなる。味噌もそうだが、個人的には家系の季節って感じもしているのです。本来ならライスもサーブしたいところなんだが、忙しくてデスクワーク続きで運動不足。ライス排除した代わりに肉増しというこじつけで、チャーシューメンでございます。
 

 
 
 
<全体> 濃厚鶏油の煌めき!雄々しい板海苔!緑眩しいほうれん草!目に焼きつく!

 
 おいおい・・・今回はやけに麺顔が眩しいじゃないか。特別なコールをした訳じゃなくオールデフォの指定です。これまでにない鶏油の分厚さを感じ、その発色はクリスタルを通り越し、プラスティックさを感じるようなイエロー感覚。そしてグリーンに彩るほうれん草が、まるで補色関係の様にヴィヴィッドに目に焼き付きます。
 

 
 それを鎮めるかのように雄々しき板海苔の存在。明暗を感じさせコントラストを形成している様です。そしてトッピングの多様チャーシュー。海苔に隠れた部分にガッツリと敷き詰められ、実は肉の迫力もしっかり伝わるのです。これは食欲そそる以上に食らうことのやる気を発揮させる!。
 

 
 
 
<出汁> 図太く深い鶏油のコク!野趣なる豚骨の重厚さ!醤油のエッジが響き青菜の甘味が溶ける!

 
 まず鶏油の図太いコクがダイレクトに響くね!。味の濃ゆさは旨さと正比例。しかも鶏油はその代表格で、旨味の分厚さで冒頭からディープインパクトですよ!。もうひと口啜るだけで満足感に包まれるじゃないか。何だか次回から家系行くたびに油多めとコールしてしまいそう(汗)。
 

 
 そして、つばさ家が良いところは、程よく豚骨の野趣感が染みるというところです。家系ならどこでも通用する理屈なのですが、分厚い鶏油を通り越して豚骨の野趣なる匂いがダイレクトに伝わる感覚。それでいてクサクサとした感覚までは突き抜けず、重厚なのにすんなりとまとまる味わいにまとまってる様です。重厚なれどスマートな落ち着き。そして鶏油と豚骨の織りなす髄と髄との混じり合いに、醤油ダレのの風味と塩気が一体化する・・・そんなイメージ。カロリー控えようとライス排除したのに結局旨すぎて汁を飲み干してしまったのだった(汗)。
 

 
 
 
<麺> 家系王道の中太麺!優雅でたおやかな麺線!出汁をゆっくり吸込む素地の旨さ!

 
 今回も「カタメ」指定なのだが、デフォルトと近い感覚でした。麺表情はナチュラルな物腰感が見てとれる中太麺感覚。よく見るとほんの少しだけ潰れていて、捩れやすいところが、いかにも家系らしくて旨そうです。そして家系定番の薄黄色いところが、やっぱり家系食ってるって安寧さを感じさせます。鶏油の貼り付きもあって表面は光り輝いている。見た目でも食わせる様です。
 

 
 中加水の品の良さもナイス!芯を感じることもなく麺全体でクッシリと感じさせようとするところがいい感覚です。それは割と前歯ではスパスパと千切れて行くようで、奥歯感覚は、クッチリ!そしてちょいとワシッと潰れる感覚がたまらん!。
 

 
 
 
<海苔> 凛々しく肉厚な海苔!それだけでオカズになる旨さ!出汁に濡れて風味高し!

 
 家系ラーメンなら誰でもやってしまう「海苔の麺巻き込み」。海苔の旨さを外して考えられんのが家系ですよ。肉厚さと熱ダレ少なさがとっても良いです。性懲りも無く、何度も何度も何度も何度も・・・麺に巻き付けて食らいますが、海苔単独で出汁で濡らして食らっても絶品!。
 

 
 
 
<ほうれん草> クタクタ加減がナイス!塩気と香ばしさが効いた汁を吸い込み甘味を滲ませる!

 
 クタクタ青菜に出汁が沁みる旨さがたまらん。この過ぎるほどのクタクタぶりが、家系ラーメンの上なら完全に成立!。豚骨エキスの塩気を吸い込み、受け止めるほうれん草の甘味が広がるのです!。一旦出汁に沈めてから食しましょう。激しくオススメなほうれん草の食べ方!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 大判肉厚豚肩ロース!肉と出汁の掛け算!赤身が程よく脂と出汁を吸い込む!

 
 スモーキーなチャーシューが家系でも人気高い様ですが、煮豚感覚が優れた肉と申せましょう。どちらかと言えば、脂が抜けてちょいとカスカス系肉?。それでもスープと脂を吸い込んで、赤身の肉味としっかり一体化した旨さです。脂が程よく残って脂の旨味がむしろ明確に感じる様でもある?。
 

 
 そして何と言っても大きさと厚さ!そしてボリュームがいい。並びつけもナイス!。食べやすさというより、旨さが光る肉感がナイスです。また、噛んだときに、微妙に「ほろっ」と崩れる感覚がよいのです。そうそう!崩れやすいのもポイント。崩れた肉片は、そのまま麺の隙間に隠れたり引っかかったり。そこを麺諸共食らうのが旨い様です。
 

 
 
 
<味変化> 軽く擂り下ろしニンニク!生姜大量投入!仕上げに豆板醤!刺激と辛味で盛上がる!



 我流味変化は「生姜メイン」・・・そして「ニンニクはアシスト」で「仕上げに豆板醤」です。生姜をかなり多めに投入するのが、ワタクシの流儀でして、生姜のジリジリとした刺激が豚骨煮出しの野趣感を落ち着けます。
 

 
 そしてアシストとしてニンニクの刺激を投入。生姜が味の中盤を押し上げる展開で、ニンニクを投入しただけでは攻撃の分厚さが欠けるため、更に豆板醤を機能させます。これだけで飽き足らず、最後には擂り白胡麻を思いっきり振りかける。できること最大限に試してみようという味の探究者でございますー。
 

 
 
 
総じまして「地元のコアなファンを惹きつける!ここも中央沿線の家系名店!質感高い家系拉麺!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。近年特に家系ブームで資本系はじめ広がりを見せるジャンルですが丁寧な仕事ぶりを感じる店かと!。斜め向かいに大手うどん店もあり多少サディスティックな場所にありながら地元ファンの心を掴んでいる様です。サービスでアイスのホームランバーが貰えるのも愛嬌あって嬉しい!また定期的に繰り出す限定も評判良し!今後も定期的に訪問予定です。武蔵境の家系なら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
 

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