ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4731】 たなか青空笑店 (東京・西武柳沢) ぴりりとしたタナニボ + パクチー増し + チャーシューご飯 〜極細濃密円やか煮干に溶ける辣油の切れ味!やっぱ斬新!コンテンポラリー辛煮干そば!

ホントいつも気に留めてるのに行いけてなくて・・・
 
 ここは、本当ならもっと訪問してるはずな程、実はお気に入り。ところが自宅からは歩くにも遠く、チャリなら何とかなる範囲だが・・・酒が置いてないだけで、妙に訪問機会が少なくなってしまってます。ずっと気になってる一杯のレビューが最近上がったので、強い雨の平日ではありましたが、クルマを出して久しぶりに訪問してみましたー。なんと言っても、ご店主の明るさが気持ち良いよね。最近、仕事諸々でヘタリ気味ですが、どんな時でも笑って過ごすことの意義を知ったような気がします。牡蠣の限定も気になるが・・・兼ねてより狙ってたピリ辛系煮干しを今回はチョイス。準レギュラーと言う扱いだそうです。
 

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<全体> 極まる煮干微粒子!実に灰褐色な泡立ち出汁に辣油が染まる!肉感に魚介と動物系のインパクト!

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 極濃煮干と分類すべきか迷うのがこちらの一杯。ベースの色合いは見事に、深緑がかった灰褐色ですが、ザラつき感覚が全くないので、洋風とすら思える風貌。そこに辣油とパクチーのインパクトが鮮烈です。辣油の赤とパクチーの緑は、色彩学的には補色関係で対立してるが故に、ヴィヴィットな印象を与えますね。なのに煮干しの泡立ちが濃ゆくて、スープ表層に漂うばかりでなく、丼の縁にも貼り付くと言う有様です。更に具材は、肉感に魚介と動物系のインパクトありあり!。へへへ・・・おまけに、雨の日サービスとのことで、味玉ハーフが乗るのが嬉しい!
 

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<スープ> 滑らかさと濃厚感が細流にすら覚える極煮干!超仄かな苦味い優しい甘味!芳醇動物エキスと一体化する芳醇旨味!

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 レンゲで掬うと微かにとろみ?。見かけの色合いよりは煮干しが実に円やかです。しっかりとニボっとした苦味を感じさせますが、その軽やかな風合いは、極ニボと言った風には感じません。シルキーとすら例えたい濃厚煮干で、見方によっては洋風とも感じる私はバカでしょうか。そしてその色合いは極煮干のエキストリームのように感じさせますが、ハードルが低くとっても食べやすい!まさに上品煮干しと言えます。
 

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 一方の動物系のエキスも伺えます?。個人的には鶏ニュアンスの方が勝ってると受け止めましたが、ベースストックは白湯系でしかも微かなとろみは、微妙に口の周りに貼り付きを覚えさせます。そして引き際がいい動物エキス。ペットりと舌にまとわりつくというものでもありません。濃厚なのにかなり上品!。
 

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 そして辣油が絡むのだった。実はレギュラーの「タナニボ」は、この辣油投入で完成系なのかもしれません。濃厚だけど上品な煮干感は、辣油辛味でややエスニック方向にベクトルを移します。なのに岩海苔が香るところがカオスなんだが・・・新たな煮干しの扉を開くかって感覚。ちょっとびっくりな旨さ!。驚き。
 

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<麺> ピリ辛ニボ出汁と絡むストレート細麺!旨味と辛味を絡めて持ち上げる極上感!具材も絡ませ貼り付け旨し!

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 麺は素直な白地がかかり、美しく映えます。煮干し系には相性の良いストレート細麺ですが、やや気のせいか微妙にグラマスな印象。よくあるパツパツ系ではなく、密度や潰し込みに少し余裕を感じる仕上がりがナイスです。とてもスパスパと小気味よく千切れ、微かにモチモチ感もある感覚。
 

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 また表面がとてもツルツルしており、スープによく絡んで濡れて光ります。濡れて絡みつかせるようにスープと一体化し、スープを吸い込むような感覚は低く、最後までスパスパと麺素地の旨味を楽しめる。辣油と絡むとまた格別。また、具材や薬味がこれに貼り付き絡まります。中でも、玉葱と絡んだりすると、歯応えが楽しくてらなん。あゝ・・・大盛にすべきであった。
 

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<チャーシュー> 仄かなレア感が煮干と馴染む豚肩ロース!脂身旨しでトロトロ大判なる豚バラ肉!

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 まず、比較的レア感が残ってる仕上がりの豚肩ロース肉。下味のタレ浸透に、軽くグリルされた感覚が香ばしいです。そして淡麗な味わいが深く浸透しており、下味に赤身本来の肉旨味が実に芳醇。確かに脂身は少な目で、出汁の熱を受けて変色しつつあるところと噛み締めると甘味があります。絶対に酒と合うのだが・・・夜の部だけでも酒出してくれんもんかのう・・・。
 

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 次にやっぱり落ち着く旨さの豚バラ肉。周囲はローストの香ばしさとタレの味わいで、仄かに甘辛さに肉味が混じって実に旨い。へへへ・・・全く持って箸で千切れるほど柔らかいのも印象的!。口の中へ運ぶと脂身が潰れて溶けて、旨さの余り、あっという間に飲みこんでしまいます。ふふふ・・・ここに辣油の辛旨さが混じるのが格別!。
 

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<薬味具材> 煮干抜群相性の岩海苔!煮干で珍しいモヤシ!更にエスニックなパクチー!

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 煮干しに岩海苔は定番!こちらは、背脂がないものの、動物系のエキスも芳醇で、フツー以上に岩海苔が合うのです。そして、麺や玉葱に絡みついてもろとも食らうと、磯の風味が口の中に広がる。次に意外なのモヤシ。煮干そばで、これほどはっきりとモヤシを感じるのは・・・ちょっと他に直ぐ思い出せないのです。玉葱は、シャキシャキとした歯応えと、野菜特有のフレッシュな甘みを弾けさせますが、これあ煮干に合う!。実に卒なく好印象!。
 

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 今回は、ここにパクチーが足されるのであった!。和名「カメムシソウ」。カメのように臭いと言うが、カメが臭いと知ったことか。こいつが辣油の辛さと絶品過ぎるほどに合うのだった!。味のセカンドインパクト!いやサードインパクト?。スープを漂う赤い辣油が、赤い海を思わせます。
 
 

 

 
 
<味玉> 雨の日は半玉サービス!辛煮干と調和する優しい甘さ!卵本来の旨味がナチュラル!

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 雨の日サービスの半玉ですが・・・これだけでとっても楽しめました。見かけはやや濃ゆい褐色の玉ですが、割ると濃ゆいのは周囲だけで、白身はミルクティーのような色合い。白身だけでも仄かに出汁を感じる旨さ。全体的にはジュレっぽさを全体に残す仕上がりで柔らかめ。卵黄は出汁が差してマチュアな色合いですが・・・・、ここに辣油とパクチー風合いが煮干し出汁に絡むと、旨さがカオス!。濃密感ありありで、飴色に蕩ける卵黄を染めるようですが、熟した甘味だけじゃなく、玉子本来の味わいも残す仕上がりをキープです。嗚呼、やっぱり味玉はハズレなく旨し!
 

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<〆飯> チャーシューご飯!カリカリさと肉汁感覚がコラボする逸品!タレがかかる白飯との一体感に悶絶!

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 しばらく来ないうちに、しっかりとサイドメニューがあったのでした。チャーシュー&ご飯と言う、定番の一品。酒のアテに最適なカリカリ仕上げに、吊るしのハードなジューシーさが滲むカット肉。定番のチャーシュータレに絡むほかほか白飯。全体的な印象としては・・・、つまみにも、〆飯にもなりそうです。更にツボを押さえるのは・・・「フレッシュねぎ」の薬味と、「ふりそそぐブラックペッパー」の味調整。麻薬的な焼豚の旨さの上に、これが加わるとトブよ・・・・・。
 

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総じまして「極細濃密円やか煮干に溶ける辣油の切れ味!やっぱ斬新!コンテンポラリー辛煮干そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。ワンオペでワン定番メニューにこだわりを見せますが、実は限定&準レギュラーもしっかりしてる店。このピリリ系は準レギュラー扱いとのことですが、個人的には看板メニューです。ゆっくりと着実に成長して欲しい店。今後もう少し足を運びますね。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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