ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5019】たなか青空笑店(東京・西武柳沢)特製ぴりりとしたタナニボ 大盛 + パクチー 〜とてもユニーク!エキゾチックなカオス感広がるコンテンポラリー辛煮干そば!

秋晴れ青空の下、青空笑店でランチ

 
 とある金曜日、気合れて準備した会議が先方の都合で急遽リスケとなり、肩透かしのような放心状態でございます。Zoom会議だったんですが、自宅で身なりを整えたりしてたんだがね:笑。で、ぽっかり時間が空いたわけでベランダから空を見上げれば、とても気持ち良い青空じゃないか。
 

 
 ちょうど時間も空いたし、青空の下、青空笑店に久しぶりに行ってみようか・・・そんな気分で訪問です。おや?いつもワンオペの店かと思いきや、今回は女性とコンビオぺじゃないか。奥さんがお手伝いに入るようになったんでしょうかねー。なので接客共々とてもスムースでした。
 

 
 
 
<全体> 灰色の泡立ちにきめ細かい煮干微粒子!鮮やかな辣油が広がりと肉と薬味の競演!

 
 たまには限定とか他のものを食っても良さそうなのだけど、またいつもの「ぴりりとしたタナニボ」をチョイス!。はっきり言って一番気に入ってるのだけど、都内都下に色々と濃厚系煮干しそばがある中で、明るいエキゾチックな麺顔は、とてもユニークと思う次第です。
 

 
 見深緑がかった灰褐色が、見事とも思えるほどに溶けた煮干エキス!なのに洋風と言うか・・・辣油と追加パクチーの影響で洋風どころかエキゾチックとすら思える風貌が、大好きなのです。とても全体的にヴィヴィットな印象を与え、煮干しの泡立ちが丼の縁にも貼り付き、薬味と肉感に溢れる麺顔は、まさに贅沢感ありありです。
 

 
 
 
<スープ> 滑らかさ極上なる濃厚煮干感!仄かな苦味が重厚なる動物エキスと一体化!まさに芳醇旨味!

 
 煮干を謳う店ですので、煮干の味表現に注目すると、苦味より甘味がメインのタイプ。しかし甘ったるい感覚は皆無で、不思議とサラサラして感じられます。それどころか、煮干の粒子がとても細かいので、それが出汁のトロリとした加減を余計に演出してるような感覚。緩いポタージュ感と言えば大袈裟かもしれませんが、全く尖らないカエシと煮干の余韻が素晴らしいです。
 

 
 意外と動物系も深いです。しっとりしたコラーゲン感覚も溶けているようで、鶏豚のエキスでしっかり味わいと食べ応えを演出。この微妙にとろっとした加減と、極細煮干がしっかりと一体化した旨さと滑らかな舌触りが秀逸です。
 

 
 そして辣油がシャープに響くところがとても面白い演出です。濃厚だけど上品な煮干感は、辣油辛味でややエスニック方向に味をシフトする様子?。岩海苔で和風に傾き、パクチーでアジアン風に反転するような味の流れも面白いです。
 

 
 
 
<麺> ピリ辛ニボ出汁と絡むストレート中細麺!旨味と辛味を絡めて素地の旨味で一体化!

 
 自家製麺!。その麺はきめ細かく素直な白地が印象的で美しく映えます。一般的な煮干し系でイメージするストレート細麺より、明らかにグラマスですが、中太と言うサイズでもないようです。そしてパツパツした歯応えではなく、かといってモチモチとした反発も抑えめで、余裕を感じる仕上がりがいい!。
 

 
 そして表面がとても滑らかで、泡立つ煮干出汁をよく貼り付くように絡めるところがナイス!。濡れて光るのが旨そうだし、絡みつかせるようにスープと一体化し、スープを吸い込むような感覚は低く、最後までスパスパと麺素地の旨味を楽しめます。さらに辣油と絡むとこれがまた格別!。言わずもがな、具材や薬味にもよく絡みます。今回は、躊躇なく大盛にして大正解!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 脂身旨しでトロトロ大判なる豚バラ肉!仄かなレア感が煮干と馴染む豚肩ロース!

 
 ロースト感ある豚肩ロースとバラ肉の2種の大判スライス。肩ロースは、タレ浸透が香ばしく、これは白飯に特に相性良さげです。赤身本来の肉旨味が実に芳醇。出汁の熱を受けて変色しつつあるところと噛み締めると甘味も感じます。
 

 
 そして豚バラ肉。周囲はローストの香ばしさとタレの味わいで、仄かに甘辛さに肉味が混じって実に旨し!。口の中へ運ぶと脂身が潰れて溶けて旨さの余り、あっという間に口の中で溶けて無くなってゆくようです。そこに辣油の辛旨さが混じるのが素晴らしく、濡れた煮干の子甘味と脂の旨味!そこにシャープな辛さが混じる、カオスな旨さの展開です。あゝ、麦酒が欲しくなる・・・。ここ酒は出さない店なんだけど、小瓶でも置けばいいのにねー・・・・。だったらもっと通いたい。
 

 
 
 
<薬味具材> 煮干と相性良い岩海苔!カオスな組合せのモヤシとパクチー!国籍不明な旨さ!

 
 煮干しに岩海苔は合うに決まってる!。辣油と岩海苔は、相性どうかなーっと思ってたんだが、喧嘩するどころか、煮干味が相性取り持つみたいな一体感ある味でした。いや、フツー以上に岩海苔が合!?。さらに麺や玉葱に絡みついてもろとも食らうと、磯の風味が口の中に広がります。
 

 

 

 煮干そばで、茹でモヤシってあまり印象ないけど、実に悪くない。更に玉葱は、シャキシャキとした歯応えと、野菜特有のフレッシュな甘みを弾けさせます。
 



 パクチー(和名「カメムシソウ」)が痛快!。これが実に辣油の辛さと唸るほどに合うのだったわ!。スープを漂う赤い辣油が、緑のパクチーと絡むのがエキゾチック。赤と緑は、色環で言うと対局にある補色関係だから、余計にそう感じるのでしょうね。
 

 
 
 
<味玉> 辛煮干と調和する優しい甘さ!卵本来の旨味がナチュラル!

 
 薬味や辣油や煮干と言う個性的な味の集まりの中で、実に優しい味で、箸休め的な存在とその旨さの印象です。ジュレっぽさを全体に残す柔らかめな仕上がりで、そこに辣油とパクチー風合いが煮干し出汁に絡むと旨し!。
 

 
 蕩ける卵黄は、熟した甘味だけじゃなく、玉子本来の味わいも残す仕上がりです!。
 

 
 
 
総じまして「とてもユニーク!エキゾチックなカオス感広がるコンテンポラリー辛煮干そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。煮干系拉麺って開発し尽くされた感が少しあるのですが、そんな中でも個性的で、国籍不明な旨味の一体感が秀逸です。基本がとてもしっかりと感じられ、デフォルトメニューも旨いし、自家製麺もしっかりした旨さ!。旨さを知ってほしいと広めたい一方で、行列店になったらそれはそれで寂しいと感じるもどかしさ。今後もポツポツと通います。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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