ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5139】たなか青空笑店(東京・西武柳沢)特製ぴりりとしたタナニボ パクチー増し 大盛 〜濃密円やか煮干に溶ける辣油!まさに独創的!エスニック&コンテンポラリー!痛快辛煮干そば!

パクチー大好き!

 
 食わず嫌いな私が、妙にパクチーは好きなのです。春を感じる2月平日の快晴の下、チャリをサクッと駆ってやってきたのが「たなか青空笑店」さんです。お天気と屋号を引っ掛けて訪問したのも多少あるけど、今回はパクチー狙い。地元エリア近辺でレギュラーでパクチー置いてる拉麺店って、ここしか思いつかなかったのも理由の一端でございます。なので今回も、パクチーにとても合う「ぴりりとしたタナニボ」とさせていただきましょう。
 
 

 

 
<全体> 無国籍系ニュアンス極まる煮干そば!?灰褐色な泡立ち出汁に辣油が溶ける!肉とパクチーのインパクト!

 
 まさに分類不能と思わせる独特の存在感がいいね。隙間から覗く出汁は泡立ちながらも見事に、深緑がかった灰褐色です。まさに濃厚煮干しって感じなのですが、妙にエスニックと思える風貌?。それは辣油とパクチーのインパクトが鮮烈だからです。
 

 
 辣油の赤とパクチーの緑は、色彩学的には補色関係で対立してるが故に、ヴィヴィットな印象を与えますね。そして煮干しの泡立ちが濃ゆく、辣油から透けて漂うばかりでなく、丼の縁にも貼り付くと言う濃密感がありあり。更に特製だから具材は、肉感に魚介と動物系のインパクトありあり!。
 

 

 

 
 
<スープ> 滑らかで濃厚!極煮干を感じさせつつも円やかな輪郭!優しい苦甘味!ぽたぽた感じる動物エキス芳醇旨味!

 
 インパクトある見栄えですが色合いよりは煮干しがとっても円やかです。所謂ニボっとした苦味を感じさせますが、その軽やかな風合いは、極ニボと言った風には感じません。その味わいをシルキーとすら例えたい!。そして濃厚煮干なのに、エスニックとも感じるのですー。極煮干のエキストリームのようなのに、ハードルが低くとっても食べやすい!
 

 
 そして動物系のエキスもすごいかも。煮干系なら豚が連想的ですが、個人的には鶏ニュアンスの方が勝ってると妄想してます。ベースは白湯系でしかも微かなとろみは、微妙に口の周りに貼り付きを覚える。そしてペットりと舌にまとわりつき、口の周りにも貼り付く様なイメージ。濃厚なのにかなり上品!。
 

 
  へへへ・・・そして辣油が海の様に漂うのだわ!。レギュラーの「タナニボ」に辣油を存分に投入して、バランス崩すどころか旨さが高まるじゃないか。濃厚だけど上品な煮干感は、辣油辛味でややエスニック方向に味を感じさせます。一方で岩海苔も香るところも面白いよね。
 

 

 
 
<麺> 旨味と辛味を絡めて持ち上げる極上感!具材も絡ませ貼り付け旨し!ピリ辛ニボ出汁と絡むストレート細麺!

 
 こちら自家製麺で、フロアの片隅にが覆いで隠された製麺機がございます。出汁はエスニックなインパクトある一方で、麺はとても清楚で上品な印象。素直な白地がかかり、美しく映えます。煮干し系には相性の良いストレート細麺ですが、やや気のせいか微妙にグラマスな印象。よくあるパツパツ系ではなく、密度や潰し込みに少し余裕を感じる仕上がりがナイスです。
 

 
 とてもスパスパと小気味よく千切れ、微かにモチモチ感もある感覚。また表面がとてもツルツルしており、スープによく絡んで濡れて光ります。濡れて絡みつかせるようにスープと一体化し、スープを吸い込むような感覚は低く、最後までスパスパと麺素地の旨味を楽しめる。辣油と絡むとまた格別。また、具材や薬味がこれに貼り付き絡まります。今回は大盛にして正解!。結構ボリュームもあって大満足!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 脂身旨しでトロトロ大判なる豚バラ肉!仄かなレア感が煮干と馴染む豚肩ロース!

 
 まず豚肩ロース肉。下味のタレ浸透しており、開店当初よりグリルされた感覚が深くて香ばしさアップ!。下味の香ばしさもさることながら、赤身本来の肉旨味が実に芳醇でございます。脂身もしっかりあって甘味あり。これはきっと白飯と合わせると最高でしょうね。
 

 
 そして落ち着く旨さの豚バラ肉。周囲はローストの香ばしさとタレの味わいで、仄かに甘辛さに肉味が混じって実に旨い。へへへ・・・全く持って箸で千切れるほど柔らかいのも印象的!。口の中へ運ぶと脂身が潰れて溶けて、旨さの余り、あっという間に飲みこんでしまいますよ!。煮干出汁を吸い込んだり、辣油と絡んだりして、味が変化するのも面白い旨さで、これはチャーシュー増しもオススメかと!。
 

 
 
 
<薬味具材> 相性テッパンの煮干と岩海苔!変化球でモヤシ!エスニック感が楽しい更パクチーと辣油!

 
 煮干しに岩海苔は相性いいに決まってる!。煮干芳醇でフツー以上に岩海苔が合うのです。更に麺や玉葱に絡みついてもろとも食らうと、磯の風味が口の中に広がるのがナイス!。
 

 
 次に意外なのモヤシ。煮干そばで、これほどはっきりとモヤシを感じるのは・・・ちょっと他に直ぐ思い出せないのです。玉葱は、シャキシャキとした歯応えと、野菜特有のフレッシュな甘みを弾けさせ、実に卒なく好印象!。
 

 
 とどめはパクチー!和名「カメムシソウ」。カメのように臭い「カメムシ」に喩えられたが、命名した奴は、実際にカメムシを食ったことがあるのだろうか・・・・。そもそもカメの匂いってそこまで普段で認識しているものか?。そして和名としたからには、命名したカメムシ食った輩は日本人なわけだ。妄想が妄想を呼ぶ・・・・いつも頭の隅でこんなことを考えながら、パクチーを食らう私です。とは言え、こいつが辣油の辛さと絶品過ぎるほどに合うのだった!。味のセカンドインパクト!いやサードインパクト?。スープを漂う赤い辣油が、赤い海を思わせます。
 

 
 
 
<味玉> 卵本来の旨味もナチュラル!ねっとり絡む濃密な旨さ!スープよりも優しい甘さ!

 
 見かけはやや濃ゆい褐色の玉ですが、割ると濃ゆいのは周囲だけで、白身は、とても穏やかな色合い。白身だけでも仄かに出汁を感じる旨さです。全体的にはジュレっぽさを全体に残す仕上がりで柔らかめ。卵黄は出汁が差してマチュアな色合いに変化。
 

 
 とても濃密感ありありで、飴色に蕩けるようです。その味わいは、出汁が浸透して熟した甘味だけじゃなく、玉子本来の味わいも残す仕上がりで、なかなか好みなタイプ。
 

 
 
 
総じまして「濃密円やか煮干に溶ける辣油!まさに独創的!エスニック&コンテンポラリー!痛快辛煮干そば!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。ワンオペで雰囲気明るく来るだけで何となく元気をもらえそうなお店!。限定メニューも面白くて、目立たぬ場所にありながら固定客を掴む実力店です。前にもまして着実に成長してる実感ありナムかと。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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