ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4199】 中華そば はな田 (東京・上北沢) 特製 冷やし鴨中華 + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜オーデナリィな風貌に薬味とコクの七変化!清涼表現実に豊かな王道冷やし中華!

開店以来2度目の夏メニュー!何と鴨と昆布水のガッツリ冷やし!
 

 


中華そば はな田 (東京・上北沢) 特製 冷やし鴨中華 + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 今年の春先、まだコロナがこれほど深刻度を増すとは考えも付かなかった頃に初訪問。その時、かの今はなき新大久保の名店「めとき」を彷彿とする味わいに度肝を抜いた記憶も新しいです。それからマメにこのお店のTwitterはチェックしている割には、全然再訪問が出来ておりませんでしたが、冷やし中華を始めたとの情報を見たからには行かねばなるまい!。何となく肌寒く雨模様の週末ではありましたが、突撃して参りました。
 

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 まさか・・・冷やしも「めとき」スタイル?。いえいえ、コンセプトは「昆布水」そして「鴨」だそう。おいおい、それオレが好きなものばかりじゃないか!。しかも宣伝写真から受けるのは・・・ぶっかけそば風スタイルの様子。そして薬味三昧。オヤジ泣かせじゃないか。
 

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 そんなワクワクが止まらないまま、ようやく到着。前回訪問よりはすごく流行ってました。確実に地元客ばかりで、常連風で埋め尽くされてる感じで、家族連れやら、ご夫婦カップルなどばかり。気さくなご店主夫婦との会話も弾んでおり、本当にいい店のオーラができ始めているようで・・・、私も頻繁とは行かないが、長い付き合いができそうでちょっと嬉しい感じです。
 

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<酒> サッポロラガービール赤星:日本最古のブランドビールを今日も性懲りなく味わう

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 へへへ・・・前回訪問時の帰り際に見た店先のビールケース。しっかり赤星の存在を感じ取りましたよ。飲めなかったリベンジじゃぁないのですが、安心してビールの券売機ボタンを押して、食券を手渡す。素早く提供されるのも好印象です。
 

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 小ぶりのグラスがちゃんと冷えてて、注ぐと瞬時にグラスが汗をかき始めます。最初の一口お泡立ちを眺めた後は一気に喉に流し込む!くぅ〜これぞ幸せ!。肌寒い雨でも関係ないね。じわじわと広がるポップの苦味と清涼感に麦芽の旨味が、泡で刺激しまくりでございます。ますますビールを写す動画メモに拍車がかかってきまして、それに集中していたら・・・・背後から好奇な視線?。ちょうど一番入り口に近い席におりましたので、後客に動きを全部見られていたようです:瀧汗。何事も程々にしないといけませんな・・・。
 
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<全体> 個性的な薬味のオンパレード!まさに通好みの粋な香草涼味感覚!

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 ここは永福町系オマージュなので麺量は300gがデフォルト。なのだが家族客多いから、女性や子供も結構多いのね。ちゃんと少なめも可能なことを伝えて、少なくした場合のトッピングサービスも説明もご丁寧です。一方、気にする男子には、意外とスルスル食べれますし残してもOKですから、とフォローもナイス!。こういう屈託ないところも流行る理由の一つでしょう。心の中で頷いていたところで、私への配膳が完了!。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!これはまた豪勢!何だけど庶民的であり、また風流系な冷やし中華ですね〜。町中華っぽくもなく、どちらかと言うと、蕎麦屋のぶっかけ風なイメージ。刻み海苔と梅干しという部分でそう感じてしまうのかもですが、薬味がオヤジ泣かせ。大葉と茗荷の千切りに白ごまが全体的にふんだんと振りかけられておる。メンマは細いタイプで麺と絡みやすさを感じる他、ネギの刻みも結構多いです。その一方で、味玉・厚切りチャーシュー・鴨肉2枚とがっつりと入っており、特製としてのお得感もありあり。これはちょっと他にない冷やし中華感です。
 

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<タレ> 冷えて緩めの昆布水!カエシと下地出汁の旨味が溶け・・・薬味で凛としたエッジ感!

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 お店側の宣伝を眺めると、コンセプトは冷やしぶっかけ風らしい。蕎麦ならカエシの効いた昆布と鰹の出汁なのだろうが、ここでは「昆布水」なのががポイント。一般的な冷やし中華の酢醤油やごまだれとは、一線を明らかに画しております。
 

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 出汁は黄金色に光ってます。昆布水らしく、その出汁感深く、フコイダンの緩やかな存在感もありますが、全体的には、思ったよりもサラサラとした出汁感覚。塩系?醤油系?とカエシのフィーリングの優先順位で悩みそうですが、とりあえず醤油としときましょう。キリッとしつつマイルドな塩気で食欲をそそる感じ。まず刻み海苔から溶け出し、海苔風味を溶かしますが、白ごまも香ばしくも風味が染みる感覚がいかにも風流です。
 

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 旨味がしっかりしてるので、ひょっとして下割に鶏エキス?まさか鴨??とか妄想が浮かびますが、それよりも薬味の溶け出しが実にいい!。大葉と茗荷の清涼感!和風フレッシュハーブのパワー炸裂で、これぞ日本の夏の麺料理!ってな味わいが響きます。子供の頃から、夏はひやむぎ・そうめんに馴染んできましたから・・・個人的には郷愁にも響きますかな・・・。薬味で凛としたエッジ感が昔から好き。旨し!。
 
 
 
 
 
<麺> 横浜亭製麺所:平型ストレート麺!出汁と絡むし舌触りは明確!ズボボボ啜り食らう楽しさも明快!

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 永福町系じゃなく、永福町オマージュと表現してるのは、一応、草村商店に気を使ってるからですが、こちらの麺もなかなかでございます。平打ちタイプのストレート麺。加水は高めで白地の地肌がツルツルしてるのが印象的。多少の捩れや、微かなボコ付きはありましょうが、実に出汁と絡みやすく、啜ると滑りのシルエットが明確です。
 

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 噛むと引き締まったモチモチ感。プツプツと前歯で千切れて、クチクチと奥歯で潰れますが、薬味なども絡みやすく、味わいとしても豊か。そして汁浸透はしない割には、スープの味も啜ると結構引っ張ってきます。そしてやっぱり、こちらの心意気というか、コンセプトと言うか、見た目以上にボリュームが多いのが嬉しい!。250gはゆうにあると思われ、食べ応えも十分。
 

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<梅干> 最初にこれをどう扱う?崩して味を溶かすか?後半の箸休めで扱うか?

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 実は注文の際、梅干し・茗荷・大葉など入りますが、苦手なものありますか?と聞いてくれます。苦手な方はご心配なく。そしてその梅干し何だが・・・どのように扱うか、実は配膳前、ビール飲みながら考えていた次第。
 

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 最初で潰して、スープの酸味として活用しまくるか?それとも後半になって箸休めというか、口直し的に味わうか?。私としては、序盤で潰して出汁に溶かしてしまおうと考えたんだが、これが案外に崩れにくい梅で、梅肉が溶けにくかったです。その結果、欠片が全体にバラけてしまったんだが・・・これが時々、想定外で梅の味が炸裂するという展開になって、意外と楽しめましたよ。
 

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<チャーシュー> 馴染みの分厚い豚バラ肉!自重で解れてスポンジの様に吸いまくる肉質!噛んで溢れ出る旨味洪水!

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 ご自慢のチャーシューがちゃんとホールで入ってたから嬉しい!。この店はチャーシューがうまいのです。これはもう定番の「豚バラ肉」の煮豚タイプ。ローストされたような外側の香ばしさもあるが、実にふかふかな三枚肉のイメージ。とろとろになっており、箸を持ち上げると自重で崩れるほどです。赤身と赤身の隙間に入り込んだ、薄い脂身が溶け出して、持ち上げるとそこから割れるようなほどに・・・よく煮込み仕上がってる感覚。
 

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 そして何と言ってもサイズが大きめ。そして分厚め。この一枚あれば茶碗飯2杯は軽く食えそうですが、もういい歳なのでそんなことしません。赤身部分がよく煮込まれているので、スポンジのように細かく割れる。そこに食っていくうちに微妙に昆布出汁が入り込んだりして、これまた旨さの相乗効果的に味わい深いのです。まさに、噛んで溢れ出る旨味洪水!。
 

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<鴨胸肉> なんと熟成風味の力強さよ!一枚肉の野趣パワフルさがたまらん!頭はすっかり鴨感覚で制圧!

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 豚バラ肉が大きいので相対的に小さく見えてしまうかもですが、器も結構デカイのでそう感じてしまいます。あしからず。実はこの鴨・・・相当に味が濃ゆいというか、味わい深いものです。一切れ食って、お中元お歳暮のハム一本ガブリと丸かじりしたのか!と思うほどの豊潤な肉味。マジです。淡白な胸肉に滋味が深いどころでの騒ぎでなく、相当楽しませてくれました。
 

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 赤身部分もさることながら、脂身部分がまた旨し。脂身だけで味わったものではありませんが、ねっとりと絡みつくような粘度ある脂。また脂部分も厚めな肉片だし、分厚くカットされていたのもあって、鴨脂を十分に堪能することができました。さすが「鴨中華」と言ったところ。ダテじゃない!
 

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<味玉にハズレなし!> 個性豊かな薬味風景の中で・・・玉子の濃密ナチュラル旨さがむしろ鮮烈!

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 そして、この一杯の中で一番ほっこりとさせてくれたのが、味玉でした。フルっとした全体的に柔らかい仕立て。白身がプリンのようにフルフル揺れてる感覚。そして卵黄はトロトロさが生きてて非常に優しい見栄えです。
 

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 薄出汁がサラッと浸透したようなイメージで、確かに出汁のカエシも効いているが、卵本来の味わいが表によく出ている感覚。特に卵黄のトロトロが舌にまわると、マチュアな出汁感というより、濃厚なフレッシュ卵の旨味が残ってていい感じ。お酒のアテというより、飯か出汁に浸して味わいたい感覚かな?。ですので、改めて残りの昆布水を上からかけたりして味わいました。やはり旨いね!嗚呼、やっぱり味玉の旨さにハズレなし!。
 

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総じまして「オーデナリィな風貌に薬味とコクの七変化!清涼表現実に豊かな王道冷やし中華!」

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 ・・・と言う感動!。他にあまりない「ぶっかけ蕎麦」的な冷やし中華ですが、いろんな味わいと風味が良い意味で混在。始終飽きずに一気に食えるタイプです。そしてお腹にたまる感覚もある冷やし中華。がっつり食える風流さってところでしょうか。茗荷や大葉の薬味好き、または鴨好きなら食っといて損なしです。京王線利用者なら、ここは激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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