有休使って久しぶりの三連休！中央線で酒＆麺三昧ならココ！
勤労感謝に日の前日、有休使って久しぶりに三連休（土曜日潰れてますので）気分で酒と麺を存分に楽しもうと・・・やってきたのが、東中野のこちら「メンドコロkinari」さんです。とは言っても、朝５時半からＰＣと睨めっこで、訪問したのは昼下がりになってしまいましたが、ランチピークを避けられたましたので、ゆったりと過ごさせていただきました。あゝ・・・疲れきっとるから、きっと酒飲んで腹が張ると、絶対に帰りの中央線で座って爆睡。そんなのも折込済でしっかり堪能して弾けましたわ！。
＜酒＞ サッポロ赤星！昼下がりの赤星！ははは！いつものルーティーン！安定の旨さでツマミも進むわ！
予め食券を渡して酒の順番を尋ねられますが、いっぺんに八海山と両方持って来てくれ！と伝えます。まず手をつけるのが赤星。サービスのアサリのあっさり佃煮をサービスおつまみとして提供してくれるのもあって、相変わらず酒好きには堪らないお店です
あゝ、瓶ビールには小ぶりのグラスが実に良く似合う。細かい泡立ちと喉に流し込むのが楽しく、泡が喉を潤してゆくのが快感です。グラスが小ぶりだと一口で飲みきり空ける痛快さも楽しめてナイス！。
うう・・・佃煮の少し甘い後味に、苦味がズシリと効いたビールを流し込むのが沁みる旨さ。微かなアルコールの刺激と浸透に麦芽の旨味も感じるようで楽しいんだよなこれが！。喉越しの軽くチリチリとした泡の刺激も堪らん。そうなると少しつまみの甘みが欲しくなるわけで、またアサリの佃煮に手が伸びると言う流れです。その佃煮の少し甘い味わいでまた酒の感覚は一旦リセットされ、続いてまた酒が欲しくなると言うルーティーン。赤星に永遠の愛を誓います。
＜酒＞ 八海山！絶妙淡麗！スッキリ飲み口の辛口定番！つまみの旨味が響き見事にフィットする切れ味！
続いて清酒八海山！実に惹きつける酒ですな。普通酒レベルなのだが、妙にキレと味わいを感じるのは、私だけでしょうか。淡麗辛口の鋭さと分厚い旨味が格別っす。
純米と感じてしまいそうに芳醇な旨味があり、つまみや濃厚な料理の味わいも活かすような感覚です。舌にまとわりつく後味をクリアに洗い流しその余韻も楽しめる。やはり八海山は痛快です。
＜つまみ＞ 鴨胸肉！皮の焦げ目が香ばしく脂身の濃厚な甘味！肉は野趣と滋味が凝縮するような旨味！
やっぱり鴨肉絶品！。拉麺に乗せるのもいいですが、鴨肉は別皿でいただきたい。部位は鴨ロース。低温調理もいいが、王道のローストタイプで、脂焦げ目がまた旨い。皮の部分の焦げ目が見事で、脂の甘味と香りを感じてしまうほどです。特に今回は、塩胡椒が少し効き目で尚更旨いのだったわ！。
皿の上で脂は蕩けそう。それをに口の中に入れると脂旨味が溶けて広がりあり。焦げの香ばしさが混じる脂の甘味が実に濃密で旨さが分厚いのです。やっぱり鶏よりは分厚い旨味。微かに感じる野趣の感覚！。赤身も滋味が溢れるような旨さがねっとりと広がるようです。あゝ、噛み締めると鴨肉本来の味わいが下味とともに滲み溢れる！。脂身の甘みも加わる！。まさに鴨旨味の洪水状態ですわ！。酒と合わせるのが楽しくてなりません。
＜全体＞ 秋雨に染み入るような優しい塩味！小春日和を思わせる優しい柚子風味！魚介穏やかで鶏も下支えする旨味！
おおお！柚子は予め溶けずに薬味としてのります。柚子ジュレと言うより、フレッシュな野菜と擦り込まれたような柚子薬味。なので、塩出汁感覚もそのまま味わえると言う仕組みです。チャーシューの半レアっぷりも見事で、秋なのに桜色にも感じるではないか。特製なら肉は別皿なのだが、デフォの肉の迫力も半端ない。穏やかそうなスープも円やかなる霞を感じる透明感で、和風と感じる塩出汁ではないか！。
＜スープ＞ あっさり鶏ガラベースに魚介薬味が深く染みる！フレッシュ過ぎない優しい柚子感！滋味深く大人の塩出汁感！
塩だれ感覚は、なんとなく「はんなり」とした和出汁の味風景。動物感は上品で穏やかゆえ、個人的には魚介と乾物の深みを感じます。鶏ガラはバックアップって感じかしら。煮干しアピールでもなく、節系の塩気感じるエッジングも低め。昆布の旨味のような儚さとふくよかさが複合体となった味わいだが、実は個人的には大陸系のスパイスが隠し味ではないかと思ってます。八角が隠れているのか？・・・いや・・・・。実は貝出汁でしたと言われれば駄目舌丸出しだね。
実はこのブランドで柚子塩は初めて。開店当初は「汐」と言う表記だったような記憶。一時期フツーに「塩」だったり、今回のように「柚子塩」だったりします。色々と実は変遷重ねてる一品で、白醤油とも差別化を図ってるのです。今回の柚子味は、柚子ジュレをまるで擂り下ろし玉ねぎか何かに溶かしたような薬味仕上がりで、とっても優しく仄かな清涼感。柚子特有の金属的な柑橘感覚は全くありません。仄かな清涼感だけを残す風合いで、風雅とすら感じるかと！。そして後半には麺から溶け出した甘味が、支配して半分濁ってカオスな味わいに変化します。まさに・・・大人の塩出汁ってな感覚か？。
＜麺＞ 粉風合いを感じつつ汁を吸い込みがち！出汁吸い切った一体感ある旨味が上品！
麺も上品！。とても品やかなストレート細麺。緩い腰つきを噛み締めると素地の優しい風合いを感じます。芯の部分まで汁が浸透したイメージで、淡い引き締まりが麺の旨さと甘さもしっかりと表現。引き上げると麺と麺が寄り添うので、出汁持ち上げが素晴らしいです。
ズボボボボボーーーっと下品に音を立てて啜り、前歯で軽く力を当てるだけでスパスパと小気味よく切れ込む。流れで奥歯に運んでクチリと潰すのがいちいち楽しい。出汁が美味いと麺に染み込んだ味は、炭水化物と出汁エキスの合体した旨味！。この旨さは理屈じゃないね。本能的な旨さかも。薬味や穂先メンマに存分に絡めて食らい尽くしました！。
＜豚肩ロース＞ 低温調理の極み！赤身自身の肉旨味は芳醇！差した脂身は蕩ける甘み！滋味深い塩出汁吸い込み高まる旨さ！
令和王道！定番赤身自身の肉旨味は芳醇！本来の肉味はそのままダイレクトに伝わり、浸透した淡い出汁がこれまた実に滋味と感じさせる旨さです！。細かく差した脂身が蕩けて、さらに甘みを放つよう。やはりまた酒を追加したくなります。崇高滋味なる塩出汁に濡らして吸わせるのもまた高まる旨さ！。
＜鶏胸肉＞ 低温調理の極み！舌に貼り付くしっとり感！淡麗滋味な味わいに塩出汁染みてコク深く！
今回特に最高に旨いじゃないか！。定番のコンフィタイプですが、微かで微妙な半レア感が残ります。なのでとっても艶やかで舌の上に貼り付くようなしっとり感覚。前歯を当てて、肉繊維を千切る感覚がありあり！実に艶かしくも楽しいのです。まるで淡泊な味でこれぞ肉の滋味と言う感覚。淡麗で上品な塩出汁を吸わせて食らっても最高に楽しく旨し。実は鶏肉の魔力ハンパなし！。
＜穂先メンマ＞ 噛むと崩れ解ける柔らか繊維！下味丁寧デカデカサイズが２本投入！グレートだぜ！
実に立派！穂先メンマが２本で太い！デカイ！旨い！！。太さがあって筍の繊維質が非常にきめ細かい。どこを前歯に当ててもサクサクと千切れて砕けてゆく感覚。またこれが長い！なので実に食べ応えがあるのです。丁寧な下味がしっかりと浸透していて旨味も確か。別皿で一品として十分に通用する感覚です。これだけでも特製にする価値あるかと！。
＜味玉にハズレなし！＞ 白身も味わい十分！トロトロ黄身は卵本来の旨味に白出汁の深い余韻あり！
上品なオフホワイトの味玉。そして柔らかい仕上がり。白身には淡い弾力があり、卵黄はトロトロ。味わいは塩気というより白出汁感が深く浸透した様子で、白身に出汁がそのまま感じられるように旨いです。卵黄は、周囲はジュレ状態で、多くはトロトロなトロミ。それがスープに溶けると、卵黄のナチュラルな本来の旨味と、白出汁の味わいが見事に調和します。薄らマチュアな甘味を感じますし、注意しながら出汁を注ぎ入れて食らうと、出汁の旨味が滲んで実に旨し！。
総じまして「晩秋深く旨さも深くハイセンス！季節移ろう穏やか塩柚子！風雅感じる大人の塩そば」
・・・と言う感動の嵐。和風感しっかりしてる上に肉感充実！。酒と合うのも実に印象的な一杯です。これから一気に年末の忙しさが加速しますが、ほっこり気分を落ち着けて味わうにはナイスな一杯かと！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
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