ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4198】 青梅街道 大勝軒 杉並 (東京・荻窪) 冷やしつけそば + ワンタン 〜冷やしても大勝軒のオリジナリティ不変!ひやあつならぬ”ひやひや”感覚の王道冷やしつけそば!

ダイナミックな冷やしなら・・・やはり大勝軒!
 


青梅街道 大勝軒 杉並 (東京・荻窪) 冷やしつけそば + ワンタン 〜ラーメン食べて詠います

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 今年の夏は体力失ってるなとつくづく感じますねー。春先から一気に在宅勤務が増えましたから、運動不足なのもあり、同時に抵抗力も失っているかのよう・・・。気温の寒暖の差が激しかったり、いきなり猛暑日になったりすると、もうヘロヘロ状態でございます。そんな中、荻窪駅から少しあるく店に、味噌系の冷やし麺があると聞きつけましたので、昼飯ピークタイムを狙って突撃訪問しました!しかし、事前チェックを怠ったため、臨時休業に気が付きませんでした:大号泣。
 

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 場所は四面道。環八と青梅街道が交差する場所ですな。嗚呼、もうそこからまた捜し歩くの面倒になりまして・・・近場の「青梅街道 杉並 大勝軒」へと逃れることとしました。ここでお気に入りで、格安にも拘わらず旨い油そばで切り抜けるつもりでしたが・・・よくよく、立て看板を見ると「冷やしつけそば」なるポップが飾ってあるじゃないか!。何ー!拾う神とは正このこと。通りすがりで気が付かなかったのは、見栄えがまるで「もりそば」と全く同様な姿なためか!?。心臓の鼓動を高めつつ早速入店いたしました。
 

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 店内は、オヤジばかり。どんな仕事か存じませんが、昼酒で少し盛り上がったテーブル席があるほかは、ナチュラルにばらけて、ソーシャルディスタンスが確保された感じ。お昼の情報バラエティーがBGMのように流れるなか、やはり冷房は気持ちいいね。このあまりにも気持ち良さに、すっかり気が大きくなって、ワンタンを後追いで追加しましょう!。大勝軒系列で冷やしって少し珍しい気もするし、これは期待が高鳴る!。
 

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<全体> 大勝軒らしい麺量!まさに冷やしバージョンもりそば!違和感全くなし!

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 私の記憶だと、中野大勝軒と武蔵小山大勝軒が、恒例で冷やし系を提供しているはず。今年も当然それを狙うつもりですが、つけそば系で冷やしは、東京ではここだけかもしれません。他にあったら情報提供求む!・・・そんな妄想をしていたところで、私への配膳が着々と進みます。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!まるで定番もりそばをそのまま冷やしたかのような面持ち!。いや、白ごまが無ければほぼフツーのもりそばとクリソツな雰囲気で、違いは湯気があるかなしやか!?。見方を変えれば「王道の東池大勝軒冷やし!」と言えなくもないか!。しかもその麺量の盛り上がり方が、冷やし中華の域を超えた感覚。近年二郎系冷やしも結構あるものの・・・大勝軒スピリッツをも感じさせる麺量の凄さに、これは嬉しい悲鳴を心の中で上げまくりですよ!。まさに冷やしバージョンもりそば!違和感全くなし!
 
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<タレ> 冷たく穏やかな塩気と酸味!節系感じる円やかな甘味!胡麻の香ばしさもそそる!

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 さてそのタレ。白ごまだけじゃなかったね・・・カイワレも入って涼味感を演出。それ以外は、少々タレに透明感があるくらいで、通常温つけだれと風貌は変わらずです。こちらのイメージは、個人的には「丸長」「中野系」に似た、少し甘酸っぱい醤油系の味わいですが、味わうと基本的にはそれに準じた感覚。好きな系統です。そして、甘酸っぱい感覚は、冷やしの方がすっきり出ているようで、これが涼味としてはなかなかよくまとまってる味表現です。
 

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 ベースは豚鶏のさっぱりエキスに醤油が染みた感覚。淡い塩気を動物系のエキスが円やかに包み込むが、酸味が穏やかに効いてる冷たさが、涼味として響いております。味はやや濃ゆい程度でエッジが効いてる感覚。ごくごくとそのまま飲み干せる味わいで、後味にほんのりと甘味も感じさせるのが、ここのイメージ通りです。
 

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 これは実に節系の甘味がよく滲み出てる!。野菜の甘味もあると思えますが、じわじわと充実感円やかに広がります。味わいに色としてと言うより、風味としての甘味っていう・・・大勝軒イメージにしては上品な感じで、オヤジの心の柔らかいところを鷲掴みするかのイメージ(下腹の柔らかいでっぱりではない)。この時点で、丸長知ってる方なら、後半になってちょっとスパイス系効かせたくなる衝動を、お分かりいただけるかと。
 

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<麺> ご存知多加水系!大勝軒らしい明かるい弾力が少し引き締まる密度感!そしてボリューミー!

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 もうこのパートは、「もりそば」の「ひやあつ」とそんなに変わりない内容になるかも。写真で見るよりボリューミー。茹で後300g程度はあるとふんでます。それが腹パンで丁度よい塩梅。これでも、最近のオレとしては頑張って食ったほうですが、最後まで美味しくいただける分量です。
 

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 ご存知、ストレート麺で多加水系。もちもちで明るい弾力がイメージですが、ここでは冷たく〆られてるので、とても密度感あるハード弾力です。しかしその方が、麺の素地の風合いが実にイキイキと感じられるし、本来の旨さを感じ取れるもの。そのまま2~3本たぐって何も付けず食らいますと・・・風流なグルテンの風味を感じた後に、まるで仄かな甘みが香るよう。
 

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 一気に冷たいつけダレに投入しましょう。冷×冷の組み合わせですから、味の温度感は始終一定。多めに麺をつけダレに投入して、タレを少しでも麺に馴染ませて食らうと、味わい深く楽しめます。もちろん、奥歯でクチリと潰れる瞬間の出汁と麺風味の融合も旨いですが、具材と絡むのが多いので、もっともっと味が彩り豊かに楽しめるかと!。
 

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<チャーシュー他> 冷やしバージョンでは細切りタイプの煮豚肩ロース!麺とメンマが混じって旨し!

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 これは、町中華系冷やしでは、もはや王道のチャーシュー。煮豚肩ロースの千切りです。脂身が程よく差してるが、赤身のスポンジ状態が一番面積多くタレと戯れる感覚。肉の味と出汁の味、そして絡む麺の味が一気にコラボして旨くない筈はありません。予定調和というより、安寧の旨さ。
 

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 またメンマもそれなりに多く入ってます。これはもうすっかりと冷えたつけダレに浸りきって、タレ味と絡みきってますから、単独でクニュリクニュリと食らうより、豪快に麺と合わせて食らいましょう。醤油味とは別にメンマの煮汁みたいな風味も混じるような味風景が、また面白いかも。
 

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<ワンタン> ひやあつ感覚で食らう旨さ!鶏豚ひき肉の優しい肉餡と味わい感じる厚みある皮が旨し!

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  こんなに麺量があると知ってたら注文してなかったかも。しかし、やはり冷たい中で一つ温かい具材があると、食事というものは気分的に盛り上がるものです。まだ高温が残るのを、冷たいタレに泳がせてから食らう。「ひやあつ」の温度差が味覚にも響くか?。点心としても十分価値ある旨さかと。
 
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 肉餡がしっかりしてて大きめ。鶏肉と豚肉の合挽??さっぱりした滋味深さと、しっかりした肉の充実感もあった感覚がよく、下味も薄めなのでタレと一緒に食らうのは大正解です。そして皮が厚めなのでこれ自体にも味わい感じる逸品。これも醤油ダレに潜らせ淡い褐色に染まったところを食らうがよろしかろうと!。
 

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<味変化> 一味も合うなら七味も合う!両方合うなら試さなくちゃね!

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「甘酸っぱい醤油ダレ」「つけそば」・・・となると、既述の通り「丸長」「中野系」を連想してしまいます。特に全社の「丸長」。これと結びつけるなら、やりましょう!味変化!スパイス投入!。そっくりマネするならブラックペッパー系コショウなのでしょうが、ここは「一味」「七味」があるので、それらで試してみました。
 

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 まずは一味から。スモールスタート。一味は唐辛子のシンプルな辛味がいいところで、そのまま素材感キープしたまま辛味を効かせられるからいいよね。よくオジサンたちが(オレもか)、七味は味がばらけるからいかん!一味にしてくれ!と言うのが、今頃になってよく分かる気がする。
 

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 しかし私は生まれが京都なのもあって、昔から七味文化なのでした!。柑皮や山椒・胡麻等交じり合ったハーモニーが好き。七味は溶けると出汁の素にもなるからねー・・・。最後はこの誘惑に抵抗できず、結局七味までも投入。でもいい感じで結果としてまとまってましたから、一味&七味のダブル投入も決して悪くはありませんでした。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄出汁で玉子感じるナチュラル旨さに・・・円やか醤油出汁が染みて旨し!

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 最後にほっこりしましょう。お馴染みの大勝軒の味玉でございます。とてもスタンダードな味玉。東池系だと固ゆでタイプも多いアイテムですが、こちらはちょいハードな仕上がり。卵黄の少し緩い箇所もキープといった感じです。出汁も浸透深いのですが、玉子の味の方が断然勝ってるような味わいが、王道ぽくっていいです。
 

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 デフォルトでハーフカットが投入。これが切り口にジャブジャブとタレが掛かって交りますから、ちょうど出汁が追加で浸透しかたのような味わいの深さに思えて旨し。もっと食らいたいなぁーって感じ始めたところで、居終わってフィニッシュ!。
 

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総じまして「冷やしても大勝軒のオリジナリティ不変!ひやあつならぬ”ひやひや”感覚の王道冷やしつけそば!」

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 ・・・と言う感動!。これはとってもありそうなのに、全くこれまで気が付かなかった冷やしつけそば。調べてみると、例年やってたみたいですね・・・存じ上げなくて大きな機会損失。これから毎夏食いたいと思いました。もりそばと冷やしつけそばと、日によって交互に食いつづけても面白そう。レトロな大盛の美学を感じ取れる涼味!荻窪に来た際にはこの夏激しくオススメ!の逸品。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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