更に激戦!本郷三丁目界隈!
ほんと本郷三丁目界隈が拉麺的にすごいことになってる!。この界隈は「にし乃」「ねむ留」「175°DENO]、少し歩いて「NOODLE SOUNDS」と言うイメージだったんだが・・・。そこに最近になって名店一燈系の「鈴春」、にし乃のセカンドブランド「プレジデント」がオープン。一気に層が厚くなったと感じていたところに、今度は錦糸町の名店「満鶏軒」が出店してきたのだから、一気に激戦区って感じ!。日頃、懇意にしていただいてるレビュアーさんの影響もあって、早速追撃気分で訪問してみました。
コロナ対策万全。出入り口でまず、個別に手を殺菌してもらう。そして店内は、対面座席禁止とあって、使い勝手が良さそうな長いベンチシートは利用禁止状態。テーブルが壁側に移動してあるので、自ずと一方向横並びとなる。各々飲食店のご苦労と対応に感じ入る次第です。
<酒> アサヒスーパードライ!温かい日は特に旨いね!超淡麗辛口麦酒!痛快なキレとコク!鴨肉と絶妙に合うね!
この日は20℃を超える気温で実に温かい。半袖の人とすれ違ったりもする陽気で、こういう時はビールが旨いね!。アサヒスーパードライがマッチする!。何度も言うが、世界一ひとくちめが旨いビール。痛快なキレと刺激がたまりませんな。少し汗ばむ時にはこういった超淡麗辛口ビールが最高!。
そして鴨肉の細かいぶつ切りがサービスおつまみとして付く。めちゃ小さい器で、正直これっぽっちか・・・という印象あったんだが、このちっちゃな鴨肉の欠片一個だけで、鴨の脂と旨味がぶわっと滲み出るのが実にパワフル!。全く不足なしな感覚。これがスーパードライと会うのよねぇ〜。これから始まる拉麺にも超期待!って感覚にさせます。
<全体> さすが特製!まさに鴨づくし!青菜は眩しく葱は花びらのように散らばる春イメージ!
どうせ来たなら特製で!券売機ボタンのポールポジションには「塩」があったので、特製塩と対峙させていただきました。それはこんな麺顔です!。
おおお!これはまさに鴨づくしと言う迫力満点じゃないですか!麺顔の半分が鴨肉で覆われる贅沢さ!サイズとボリュームは期待以上ですよ!。しかも野趣と上品さを感じる二種類の肉展開が素晴らしい。そして鴨と言えば葱だが、正方形カットの大きめで花吹雪が通り過ぎた後のように鴨肉の上に散らばるのがいい!しかも息吹を感じるような鮮やかな青菜の色と合わせると、何となく春めいた感覚にさせるではないか!。
<チャーシュー> 2種鴨肉!鴨ロース!程よい桜色の赤身と芳醇な脂身!鴨もも肉!ペッパー刺激と肉味が染み入るブロック肉!
まず鴨肉をなんとかしないと、出汁や麺とめぐり会えない・・・嬉しい展開で肉から食らいます。2種類ある中、鴨ロースから味わい始める。合計6枚もある。鴨と言えば柑橘系のソースがイメージだが、それを柚子のピュレーが演出してくれます。口に放りこむとまず脂身の旨味が口の中にいっぱいに広がる!。嗚呼・・・牛脂に匹敵するほど、明るく分厚く広がるコク深さ!嬉しくなるような展開に思わずニヤけてしまいます。脂を甘いと感じる瞬間ですな。そして肉身を食らうが軽い野趣を感じるが実は上品さもあって、鶏の肉味が非常に濃ゆい!。少しスープに濡れているのもあって、出汁の旨さも滲んで実に旨さ芳醇!。
次は鴨のもも肉。これは少し大胆なブロック型。これには炙りがしっかり入っており、香ばしさが染み込む肉味が最高!更に味付けに胡椒が強めに効いており、鴨の野趣っぽい風合いがパワフルに生かされている感覚です。これは確実にビールに合う味わいで、序盤から出汁も麺も食わないうちに、スーパードライと合わせて味わうと最高!。これも6個入っており、実に特製としてもお得感ある一杯と仕上がっております。せっかく来たなら特製にしないと損かもしれませんぜ。
<スープ> 鴨エキスが濃厚円やか!程よい塩気と炙りの香り!胡椒も溶けた軽い刺激がより鴨の旨味を引き出す!
鴨出汁芳醇!と言ったところか?。淡麗系の塩清湯なのだが、鴨エキスが濃密なので、妙に脂のとろみすら覚えるような雰囲気です。塩なので肉の旨味がストレートに引き出された感覚がする出汁感もまた素晴らしき哉。
そして意外と胡椒が効いてます。トッピングの鴨もも肉からも滲むようですが、これが鴨と塩の味風景に軽い刺激を与えて、食欲をそそるような味風景にしているようです!白飯を放り込むか出汁茶漬けにするとまた旨そう。
また柚子のピュレーが出汁にも溶けて、それが微かな清涼さを演出するような展開が嬉しい!。魚介等乾物系はあまり感じなかったが、昆布くらいは溶けているのでしょうか・・・。ともあれ出汁も鴨パワー溢れる展開が痛快です。
<麺> 中加水ストレート細麺!序盤は風味を仄かに伝える!後半は鴨出汁を吸いまくり素地の甘さと一体化する旨さ!
すっかり鴨パワーで頭の中がいっぱい。随分と遅い展開で麺を食らい始めます。加水は中程度のストレート細麺。上品な白さがうかがえる色合いで、表面は漆喰のようにツルツルした感覚です。しなやかな腰つきが出汁の持ち上げに貢献している様子。ライトな啜り上げが快感で、ズボボボボボーーーと音を立てて食らいまりです。
プツプツと軽快で小気味よい歯応え。奥歯へ運んで潰すと序盤では微かに素地の風味を感じます。甘味は微か。中盤になって出汁をバクバク吸い始めますが、ここから鴨出汁と麺の甘味が一体化して旨さが高まる。炭水化物が鴨のエキスに合わさると、甘味を伴った旨さにコクとスパイス感が加わって一段上の味わいに昇華!。これは汁そばならでは!つけ麺では味わえない感覚!鴨の汁そば最高!。
<青菜> 凛々しく分厚い葉脈!痛快の歯応え!清涼さが鴨肉の箸休めに最適!
意外とがっつり青菜が入ってます。種類は小松菜。茎というか正確には葉脈でしょうか?。分厚くて大きめ。漬物には最適なサイズですな。これがまた鴨を味わった後に箸休め的な役割をしてくれて実に爽快な旨さ!。歯切れのザクザク感も気持ちよく、小松菜らしい清涼さが次の鴨味を楽しむ意欲を湧かせてくれるようです。鴨と青菜って相性が良いのかもしれません。
<味玉にハズレなし!> 卵本来の旨味が映える塩ダレ感覚!ほぼ全体がトロミで溢れる卵黄が舌全体に絡みまくる旨さ!
塩ダレ系でしょうか?。色白で卵本来の味わいを楽しめるタイプです。カエシが割とはっきりとしており、白身だけでも旨さがはっきり。燻製が効いているのか!?卵黄は全体がトロトロ。卵黄の素材感ある旨さに塩気が滲みて旨い!。
ただ少々やっかりだったのが、出汁に入れるとスープが濁り、鴨出汁をマスキングしそうな感覚?。しかし鴨出汁も混じらせて食らいたい。レンゲを注意深く操作して、割った味玉に鴨出汁を侵入させて食らいました。嗚呼、出汁の旨味もまた加わると別の旨さも感じるね・・・旨し!。
総じまして「さすがの特製迫力!がっつり鴨肉食らえる名物逸品!」
・・・と言う感動の嵐!。都心をくぐり抜けて錦糸町に行くのがこれまで億劫だったのですが、お茶の水からも歩ける距離だから嬉しい限り!本郷三丁目も急にいい拉麺が集結して、職場や地縁のある方が羨ましい限り!。鴨出汁鴨肉をがっつり食らうなら本郷三丁目!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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