噂の超ハード剛麺を求めて・・・反町までやって来たヨ！
- ＜全体＞ 汁なし系のような穏やか表情！マイルドな盛りにギラつくニラの緑が眩しい
- ＜スープ＞ 非乳化系の醤二郎な切れ込み！辛ニラのタレ！麺の風合いがゆっくり滲むと濃密円やかさに変貌！
- ＜麺＞ もう笑うしかないでしょ！こんなにハードな麺は食ったことないかもよ！冥途の土産に食うべしかと！！
- ＜辛ニラ＞ スープに溶けて引き締まるキリリ感！ニンニク×ニラのクサクサコンビで薬味感炸裂！
- ＜うずら＞ スカっとした卵黄・・・小さくとも玉子味しっかり伝える頼もしさ！
- ＜ヤサイ＞ 「１：９」のほぼモヤシ感覚！ニラとのコンビで程よいフレッシュ感覚！「ちょいマシ」オススメかも？
- ＜豚＞ 超ハードな麺に対抗するのか？歯応えコントラストを狙うのか？・・・超ソフト超フカフカ豚肉！！
- 総じまして「ハードでソウルフルな麺と汁！一転して夢み心地の豚肉！コントラスト鮮やかなハイパーガッツリ麺！」
最近すっかりと横浜エリアの麺探訪がおそろか・・・。行きたい店（宿題店）ばかりが増えておりますが、その中でもどうしても行きたい店「MEN YARD FIGHT」さんへとやって参りました。最近、二郎インスパイア系に妙に食指を感じるオレですが、どうしても年内にはここを攻めたかった！。なぜって？・・・それは激しいほどにハードな剛麺だから！。最初この情報と、それを映したTwitter画面を見た時は、正直度肝を抜きましたよ。オープン日は超行列だったらしく、また土日は営業してないって言うから、半日休暇をわざわざ取得したわけよ。もっとも仕事は持ち帰って、家でやるから休暇じゃないんだけど、どうせ年度末に捨てる余剰休暇だから、これも有効利用になってるかもしれません。
そろそろ開店時期フィーバーも落ち着いたころか？。昼飯時間を少しずらせばフツーな２～３名の店前行列。ラッキーと思ったら店内待ち（背後霊待ち）が多数。食い終わった客が出ていく割には、行列が進まないが、これは半入れ替え制だからしかたないよね。
今回は「麺少なめ」とさせていただきました。券売機にグラム数表示ある雰囲気なんかは、先日行った「ゼンゼン＠武蔵新城」と似てるし、エビラーメン・たまラーメンなどの表示から、ガッツリ系の中でも蓮爾系と分かりますね。剛麺って情報にも合致して尚更って感じ。調子ぶっこいて「辛ニラ」と「うずら」も入っときました！
＜全体＞ 汁なし系のような穏やか表情！マイルドな盛りにギラつくニラの緑が眩しい
新店舗だからキレイな店内だが、無骨な洗練さとBGMも渋くてハードだから結構カッコいい。女性客もパラパラとおられましたが違和感なし。嗚呼、最近特に思うのが「ラーメン屋ってかっこいい職業」だということ。見ようによっては味の芸術家であります・・・。そんな憧れを妄想していたところで、配膳が完了。それはこんな麺顔でした！。
おおお！一見汁なし系か？と思える表情。豚肉が崩れそうであり既に旨そう。ニンニクも遠慮なく投入されとるし、うずらが並んでるところなどは、実にコケティッシュな麺顔に映ります。その一方で、ジットリとした深緑した辛ニラが存在感を増す。鷹の爪の真紅がニラの深緑とは補色関係にあり、やけに目に焼き付く配色です。艶っぽさもいい感じでワイルド感を高めてくれているのは確か！。早々に天地返しをしてヤサイと麺を掘り起こしたところから、実食がスタートです。
＜スープ＞ 非乳化系の醤二郎な切れ込み！辛ニラのタレ！麺の風合いがゆっくり滲むと濃密円やかさに変貌！
麺をひっくり返したところから、スープが初めて見て取れる。ああ・・・これは明らかに非乳化系のキッパリさ。アブラコールで増しませんでしたから、余計にスッキリとしあ豚骨醤油と感じます。それに二郎で言うところの「醤二郎」といった感覚で、醤油感が強めに出ているイメージ。白い粉と醤油ダレで実にキリリとした味わいの滑り出しでありました。次にニンニクを集中的に溶かし込むと・・・ジリリとしたあの刺激がまたイキイキと生命力を感じさせるね。意外とすっきり全体を食い切れるかもと、この時点では考えていたオレです。
天地返しがまた続き、ニラもしっかり混ざりだすと一気にスープの味風景が変わる！。まず辛ニラの出汁が一気にスープを染めてゆきます。ニラのエキスと鷹の爪、そして醤油ダレが溶けて、一気にスープに透明感が無くなってゆく。ジットリした風合いに変わり、鷹の爪の刺激とニラの旨クサ感が滲みます。そして何と言っても麺の風合い。麺の炭水化物感が、ズシリとスープに溶け込むと、不思議なことに「甘味」を感じるのです。それは錯覚なのか？。非乳化系の醤二郎な切れ込み！→辛ニラのタレ！→麺の風合いがゆっくり滲むと濃密円やかさ！。移り移ろう味風景を楽しみましょう。
＜麺＞ もう笑うしかないでしょ！こんなにハードな麺は食ったことないかもよ！冥途の土産に食うべしかと！！
一口食らった時点でもう心の中では大爆笑でした！。これほどハードな剛麺は見たことねえぇ・・・。まさに「MEN YARD（麺製造場）FIGHT（戦い）」。これを食うことはもやは戦い気分の他、何ものでもありませぬ。箸でリフトするとすでに重い。強引に引き上げても全くしならない。原型のまま持ち上がり、それを齧りつくように食らってゆくしかない。全く啜ることができません。食らいついて噛みちぎるのみ！。歯で千切った先の麺が、チャポチャポとスープに落ちてゆくのです。
前歯で千切った感覚が、これまでにないハードな感覚。生の麺を齧ったイメ―ジすら少し過ります。それだけ麺の風合いは濃ゆい！。そして躊躇なく奥歯へと運んで、力強くプレスに掛けると・・・固いヌガーっぽい歯応えを感じ、そしてまた図太い芯を感じます。１０分程度茹でていたと思うけど、それでもこんなに固いのか？。振り返ってみると、そう言えばご店主の茹で釜での裁きが独特だった。茹で上がった麺をテボに移すとき、デカい菜箸使うけど、麺が太くてハード過ぎるから、デカいトングで麺を持ち上げておられたよ！。重さハンパねぇ・・・。
中盤ではあったが、麺を齧った断面を画に収めてみました。明らかに太い芯がお分かりいただけると思います。この部分の味わいがメインでして、小麦の風合いを濃厚に感じながら食い進めます。そして汁と混じって唾液と絡むと糖化した旨味に変貌。妙に粉の味わいにザラツキと甘味を感じ、非常に独特な麺の世界観です。ガッツリ麺が好きな方は、一度・・・冥途の土産に食うべしかと！！
＜辛ニラ＞ スープに溶けて引き締まるキリリ感！ニンニク×ニラのクサクサコンビで薬味感炸裂！
私としては珍しくニラを追加。これ非常にニンニクと相乗効果があってコンビネーションの旨さは、餃子でも証明済です。結構タレの味が強いのは予想外でしたが、スープに溶けて引き締まるキリリ感！ニンニク×ニラのクサクサコンビで薬味感炸裂が最高！。
＜うずら＞ スカっとした卵黄・・・小さくとも玉子味しっかり伝える頼もしさ！
うずらは、子供のころのお弁当に必ず入っていたから、それ以来ずっと好き。そんな憧憬もあるが、今ではもっぱら「串カツ田中」で毎週のように出会うアイテム。とても絵になるし玉子感も小さい割にはしっかりと伝えるよね。麺の粉感を味わったあとに、このうずらを食らうと妙に類似性感じる舌ざわりなんだが・・・オレだけだろうか、そんなこと考えるの（汗）。
＜ヤサイ＞ 「１：９」のほぼモヤシ感覚！ニラとのコンビで程よいフレッシュ感覚！「ちょいマシ」オススメかも？
ニラとうずらを鑑みて・・・そして剛麺のもたれ感を考慮して、ヤサイマシにはしませんでしたが、デフォルトとヤサイ追加の差が大きめなため、「ヤサイちょいマシ」からスタートしたかったとい感じるオレです。「１：９」のほぼモヤシ感覚！。しかし甘味も感じ取れて、フレッシュさがいい感じ。ニラで少しイメージがマスキングされてしまいましたが、シャキシャキ感がいい感じと映りました。次回はニラの代わりに「生姜」をチョイスするつもりですが、ヤサイの印象はその時にもう少し詳しくコメントいたしましょう・・・。
＜豚＞ 超ハードな麺に対抗するのか？歯応えコントラストを狙うのか？・・・超ソフト超フカフカ豚肉！！
ハードな麺とは裏腹に、実にしっとりとして柔らかい豚肉！・・・神一歩手前！。肩ロースとバラの部位がゴロゴロっと２ブロックあり。肉の部分は持ち上げるだけで崩れおちるほどフカフカ！。脂身は同様にトロトロ。柔らかい部分を集め固めたのかと思える歯応えで、均一感もありなむ。肉味はスープに同調して程よい塩気が効いてて旨し！。
何気に白飯に合う味わいというところからも、炭水化物感をしっかり感じる麺との相性は格別かもしれません。肉マシと麺増量は、オレの胃袋では対応できないから・・・今後、再訪問でどちらを優先するかで悩みそう（笑）。
総じまして「ハードでソウルフルな麺と汁！一転して夢み心地の豚肉！コントラスト鮮やかなハイパーガッツリ麺！」
・・・と言う感動。二郎系と言ってもお洒落感もありますから、女性もそんなに抵抗感ないかと。きっと麺の調整も快く対応してくれましょうしね。二郎系に少し興味があるなら、とにかくこのハードな麺は一回体験して欲しいと思う次第。話のネタになるほどですから、特に京浜地区のラーメンファンなら激しくおススメ。また来ます・・・そんな応援と今後の期待を感じつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
