5度目の正直!やっと食えたよ・・・自由が丘の二郎系
らーめん 豚島 (東京・自由が丘) ラーメン ニンニクヤサイマシマシアブラ +ウズラ 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> おおお・・・デフォが250gと思って舐めてたよ(汗)ヤサイと豚の迫力に心折れかけ・・・
- <ヤサイ> アブラの助けもあって何とか天地返しまで進める!モヤシ9割の感覚だが妙に甘く食うよ!
- <豚> デフォルトの豚が量も質も圧巻!喉渇き感がオレを苦しめる?汁に沈めて後回し!
- <スープ> 微乳化でカエシがちょい強めだが辛くない!ニンニクとタレ追加で程よく調整!
- <麺> 三河屋製麺:オーション感がないものの柔らかいヌチヌチ感とボコボコフォルム!J系の雰囲気ありあり!
- <ウズラ> 何とか固形物をさらえた気分・・・豚骨醤油に染みた一玉少し大きくも感じて旨し!
- 総じまして「さすが肉料理バルの二毛作!自由が丘に二郎系の風を吹き込む新進気鋭の期待店!」
昨年オープンしてかなり軌道に乗ってます。メニューも充実してきたし、訪問時ほぼ満席。学生さんとリーマンオヤジに紛れて、地元民も家族連れで入ってるとは、誠に恐れ入ります(とても食べきれるとは思えず:汗)。フロアと調理補助の若い女性二人も、自由が丘的でかわいい。奥で店主も愛想がよろしく、二郎系とは言え殺伐とした雰囲気は1000%ございません。ホントいい店になるかもしれない。
<全体> おおお・・・デフォが250gと思って舐めてたよ(汗)ヤサイと豚の迫力に心折れかけ・・・
実はこちら二毛作店。夜は肉料理中心のバルって感じで、店内は大凡そんな小じゃれた雰囲気。昼間だけ二郎系としてご提供なので、不定休ってのが何となく分かるきがします。券売機の横に説明があって、並で麺量250gとのこと。食券を渡すときにコールするシステムなので、他客の配膳をみてコール毎のボリュームを測ることができない(汗)。
まあ、今日は250gと「麺少なめ」サイズだからイケるだろうと「ヤサイマシマシアブラ」でお願いしました。ニンニクはテーブルセットでご自由に盛る。しかし・・・この安易な発想が後でオレを苦しめることとなります。配膳を待っている間も、「もう少し待ってくださいねー」なんて優しい声がけも、普段かけてもらいないオヤジには眩しく感じるこのごろ。悦に浸っていたところで配膳タイムとなりますが・・・・やっちまった!と正直青ざめました。それはこんな感じ!。
おおお!ヤサイマシマシは確かにオレのミスリード。しかしデフォの豚がこんなに迫力あったのか!春先の登山には気を付けろというが、まさしく遭難という文字が脳裏をかすめたよ・・・。一度ピヨッた心には、うずら卵だって負荷に思えてきた・・・マジヤバい。ヤサイの上にはアブラまでのしかかってるし、やはり事前チェックの甘さに自分自身を叱咤します。こんな状態なのに、「食べきれるサイズを注文しましょう」なんてポップが近くにあったりして・・・どこまでもプレッシャーを感じてしまう。
<ヤサイ> アブラの助けもあって何とか天地返しまで進める!モヤシ9割の感覚だが妙に甘く食うよ!
天地返しもできないよ・・・。スーパーで売ってるモヤシ2袋位はあると思われます。熱々ですがもう少しでクタるところといったシャキシャキ感がいいね。キャベツは1割程度ですが、全体的に甘く食えるので余裕があったらもっと旨く食えたはず。本当に今回は食っては掘って、掘っては食って、そんな繰り返しを続けるが麺が中々出てこないのでした。
途中からアブラがヤサイ全体に混じって、急に食いやすく感じてきた・・・。負荷と思ってたアブラが味付け的な役割を果たし、途中からヤサイが妙に旨く思えて来た!。ある程度で強引に麺とヤサイをひっくり返すことができて、登山で言うベースキャンプのところまでは辿り着いた気分です。
<豚> デフォルトの豚が量も質も圧巻!喉渇き感がオレを苦しめる?汁に沈めて後回し!
ここからがキツカッタヨ。ハッキリ言って、流石は肉バルな店。豚肉がフカフカして異様に柔らかい。ブロック肉でサイズも二郎系意識ですが、肉繊維はほどけてしまいそうな感じ。脂身がほぼないロース部位という予想ですが、これが本当に脂身少ない。胃袋に負担ないタイプに思うがそれもボリューム次第。量がハンパねぇ~。
量だけじゃないです。薄味旨しと思えど「喉が渇く」ようなスカスカした感じ。柔らかいがいつまでも口の中に残って水分を吸い取るような肉繊維の束と言う感覚。何回も咀嚼することとなり、中々飲み込めないというジレンマに陥ってしまい、全然肉が減らない。
焦ってきたので、途中から肉は後回しにしました。喉につっかえやすいので、汁の下に沈めて水分を吸わせていまおうという発想。ジューシーになってふやけたところを崩して、やや細かくする。そして最後に麺と絡めてやっつけようという対策に切り替えました。
<スープ> 微乳化でカエシがちょい強めだが辛くない!ニンニクとタレ追加で程よく調整!
やれやれ・・・スープを拝むのに相当時間と労力を使ってしまいました。既に結構お腹に来ているので、冒頭からニンニクを投入して、味と食うスピ―ドのアクセルを吹かせてやりました。オイリーなタイプだが、微乳化って感じでそんなにヘビーな豚骨感でもなさそう。またカエシが強そうな褐色をしてますが、それほど塩気かもなく、見栄えより随分とやさしいです。
次第にヤサイがヘタって来て、甘味が増えて塩気が薄くなるかも・・・。ここからはテーブルセットの醤油ダレを活用しパンチを足してゆきましょう。ヤサイ増やすならカラメコールも適切かも。豚骨醤油感はややライトではあるが、やはりヤサイマシマシ状態だったら、マイルドになるも致し方なし!。
<麺> 三河屋製麺:オーション感がないものの柔らかいヌチヌチ感とボコボコフォルム!J系の雰囲気ありあり!
オーションの感覚はかなり低い?自分が遭難怖さにもがいていたから感じ取れなかっただけなのか?。濃厚つけ麺によくセットされるような、極太縮れ麺という印象でヌチヌチとした歯応えが、二郎系でも実にマッチしている印象。後半はやや汁を吸い込んでしなやかになりますが、それはデロデロっというよりも、モチモチさが増すようなイメージです。
しかし全然悪くない。ヤサイと豚の欠片をひっかけて食らうと実にうまい。嗚呼・・・きっとミニラーメンにしとけば、もっとこのような悦に浸ることが出来たであろうです。どこをどう持ち上げようとも必ずモヤシが引っかかる。すでにクタったモヤシと、しなやか太麺のモチモチ感は以上に味が染みて旨いのだった・・・。
最終的に固形物を平らげる目安が付きそうなタイミングで、醤油タレを追加して投入。この味変化をきっかけに何とか食い切りました(笑)。
<ウズラ> 何とか固形物をさらえた気分・・・豚骨醤油に染みた一玉少し大きくも感じて旨し!
全体的にそんな遭難対比の意識で食い進めたから、ウズラを十分に楽しめなかったのは残念。しかし、最後の段階で醤油タレで味強化されたスープに混じった、ウズラ卵黄は妙に優しいホクホク感で、食感と味わいをつかの間楽しませてくれました。
総じまして「さすが肉料理バルの二毛作!自由が丘に二郎系の風を吹き込む新進気鋭の期待店!」
・・・という感想。今回はボリュームを自らミスしてしまいましたが、結果的に美味しく食いきれたことになるでしょう。汁なしや、辛い系統もありますので、適量で挑戦するともっと楽しめるはず。二郎系不毛地帯だった自由が丘だからこそ、軌道にのって定着してほしいと強く願います。また二郎系と無縁な方でも、この店・この雰囲気ならミニラーメンで容易に体験できるはず。そんな意味でも二郎系の裾野の広さを感じる店でございました。豚肉は流石に旨い店で、豚のお土産売りも対応可能。肉好きなら一回食っとけと激しくオススメ!。旨し!・・・そんな応援を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。