せっかくだから雨の日を狙って訪問!・・・着いたら雨が上がってた
しかし着いたら雨がすっかり上がってやんの・・・。多少の目論見は外れましたが、目的通り「雨二郎」を実食です。この日の一番客はオレでした〜。
<酒> CAPTAIN CROW:本格的PALE ALE!ズシリとしたボディーととっても華やかな風合いがナイスだ!
二郎系食うとき、めったに酒は飲まないのですが、病み上がりからすっかり元気になって健康はありがたいと思うこの頃・・・ついつい調子に乗ってしまいました。券売機には「地ビール」って表記だったので、それにもつられたかな(笑)。出されたビールが「CAPTAIN CROW EXTRA PALE ALE」。おお知ってる知ってる!これ好きなやつやん!。
ビールでもやはり「PALE ALE」はズシリとくるボディー感のなかに、なんとも言えない芳醇さと華やかさがあって、その風合いがいかにも濃厚!。スーバードライのようにたくさんの量をがぶ飲みできるタイプじゃないけど、パブでじっくり酒と向き合う時や、食事の前の楽しみとしてはいいよね。お酒の量販店でたまに見かけると、よく買う銘柄であります。今回はこれに向き合えて超ラッキー!。
<全体> デフォルトが「マシ」状態!フツーにコールしたつもりが全てが「マシマシ」状態なのだった!
こちらは食券を渡す時にコールをするシステム。個人的には配膳直前の緊張感がない分、楽で好きなんですよねー。だからまったりし過ぎて曖昧なコールになってしまい、後から言い直したりしてね(笑)。とりあえず、二郎直系でもなく、二郎インスパイア専門店でもないため、フツーに「ヤサイニンニクアブラ」と答えてみました。そして数分後に配膳されたのがこんな麺顔でした。
おおお!こんなに全てがマシマシだとは想定外!何よりこのニンニクの量!。過去最大級の摂取量ですぞ!しかもフレッシュ粗微塵が眩しくて、見ているだけで刺激をすでに受けている。アブラについてはよくあるパターンだが・・・これも量が多いね。しかし醤油に染まった細かな粒が、むしろヤサイを爆食させる起爆剤になるかもと感じさせます。
そしてモヤシ!これは写真で眺めているよりも実際はかなり迫力。ヘタレジロリアン・似非ジロリアンとしては実は食う前からタジタジであった次第。ここはデフォルトが「マシ」状態。よく確認してからコールすべしですよ。フツーにマシのつもりでコールしたら、実態は「マシマシ」なのでしたから!。
<スープ> 魚介を効かせた独自色なる二郎インスパイア!のしかかるニンニクに埋もれる前に感じ取れ!
もう全てはニンニクをいつスープに溶かすかの一点です。これを溶かすともはや味が一気に変わるからね・・・。なので細心の注意を払って、まずはベーススープを味わい始めます。するとこれが濃厚な動物系の旨味の中に、面白い甘みがある。それは魚介系の溶け込み!。二郎系でカツヲブシをふりかける味変があるが、それよりもズシリと感じる魚介エキスです。豚骨魚介と呼ぶ域までは遠く及ばないが、ガッツリ系の中での甘みとしては面白くとても個性的!。しかし、ヤサイなどを食い始めると次第にニンニクの山は崩れ出し、そこからは一気にニンニクの山を汁へと沈め込ませます。
おおお、もう一気にニンニクエキスに全体が染まります。中原の大地を秦の大群が一気に攻め込むようですな・・・。ここでニンニク味の支配が固まります。ニンニク大好きニンニク星人なら、為政者として振る舞える楽しさでしょう。確かに豚骨のずっしり感やら、ほのかな魚介の甘さなども感じますが、全てはニンニクのジリジリ感の奥でのこと。後半になってヤサイがシナってきて汁の放出しましょうが、焼け石に水であります(爆)。あれだけあったアブラはどこへ行ったのか?。実は汁に溶ける前にヤサイと共にかなり食ってしまった様子。うう・・・最近の二郎系活動としては個人的には稀にみる暴力的な展開。実はかなり興奮して楽しんだかと!。
<麺> つけ麺ライクな平打ちストレート中太麺!美しいフォルムと茶褐色のワイルドさ!
そんなワイルドとニンニク暴力が吹き荒れる丼の中でしたが、麺はかなり流麗。これもかなりヤサイを食ったり掘り起こしたりしないと中々出てきません。辛うじて「麺増し」コールはしなかったが(思いつかなかったが)、もしマシてたらどんな全体量になっていたことか(笑)。
たまたま茹で前の麺を眺められる席におりましたが、それは灰褐色で打ち粉が紛れてるような風貌で素朴そのものでした。それが茹で上がってみると、とてもツルツルしてキッパリとした平打ち麺だったことがわかります。捩れやウネリがそれなりに強いんですが縮れがない。そのため、フツーのつけ麺ならよくタレに絡むだろうなと思わせるフォルムです。確かに味わいとしても、二郎系によくあるオーション風味とは別物で、麺自体に甘みを強く感じさせるもの。ただ今回はニンニク味の支配が強いため、確かな自信はございません。モヤシやアブラと絡めて食うとこれまた旨し。二郎直系とはまた別の楽しさが深くていいよね。
<ヤサイ> 99%モヤシ:このボリュームのダイナミクスを楽しむべし!やけにニンニクと絡むのが一興!
直接材料費としては低めな食材とは言え・・・これだけサービスしていただければ満足度を超えています。シャキッとした部分が残りますが、後半には転地返ししたこともあって、いい感じでシナってくれます。2〜3枚キャベツのカケラがありますが、99%モヤシといった構成です。モヤシ多めの方が、このニンニク刺激だったら合っている。
前半はアブラと絡むので、その味わいと共に食らいます。サッパリさとコッテリさが相まって実に食欲をそそります。そして後半は・・・ニンニクとやけに絡み合う!。健康を考えて、二郎系の汁は完飲しないようにしてますが、固形物だけは意地でも残せない。後半は麺の短く千切れた部分やヤサイをレンゲでさらえるようにして食います。ここでやけにモヤシの隙間に、スープで浮遊していたニンニクが吸い付くようによく絡む。ほぼモヤシとニンニクを食っているような感覚となり、最後の最後までニンニクを堪能させてくれます。
<肉> 完璧に周囲に圧倒されてるが2種チャーシューだったのだ!宝探し的に掘り起こせ!
惜しいところは肉。もう少しボリュームが欲しいところで、ここさえ気持ち良ければ、この上なく快感だったかと思います。とにかく小さかったのだった・・・。まず最初の麺顔では完全に埋もれてるからビジュアルとしてどこか寂しい。そして宝探しをするようにモヤシの中を発掘しますが、最初の一欠片が鶏肉の端っこのようで、ニンニクのパンチに完全に飲み込まれてしまったようです。このひとカケラだけかよ!ってこの時点では愕然としていたオレ。
突き進めて食うと最後の最後に追加の肉を発見!かなり安堵を覚えた豚バラ肉。それなりの分厚さを感じますが、やはりこれもサイズ感としてはもう少しアピール度が欲しかったかと。これは歯ごたえもあるタイプで、ゆっくりと少ない肉を大切に味わい尽くしたという終盤でした。
さて残ったスープだが・・・それでもまだニンニクが浮遊している。レンゲを上げるととニンニクがかなりすくい取れる。それにしても物凄かったとニンニクパワーを再確認して今回は終わりました。
総じまして「ワイルドというより・・・遊び心満載の二郎インスパイア系!」
・・・と言う感想。今回はかなりのニンニクパワーでありましたので、それに比例してブレスケアを多めに摂取。さらにクロレッツをずっと自宅に帰るまで噛み締めました。きっとデフォルトはもっと美味いはず。しかしその一方で、刺激を求める方だったらこれのマシコールはかなり楽しめるはず。そんな方には激しくオススメ!。実はこの雨二郎・・・季節毎にいろんなバージョンもあるみたいだし、それを次はゲットしたいと思ってます。とにかく楽しめた!そんな感謝と今後の応援を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!