It’s my basis ・・・中華そば みたか
- <酒> キリンラガービール:昭和生まれのオッさんたちに大きく影響を与えた銘柄なのだ!
- <全体> 令和の感覚では迫力が少ないかもだが・・・これは「昭和」感も味わうものなのだ!
- <タレ> 黄金比かと思われる醤油ダレ!油も多めで野菜の出汁も沁みるのだよ!
- <麺> 「中華そば みたか」の代名詞!和蕎麦ライクなストレート麺は今日も健在なのだ!
- <豚> これこそ昭和スタンス!昭和ノスタルジー!昭和スタイル!なチャーシューに違いない!
- <他トッピング> ハムとピーマンとクタクタもやし・・・牧歌的なトッピングに半熟卵が揺れる!
- <割スープ> 目が合うだけで通じ合う!割りを告げるタイミング!
- 総じまして「まさに三鷹の指定文化財的プレゼンス!受け継がれる喜び!」
実に久しぶりにマイ・ベース店舗「中華そば みたか」にやってまいりました。いえねー・・・朝から夜まで一口も飯を食うタイミングがなく、気持ちも緊張感あったからずっと凌げたんだけど、帰宅時には流石にダウン寸前。こういう時って、何が一番食べたいか!って素直に思ったり感じたりする訳で、自分の心に耳を傾ければ、ここに来てたって感覚です。それほど・・・It’s my basis ・・・中華そば みたか。
この気持ちは、過去にこの店に対する愛情をまとめたので、もしご興味があれば覗いてみてください。
<酒> キリンラガービール:昭和生まれのオッさんたちに大きく影響を与えた銘柄なのだ!
この店ではビールを飲まずして過ごせないのです。そういう雰囲気ありあり。もちろん、ラーメンだけでも清々しく接客してくれますし気兼ねありません。この日は、スゲーツワモノ常連さん達がおられて、ビール瓶が10本は並んでたのが見てて笑えた!
銘柄はキリンラガービール。スーパードライがヒットする前はトップブランドですよ。まさに昭和後期の名ブランド。これでビールの味を覚えたオヤジたちって結構居ると思うよ。まだ大学生の頃、親父のビールを勝手に飲んでて、一度喧嘩ごしに怒られたこともあったっけ(爆)。そりゃ・・・仕事から帰って楽しみにしてた冷えたビールを・・・全部オレが飲んでたんだから、そりゃ怒るぜ。今度の墓参りに重ねて詫びるつもり。
<全体> 令和の感覚では迫力が少ないかもだが・・・これは「昭和」感も味わうものなのだ!
お?知らぬ間に若いスタフが加入してるね!。なかなか常連さんとも会話が弾んでるし、有望株なんじゃないですか!?。そんな頼もしい目線で新人君を眺めていたところで、今の店主から直々に配膳が完了です。それはこんな感じ。
おおお!すごく昭和って感じしませんか?この麺顔。今回は半熟卵にしたんだが、固茹で玉子もOKだし、ピーマンが乗ってて、チャーシューが別にあるのにボンレスハムが乗っている。ピーマンとボンレスハムが、昭和の食卓って感じがいつもするのです。なので令和の今にあっては違和感とかノスタルジー感覚があるかもしれませんが、リアルに昭和を過ごしてきた記憶あるオヤジどもは、きっとこれ見て嬉し泣きすると思うのよね・・・・。しかも、こんな一杯をとても若い世代が切り盛りしてるって感じだから、思わず応援したくなるって感じです。
<タレ> 黄金比かと思われる醤油ダレ!油も多めで野菜の出汁も沁みるのだよ!
タレがうまいよね。まさに醤油ダレって感じで、香味油もすでにタレ壺に溶けているような感覚。深く酌で掬い醤油濃いめの部分を丼に注いだところで、タレ壺の上澄みとして浮かぶ油の部分を掬って追加して垂らします。この仕草とバランス感がかなりの感覚的でして見ていていつもドキドキするよ。かっこいい!。醤油の風味を感じるコクもありながら塩気も伝える。そして油の余韻がどこかしら甘くも感じさせて、これまた憎い旨さだわ。白い粉(グルタミン酸)も塩気に結びつくが、やはり分かりやすい旨味という感じで広がります。
油そばとは言え、多少のベーススープは入ってます。レンゲ3杯くらいだろうか・・・。そのため正確には汁なし系と言う割には、スープが多めです。そこに極細微塵のネギが溶けてゆくから、ネギの旨味と歯ごたえもプラスされる仕掛けです。実はこのベースのスープには、昆布類と葉野菜が半端なくエキスが溶けているので、実はとても健康的。白い粉で皆さん少し先入観あるようですが、しっかり健康的に作り込みされた一杯なのだとお伝えしたい!。
<麺> 「中華そば みたか」の代名詞!和蕎麦ライクなストレート麺は今日も健在なのだ!
もう何度も伝えますが、この麺は唯一無二です。個人的には「和蕎麦ライク」と称してますが、表層のざらつき感や見栄えの灰褐色など、総合的に感じてもらいたい次第。もちろん歯応えも中華麺と和蕎麦の真ん中をゆくようで、ボソボソしていそうでグルテンの旨味も伝えるというバランスの逸品なのであります。
ラーメンなら「麺カタメ」と指定すればその素性を素直に味わえるはず。また今回の私のように汁なし系として「油そばで!」とどのメニューでもアレンジを伝えると面白いかと。やはりどこか和蕎麦ライクな風合いは、汁なし系の方がしっかりと感じ取れると思う次第です。ボソボソ感が美味いと思うラーメンは、めったにお目にかかれませんぜ!。
<豚> これこそ昭和スタンス!昭和ノスタルジー!昭和スタイル!なチャーシューに違いない!
昔・・・昭和ラーメンのチャーシューってこういう感じでしたっけ!。スープ生成にすごく寄与したと思われる油の抜け具合。そこに少し塩気が残っているものの、醤油系のタレをかけたり、スープに浸したりして味をプラスするのがポイント。平成令和で爆発的に進化したトロトロチャーシューからすると実にクラシカルな味わいですが、オッさん世代には肉食ってるありがたさですよ!昭和の思い出としてフラッシュバックいたしましょうぞ!。
ちなみに常連は、座ったらまず「ビールと豚!(チャーシュー)」と伝えてそれつまみ食って飲みながら長居する(爆)。2本程度中瓶を空けてからおもむろにラーメンを注文するのが、ここではかっこいいのです。麺半分でなんて伝えたりしてね。ラーメン屋でいかにラーメン食わずにカッコよく酔えるか・・・それがこの店での粋ってやつかもしれません。
<他トッピング> ハムとピーマンとクタクタもやし・・・牧歌的なトッピングに半熟卵が揺れる!
こんなに意識してピーマン食うのは、近年ではこの店の五目そばでしかないかもしれません。子供の頃はよく食わされたが今となっては前向きで食ってるオレ。そしてボンレスハム?が入ってるのって嬉しくて泣ける。別にチャーシューの代用じゃないから、善意のトッピングですよ。ハムは好き!シルベスタ・スタローンのハム好きには負けるかもだが。
またモヤシがクタクタで汁を吸い込んでいるからいいね。オレが作るモヤシ炒めはいつもこんな感じになるから、親しみも湧きます。そして半熟卵が嬉しいー。麺の茹でがまで同時進行で作ってくれますが、タイミング絶妙!。割りながらとろける卵黄で周囲と絡めながら堪能いたしました。
<割スープ> 目が合うだけで通じ合う!割りを告げるタイミング!
最後は割スープ。お願いすると柄杓を伸ばしてくれて注いでくれるシステムです。もう最近だと目が合うだけで、柄杓を準備し始める感覚だよ(笑)。ただ、柄杓を伸ばして注いでくれるが、ストップのタイミングはこっちから告げないといけないので、忘れないように!。野菜と昆布が生きたベーススープだから、別に割の量が過ぎてもウェカムな旨さなのだが。
総じまして「まさに三鷹の指定文化財的プレゼンス!受け継がれる喜び!」
・・・と言う感動。これは実に飽きませんなー・・・。ラーメンに限らず店全体が。消費税アップしたというのに、ラーメンは相変わらずワンコインの500円だし、オヤジどもだけでなく若い学生さんたちも実は重宝してる店。着実に受け継がれる文化的ラーメンに乾杯なのです!。ここは誰にでも激しくオススメ!。そんな応援を今後も続けてゆくとして・・・、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!