ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3552】 かしわぎ (東京・東中野) 塩ラーメン+味玉 〜旨味エキスを塩気の重力で引き寄せる!塩だれのハイパーグラビティ!

長い休み!思う存分ラーメン楽しもう〜っと思いついたのは?
 うううっ・・・暇すぎて困る。長い休みの間、仕事はしないと決めて、ビジネス本も読まずに過ごすと決めたのでとっても暇。テレビも見飽きたし、お気に入りの曲も聞き飽きた。昨年流行ったミステリー本なども手にとってみたが、時間が余ってるからあっという間に読み切る。これなら映画を観に行ったのとそんなに変わらんではないか。・・・今年は1日に1杯ペースを守ろうと決めたのに、早々に挫折してしまいました。嫁さんがちょっと実家(東京)に寄ってくるから晩飯遅れるとの連絡があったので、まぁそれが背中を押しまして午後遅く、この日2杯目のラーメン活動をやっちまいましたわ。
 

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 ええい!どこに行くか!!。自分の心に静かに耳を傾ければ「かしわぎ@東中野」で食いてぇ!と囁きます。なので慌てて中央線に飛び乗って東方向へと移動を開始。何とか昼の部最後に滑り込むことができました。行列も少なくてラッキー。今年はこんな活動が増えそうです(爆)。ところで・・・私にとって「かしわぎ」と聞くと「柏木」と自然と頭の中で感じ変換されてしまいます。そしてそこからイメージするのは、最近なら「柏木由紀」なんでしょうが、オヤジというかジジイ丸出しでして「柏木由希子」の方がピンと来る(汗)。昔むかしの子供心に、東京にはあんな美人がいるもんだ!人生大成功すればあんな嫁さんできるんだとか・・・・憧れていたもんです。
 

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 今回の訪問で少し違った光景があったとすれば、それは家族連れ客でしょうか。ベビーバギーが次々と並ぶ光景は、比較的暖かい年末年始の影響かもしれません。おせちを食い尽くして家族で食べに行きましょうか?的な柔らかい行列風景もいいもんです。行列客の幼子を眺めたり、目があってバレないようにあやしたりして・・・本当に子供は可愛いもんですなー。遊んでいるとあっという間にカウンターに召喚されました。
 

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全体&スープ:塩気の引力!グイグイと旨味が塩に引き出されて旨味が濃ゆいのだぁ〜
 
 ところで気のせいなのか?今回の訪問はいつも以上に「豚骨」の香りを感じたのだが・・・。それは店の出入り口に差し掛かる時からで、風の流れがたまたまそうだったのかは不明ですが、店内でもそうでした。最初はオレの直前に並んでる他客が「異様にクチが臭い」のだ!と思い込んでたのですが、口には出さなかったとは言え、内心で蔑んだようで誠に申し訳ない。しかしこのようなことが先入観として現れたのか、全体的に濃ゆいイメージを植え付けたかもしれません。そんな一杯の麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!相変わらずエキス感ありありの黄金のスープ感!。まさしく琥珀色とはこのことで、ちょっとギラつく表情もあって、淡麗の中に凝縮感が訴えかけます。明らかに香味のラード感が強めですね。全体的にワックス感もありますが、スープの淡い霞と透明度は誠に上品で、ストレート細麺の質感もなかなか高さをかもし出します。配膳の度に「味が濃いようでしたら後からでも調整します」とご店主が丁寧に語る。私もまだ常連風とは認識されておらず、毎回丁重に受け応えして過ごします(爆)。
 

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 食う度に旨くなっていくイメージなのは、単に贔屓してるだけなのだろうか?。当初からこちらは塩気でグイグイと旨さを先行してゆくようなイメージがありました。如何にも塩ラーメンという主張も感じたりして。でも最近だと単に塩気が濃ゆいのではなく、旨味が濃ゆいと感じるのはオレだけなんでしょうか?。例えば煮干しのエキスを塩気で引っ張り出すような「引きの旨さ」「旨味の吸引力」すら覚えるこの頃です。そんな例え話を考え出すと、如実に魚介の風味が増したような感覚に襲われます。その流れで香味油を味わう。最近では鶏ガラよりもここに豚のボディさえ感じまして、ラードを香味ボディにして煮干しを溶かし込んだのでは?と勘ぐってしまうほど、動物系と植物系の旨味を濃ゆく感じ出してます。
 

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 そして塩気は動物系にも響いているはず。鶏ガラもそうですが、豚骨も塩気に敏感に反応しますから、香味油のみならず豚鶏エキスにもジワーっと染み込んで旨味を引き出しているはず。入店した時のあの匂いが頭から離れなくなってしまっただけかもしれません。一応、過去の自分のレビューをチェックしてみたら、前回も似たようなことを書いてたのには自分で自分を嗤ってしまったけど・・・。また濃ゆい味ほど、薬味ネギが合います。ネギも塩には合う食材だったっけ。葱油入ってるか?などと妄想が止まらなくなるほど、ネギの中でも青ネギがベストマッチしとったで!!
 

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麺:ちょうどアルデンテ越えあたりの淡いクシクシ感!歯応えと汁吸いの最適バランス!
 
 「手揉み麺完売」という表示に初めて気がついた!!。なに!そんなラインナップいつからあったんじゃい!と一瞬激しく悔しがりましたが、夜の部オンリーとのこと。ま・・・そういうことなら仕方がない。何とか冷静になれました。
 

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 こちらは大盛じゃなく替玉制。こういう店は麺が伸びてバランスが崩れるのを嫌う証ですね。そんな感じでカタサも調整可能。デフォルトの茹で加減は、ちょうどアルデンテ峠を越えたばかりのストレスなく華やかな食感です。風味が少し残っててクツクツ加減が淡く残っておる。香りをふわっと楽しんだあとは一気に咀嚼で出汁と融合してゆく・・・そんな刹那が感じられます。
 

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 後半は汁が浸透しだすとはいうものの、伸びる足はそんなに早くない。それなりに密度感があって程よく最後まで歯ごたえを感じ取れます。楽しいのは、細切りメンマとの融合。メンマがまるで金平牛蒡のように、短く細くカットされており、それが麺の太さと妙に合わせてあるように思えてなりません。こんがらがってくると麺と麺の隙間に入り込み、淡い麺の食感の合間にコリコリと優しい感覚が混じってくるのが、いちいち楽しくてならない!。めんまの味わいもクセがなくてマッチ!。これは・・・計算されたことなのか、私が勝手に結びつけているのかは不明ですが、わざわざこのメンマを選ぶ?ってところが気になるぅ〜。
 
 

 

 
 
チャーシュー:薄切り大判の肩ロース肉!軽くしゃぶっとさせて好みの旨さで食らうのだ!
 
 お腹にもっと余裕があれば、チャーシュー盛り別皿でビールと合わせたいところですが・・・年末年始に飲みすぎて体調悪く、ちょっとしばらくお酒は控えております。そんな事情があって、デフォルトのチャーシューを一枚一枚大切に味わいますが、薄いピンク色した肩ローススライス肉が実にあっさりしてて良いね。スープが見た目以上に濃ゆいから、肉はあっさり目でちょうど良い。割と薄切りスライスですが大判。なのでそのまま食うよりは、少しだけ汁に浸して放置するか、しゃぶっと一往復だけ箸で泳がせてから食ういます。
 

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 これがまた美味いね!。レアが残ってる肉は旨いけれど、熱がちょっと通り過ぎたような肉も捨てがたい旨さ。脂身の端っこが少し透明感出てくる程度の肉は、脂の甘みがしっかり出されていてこれが旨い!。塩だれで食べるしゃぶしゃぶをぼんやりと連想してしまいました。薄切り半レアチャーシューの楽しみは尽きない!。
 

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味玉にハズレなし!:塩気の濃ゆいスープの中でマチュアな甘味が溶ける味風景がナイス!
 
 味玉が「甘み」を感じるパーツで、とても味構成としてはいい感じ。21世紀のラーメン屋さんは、チャーシューはすごく進化したけど、味玉も侮れません。その昔、ラーメン味玉で「とろみ」が絶品なのに驚愕した覚えがありますが、近年では味わいが深く、出汁浸透で熟成すら思う濃密旨さが光る!。そしてさらにブランド鶏の産むブランド卵だったりすると・・・もうこれは宝石級ですな。これもそんな感じで、白身の断面を見ると薄出汁が時間をかけて深く浸透してるのがわかる。そして卵黄を味わうとナチュラルなのに濃ゆい甘みがある一方、卵黄本来の旨味が訴えかける・・・。魅惑の味玉旨さに、嗚呼・・・やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「旨味エキスを塩気の重力で引き寄せる!塩だれのハイパーグラビティ!」
 
 ・・・そんな妄想に駆り立てる一杯。これは惚れてまうわ・・・今年も定期的に通わせていただきます。また手揉み麺なる宿題も頂きましたし1月中に再訪問するかと!。塩と醤油を交互に食べ続けてまいりましょう。こんな感動の余韻のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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