ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4453】 中華そば こてつ (東京・下北沢) 塩ワンタン麺 + おつまみ皿 + キリン一番搾り 中瓶 〜コク深く優雅な出汁!素朴さに清涼感が滲むワンタン!さすが貫禄のビブグルマンワンタンメン!

食うぜ!ミシュラン!ビブグルマン!


中華そば こてつ (東京・下北沢) 塩ワンタン麺 + おつまみ皿 + キリン一番搾り 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 すっかり寝坊してしまった日曜日午前中。この日で営業最終日と言う、曙橋の名店でシャッターするつもりだったんだが、すっかり出遅れて意気消沈・・・。どこへ行こうかとうだうだと考えてしまいます。だったら、電車乗りながら考えようかと、とりあえず吉祥寺から井の頭線の急行に乗り込みます。なかなか何を食うか整理がつかず、電車は下北沢駅に到着。このまま渋谷へ着いても迷うばかりなので、とりあえず途中下車。もうこの駅界隈なら・・・個人的にはここしかないよね。今回は「中華そば こてつ」。知るひとぞ知る、ミシュラン・ビブグルマン受賞店。
 

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 お正月のラーメン特集のTV番組でも取り上げられてたので、またしばらく混むだろうな・・・と覚悟は決めてたんだけど、意外と外待ち2名のみ。こりゃラッキー!と思って連結するとたちまち後続10名弱が発生。あぶねーあぶねー。
 
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<酒&つまみ> キリン一番搾り生!麦芽100%で味わい濃ゆい国民的ビール!つまみの味わいが映えるね!

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 食らう前に飲むぜ!だって日曜日!今回はキリン一番搾り生でございます。個人的には量はあまり飲めないが、料理には合うブランドビールだと思っております。流通量が多い国民的ビールとしては、ビール酵母の華やかさが高い方だと思えるかと。味わいが濃ゆい。なので一本だけ軽く飲むにはベストかもと感じております。
 

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 そして、おつまみ皿。シンプルに、チャーシューぶつ切りとメンマと味玉。軽くペッパーがふってあるのがポイントで、これで酒が進んでしまう。メンマは繊維質がとても柔らかくて、ぽりぽりと噛み締める楽しさもあり。味付けもソフトで甘みも感じ素材の旨さも伝えてくれます。チャーシューは、低温調理系の滋味深いタイプで、これは後々のラーメントッピングを期待させてくれます。
 

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<全体> 素朴さに滲むミシュラン・ビブグルマンの貫禄!優しさの中に艶めきに映える出汁の透明感!肉と雲呑の質実さ!

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 店内待ちもあるし、あまりゆっくりとしてられんな・・・とおつまみとビールを割とピッチをあげて味わっていたが、瓶を空ける前にスピード配膳です。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!やっぱりこの店は「塩」と「ワンタン」が名物!逸品!。一見素朴なワンタン麺なんだが、出汁の煌めきや肉の質感を見ると、やっぱり今風。フツーのようでやっぱりネオ中華そばなるプレゼンス。出汁の琥珀な色合いに脂が漂うのを眺めて見惚れてしまうよう・・・。キッパリしてるけどナチュラルな麺線に、素朴なワンタンがよく似合っています。何となく、 素朴さに滲むミシュラン・ビブグルマンの貫禄ってな感覚ですね。まさに期待通りの高い質感!。
 

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<スープ> あっさり淡麗な鶏ベースに魚介塩ダレの優雅な広がり!淡い塩気の中に甘みすら覚える優しい余韻!

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 スープは、鶏系のあっさりタイプ。そして塩ダレに滲んだ魚介の旨味が溶けるようなイメージ。塩系なら全くよくある味わいタイプなんだが、あっさりしているようでコク深く感じさせるところがいい感じ。淡麗な感覚なんだが、塩気を丸く感じさせ魚介感を伝えます。いかにも塩!と言うカエシのインパクトは低めなのに、味わいは濃ゆいと感じさせるのが妙です。
 

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 時間が経つと少しニュアンスが変化しますね。例えばワンタンからは、皮の風合いと肉餡の香味が滲むよう。仄かな甘みと清涼感がプラスされ、塩ダレ感覚が心持ち凛とする味風景も秀逸です。更に麺からも風合いが溶け出すので、ゆっくりと全体が円やかになっていくのもナイス!。個人的にはこんな中盤以降の味わいで、動物系の旨味をじわじわと理解し始める流れで・・・シンプルなようで実はカオスな旨さが楽しめると感じております。
 

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<麺> クスクスとした歯応えに風味を感じる滑り出し!じわじわ出汁を吸い込み旨味広がる中で引き締り感キープ!

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 出汁も具材も旨い店だが、麺も捨てがたし。出汁との相性が良いのか妙に旨いのです。カタ麺主義者の私は、麺素地風合いなどが香るとそれだけでかなり満足してしまうのですが、この麺の仕上がりはクスクスとした歯応えの中にその片鱗があるのでやっぱり嬉しい。中盤には出汁浸透が進んで影を潜めますが、前半は魚介と塩気の旨味に麺の風合いがベストマッチ!
 

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 中盤には出汁との一体感が一気に進むようで、仄かに炭水化物の淡く甘い感覚が顔を覗かせるイメージ(妄想)。ただ、一気に物腰が柔らかくなって品やかさがます一方で、どこかしら引き締まりはずっとキープしている感覚が続き、これもまた楽しい!。ワンタンは柔らかさや滑らかさででアピールする分、感触としては麺が微妙にコントラストを構成しているようで、そこが楽しかったりするのです。
 

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 一方で、具材と絡めて食らうのも楽しからず哉。特にメンマとのコラボは歯応えの混じり合い、ぶつかり合いが面白く、味わいとしてもマッチングはいい感じ。ビールを飲んでなければ大盛りにしておきたいところです。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 低温調理系豚肩ロース!切れ込みで更に柔らかい歯応え!肉本来の味わいに塩ダレ風味がベストマッチ!

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 平成令和の拉麺トッピングの進化!低温調理系半レアチャーシュー。好きすぎて家庭でジップロックと温度計とタイマーで試作するほど好きです。肉は脂身が旨いだけでなく、赤身から来る肉本来の味わいの旨いと教えてくる。それが低温調理系豚肩ロース肉。
 

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 ソミュール液より若干濃いめの塩出汁に濡れる肉、そして熱が仄かに伝わって上気しているので、淡麗な肉味に華やかさと甘みがプラスされたようにも感じる旨さです。そしてめちゃ柔らかい!肉が優れているのもありましょうが、個人的にはポイント毎に包丁を入れているのでは?と思える質感がナイス!。熱で差した脂身も若干ゆるくなって旨味を滲ませるのも旨い!。
 
 

 

 
 
<ワンタン> 粗挽肉に塩胡椒のシンプルさ!生姜が仄かに滲み華やかな旨さ!尾ひれ長めの皮の滑りが楽しすぎる!

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 豚の粗挽き肉。シンプルに塩胡椒な味付けが絶妙で、スープが浸透してベストな状態に仕上がっております。肉はフカフカで柔らかく、噛み潰すと吸い込んだ出汁と共に肉汁も溢れるといった展開。そしてその時に仄かに清涼さが滲み、軽い生姜のニュアンスを伝えます。
 

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 皮はしっかりと出汁を吸い込んで、より一層滑らかさを増してます。口元から一気に流れるように奥歯に到達し、そこで引っかかる。飲み込む前にワンクッション入れるように、一旦皮も噛み潰して味わうと旨し!。ワンタンは人気メニューらしく、ワンタン皿もよく注文されている様子。自家製辣油と絡めると旨いのでこちらも激しくオススメです。
 

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<味玉にハズレなし!> 薄い出汁の浸透は卵の本来の旨味をキープ!濃密なコクの中に優しい甘みを伝える旨さ!

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 こちらは、注文したおつまみの中にあったものを、ワンタン麺に移動させたもの。即興で味玉塩ワンタン麺に仕上げたわけですが、全体的に濃ゆくも優しい味わいで好印象です。
 

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 出汁は薄めでしっかり浸透させてあり、玉子は染まる変色が少ないタイプ。白出汁系かもしれません。白身も卵黄も、卵本来の味わいが残るイメージで、軽く熟成したコク深さもあって濃密感も楽しめます。ナチュラルな旨さだから塩系には相性良さそう!こちらもオススメ!。
 

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<他具材> おつまみでは素材の風味に優しい出汁の旨さ!汁に浸れば温かみの中に甘さすら滲む旨さ!

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 メンマはおつまみでも美味かったが、ラーメントッピングとしてもまた少し違った味合いでいい感じ。少し熱が入ると、塩出汁のニュアンスが滲むので、スパイス感が抜けて心持ち甘みがますような感覚かと。
 

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総じまして「コク深く優雅な出汁!素朴さに清涼感が滲むワンタン!さすが貫禄のビブグルマンワンタンメン!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。こちらに来ればいつも、夏は冷やし中華!それ以外は塩ワンタン麺!ワンパターンな私ですが、他のメニューになかなか浮気させてくれない質感の高さ!。下北沢グルメに必ずピックアップされる逸品!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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ミシュランガイド東京 2021

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  • 発売日: 2020/12/10
  • メディア: 単行本