ファーストロット全員冷やし??
- <全体> ほのぼのとしたつけダレの深い色合い!凛々しさと美しさが迫力のストレート細麺が奏でる麺線!間違いないと確信させる魔力!
- <つけダレ> 温versionとは明らかに違う魚介エキスの濃ゆい霞み!仄かに強めの塩気がホンビノスと煮干のエキスを引き込む!
- <自家製麺> 昆布水もやや濃ゆめ!密度感高いストレート細麺!その隙間に絡んでジャストフィット!たおやかな纏まりとヌッチリ歯応え!
- <チャーシュー> 豚鶏2種のゴロ肉が沈む!出汁を含んで濃ゆい旨味!淡いスパイス感!噛み締める旨さ!
- <味玉にハズレなし!> 薄出汁の深い浸透!優しくほっこりさせる味わい!濃ゆいつけダレに浸して味変も旨し!
- <昆布水割り> 昆布エキスが魚介醤油出汁に溶けて更に化ける旨さの高まり!
- <割りの温め直し> うおおーーー昆布水のトロミが溶け、一気に貝出汁パワーが炸裂!これ本当に同じ割りなのか!?飛び抜けて味変化!
- <〆飯> 炊き込みご飯!鶏醤出汁と貝類エキスが深く滲み合う旨さ!思わず温め直し昆布水割りを少し垂らし込む
- 総じまして「昆布水の融合のみならず・・・温め直しの味変化!温度変化で旨さ更に拡大!夏のうちに一回体験しとけ!」
アスファルトに蓄熱されたのも上がってくるので、体感気温は40度。開店までの5分間が一番辛かったです。満を持して次々と客が流れて入ってくるが、中にはビールを旨そうに飲んでる方もおられて羨ましい!。この後仕事まだ残ってるから、しぶしぶ辛抱でございます。なんとかファーストロット客に混じることができましたが・・・客全員、食券渡す間際に「冷やしで!」の連発ですよ!そりゃそうだよね。今まであの暑さだったんだから!。


Twitterで展開されましたが、この日はルールが変更されました。これまでは「つけ麺」の食券を購入して「冷やし」と告げるだけでした。それで「冷やしつけ麺」が配膳されるわけですが・・・今回は「冷やしラーメンで」と告げるとラーメンの冷やし番が配膳されます。同じ「つけ麺」の食券でも、「冷やし」と告げれば「冷やしつけ麺」。「冷やしラーメン」がどうしても欲しければ、「つけ麺」の食券で「冷やしラーメン」と最後まで的確に伝えねばなりませんのでご注意ください。
<全体> ほのぼのとしたつけダレの深い色合い!凛々しさと美しさが迫力のストレート細麺が奏でる麺線!間違いないと確信させる魔力!
もうここのつけ麺は先日食らったばかりだから、よくよく知ってる!。それが冷えたバージョンなら容易に想像できるし、かなり期待も高まると言うもの。汗が引き始めようとしながらワクワクが止まらぬ・・・。ちょうど生産ロットの切れ目が良かったのか、かなり早めの配膳となりました。それはこんな麺顔!。
おおお!いつもの麗しき麺の曲線美がたまらん!単に揃ってるだけじゃなく、カーブが際立ってるし、しかも全体的に立体感も考えられた盛り付けだから、格段に美しい盛り付け!。麺線だけの美を争うなら都内トップクラス間違いなしであります。昆布水に浸って艶やかに見えるのも麺線をより美しくしてますね。粘度も相当高めな昆布水で味も風味も期待して良しです。一方、ちょっと驚くのはつけダレ!。キリリとした深みのある醤油系かと思いきや・・・冷やしでは霞がかったエキス感。魚介系の旨味が溶けている様な色合い??。温と冷では随分とつけダレの雰囲気を変えてきたものです!。一体何味??。
<つけダレ> 温versionとは明らかに違う魚介エキスの濃ゆい霞み!仄かに強めの塩気がホンビノスと煮干のエキスを引き込む!
意識は麺線の美しさから、一気につけダレエキスの方へ集中。シャブシャブさらさらしてそうだとレンゲを沈めますと、当たってはいるが微妙な粘りもある感覚。慌てて口の中へと運ぶと、やはり魚介系の旨味がまず先行します。それにしても案外と複雑。確かにつけダレだから、塩気は強め。だけどそのまま飲み干せない程度ではないし、余裕かもしれないほどの塩気。だが味が濃ゆいと言う印象。例えば塩気の後に感じる旨味は、私の場合は煮干の香ばしさと甘味でした。イリコの甘味に苦味とまでは行かない香りが、じっとり溶けている感覚。
そして醤油ダレの円やかさにも溶けて合体しますね。こちらは、生たまり・再仕込みなどブレンドするこだわりの様で、カエシの感覚に円やかさと香高さがご自慢の様子。十分に醤油としての旨味も感じるほどに、魚介と合体して溶けているイメージです。旨し・・・。ただ、アニマルオフとも思えず、下支え程度に鶏エキス等入ってるかと思ってるが、駄舌で最近ハズしてるから自信崩壊。
貝の風味はあまり感じず。これも下支えってイメージでしょうが、滋味としては深く忍んでる迫力で、冒頭では輪郭を感じ取れましたが、味に慣れてくると他の旨味に埋もれてしまってる様なイメージです。その他の旨味は、後半になればなるほど、昆布水が前に出てくる。麺を浸け入れる度に増すのだからそうなるよね。しかも昆布水が濃ゆめだから余計にそうさせるって感覚です。
<自家製麺> 昆布水もやや濃ゆめ!密度感高いストレート細麺!その隙間に絡んでジャストフィット!たおやかな纏まりとヌッチリ歯応え!
盛り付けに目が奪われる。見るだけでも価値あり。いつもこれを見て、何かに似てると思ってて・・・見ようによっては、少女の結い髪。ポニーテールの結び目か?などと変態的な見方をしてしまいます。箸を入れて崩すと、結い髪が崩れ解ける様な妄想・・・私つくづく阿呆です。
こちらの自家製麺は、パツパツ食感で風味の高いと言うこと。私の様な「カタ麺主義者」がよく集まってくるお店です。いつもの温麺とは違い、歯応えと風味のよさに変化を与えてる様で、流水引き締められた、ややオーバーボイルな麺。しかしながらつけ麺としてはちょいハードで、そこは細麺だから固さ感じさせない様です。


まず「宮古島の雪塩」を付けてから味わうのがいいとのこと。上から雪塩を振って、何も付けずにそのまま食らう。これがまた絶妙で、麺が甘味というか、良い塩を合わせると小麦粉の甘味を逆に知らされる様な旨さです。欲張ってはいけません、麺を多くつまみ過ぎると雪塩の味が飛ぶので注意!。
また浸った昆布水がいい仕事ぶりです。普段よりパツパツ麺の風味が低くなったところに、普段よりは濃ゆいめの昆布水が湿った風合いで盛り上げます。実はこれにより、昆布のフコイダンで滑りがよくなるばかりでなく、グルタミン酸が麺の旨味と交わってる。
そして更にもっと旨く味合わせてる!。またつけダレに浸すごとに、つけダレにも昆布エキスが徐々に増し、麺の風合いにも影響を与える旨さ!。昆布水の濃度がゆっくり高まると並行して、味風景も同じでは居られない楽しさです!。
<チャーシュー> 豚鶏2種のゴロ肉が沈む!出汁を含んで濃ゆい旨味!淡いスパイス感!噛み締める旨さ!
ちゃんとつけダレ底にに豚鶏2種チャーシューが潜んでおります。豚鶏チャーシューは、器の収まりが良いように多少小さくカットされてますが、これがまた旨い!。つけダレの温度と旨味が浸透しているだけに、淡麗さと豊潤さが両方味わえる二面性の旨さです。豚はおそらく肩ロース肉のカット。ちょうどつけダレで程よく温まっており、肉もほぐれた様な感覚。噛み締めてフカッとした沈み込みがあり、後からじわじわと旨味が滲むが、そこにはつけダレの旨味も仄かに沁みるって感じです。酒があったらいいのにと思うかも。
鶏肉がまたいいね!。とっても上品で味わい淡白な風貌ですが、いえいえ・・・低温調理で実に旨味が深くて濃ゆい。まるで熟成肉のようにしっとりとしたイメージ。2個のみでしたが、肉が引き締まった旨さを感じる!。また軽くブラックペッパーが周囲に降りかかり、和風のようで無国籍な旨さも片鱗として感じるほどか・・・これも旨いね。
<味玉にハズレなし!> 薄出汁の深い浸透!優しくほっこりさせる味わい!濃ゆいつけダレに浸して味変も旨し!
型崩れせず、ぷるんと瑞々しい佇まい。波打つようにうねる麺線の上に、ひょこっと乗っかる姿が可愛いい。色合いは、以前感じたよりもかなり淡く、塩味玉かと思うほど白く感じました。薄出汁が穏やかと言うことか?。上品な仕上がりで、まず薄っすらと白身を食らうとフルフルと震える柔らかさ!。舌の圧力で千切れるようです。
そして卵黄が絶妙にフレッシュ感とマチュアな甘味のバランス!。薄味だが濃ゆいコク深さもあるようで、実に優しい濃密感が素晴らしい!。遊び心でつけダレにも浸してみようと・・・つけダレに浸すと、魚貝エキスとも混じっていかにも滋味深い旨さに昇華!。見事なる味変化!。玉子と醤油ってのは、やはり無限大に旨さが広がるようです!。嗚呼、やっぱり味玉って旨さにハズレなし!。
<昆布水割り> 昆布エキスが魚介醤油出汁に溶けて更に化ける旨さの高まり!


いつもの通り、昆布水割りといきたかったが、あまりにも昆布水が麺に絡まったために残り少なくなってしまったわ!。なので麺が少量残った時点で、その麺もろともにつけダレに投入です。固形物を一通りさらえると、プルンプルンの昆布水が漂う〜。


そして残り汁を滑らかに舌の上を浸します。それがまた旨いってな言葉で伝えきれない!。これを味わうとまさにグルタミン酸の旨味というか・・・実に健康的な旨さを感じさせるぷるぷる感がいいね。まさにゆっくりと「生き返るような旨さ」ですよ!醤油感もうっすと残っており味わいもナイス!。飲めば飲む程に美容にもナイス!ってな感じ。


<割りの温め直し> うおおーーー昆布水のトロミが溶け、一気に貝出汁パワーが炸裂!これ本当に同じ割りなのか!?飛び抜けて味変化!
今回のポイントは「温め直しがきく」こと。適当に味わってからそれをコールしてみます。おそらく電子レンジなんでしょうが、しばらく経って再配膳されたものは明らかに風貌が違ってた。トロミが一切消えてサラサラな割スープに変貌。薬味ネギがプラスです。そして味わうと味がすごく変わってた!。
味変化どころではない!貝出汁の明るい旨さが弾ける感覚ですよ!うひゃーこれは絶対に、温め直しまでやらないと損だよ。激しく旨し!激しくお勧め!。しかし温め直しただだけで、こんなにも貝出汁が映えるのか??。いまだにわからんのだが、ひょっとしてスープを足してるのかもしれませんが、誰か教えてー。
<〆飯> 炊き込みご飯!鶏醤出汁と貝類エキスが深く滲み合う旨さ!思わず温め直し昆布水割りを少し垂らし込む
ここに来ればよく、これを注文します。個人的に好きなのです。以前はもっと味わいが濃ゆめだったイメージですが、最近は濃ゆめでもかなり重くなく食える。バランスがよくなったなという印象。しかし、ハンパない旨みの濃ゆさは相変わらずで、出汁を吸いまくって飯が深い褐色で光ってます。ホンビノス貝と鶏皮と他にいろいろ肉などの出汁が入り込んでいるみたい。


この深い旨みの集合体に、先ほどの温め直した割りスープを垂らしてみましょう。少し湿られてみるともっと旨いのですよ!。こちらに来られた際は、是非こちらの炊き込みご飯も合わせてみることを、激しくおススメいたします!。
総じまして「昆布水の融合のみならず・・・温め直しの味変化!温度変化で旨さ更に拡大!夏のうちに一回体験しとけ!」
・・・と言う感動!。同じメニューでも冷やしになると、風味がこんなに変化するとは思いませんでした。何より割りスープでの温め直しによる味変化は実に見もの!。汁系も同じく冷やし対応してくれますが、最初に食らうならやっぱり、つけ麺での冷やしが個人的にはお勧めです。また、炊き込みご飯の他、クラフトビール も凝ったのを準備してますし、そっちもかなり楽しめるお店かと。暑い暑いと文句たれるより、暑いからこその楽しみや旨さを求め、心のバランスを保ってゆきましょう!。三鷹・武蔵野エリアのラーメンラバーなら知ってる!食ったよ!って方も多いけど、夏の冷やしなら今しかしかないよ!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!