外で気軽に飲める有り難さ!良い拉麺と赤星が味わえる喜び!
まだ夜7時までと規制があるものの、外の飲食で飲めるのは本当に嬉しい!。とある週末に、早速「サッポロ赤星」を置いてある店を頭の中でリストアップし、気の向くままに訪問してみました。まず、馴染みの阿佐ヶ谷の店に行ったのですが、生憎混んでたのと、まだ券売機では販売中止だったので、一旦顔出したもののスルー。定期券が使える中央線沿線で、駅からあまり遠くないと言う条件で、2店舗思いつく東中野へ。
内1店舗は行列がエグかったのでここもスルー。本当は、サッポロ赤星の他に冷酒もあるので両方やっつけようと考えてたんですがね・・・。そして緩い坂をしばらく下って辿り着いたのが、「かしわぎ」さんです。店内の待ち席は埋まってたんですが、団体客が一気に退店したので、数分待っただけで店内カウンター席に昇格!。この日は、ここで飲み食うする定めだったと知ります。
<酒> サッポロラガービール赤星!都内でワンコインで中瓶!更に立派なおつまみ付きとは泣かせる!
都内でサッポロ赤星中瓶がワンコイン500円で出すのが嬉しい!。しかも立派なおつまみ付き。だから仕事の合間では来たくないよね。サッポロオフィシャルグラスと共に配膳!。このくびれたグラスって・・・泡が立ってしようがないタイプ(爆)。案の定、泡泡状態で喉を潤します。嗚呼、沁みるねぇ〜・・・やっぱいい!。苦味がズシリとした風格がいい!。プレモルのような華やかさとは違う。ヱビスの苦味は微妙な清涼感があるが、赤星にも似た感覚があるかと!。後味があまり軽やか過ぎずなころがいいよね。またいつものように飲めてほっとしております。
そしておつまみ付きなのナイス!。エノキとチャーシューの切れ端に薬味葱が少々。そこに少しタバスコを入れるといいと説明を受けます。周囲のペッパーが一番染みている部分だから少し塩気があって酒が進むタイプ。またタバスコの刺激と独特な風味が、余計に赤星を進ませます。エノキの食感も楽しいばかりでなく、独特な風味がタバスコの個性に不思議と合うのもいい。つまみって大切な役割ですな!。結構、この時点で満足しちゃってるかも。
<全体> 澄み切る琥珀の出汁溶ける旨味の霞み!浮かぶ肉のスライス花びら!素朴なメンマと流麗な麺線!表情がナイス!
ところでこちらは「塩」がメインだと思っているんですが、「醤油」がすごく出てました(たまたま?)。開店当初から具材も少し変更重なってるし、少しづつスープも変化と進化が出てようですね。隣の醤油が旨そうとチラ見がそのまま釘付けになりそうなタイミングで、割って入るように配膳が完了!それはこんな麺顔です。
おおお!かなり見慣れてるはずなのだが、相も変わらず力強さすら感じる煌めく美しさ!琥珀色のスープが突き抜けた感覚ありですが、微かに旨味が霞みとなって溶けているように、優しい表情を浮かべます。そして表層を流れる鶏のエキスがオーラのように感じるほどに・・・。香味油の影響か?艶めくようにも感じますし、既に黄金スープと言う感覚ですな!。そして具材もバランス感あっていい!。とってもフツーに見えるようですが、「デフォルト680円」とことを前提に考えるととっても頑張った内容ですよ。肉感もあるしメンマと青葱の量もいい。本当によく出来た一杯だと感じ入る次第ですー。
<スープ> 少々強めな塩気が程よく痛快!鶏と煮干と乾物の旨味が塩気と共鳴!香味と甘味が円やか!
いっつも毎回、「濃かったら調整しますのでお声がけを」と言われるのだが、調整の声がけしたことない。一度洒落でやってみようかとも考えるんですが、それで損しそうなのでー(汗)。だって、この濃ゆさがええんですもん。塩気と言いたくない。「旨味が濃ゆい」とお伝えしたい。煮干系のそばでも感じたれる、旨味を塩気で引き出す感覚に近いと思います。
魚介の旨味がベースにあるようですが、煮干しのようでも節系のようにも感じる味風景。この独特な風合いは、煮干の甘さを引き出し、苦味は軽めに抑えているような感覚で、その煮干苦味にブラックペッパーが結びついているような味風景。塩気で軽く旨さを引き出して、ブラぺでコーティングしたようなイメージ・・・と自分勝手に妄想を重ねております。
当然、動物系にも塩気は響いています。ほぼ鶏ガラ?丸鶏系に感じるが、微妙に豚もミックスしてるのかは不明。チャーシューが塩スープに溶けているのか?ちょっとだけ豚の優しさがナチュラルに感じるんだが・・・。また香味も良いね。実はちょっぴり、香味として葱油入ってると常々睨んでいるんですがー(妄想です)。
<麺> 麺屋棣鄂謹製!風味を残す仄かなクシクシ感!出汁を吸い風味から甘味へ旨さがゆっくりシフト!薬味具材と絡め堪能!
序盤は少し中に芯の残存を感じるようなイメージ。アルデンテを少し越えたような印象ですが、パツッとしたようでもなく、優しく品やかな食感です。少しクシクシとした加減が残り、ここから素地の香りがふわっと広がるような?。
中盤以降は、咀嚼で出汁と融合する旨味が広がりますが、ゆっくりと出汁が浸透する感覚です。なので後半になっても、それなりに密度感があって程よく最後まで歯ごたえを感じ取れましょうか。
個人的には、細切りメンマとこの細麺との絡みが楽しい!(以前は、確か太く大きめの穂先メンマだったような記憶ですが)。金平牛蒡のような短く細いカットで、麺と妙に絡み合うのが良いね。とは言っても・・・やっぱり今回も性懲りも無く、麺をチャーシューで巻いて食らったのだが、どちらも旨い。
<チャーシュー> 2種調理!?薄切り大判の肩ロース肉!ロースト&ボイルの二重の旨さ!出汁を吸わせて更に旨し!
豚肉もメンマ同様に、以前とは変化しましたね。豚肩ロースのローストタイプと、低温煮豚のようなタイプの2種。ローストタイプは脂身が多めで、周囲にはスパイスが貼り付き、外周の脂身に浸透した部分は、微妙に飴色に感じる。それがめちゃ美味しビールを進ませるのです!。脂の甘味が溶け始めると白飯を欲してしまうかも。
低温煮豚タイプは、実にしっとりしており、脂身は適度に差しており赤身由来の肉本来の旨さを、噛み締めながら味わえます。出汁を吸い込むのが得意らしく、その塩気ともめちゃ相性が良い旨さ!。なので思いっきり出汁に浸したり、また・・・しゃぶっと泳がせたりしてから味わうのもオススメかもしれません。色々とやりようで変化ある味わいと楽しみがありそう!。
<味玉にハズレなし!> 薄出汁の浸透深くマチュアな甘味が芳醇!玉子本来の濃密なコクも分厚く塩出汁と相性抜群!
こちらの味玉は甘味を楽しむタイプでしょうか。卵黄がマチュアな甘みのあるタイプ。出汁がしっかりと中まで浸透し、浸透で熟成すら思う濃密なる旨さです!。紅玉の卵と謳うだけあり、色合いに赤みがさす様子。なので卵かけご飯としてもオススメとのことです。
白身も出汁が染みて、単体でも味わい深い。断面を見ると薄出汁が時間をかけて深く浸透しているようです。やっぱり今回も卵黄と合わせたり、また出汁に沈めたりして味わうのが旨し!。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「塩気とエキスの相乗効果!旨さ互いに引き寄せ引き立てる!美味の万有引力的塩出汁!」
・・・と言う感動の嵐!。いやぁ〜飽きることを知らぬ崇高なる塩拉麺です。基本的にどれ食っても旨い店ですが初訪なら塩がオススメ!。ランチでもそう混まずにサクッとハイレベルの一杯が頂けるので激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!