汁なし担々麺・・・これは見逃せないメニューです。
なぜなら・・・
1)お酒(特にビール)のお供にもなるし、腹もある程度膨れる。
2)ガッツリと食いたい時には、残った味付挽肉に白飯を投入すれば格別。
3)激辛大好き人間が挑むテーマとしてはもってこい!
4)ラヲタとしても、汁有りと汁無しで両方試してみたい。
5)郷土愛!日本各地に実は浸透している。
・・・な〜んてことです。特に5)については、広島が有名ですよね。また近年、北海道にも別の勢力なんかあるみたいで、一時期ブームの「台湾まぜそば」との差別化も気になるところ。実は私、一時期ハマりにハマって、一ヶ月間ほど毎日食い続けたこともあります。
そろそろ暖かくなり、汁なし系も気になり出したと方も多いと思われるので、ちょこっと、私が実食済みでこれは!と思ったものを以下に10選まとめてご報告いたしますー。詳しい人は、「あれ!?あの店入ってないじゃん!」とお叱りを受けそうです。実は、もっともっと紹介したいのいっぱいあるんだけど・・・そこはご容赦ください。
それでは行きます!
1)四川担担麺 阿吽(湯島)
まずここは外せないでしょう!。 東京ではここを思い浮かべる人が一番多いのかと感じています。汁なしに限らず、担担麺一本で、しかも本格的四川系で攻めてくるタイプ。辛さだけでなく、山椒の痺れのMAXを体験したいならここかもしれません。
こちらの面白いところは、ちゃんと味わい深いというところ。単に辛いだけでなくて、その奥にはしっかりと中華の技が駆使されてます。例えば、芝海老と干しエビを合わせるなんて、他ではちょっと見られない。単に辛いのではなく、甘さと香ばしさを忍ばせた辛さなんですねー。詳しいことは以下にて。
2)雷鳥(茅場町)
こちらは、兜町にも近いので、サラリーマンにもよく利用されている店です。汁なし担担麺といえば、本格四川系を追求する店が多い中で、日式な汁なしをイメージできる・・なんて個人的に思う次第です。宣伝ですが、ここで飲んだハートランドが実に美味かったのは、いまでも思い出す。
こちらは、自家製麺が美味い。それを存分に生かされた造り込みです。ひき肉には遠慮のない痺れと辛さが、辣油と山椒でパンチを食らわせますが、辣油主導なシャープな味わいと、ニンニクによるアシストが、どこか日式と感じてしまうんですよねー・・・個人的な見解でごめんちゃい。こちら、スープが付きますから、それもまたお口直しとしてまたよろしいかと。詳しいことは以下にて。
3)麺処 鳴声(西馬込)
ここも汁なし担担麺では、押さえておきたい店。辛さを段階的に調整できるようになってるのも、汁なし担担麺の店では重要な要素ですね。本格的四川というより、今風のスタイリッシュさも取り入れた、いい店です。
こちらの特徴は、芝麻醤やナッツの甘みと香ばしさと歯ごたえを、織り交ぜて複雑な旨さを、痺れと辛さに載せているところかな・・・。わかりにくくてごめんなさい。ちょっとタレの「ペースト感覚」を楽しんでもらいたい!と思い形容してみました。ナッツ感が好きなら、ここオススメです。詳しくは以下にて。
4)中国家庭料理 楊 2号店(池袋)
ご存知の方も多いと思いますが、あの「孤独のグルメ」で井之頭五郎が、食ってた店とそのメニューです。私が訪問した時は、かなりテレビの影響でフィーバー状態だったんですが、なんとか潜り込んで食った思い出深い店です。
結構しっかりした、まるで濃厚ソースのような坦々味でして、芝麻醤と辣油の駆け引きがまた面白いかと。また麺が日本人好みの芯や弾力を感じるタイプではないので、これぞ実は本格的な汁なし担担用の「麺」なのかもしれません。あなたも井之頭五郎の気分になりたいのなら、ここ一度行ってみることオススメです。詳しくは以下にて。
5)麻布麺房 どらいち(天現寺)
これも問題作ですかね・・・。そんな気分で挙げました。麻布エリアの天現寺に、ひときわデカい看板があって、そこには「汁なし担々麺」と自信ありげに語ってる店です。本格的大陸系か!と思って店に入ると、そこはやっぱり東京・麻布でして、スタイリッシュ。
何が問題かというと、スタイリッシュさが織り込まれた汁なし担担麺は、実は「台湾まぜそば」に近い味わいに感じるの??ということ。四川と台湾って緯度は同じくらいなんですが遠いよね。でも麺の世界では結びつきを感じてしまう・・・・そんなロマンです。気になる方はぜひ。詳しくは以下にて。
6)めだかTANTAN (東中神)
ファーストガンダムが好きな方なら、ここオススメです。店主と常連は明らかにガンオタですから。常連さんたちがご店主のために作成した、RX-78ガンダムのシールドとか、中には確か、シャアのヘルメットがあったような記憶・・・・(違ってたらごめんなさい)。実は、そのヘルメットを被って調理してないかと期待もあったのだけど。
肝心の汁なし担担麺ですが、タレは割と本格四川風でして、これが全然おちゃらけていないのです。一方で細麺で芯を残すような麺と実にマッチしてまして、この部分は日本人好みのテイスト感覚。このギャップがクセになりそうな味わいです。ちなみに私は、ランバ・ラルが好き。理想の上司像です・・・・。詳しくは以下にて。
7)キング軒 東京店 (芝公園)
汁なし担担麺と言えば、「広島系譜」を忘れてはいけません。今や、この系統は、湯島・中野・秋葉原・大久保・神田にもある(あった)のですが、個人的には、いま一番イメージしやすい汁なし担担麺です。
ちょっと上述6)のイメージもあるんですが、汁なし坦々と細麺の組み合わせは、実にいいです。広島系はいつも「20回〜30回は、かき混ぜてください」と説明・念押しが配膳時に入りますね(笑)。個人的に割と分離した状態で食うのが好きなんですが、一回こことは違うどこかの店で注意された覚えあり(爆)。その店は秘密にしておきましょう。詳しくは以下にて。
8)麺や金時(江古田)
ここから三店舗は、私の活動メインフィールドから選びました。まずここです。ここは、塩ラーメンと、汁なし担担麺がツートップという、変わった店です。しかし、そのどっちも、ずば抜けて美味しい。
デフォルトの汁なし担々麺と、濃厚の汁なし担々麺と2種類あります。濃厚というと、痺れや辛さが増すのかと思われがちですが、醤油系?というか、別のコクがプラスされ、味わいが増すというシナリオで、決してカラシビの倍増計画ではありませんので、ご安心ください。実に味わい深い汁なし担々麺ですのでぜひ。詳しくは以下にて。
9)ビンギリ(荻窪)
昼だけ営業の店。なぜか中央線の東エリアには、勝浦タンタン麺を出す店が散見されるうちの1店舗です。しかし、汁なし担々麺も実に美味い。メディア系の露出度がかなり低い店ですが、地元では有名でして、いつも土曜日の午前中には行列ができてます。
イメージ的には、一番ハンドメイド感覚が高い、汁なし担々麺。辛さと痺れにおいても、パンチが半端ない分、素朴さを感じる味わいです。それにナッツ感とか歯ごたえが粗野に出ていて、個人的には爆食スイッチが入ってしまう味わい。男性的な味ではありましょうか。白飯と合わせてどうぞ。詳しくは以下にて。
10)麺庵ちとせ(曙橋)
近年、私が大注目をし続けているお店「麺庵ちとせ」の汁なし担々麺をご紹介。この店は、何を食っても旨いので非常にズルいピックアップの仕方なんですが、この一杯もちょっと凄い。いつも酒とチャーシューを合わせているのですが、自分に対するご褒美として、訪問する店です。
見栄えも大変よろしい。若くセンスのあるご店主が、いつも丁寧な接客で接してくれるだけでなく、どこでこんなの開発したんじゃ!という感動もの。正宗式と成都式の中間をいくような作り込み。ナッツの香ばしさに味わいの深い辛さが響きます。麺は確実に日本人に合わせたモチモチ対応ですが、どこか言葉にしにくい凛々しさがあり、これはデート色に出しても通じる洗練さがあります。べた褒めの一杯。詳しくは以下にて。
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11)凛 渋谷店(渋谷)
一時休業から復活してました!(2018.11) 今はメニュー落ちかも?
汁なし担々麺の世界にも、二郎系インスパイアはあるのです。それを、知って欲しかったんですー。この場合は、辛さよりもボリュームがポイントなのかもしれませんが、決してそれだけでなく、味わいとしてもなかかなですよ。
こまでの中で、一番坦々のタレが水分多く、その見栄えはペースト状にも思えます。辣油・唐辛子・山椒の味インパクトは当然あるものの、二郎インスパイアだから、ニンニクの刺激も加わるわけですね。そこがとても、このカテゴリーでは、ボリューム以外にお伝えしたかったポイントです。J系マニアの方もぜひ!詳しくは以下にて。
以上、ちょっと乱暴ですが、このテーマで10店舗、強引にピックアップさせてもらいました。実はもっともっと、このテーマは奥深いはず。これからも、ラーメン活動の中で印象に残る、汁無し担々麺をリストアップしていきたいと思います。
本日も美味しいラーメン、汁無し担々麺に感謝!