ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3475】 麺屋 さくら井 (東京・武蔵野西久保) らぁ麺(塩)+チャーシューハーフ盛り+越後鶴亀ひやおろし純米酒 〜いつ来ても何か感じる旨さのプログレス!味のリーンシックスシグマ!

小春日和はラーメン探訪に限る〜待つも快き秋の空
 ラーメン巡りにとって本当に一番良い季節になりました。紅葉前の穏やかさは本当に過ごしやすい。どんなに長い行列でも、文庫本かiPADがあれば、外でいくらでも過ごせそうな気がします。それなら思いっきり行列店にでも行ってやろうか!。そんな感じでこの日2杯目となり、崇高な一杯しか胃袋に収まらない気がして、わざわざ三鷹エリアへとチャリをこいて「麺屋さくら井」さんへとやってまいりました。
 

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 案外と行列が少なくてちょっと肩透かし!まぁ好き好んで行列並ぶのも妙ですね。私のこれまでの経験だと、平日の夜の部は月曜だと割と楽。また雨の日は狙い目三鷹駅からそれなりに歩くので)。そして日曜日の昼の部閉店間際に潜り込む。これくらいしか行列アドバイスができませんが、あしからず。
 

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 この日一杯目は煮干し系だったので、今回ここでは少しでもあっさりとしたものを頂きたい。そんな感じで「らぁ麺(塩)」とさせてもらいました。ここは醤油が有名なんですが、何となく最近の塩の仕上がりが面白いことになってる・・・ような気がしてね。それにこの塩で試したいことを思いついたので!。
 

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今宵の酒:越後鶴亀 ひやおろし 純米 熟成酒!レアチャーシューに合う!
 
 すっかり3人体制がいい感じで浸透しているオペレーション。ひょっとしてこれが行列少なくしてる原因なのか!。新人さんはとても小気味好い動きと丁寧かつ明るい姿勢が好印象。さくら井さん、実にいい人材をゲットしましたね!。オレなんか本業では人の扱い等に相当苦労してるのに(爆)。そんな彼が示してくれた酒2種類のうち、何となく一升瓶の肩にかかった飾り文言が気になって・・・今回は「鶴亀」をチョイスです。
 

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 このブランドはとても好き!越後鶴亀のこのラベルシリーズは四季折々のバージョンがあって、微妙な純米酒の色合いを楽しめる。春バージョンなんてとても華やか。今回は秋のイメージで茜色イメージだったけど、これが実に淡麗かつしっかりとしたバディがあって、辛口なのに甘みもあるという何ともラヲタでは表現しきれないうまさなんです。何と言ってもレアチャーシューに合うね!辛口の冷酒は。鶏胸肉のしっとりした肉感などは、下に貼りつく錯覚と共に、綿菓子でも噛むのかと思うほど柔らかく溶けてゆく。豚の肩ロースなどもそうで、脂部分がこれほど愛おしいと思ったことはない。薄塩味浸透ゆえにナチュラルな脂の甘みを堪能。舌に残った旨味を酒で洗い流す作業は・・・・永遠に繰り返していたい。
 
 
 
 
おや?気のせいだかちょっと以前のスープからエキスの濃ゆさがアップした?
 
 それにしても面白い家族がいた。この店は子供連れもよく見かけるのだけど、その家族は、サイドメニューのチャーシューご飯とか卵かけご飯にハマってるらしい。出入り口でちょっとすれ違っただけだったんだが、
 
 子供(小学生高学年?):「ここ旨めぇー!でももう吐きそう・・・」
 親御さん       :「そりゃあなた卵のを3杯も食べてたんだから!」
 
 おいおい(汗)、いくら育ち盛り食い盛りとは言え、名古屋コーチン卵かけご飯を一人で3杯も食った?そしてラーメン食えたのか?と不可思議でならなかった(爆)。むしろ、それはそんなにも美味いのか!?。まだサイドメニューを攻略しきれてないオレは、次回以降の再訪問計画を見直し必要が出てきました。純米酒をちびちびやりながら、考えていたところでちょうど配膳が完了。それがこんな麺顔。
 

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 おおお!なんだかいつも少しだけニュアンス違くね?。気のせいだとは思うんだけど、こうやって毎回オレを惑わす「さくら井」のらぁ麺。何が引っかかったって、スープの透明度と、それよりも鶏油の色合い。部分的に特に色濃いんだが、これだけハッキリと意識したことあったっけ?。またいつも革新を考え続けてる何かが潜んでいるのか・・・。ラーメン職人もエンジニアと同じなんだよねきっと。
 

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 レンゲでスープを掬いあげると、見た目はいつもの風景。まあいいさと口の中へと運ぶと、あっさり系には違いないが、少しエキス感がアップしてないか???と急に五感が鋭くなるような気分。これまでのこの店の「らぁ麺(塩)」の過去の大きなイノベーションとしては「鳥節」が新たに投入されたこと。これは実にアイデアだったよ。旨味をオイリーで補強せず、動物系でアミノ酸だけを強化させるのは、これしかなかったはず。ただ今回はほんのりと・・・微妙に・・・オイルの助けが加わって旨味が肉厚になったような気がします。
 

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 これが単に鶏油が多くなっただけーーーとか、量が変わって上振れしちゃいましたーなんてことがあるかもだけど。ひょっとして、乾物類のボリューム変えました?例えば椎茸とか、昆布とか。旨味が増してるのは間違いない。そう思ってこっそりと厨房内の寸胴に目をやったんだが、そこにはモミジがスープ水面から突き抜けてたー。ともあれ、これはひょっとしたら、塩が醤油を超えた看板メニューになるかもの兆しもありなむよ!
 

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今回の野望:柚子胡椒をスープに溶かしてみた〜
 
 へへへ・・・実は影でこっそりと実験をするのが今回の目的。それは「柚子胡椒をスープに溶かす」。別に柚子胡椒は、テーブルセットにあるわけでもなく、またラーメンの丼端にネジ付けられてるわけでない。自前でチューブ柚子胡椒を持ってくるわけでもない。「チャーシュー盛り」に備わっている柚子胡椒を有効活用しようという算段です。塩ラーメンに柚子胡椒は確実に合うのは知られた話。でもさらに言うと、我が家では「サッポロ一番塩らーめん」「エースコックのワンタンメン」など塩系インスタントには、柚子胡椒の上にさらに大根おろしを入れて食するのだ。これが旨い・・・おすすめしたい!!!。密かに、これをどこかのラーメン店で商品化してくれんかと考え中。
 

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 妄想はさておき、したたかにこれ実施!思った通りに旨い味変化となりましたわーーー。ただなんだか「さくら井」さんの作品を汚したよな気もしたりして、これは各位でご判断ください。個人的には野望は大成功で、さらにこの出汁に白飯放り込んで茶漬けにでもしたいと思ってしまいました。夏は、この店の冷やし煮干しでの茶漬けが旨かったし、冬は塩バージョンで・・なんて、嗚呼妄想に妄想が重なって、もうオレは止まらない。
 
 

 

 
 
三河製麺:風味の良さと汁吸いの良さのハイブリッド!麗しきストレート角細麺
 
 麺も美味いねー。三河屋はオールマイティーだよなー本当に。昔、濃厚豚骨魚介が隆盛を極めていた時には、モチモチ太麺の製麺所としか感じてなかったオレですよ。それがこんなに繊細な風合いさを楽しませてくれるのだから、これは真剣に一度、職業柄工場見学に行きたいと思ってる。ひょっとしたら、店ごとの個々の注文スペックに対応するノウハウが優れているのか?、それともこ個々のスペック対応を包括するラインアップをすでに揃えているとか、革新技術があるとか・・・・実に興味深い。もしかしたら将来、ハーバードビジネスレビューで紹介されるかもです(嘘です、今昇格試験のシーズンだから言っただけ)。
 

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 とにかく見た目が美しい!。特に麺線の整え方は、「さくら井」カラーが出てきて、とてもシンボリック。開店当初から見守ってきた私としては、本当に努力を惜しまなかった店だと思えるポイントの一つです。引き上げると白い漆喰のようで落ち着く風合い。前半と後半でゆっくりと汁の吸い加減で味風景が変わる。
 

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 前半は、二層の楽しみ。表面にうっすら一枚ある透明で塗るついた外層と、その直下にある乾き気味な内層。そのハイブリット感覚で啜り、歯でちぎって食うのが楽しみなのです。別にアルデンテと言うほどの明確さがないところは、「生麺であること」+「密度感が低めであること」がポイントのようです。そして後半は、汁を吸い込んだ時の化学反応。感覚的には、麺の炭水化物が、スープの動物系エキスに取り込まれ、何かワンランクアップしたような旨味に消化するものを感じる楽しさかな。確実に言えるのは、唾液の量がここでは違うから、何かしら糖化しているのは間違いなく、甘みを旨味と感じているオレだと思うわけです。
 
 

 

 
 
格別なチャーシューと味玉にハズレなし:明るさ感じる濃密コクが旨いねぇ〜
 
 別皿のチャーシュー盛りも旨いが、スープに浸ったチャーシューもまた旨いね。軽くスープ熱で色変化しているけど、やはり熱を含んだ肉は別の迫力を感じますし、旨さが光ります。まるで、しゃぶしゃぶのように、少し塩スープで泳がしたりして遊び食うのもいいかも。
 

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 そしてそのトッピング肉の下には、いつものように味玉ハーフのサービスです。すみません・・・これはおそらく常連だけのサービスと思われ、隠し玉のような味玉。殻はずしで崩れてしまった味玉は、無駄にはできないので賄いか常連提供で味わえるのでしょうか。見栄えはともかく味わいは遜色ないため有難や!
 

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総じまして「いつ来ても何か感じる旨さのプログレス!味のリーンシックスシグマ!」
 
 ・・・と言う感じでして、ほとんど職業病に近い感想まとめになってしまって申し訳ない。いつも変わらぬ味わいのようで実は一歩づつ時代に合わせてフィットしている!高めている!そんな一杯に出会いたいならここですよ!そんな熱狂的ファンぶりを隠せないオレですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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