ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2253】 成蹊前ラーメン 吉祥寺 (東京・吉祥寺) ラーメン ヤサイニンニクショウガ


 今日はこどもの日。子供も親と一緒に行動するより、友達との約束や計画を優先するのでそれは仕方ないし分かる。成長したんだなと実感して・・・今日一日を何するかを考えたりします。私のこどもの日の思い出は、家族でクルマに乗って彦根城に行ったことかな。少し歳の離れた勉強好きな兄も珍しく一緒に参加して家族4人で、名神高速道路を長〜く走ったことがとても楽しく、印象深かったっけ。中央分離帯ツツジの鮮やかさまで覚えている。今思うと当時は週休二日でなく、肉体的に辛い父親も頑張ってくれたもんだ。お袋はせっせとおにぎりを作ってくれた。彦根城のどこで食べたか覚えてないけど、そんな私の思い出話。


 さてこれから先、息子が成人して、就職し、結婚して、子供が産まれて・・・、ヤツはどんな思い出を振り返るのだろうか。自分も親に負けないように、しっかりと思い出を形成して行きたいなと、しみじみ感じております。









<若者とグデングデンオヤジと連んで食う>

 ・・・・などと思い出を振り返りながら、ようやく過去レビューの整理もついて、割とリアルタイムに近づいたレビューの再開。大型連休のある日、部屋の大掃除をしようと洗剤を買いに行くついでに、チャリで行けるガッツリ系ということで、「成蹊前ラーメン」にやってまいりました。旧旧二郎吉祥寺店、旧生郎、そして今は、生郎インスパイア見たいな立ち位置になってますね。そんな歴史に敬意を表しながらひとつ空いた席に座ろうと入店すると・・・その隣のオヤジがまた強烈であります。飲み物持ち込みはよくある光景ですが、ウーロン茶ではなく「焼酎」持ち込みというツワモノは見たことがありません。その上、店で発泡酒(150円!)を追加で飲んでるし、案の定グデングデンに出来上がっておりますwww。鰹節だけをつまみにひたすら飲むオヤジ。5秒に一回は聞こえる声で独り言をつぶやいて、もはやサトラレ状態。でもつぶやきの中身はシンプルで悪気がないので、基本的いいい人でありますー。私は、関わり合いたくないのが本音でして、聞こえぬふりをしてました。しかしひとつ印象的なフレーズがあって、「兄さんは長いこと待っている・・・」とはっきりとつぶやきます。目に入ったことをそのまあクチに出すロボットみたいな挙動。それワシのことやん・・・・。自分のことは自分でするから、放っておいてほしいと思うと、待つのが長く感じるね・・・。












【とってもライトニングされた非乳化系!チューニングの可能性大!】


 少しいろんなことがあって待ち焦がれた今回の「ラーメン」ですが、コールは、「ヤサイニンニクショウガ」とさせていただきました。ショウガは、メニュー表には書いてないのですが、とある社長のレビューにて事前に予習してましたので。また、隣の酔客オヤジのコールを聞いていたら「オロシ」というのが気になりました。単に酔ってて呂律が回っておらんと最初は思っていたんですが、「おろしニンニク」を指しているようでして、通常の刻みニンニクとは別物です。でもおろしニンニクは、いかにも業務用のそれでして、だったら刻みの方が私は好みなので、悔しい思いはせずに済んだかもです。






 まずレンゲを指したところから、とてもライトな豚骨醤油感がうかがえる非乳化タイプ。ド乳化の反対で「ド非乳化」といった感じで、これならハードルが低くグビグビと飲み干してしまいそうです。カエシの感じもとても穏やかでありながら、塩気もマイルド。そちらかというと、豚に染み込んだタレの方が塩気が効いているのではと思えるスマートな印象。しかし、あっさり系かと言えば決してそうではなく、オイリーなニュアンスがアリアリでして、食べ応えを誘います。







 ただ、食い進めていくと後半に味が少し薄くなる傾向があり、隣の酔客オヤジは故障したかのようにコショウを振りかけております。なるほど、他の男性客は、トウガラシをチューンしている方が多く、それでリカバーしているのかも。私は、今回はニンニクに加えショウガもプラスしておりますから、ヤサイの汁気で薄まるところをうまく調整して食い進められたかと思います。ジリジリとしたシャープなニンニクと、じわじわじんじんと来るショウガの刺激が、ヤサイのうまさと融和です。







【粉感覚豊富でナイス!ワシワシっと食い進める剛麺!】


 今回は、極太麺と迷ったのですが、茹で時間が10分以上とかかるため、デフォルトの麺で勝負しました。しかし、これは予想外にワイルド系で、いろいろと勉強になりました。太さは標準的な平麺で、デロっとしたイメージを彷彿とさせる強い捩れと緩い縮れ。何より褐色めいた地肌が、粉のイメージを高めます。






 結構長めのゆで時間と感じたので、柔らかさを想像しつつまずは一口。ここで少し驚きます。ハードとは言い切れませんが、そこそこな剛麺ですよ。ぶるん!とした密度感覚あるはね。前歯を突き刺すと、ヌツッとした密度感が高い低反発。硬いテンピュール感。すすり上げることは思いので、そのままワシワシワシワシっと啜りながら咀嚼をして、奥歯へと運びます。そこでプレスすると・・・・なんとも、粉粉粉っとした風合いが淡く鼻腔を駆け抜け、味わいとしても風味を高める感覚。されど崇高な雰囲気はなく大衆系の気楽さありです。


 醤油スープに染まる具合も低いため、粉のナチュラルな発色がいい感じですし、これなら・・・+10円して極太麺を試してみたいかも。とにかく、こちらは+10円で大盛り対応もしてくれるので、コスパ的にはナイスかも。さすが成蹊前、学生の味方って感じですね。







【ヤサイの甘さと「漬け」豚肉の塩気のハーモニー】


 ヤサイは、キャベツともやしを分けて茹でるみたい。キャベツは結構長く湯に浸かっていて、クタクタぶりがいい感じでとても甘い。一方、もやしは、そこそこシャキっとしている程度の感触でこれもまた悪くない。スープのライト感に甘さを溶かす良い仕事してくれてます。







 豚は、バラ肉かな・・・・かなり脂も部位が分厚くなっていて、それが飴色に輝く感じ。カットする寸前まで、漬け込みダレの中に投入されており、さしづめ「漬け豚」という感覚かも。カエシは、スープとはまた違ったニュアンスに一瞬思うかもですが、豚のエキスがよく醤油ダレにも滲んでいるようでして、香ばしいというより、やや強めの塩気が食欲誘うし、スープのバランスにもあっていると思えます。











 総じまして、「進化と転化の生郎スピリッツ」と言う感覚でしょうか。さて隣の先客オヤジは、昼なのに相当酔っております。退店する前の最後に、「うまかったー、だからキレイに掃除する」とつぶやきの大きさも増します。そりゃそうだ・・・・溢れたもやしがあちこち飛び散ってますから。ふきんで自分のカウンターを拭くのはいいんですが、しかし勢い余ってかなぜか隣で食っている最中の私のエリアまでせっせと拭き出す!そのアクションにこっちが思わず噴き出しそうになりますwwww。何たって、食ってる視野に丼の先でふきんがさささーーッと駆け抜けるわけですから。私が呆気にとられてると、オヤジは「これからも頑張ってね!」と店主に語って颯爽と退店してしまいました。


 さて、いろいろ面白いオヤジだったなと帰り道、そのオヤジが警察官と絡んでて何かやら話してます。もしかしたらと近づいたら、単なる談話のようでして、地元の気のいいおっちゃんのご様子。また会えるといいかもと思い、再訪問を決意です。ということで・・・・なので詠います!



   春の日に
   浮かれた気分
   昼ビール



   大型連休
   初日はウダウダ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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