ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3925】 ラーメン ゼンゼン (川崎・武蔵新城) ラーメン(少なめ)ヤサイニンニクアブラ 〜甘味と塩気!固さと柔らかさ!対比が一体になった完成度高い二郎インスパイア系!カタ麺好きなら一回食っとけ!

武蔵新城が今ラーメン的に熱いのだ
 

 

 

 何気に「武蔵新城」はラーメン的には凄く使える町です!。以前は「新のすけ」ぐらいがイメージだったのですが、今一番注目集めるのは味噌でお馴染みの「てち」。そして線路沿いには「牛王」「信醸」などがあり、最近個性的な「さかなとブタで・・・」が出来たっけ。これだけでもローテーションとしては飽きないと思うけど・・・この界隈には他に二郎系の店が3軒もあるのだ。意外にバリエーションも豊富で、ラーメン的にはとても使える町なんですよね!。
 

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 その中で今回は、二郎系の中で「ラーメン ゼンゼン」さんへ。「蓮爾 登戸店」の元店長さんが独立ってことで、その流れをくんだ味を確かめたいと考えた次第です。さてこの「蓮爾系」ですがいろいろと食う前に暗黙知が存在しております。しかし、ネットが普及して情報共有が進めやすくなったために、常連だけの常識・ルールをいとも簡単に手に入れられる。
 
 ①基本的に先に食券を買ってから並ぶ
 ②行列の場合は、最後尾の方が既に食券を買ったかを確認してから買う。
 ③先に食券確認がある。聞かれたら渡す。ラーメンの食券のみ。
 ④カウンターに空き席ができても勝手に並ばない。指示があってから座る。
 ⑤ラーメン以外追加トッピング食券は、カウンターの高いところに置く。
 ⑥お冷はセルフ・レンゲはコップの近く
 
 
 予習は完璧であります(笑)。
 

 

 
 
 
<全体> ハードで無骨なようで優しい盛り上がり!ソフトでビギナーでもゼンゼン受止めOK!
 
 しかし「蓮爾 登戸店」のような緊張感もない様子で、明るいBGMが流れていたし、一人客の女性もパラパラとお姿も見受けられ、殺風景さはございませんよ。最近ちょっと食いすぎな為、少し控えて「麺少なめ」。しかし多少の意地もあって「ヤサイニンニクアブラ」とコール。そんな麺顔はこんな感じでした。
 

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 おおお!ハードなイメージとは裏腹で優しさを感じるモヤシ山のコニーデ感!。薄い緑も感じてキャベツの甘さを感じてします。少し覗けるスープの色合いには軽い乳化が認められ・・・豚肉はヤサイの山で埋もれて不明。そして少しカネシが滲んだようなアブラが艶めかしく光り、後から感じるハード麺と合わさるのを今か今かと、脈動しているような雰囲気がありありですよ。はっきり言ってこの時点だけで作り込みが良いと感じたため、実に旨そう!旨いはず!と信じました。
 

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<スープ> カネシがしっかり目!エッジングに乳化が進行してゆくコク深さ!豚エキスの甘味と塩気が深し!
 
 麺にたどり着くまえにちょっぴりレンゲでスープを味わうが・・・やっぱり旨いね!。最初から塩気もイイが甘味もあると感じました。豚骨エキスが空気に触れつつ攪拌されると、淡い乳化が進むのでしょうね。冒頭の段階では微乳化に近いレベル感で、どちらかと言うとカネシの色合いが深いのに気を引かれます。結構カネシの風合いが強めと感じますが、塩っぱい感覚ともまた違う気がします。砂糖とは違う別の甘味と円やかさが響くのか?いやいや豚のアブラの甘味だろうと考えを払拭します。最近食った西新井の名店でも似たような甘味コクを感じたが・・・。
 

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 そして食い進めると、しっかりと麺と絡まって麺の風合いも溶け込み、乳化が進んだようなスープ感になります。トッピングの追加アブラも溶け始めて泳ぎだすので、なかなか分厚い旨味エキスに早変わり。麺の風味が溶けるとやはりマイルド感が高まり、コクの深さが一気に拡大。ニンニクもビシビシとキマってますし、カネシの塩気と結びつきシャープさ炸裂!。二郎系では個人的に珍しく・・・飲み干したくなってしまう。年齢を考えて泣く泣く少し残したが・・・それほど汁が好みにあってた!。
 

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<麺> これこれ!剛麺!極太麺!ハードなコシが好きなのだ!カタメ好きなら堪らんよ!この麺は!
 
 この麺に会いに来たようなものです。天地返しをした瞬間、図太い剛麺がデデンと一面に現れる瞬間はまさに興奮もの。これほどまでにカネシが深いのかと思うような、深い琥珀の染まり具合!。漆喰のような滑らかな地肌が光りまくって旨そうです。箸でリフトすると麺がほどけ易い素性を感じますが、一方で重さ・・・箸が重く感じられるよ(爆)。その姿を見れば腰の強さも分かります。引き上げたところで安易にしなったりしません。
 

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 噛むと膨らむ麺の風合い!歯応えを非常に感じるほどに剛麺でございます!。まさにオーション麺って感じで、まさに蓮爾スタイル。これに匹敵するのは府中二郎か?いやいやまだまだあるにしても、固い麺が好きならこれ絶対にオススメです。別に顎が疲れるほどでもないですし、フツーに楽しめる上に剛麺のワイルドさを楽しめますから、二郎系ビギナーの方でも恐れるに足らず。フツーに小麦粉の旨さとそれに浸透する濃厚豚骨醤油エキスの混じりっ気を楽しんでもらいたいです。
 

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 今回はこの剛麺イメージが頭に入り過ぎて、麺少な目の250gとしてしまいましたが、全然余裕で食えます。旨いから。二郎系に少しでも覚えがある方なら、後悔しないように並350gを激しくおススメします。一つはさんだ隣客の女性もワシワシと食しておられましたよ!。たくさん食べる女子が好き!。
 
 

 

 
 
<ヤサイ> ややクタリかけのしなやかさ!キャベツも程々でナチュラルな甘さが汁に合うよね!
 
 厨房の遠くで大きなヤサイざるを振ってる助手さんの動き。あ、それってキャベツ混ぜ込んでる動作でしょ!・・・ピンときちゃったりして。しっかりキャベツを感じちゃった(笑)。一割程度のキャベツだけど、モヤシ全体も熱々ながらもクタリ始めた感覚で・・・キャベツも混じって甘味を一番感じるレベルですね。
 

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 ヤサイの汁がスープに溶ける。より一層マイルドに食べやすくなる一方で、剛麺と混じって咀嚼すると異質な歯応え感が溜まりませんな!。麺の乾き気味な風味と水分豊富なヤサイの歯応え。対極的な歯応えに寄りそう旨みの一体感がええ感じです。これならヤサイマシは必須でしょう。
 
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<豚> まさにホグレ豚!剛麺とは打って変わって・・・トロトロホグレ肉の合体みたいな柔らかさがナイス!
 
 驚くほどのコシが強い剛麺!ナチュラルな甘みのヤサイ!そして寄り添う豚肉は・・・・・超ソフト!。肉繊維がほどける寸前というか、ほどけた肉繊維をもう一回集めたというか・・・そんな肉。フカフカさとトロトロさが合体しており、どこの部位かもわからんほど(ばら肉だよね)。
 

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 これも繊維の中いスープがいちいち、毛細管現象のように入り込んで、噛むとスポンジのように旨味が容易に絞り出される。これだけで白飯を何杯もお代わりできるというものです。これも余裕があれば豚マシを激しくおススメ。こんなに負担が少ない二郎系の肉塊も珍しいかと!。
 

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総じまして「甘味と塩気!固さと柔らかさ!対比が一体になった完成度高い二郎インスパイア系!カタ麺好きなら一回食っとけ!」
 
 ・・・と言う感動。「蓮爾」出身ということと、ルールや剛麺のイメージから男臭さやワイルド感一辺倒のイメージが強かったけど、なんともソフトなイメージも溶け込んでいるとは・・・意外でした。平日のランチピークを外すと割と並ばずに食えそうですし、駅からも十分歩ける距離。川崎エリアに地縁あるラーメンファンなら激しくおススメです。旨し!と応援と今後の発展を期待して、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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