【今週のラーメン２１５１】さぬきうどんさいか（川崎・向河原）カレーらーめん＋小ご飯

　クライアントとの長ーーーい打ち合わせの後、空腹でヘロヘロになったままたどり着くJR南武線「向河原駅」の前までたどり着きました。後は、電車に乗って途中下車してラーメン食うのみ！しかし、一歩も動けないというか、空腹で体が震えてきまして、もう少しも待てない様な状況になってしまいました。もうどこでもイイと、言うことで駅の目の前にあった「さぬきうどんさいか」さんへ飛び込みます。

　しっかし、ラヲタと言うのはすごい。自らを思うのは、うどん屋券売機をパッと見ただけでも、「ラーメン」の文字が目に飛び込んでくるではないですか！カレーらーめんだったけど……。しかしこれは天啓というべきか、これを食えと声が聞こえた気がしましたので、素直に従いました。麺の大盛りを迷ったけど、合間に「小ご飯」のボタンを発見してこれもラッキー。カレーらーめんにライスと言う最高のコンビネーションで、窮地を出することに成功をしました。

【蕎麦屋のカレー南蛮風の様でもあり、しっかりしたカレー感覚もあり！プライスお得感も！】

　それにしても、空腹で全く動きたくない時にこういう店があって本当に良かったと思う次第。近隣の大企業では社員食堂もあろうと思われ、少し心配もしてしまうが、いえいえどうして〜、ちょくちょくと後客が追随してこられます。別の日にクライアントを訪ねに昼間通りすがった時は、それなりに混雑していたという記憶。お酒が出る訳でもないので、おそらくちょっと食ってまた仕事へ戻ると言うより方々か？静かな店内は、立ち食いそば屋とは思えぬほど清潔な感じがして、これならちょくちょくと今後も利用するかもです。

　ところで・・・、大衆系カウンター形式でもちゃんとお盆にのって配膳されるのがイイね。５７０円というワンコイン＋アルファの価格設定が泣けます。一通り写真メモを撮り終えてスープにレンゲをさしますが、当初シャバシャバな液体感と思いきや、ユルユル〜なとろみ感もあったりします。蕎麦屋のカレー南蛮と言った和出汁のを強く甘く感じることはあまりなくて、実は見た目以上にしっかりとしたスパイス感が広がります。この時点でなかなか高評価にも感じてしまう……。少しフライングしてライスに一口分だけかけて食ってみるけど、シャバさは多少感じるものの、ミニカレー丼になりうるしっかりボディー感。挽肉の旨味がありまして、うどん屋たる和出汁のカエシ感覚は、影を潜めた感覚です。

　デフォルトでも満足のカレー感覚なのですが、一味唐辛子が目に入りましたから、ものは試しに多めに振りかけます。するとより一層スパイス風味が刺激を受けて、カレーたる筋が一本通る。いや幹が太くなる様なフィーリング。

【ロケーション次第で、一般的な流通系中華麺が馴染む！】

　カレーに染まっているからなのか、もともとそういう色合いだったのか、はたまたその両方なのか？実にイエローな多加水麺で、丸い切れ口が印象的です。基本的にはストレート麺。やや捩れているニュアンスが、スープを絡めたり、挽肉を引っ掛けたりで重宝しそうな麺です。品質的には、よくあるタイプで、特筆すべきところがないところが、むしろ好印象だったりする。

　表面がツルツルしているのは言わずもがな。なので口当たりから舌触り、内頬を撫でる感覚やら喉越しは、とても高速で軽やか。ほんのりと餡が絡むかの様なカレーのまとわりつきです。前歯の千切りはむしろスパスパと小気味好く切れ込む感覚。奥歯でプレスすると一気にクチリと潰れこむ。やわ麺好きには、堪らない感触かも。

【挽肉がそこそこボリューミィー！ご飯にかけていただく満足感！】

　挽肉主体の具。少しばかり肉や野菜が浮かぶより、むしろ潔しというか、キーマ感覚に近いというか、そこそこ挽肉感が豊富でイイ感じ。肉の柔らかさもあってナイスです。

　しかも、小ご飯にかけて食うにはもってこい。米の隙間に汁と挽肉が染み込んで行き、これまたうまそう。ラーメンだけでは少し物足りないところを十分にカバーしてくれます。８０円ですからこれはオススメ。

　総じまして、「応急的かつ合理的に満腹中枢を刺激するナイスな一杯！」と言う感じで、本当に救われました！ありがとさん……と心で念じます。まあ、人間は、ひもじくなると考え方も捻くれてしまうというか、胃袋と脳みそは私の場合、直結なのであります。なのでこういうタイミングでのカレーは、麻薬的にハマったかも。また同じ組み合わせを食うぜ！なので詠います！

　　　　寒風と
　　　　冷気空腹
　　　　満ちる夜

　　　　ふらっと飛び込む
　　　　黄昏スタンド

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！